あゆざき 悠 さん プロフィール

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あゆざき 悠さん: 悠’s * LUV-STORY *
ハンドル名あゆざき 悠 さん
ブログタイトル悠’s * LUV-STORY *
ブログURLhttp://harukaluvstory.blog112.fc2.com/
サイト紹介文R18要素ありの恋愛小説です。長編ラブストーリー、シリーズもの多め
自由文一度ハマったら、この世界から抜け出られない中毒者続出中です。あなたも「IMITATION」の世界にハマってみませんか?「IMITATION」など、人気シリーズを掲載中。新作も始まります
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供15回 / 333日(平均0.3回/週) - 参加 2010/12/13 17:24

あゆざき 悠 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【15】
  •  会議終了後、美和子たちのチームはその仕事に本腰を入れた。崖の補強工事を発注し、工事期間を試算する。 モデルルーム用の家を準備するところまで話は進んだ。「となると――販売は」「そうですね」 販売の時期もおおよそで決めて行く。「課長、友部さん」「はい?」 課長と声が被り、美和子は返事をした。「今年度で海藤さんが、退社するって」「え?」 美和子は驚き、課長は渋い顔をした。「まだ決定じゃないって言うの [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【14】
  •  ふぅっと大きな溜息が聞こえ、美和子は目を上げた。「まったく、今度は仕事で頭がいっぱいって顔しやがる」「し、しかたないじゃない。だって仕事に穴を開けたのは事実だもの。その分――」「お前の場合、仕事のことしか頭にないのか?」「そうねぇ」 美和子は苦笑を浮かべるしかなかった。「でも、あなたじゃないの? 仕事の話を振ってきたのは」「あぁ、俺だな」「あなたも仕事のことしか頭にないタイプじゃないの?」 ク [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【13】
  •  美和子は額にひやりと冷たい感触を覚え、ゆっくりと目を開けた。「えっ?」 仁の顔がぼんやりと目に映り、驚いた。「顔が赤いし、熱も高そうだからな」「あ、あぁ――ありがとう」 ぼんやりと答えながら、美和子は突然ぶるっと震えた。「薬、買ってきた。何か食べれるか?」「そう言えば、何も食べてなかった」「まったく――」 呆れる仁に肩を竦める美和子だった。(恋人でもないのに、何でこんなに親切なのよ? 何だか薄 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【12】
  •  副社長の部屋にいたはずの美和子だ。しかし、彼女が目を覚ますと、自宅に似た天井を見つけた。違うのは照明の形と、その広さだ。「目が覚めたか?」 低い声が響き、美和子はゆっくりと起き上った。「ここ――」「俺の部屋。一度は泊まったんだから、覚えているかと思ったが」 仁の声に、美和子はまた驚いた。「何で、ここに? えっと」「何が起こったのか、わからないって顔だな」「当然でしょう?」 美和子は記憶を遡る。 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【11】
  •  最初はいつも通り、性急なセックスだ。二度目は焦らされ、なかなかイカせてもらえない。 仁の方も一度、達していれば、長く保つタイプらしい。美和子はいつものように追い込まれ、自分からねだることになる。イキたくてもイカせてもらえない行為は、気が狂いそうになる。 ようやく二度目のセックスが終わり、美和子の腰から下は力が入らない。しかし、いつものようにここで寝るわけにはいかないのだ。 仁が珍しくベッドに沈 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【10】
  •  美和子が家に戻ると、仁がリビングで寛いでいる。その光景に違和感を抱くこともなくなっていた。「友部」「ん?」「家を出るときは、窓の鍵を掛けた方がいいんじゃないのか」「そうね。気を付けるわ」 窓の鍵を掛けて出たら、仁がこうやって待っていることもない。それはそれで少し寂しい気もするのだが、美和子はそっと首を横に振る。 恋人なら合い鍵を渡すのに、仁は恋人ではない。気まぐれに夜を過ごすだけの相手のはず― [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【9】
  •  二週間ほどが経ち、美和子たちの新しいプロジェクトは形になってきた。 その日、チームのメンバー二人と美和子が、現地調査に入った。想像よりも状況は悪く、美和子は思わず唸った。「予想以上の立地条件だな」 チームリーダーの言葉に美和子は頷いてしまう。しかし、ここまできてできないとは言えない。「もっと早く現地入りすべきでしたね」 辺りを窺いながら、美和子は慎重に言葉を紡いだ。「どうやら、数日前の大雨で地 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【8】
