yskinng さん プロフィール

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yskinngさん: 読書とデザインの日々
ハンドル名yskinng さん
ブログタイトル読書とデザインの日々
ブログURLhttp://sd-ing.net/weblog/
サイト紹介文小説、数学、Web系、社会経済系など幅広く読んで書いていきます。デザインについて思うことなども。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2010/12/10 22:58

yskinng さんのブログ記事

  • 「赤松小三郎ともう一つの明治維新」/関良基
  •  赤松小三郎ともう一つの明治維新――テロに葬られた立憲主義の夢 ◎ 坂本龍馬の船中八策などよりも前に、立憲民主主義の提案を時の徳川政権に対して提出していたという、信州上田藩士・赤松小三郎。しかも、時代状況はその成立の実現性がかなり高かった(わずかな掛け違えで成立しなかった)、という論証。 著者の同郷人としての赤松に対する思い入れがわかると同時に、少なくとももっと注目されてよい人物であろう、というこ [続きを読む]
  • 「偽りのサイクル」/ジュリエット・マカー+児島修
  •  偽りのサイクル 堕ちた英雄ランス・アームストロング ○ スリリングな本でした。◎ではないのは、暴露本だからです。ランス・アームストロング側の立場での主張を読んでいない現時点で、公平な判断ができないと思うので。まあ、書いていることに事実と異なることはないのでしょうけど、母親のエキセントリックな性格とか、養父との確執をことさらクローズアップしているように感じたため、○としました。 そうやってランスの [続きを読む]
  • 「中央銀行が終わる日」/岩村充
  •  中央銀行が終わる日: ビットコインと通貨の未来 (新潮選書) ◎ ビットコインの仕組みをはじめ、とにかく一般読者向けにわかりやすく「通貨の仕組み」が解説されている。 経済学を学んだことがないので、いまいち納得しにくいのが「需要曲線」のグラフ。x軸に流通量、y軸に価値(価格)を取った平面に、「需要」(右下がり)と「供給」(右上がり)の曲線を描いてしまうところ自体が、ちょっとピンとこない。 別の方向から調 [続きを読む]
  • 「古道」/藤森栄一
  •  古道―古代日本人がたどったかもしかみちをさぐる (講談社学術文庫) ◎ 在野の考古学者による、古代日本人の移動の足跡をたどる旅。地図を見ながら、本当に歩いてたどってみたくなる。第三章「ルング・ワンダルング」と同じような道迷いを、ちょうど土日の山行で体験してしまった。 「かもしかみち」も読んでみたい。  [続きを読む]
  • 「がん消滅の罠」/岩木一麻
  •  【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ) ○ たしかにすごい謎、見事な伏線、整合性。だけど、読み終えてこのやりきれなさはなんだろう。「グロテスク…」というのが私の感想であった。最先端の医療に対する懐疑心が先入観になってしまっているのか。 名探偵が登場して謎解きするような爽快さとは無縁の作品。  [続きを読む]
  • 「ええ、政治ですが、それが何か?」/岡田憲治
  •  ええ、政治ですが、それが何か?――自分のアタマで考える政治学入門 ◎ 「自分が世界をどうとらえているか」を表明することの意味。奇異な目で見られようが、聞き入れられなかろうが、それでもなお意思を示すこと。それは近代民主主義社会に生きる自由人としての当然の権利であり、むしろ神聖な義務に近いものだと思うわけです。  [続きを読む]
  • 「炭水化物が人類を滅ぼす」/夏井睦
  •  炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書) ◎ 長丁場のランニングで補給に失敗して睡魔に襲われたので読んでみた。吸収の早いエネルギー源=糖質は、眠気を催すのだ。 生命活動の維持に糖質は必要だが、それは食事の炭水化物でとる必要はない、脂肪酸を分解して「糖新生」が体内で起きるという。 実際、食事の炭水化物はほぼ朝食だけにしているが、その程度で困ることは起きていない。 本書は、農耕 [続きを読む]
  • 「火花」/又吉直樹
  •  火花 ◎ 芥川賞受賞作品。S氏に勧められて読む。 純粋な感動を味わうとともに、笑いと哲学の近さを思う。映像化していてこちらも人気(観ていない)だが、この一人称の心理描写は小説ならではなのではないかメールの最後に気のきいた(?)変な短文を添えるのは、雅な人が手紙に一句添えるみたいなもので、芸人にはよくあることなんだろうか(謎)  [続きを読む]
  • 「善の根拠」/南直哉
  •  善の根拠 (講談社現代新書) ○ 禅僧による倫理学講義…かな。善悪の本質を考えるような営為は、日常ではあまりもつことがないので、たまにはじっくり考えよう。 といっても、他にも色々抱えているので、今はこれまで。また読み返したい。 キーワード:義務・責任、自己・他者、存在の受容  [続きを読む]
  • 「『イスラム国』と『恐怖の輸出』」/菅原出
  •  「イスラム国」と「恐怖の輸出」 (講談社現代新書) ○ 危機管理コンサルタントの立場で考える、IS情勢とテロ自衛策。IS情勢に関しては要領よくまとまっているが、周辺国や現地住民側の視点が物足りなく感じた。 おりしも、クルド人勢力がISの補給拠点を制圧と伝えられたが、ではその後にクルド独立(自治・自立)の夢はどうなるのか。国境という概念を超えなければ。 [続きを読む]
  • 「メンテナブルJavaScript」/Nicholas C. Zakas
  •  メンテナブルJavaScript ―読みやすく保守しやすいJavaScriptコードのための作法 ◎ 必要に迫られて読んだ。副題「読みやすく保守しやすいJavaScriptコードのための作法」。まさに「作法」が書かれている。 第1部はスタイルガイドライン。コードの書式の話だ。たぶんここを厳密にしておくことで可読性は向上し、ミスも減るはず。付録Aに、そのまま採用できそうなガイドが規約として載っている。 第2部はコーディングにおける [続きを読む]
  • 「平和のための戦争論」/植木千可子
  •  平和のための戦争論 ――集団的自衛権は何をもたらすか? (ちくま新書) ◎ 安全保障(戦争の抑止)は、1)軍事力を強化する面(開戦しても勝てない)と、2)平和的交流による利益供与の面(開戦するとかえって損)がそろって初めて成り立つ――大筋で著者の主張は理解できる。 唯一賛同できなかったのはここだ:世界情勢の変化によりアメリカが日本を守る理由が希薄になっているので、「集団的自衛権の行使容認」(=アメ [続きを読む]