Ken WATANABE さん プロフィール

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Ken WATANABEさん: ベルカント・テクニック 声楽家 渡辺健一のブログ
ハンドル名Ken WATANABE さん
ブログタイトルベルカント・テクニック 声楽家 渡辺健一のブログ
ブログURLhttp://ameblo.jp/ken-baryton/
サイト紹介文パリで活動するオペラ歌手のベルカント唱法の情報満載のブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供55回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2010/11/29 23:42

Ken WATANABE さんのブログ記事

  • 声が揺れる
  • 声が揺れる、という歌手が多い。いろいろな原因がある。気にならない揺れるもあるし気にならない場合もある。 ただひとついうと、声が揺れるという歌手はどんなものでもいつも揺れてるとは限らない。コミコな、パルランドなものは揺れてなく、カンタービレなものだと急にかれらは揺れだすということだ。これは興味深いことで、揺れるというのを直すことのヒントもここにある。わたしはテノールをバジーリオや、リヌッチョのアリア [続きを読む]
  • うまくいかないアリアへの対処法
  • 非常に簡単である。タンスに放り込んで一定期間取り出さないのだ。うまくいかないアリアというのは何か原因があるのだが、技術不足、あるいはそれ以上に、そのほかのややミステリアスな理由によるものである。なんにせよ今のあなたがそれにかかわずらうのは時間の無駄。 ではそれを先生のところに持っていき、どうにかしてもらう方法をとるべきか?ひとりで格闘するよりは悪くない。ただしプロのばあい、これもよくない。先生にた [続きを読む]
  • アッポッジョとソステーニョいかに感じるか
  • アッポッジョをいかに身体で感じるのか。 まずアッポッジョに必要なのは高度な脱力である。息を吸うとき、息を保ってアタックするまでの(一瞬の)間、このときにふつうは、わざわざ力を入れてるのでは?これではアッポッジョがとれ、当然であるが、ソステーニョの支えは何も関係なくなってしまう。息を外に流す、みたいなテクニックになる。 アッポッジョをどう感じるのか。わたしはさまざまな歌手のさまざまな感覚を聴いてみた。 [続きを読む]
  • 筋トレ 自重VSウェイト
  • わたしは筋トレが大好きだ。そしてわたしの生徒も、とくにヨーロッパで歌ってる組は筋トレ好きの傾向があるようだ。 よく出る質問として、自重とウェイトのどちらがいいのかというものがある。このブログでも答えておきたい。 まず第一に、もし【安全に】歌うことだけを求める場合は自重だけのほうがいい。つまり腹筋、背筋、腕立て、スクワット、などでプログラムを組む。わたしは旅先では自重と有酸素運動しかしない。(ホセ・ク [続きを読む]
  • レクイエム そして哲学者の時間
  • スイスそばでレクイエムを終え、トリノでこれを書いています。 一仕事終えて、いまオーディションや声みせのための6つのアリアを学んでいます。こういう時間は幸福です。偉大なリート歌手アンネ・ゾフィー・フォン・オッターはリートを仕上げる時間を哲学者の時間と呼ぶ。オペラ歌手には本質的には哲学者の時間は存在せず、ただ共同制作のみがある。が、こうして曲みせのアリアを複数やってるときだけ、歌曲歌手たちと同じような [続きを読む]
  • ミラノへと戻り、、、
  • スイスそばで「ヘンゼルとグレーテル」を終えミラノに戻りました。ここにきて6−7月の本番ラッシュはほぼ終わり、残すのはオペラひとつとオラトリオのみです。 明後日からイタリア国営放送のレクイエムという一仕事が残ってるものの、わたしはくつろいで振り返ることが出来ます。 もし6月ぎりぎりまで大使館に引き留められてなかった場合ここまでいっぱいいっぱいにならずに済んだのでしょう。 現代オペラ、ヘンゼルとグレーテ [続きを読む]
  • ミラノの生徒たち
  • ミラノの生徒たちは新しい人を含め10人くらいです。 だがこれまで教えていた生徒4名ほどはもう生徒というよりは独立したオペラ歌手になった、と思いました。年齢的にも、キャリア的にも油が乗ってきた感じです。 新しい生徒たちも素晴らしい素質の持ち主ばかりで、さすがミラノですね。新しい素晴らしい素質の方々が入ってくれるのは、これまでのわたしの生徒たちの劇場での頑張りだけではなくて、かれらがそれとなくわたしを推 [続きを読む]
  • ミラノに帰還し