  •  昼休み、美和子は仁と出掛けた。「どこに行くつもり?」「ちょっと離れたところ」 仁はそう言いながら、駅の中を通り抜ける。駅の反対側には同じ会社の人があまり来ない。 ランチで賑わっている店の一つに入り、さっさと注文を済ませた。「それで、話って何?」「同期会――大学の」「あぁ、連絡が来ていたわね」「欠席しろよ」「え? 何で?」 美和子は親友の律子が行くなら行くつもりだった。(律子に連絡するのを忘れて [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【7】
  •  美和子はいつも通り、朝はカフェに立ち寄る。毎回、同じメニューを頼みながら、その日の仕事内容を考えるのが日課なのだ。「おはよう」 頭上に仁の声が響き、美和子は驚いた。「おはよう――ございます」「何でかしこまるんだよ?」「何となく、よ。一応、上司ですからね」 美和子はそう言いながら、視線をブレンドコーヒーに移す。仁がカフェに来ることなど、滅多にないはずだ。「それより――どうしてここに?」 美和子の [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【6】
  •  仁が急に美和子の肩を掴んだ。「何?」「仕事は終わりだ。いつまで待たせるつもりだ?」 勝手に待っていたのは仁だ。しかし、ノーブラの部屋着の上から胸を揉まれただけで、急に熱を灯される。「お前、気付かなかったのか?」「何を?」「これ――」 仁の足元には紙袋が置かれている。確か、今朝もあったはずだ。「あなたの――忘れものじゃないの?」「忘れ物だと思ったのか。違う」「え?」「お前に、だ」 何のためにと聞 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【5】
  •  苦笑を浮かべながら、美和子は言葉を考える。結婚を考えたことが無いとは言えない。事実、律子の結婚が決まった時は、美和子は仕事に自信もプライドも失くしていた時だった。(結婚して仕事やめちゃおうかなぁ) そんなことを考えたこともあるが、何しろ相手がいなかった。「今は、結婚を考えていません」 その一言に尽きると考え、美和子は正直にそう言った。「仕事を優先させたい?」「えぇ、まぁ」 部署が変わり、仕事の [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【4】
  •  仁の手腕は嫌というほどわかっているつもりだ。彼は一課のプロジェクトチームの柱として君臨するほか、美和子たち二課の主任でもある。誰よりも仕事を抱えているくせに、忙しさなどを感じさせないクールな男だ。(その上、誰よりも体力があるのよね) 仕事で忙殺されてしまう美和子をいともたやすく腰砕けにするまで抱き、翌朝は至って普通なのだ。 トントンと自分の腰を拳で数回叩き、美和子はふぅっと息を吐いた。「友部、 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【3】
  •  仁は美和子を抱くと、すぐに服を着る。ベッドに沈みこみ、動けない美和子を横目にいそいそとベランダから帰っていくのだ。ご丁寧にもすべての始末を終え、ゴミと化した避妊具まできっちりと持ち帰る。決して泊まっていくことは無い。 明け方まで美和子を抱いたとしても、必ず服を着て帰る。彼が美和子の部屋に来ることはあるが、美和子はまだ一度も彼の部屋に入ったことが無い。「この関係が始まって――三ヶ月か」 このマン [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【2】
  •  律子と別れ、美和子は自分のマンションに戻った。この物件も自社建築物だ。本当ならこの物件は彼女が手掛けるはずだったのだが、この物件を手掛けたのは仁だ。 美和子は二年前まで建築課一課に所属していた。そこでは建築に関する仕事を回してもらえなかった。デザイナーとして新たな資格を得た美和子は、比較的仕事が取りやすい二課に移動した。 一課は花形職で主に大きな建造物がメインだ。高層ビルや高層マンション、都市 [続きを読む]
  • 不器用なオトナの恋愛事情  【1】
  •  都心のイルミネーションが一望できる新しい高層ビルができた。商業施設が入り、都心の新たな名所となりつつある。 その上層階には飲食店が並んでいる。一番の眺望を誇るバーに一人の女性が足早に入っていく。 彼女が店内に入ると、カウンターの奥で小さく手を振る女性がいた。その女性の隣に腰を下ろし、ふぅっと溜息をつく。「何で、ここなのよ?」 小声ではあるが、その言葉の強さに待っていた女性が肩を竦める。「来てみ [続きを読む]
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