  • ミラノに戻り一週間がたちました。34度、冷房なし。しかし不思議なほど暑気を感じません。 わたしは本来2か月も遅れて帰国したため、2つのオペラをふってしまったものの、6−8月に控える4つのオペラと1つのオラトリオの稽古があるため、ミラノに帰り早々、悠遊生活、、、というわけでもないです。オラトリオの稽古が明日からスカラ座の常任コレペティとのレッスンとともに始まります。実際タクトを振るのはステファーノ・ [続きを読む]
  • 滞在延長
  • Visaの関係で6月まで日本に滞在することになりました。こんなに日本にいることになったのは2007年以来です。10年ぶりの日本の花見をし、京都では旧友であるマリア・サヴァスターノ(パリオペラ座専属歌手)と会い桜を楽しみました。また生徒をかなりレベルアップでき、音楽院留学する生徒は、2017年にオーストラリア・ドイツへ2名、2018年にはドイツ・イタリアへ4名、2019年にはドイツへ4名が音楽院留学する予定です。これらはすさ [続きを読む]
  • ソステーニョ5 斜腹筋
  • 斜腹筋がどこまでソステーニョと関係あるのか、理論ではまったくわかりません。だが、一部のトップの歌手たちがこのことに常に言及するのはなぜでしょうか。わき腹で声を回すようにコントロールする、そこでグルッとみぞおちに向かって息を集める、などと説明される。発声本のようなものにはまだ(無論イタリアでも)この件には触れられてはいません。 肺が広がるとき、お腹周辺からはどんどん力は抜けていかないといけません。む [続きを読む]
  • ソステーニョ4 後方筋
  • エコールノルマル音楽院でマスタークラスがひらかれ、歌手が、背骨の下に息が溜まる、そこからぐるっと回して前へ飛ばしていく、と述べていた。どういうことか、と思ったが、歌手の独特な動きに目を奪われた。そのあと、背中の下あたりに秘密がある、ことはわかった。2011年、マルセイユで「ルチア」を歌ってるとき、重心を下げきみに歌ってるじぶんに気づいた。じぶんではまったく意識せず、ソステーニョの一部分に触れていた [続きを読む]
  • ソステーニョ3 ソステーニョの3つの重要な筋肉郡/①骨盤筋
  • ではソステーニョにおける重要な筋肉群について順次、書き進めることにしましょう。 本来はこの横隔膜下の筋肉郡は複数のものが、しかしながら単一のものとして機能的に、スポーティーに動いているのが、巨匠たちの感覚であることは間違いありません。解剖学的に小さい部位ごとに述べることは本来、よくない。しかしソステーニョのようなまだ光の当てられてない分野、誰もが何となく述べ、誰もことばにうまくできない場所、ではひ [続きを読む]
  • ソステーニョ2 概論後編 まずはアッポッジョの理解から
  • ソステーニョについて述べる前にまずはアッポッジョについて再度理解いたしましょう。とはいえ、アッポッジョのことは今後とも何度も触れることにはなるでしょうし、わたしもさまざまな方向からアプローチせねばなりませんでしょう。というのも思いのほか、アッポッジョという基本的な事項は、オペラ歌手たちから生徒たちへは伝わってない事項だからです。 アッポッジョはもたれかかり、置かれるといった語ですが、何がどこにもた [続きを読む]
  • ソステーニョ1 概論前編 ソステーニョとは?
  • ソステーニョというのは支えのひとつの側面です。アッポッジョというのがもたれかかる、置かれる支えだとすると、ソステーニョは下から上へ音を、空気を支えていく支え。 何を下から上に支えるか、それは横隔膜であり、腹部であり、空気であり、音。どこをつかって、は、横隔膜よりも下部のぶぶん、さまざまな深い筋肉郡。だが、アッポッジョ同様、どこを筋収縮し固め支える、とかではまったくないのです。むしろきわめて脱力かつ [続きを読む]
  • おなかを固めない
  • 喉ではなくおなかを使って歌う、というのは喉で頑張るのではなくおなかで頑張るということではない。おなかがカチカチになると結局は完全に喉に依存して歌うこと。アッポッジョにせよソステーニョにせよ、どこかを鉄のように固くするということではまったくない。むしろ逆で、リボンを解くように、スポーティーにおなかのりきみをスルッと抜いて、音が外に出て、かつその外に出た音がさらに前へ前へジラーレそしてさらに鋭くアクー [続きを読む]
  • 舌を見直す
  • カルーソーが、舌を治そうとするとき歌の勉強が辛くなる段階がやってくる、と言っていた。舌なんて鏡を見て直せばいいだけだと思うが、いがいに難しい。 なぜなら、舌を見直す、というのはつまり喉に力を入れて歌っている段階から前に進むかどうか、という問いを自分に問うからだと思う。 ある段階までの歌唱でいいなら舌は見直さなくていい(すべてのテクニックの項目に言えるが)。 喉で頑張って出してその音がじぶんでいいとい [続きを読む]
  • 先生としての成功とは?
  • 先生としての成功とはずばり生徒が歌で生活が安定するようになることだ。プロの場合は、明らかにマネーを生む絶対的な成功を得させることだが、どうじに一人の独立した演奏家として生き残る知恵を与えることだ。歌は仕事と認識し、そのために絶対的な成功を果たすこと、つぎに独立した演奏家として、着実にマネーを生み出せるようにしてくことであるとともいえる。明らかにマネーを生み出す絶対的な成功とは、、、それほどヴァリエ [続きを読む]
  • 密閉
  • 声楽とはつまりたんに歌うってことではない。身体を楽器化し、それを歌わせる、ということ。楽器はすべて密閉され空気圧により響きや高音が可能になる。人体も同じにするのがオペラの楽器制作。この密閉をつくれれば楽に響かせるだけでなく空気を送るシステムそのものができる。空気を送れば送るほど安定するシステム。すなわち、フレーズのうしろに向かって楽になり、、、アクートはだいたいフレーズのうしろのほうにあるので、、 [続きを読む]
  • オーディション結果と感慨
  • まずはオーディションの結果が出ましたのでお知らせいたします。別記事、別リンクより あるいは検索にて Atelier in giapponeのページへお飛びください。またこのオーディション結果のサイトは時間がたつと抹消されます。 Borsa di studio の方はイタリアにてマッダレーナ女史と 2017/2018のシーズンにおける具体的な役の件に関してディスカッションする権利が与えられ、役を上演した際、Borsa di studioが授与されます( [続きを読む]
  • アッポッジョとソステーニョの日記 間奏曲
  • さて、年末年始特集であったアッポッジョとソステーニョの記事ですが、意外に困難なシリーズになってしまい、なかなか書ききれないでいます。自分の首をしめた気がしますが、いい機会なのであと2−3回で終わらせることにしましょう。 よく考えると、イタリアの音楽院の売店などにおいてある発声書にも書いてないようなことを、よくブログで書こうと思ったものです。 だが巨匠の霊感に満ちたことばと、音楽院などアカデ [続きを読む]
  • TONE ON THE STONES オーディション追加募集
  • 2月21日・22日のオーディションですが、若干名の追加募集を行います。イタリア語のページでの紹介http://www.vocedellarte.it/formazione/atelier-in-giappone/ わたしのブログからhttp://ameblo.jp/ken-baryton/entry-12234375576.html時間帯によってはお聴きすることが難しいですが、受験なさりたい方は是非ご応募くださいませ。定員になり次第、申し込みを終わらせていただきます。kenbaryton@gmail.com 受験曲 [続きを読む]
  • 新規の生徒様 補足 
  • ◆器楽の生徒の方は楽器及びコンコーネ50番とご自分の楽器の任意の楽曲をお持ちください。声楽のレッスンではなく、フレージング、音楽的な呼吸、などのレッスンになります。オペラ歌手としての意見というよりは海外の音楽院、音楽界での学業・活動の中で培った、ヨーロッパ的な音楽観から、のヒント、だとお思いください。とくにヨーロッパの音楽院、セミナー、コンクールに挑戦する方には微力ながら助力させていただいております [続きを読む]
  • 新規の方へ
  • これから新規で申し込みされる皆様 新規で申し込みされる方は、AMEBAメッセージではなく、kenbaryton@gmail.comまでメールを頂きたいです。 以下の項目をお書きください。 ・あなたの身分 (音大生、二期会研修生、アマチュアの合唱団員など。また音楽院留学がすでに決まっているなど) ・声種 できれば ソプラノ だけでなく、軽い 高い リリコ、、、などの付加情報も欲しいです。 ・今までにやった役(本番) [続きを読む]
  • 教えること 雑感
  • 2012年から日本を往復して、もう5年目。長いものである。あるいは、まだ5年目というべきか。 わたしにとって 教えること と 歌うこと という風には分けてない。あるのは オペラ というカテゴリーと その他 ということだけ。 わたしは2012年から徹底してるのは一時帰国中あくまで教えるに徹すること。それも オペラ歌手によるテクニック伝授 とかでなく、あくまでオペラ歌手の楽器と体を構築し、パフ [続きを読む]
  • アッポッジョとソステーニョ、その違い「ソステーニョ」
  • いよいよソステーニョに関する説明になりました。年末年始特集であるのにもう年始というのは過ぎつつあります。。。 わたしの多くの生徒が、いや、二期会で歌ってらっしゃる諸先輩方のクライアント(生徒という言い方はふさわしくない)の方々でも、ソステーニョというのはわたしから始めて聞いた、というひともいます。アッポッジョに関してはイタリアで習ったことはあるが、ソステーニョということばでは先生は教えなかった [続きを読む]