田中大造 さん プロフィール

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田中大造さん: ケアマネの正しい歩き方
ハンドル名田中大造 さん
ブログタイトルケアマネの正しい歩き方
ブログURLhttp://ameblo.jp/method3573
サイト紹介文福祉系ケアマネが語る医学、仕事のこと。介護現場の方もいらっしゃい。高齢社会を考えていきましょう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供53回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2011/01/28 12:51

田中大造 さんのブログ記事

  • ニーズ⑱⑲ 社会交流
  • ニーズ⑱⑲は、「社会交流」のニーズです。私は初めてこのニーズを聞いたとき、あまりピンときませんでした。「『社会交流』のニーズって、いったい何なんだ」と。 でも、何年もケアマネジャーをやってきて、今ではとても大事なニーズだと思っています。 まず、第一に社会交流がない=行動範囲が狭いということは、体力の問題に直結します。閉じこもり、やがて体力低下、そして、寝たきりになっていきます。体力低下とは [続きを読む]
  • ニーズ⑰番外編 別居家族をどう考えるか
  • 家族関係のニーズが発生する元になるのは、高齢者が要介護状態になって今までとは違う家族関係になってしまったがために起こってくるものですので、もともと悪い家族関係を修復するような試みはまず考えないほうが良いでしょう。どんなに大変なケースでもケアマネジャーの力でどうにかなることは、0ではないにしても少ないでしょう。 また、家族関係を考えるにあたり別居している家族が関係してくることもまあまあ、あります [続きを読む]
  • ニーズ⑰ 家族関係 その3
  • 「過保護」のもうひとつの特別な例、というのを上げておきましょう。 モニタリングで自宅を訪問し、姑(要介護者)と嫁(介護者)のふたりと同時に会っているときに姑が言いました。この姑は口を開くと、嫁の自慢話をします。「本当に良くしてくれる嫁で」。 これです。頭に「?」が浮かんでいる人も多いことでしょう。 これは「嫁に聞こえるように」というのがポイントです。他人に向かって嫁を自慢するのを嫁が聴 [続きを読む]
  • ニーズ⑰ 家族関係 その2
  • 家族関係のニーズを探るには2つあると言いました。 ひとつめは、前回書いたとおり、「介護放棄」があるかないか。ふたつめが「過保護」かどうか、です。 このパターンは介護放棄と違って見つけにくいパターンです。過保護というのは、一見するととても熱心に介護をされてて、文句のつけようがない、問題ない、と見られますから。 発見の手がかりにできそうなのは「介護者がサービスを拒否する」という振る舞いです [続きを読む]
  • ニーズ⑰ 家族関係
  • ニーズ⑰は、「家族関係」です。このニーズをつかむには多くの経験や観察力や気づける感性が必要です。実は私も、このニーズをつかむのは、あまり得意ではありません。 ただ、このニーズをつかむと困難と思っていたことがスルスルとほどけていくような感覚を覚えます。 「家族関係」のニーズは、要介護(要支援)状態であるために家族どうしの関係に変化が現れていて、それが生活上の問題になっていることを言います。&n [続きを読む]
  • ニーズ⑮支出 ニーズ⑯金銭管理
  • 経済が健全かどうかを見るには「どれだけ収入があるか」と「どれだけ支出があるか」の2つに注意することが大事です。 前回言ったように、多くの収入があるようでも教育費がかかる子(孫)がいるとか、家のローンを抱えて毎月の返済に苦労している、とかあると「ニーズあり」というふうになります。ですから、ケアマネジャーは家族構成や家族の職業から家や家具などの備品の様子までくまなく観察しておくことが必要です。&nbs [続きを読む]
  • ニーズ⑭ 収入
  • 次は、経済に関するニーズです。 生活していくうえで経済はとても大切な項目です。しかし、デリケートな部分でもあるのでアセスメントには慎重にならざるを得ないところでもあります。 しかし、まったく触れないわけにもいきません。経済に行き詰ってしまうことはとても恐ろしいものだからです。 例えば、介護負担が大きすぎて家で看られなくなった時、施設入所を選択することもあるわけですが、施設に入れるお金が [続きを読む]
  • ニーズ⑩ 食事・食生活
  • 「食事・食生活」のニーズには、まず、食事に関わる家事を細かく見ていきます。「献立」・「買い物」・「調理」・「衛生管理」と4つに分け、それぞれを「できる・できない」と判別していきます。できない過程にはサービスを計画する必要があります。 このことは、ニーズ⑪ 掃除・整理ニーズ⑫ 洗濯にも言えることです。「掃除機は使えないけど、ほうきなら使える」「畳むのはできるけど、干すことはできない」というように [続きを読む]
  • 家事のニーズ
  • 日常生活を送るうえで必要な家事が適切に行われているか、という項目です。 ニーズ⑩ 食事、食生活ニーズ⑪ 掃除、整理ニーズ⑫ 洗濯ニーズ⑬ 生活管理全般 と、なっています。 適切になされていなければニーズあり、として、解決するプランを立てますが、この領域は、こちらの価値観で判定してはいけないところであります。 例えば、食生活では嗜好が違いますし整理も人それぞれの許容範囲があります。家 [続きを読む]
  • ニーズ⑨ 時間帯別介護負担
  • 介護負担というと、「どんな動作に負担かかかるか」ということに関心がいきやすく、それは「ニーズ⑧ 動作別介護負担」にて詳細を解説しましたが、介護負担のニーズには、時間帯に関する負担にも注意が必要です。「ニーズはいくつある?」でも言った通り、家の誰かが介護が必要になると、「今までの自分の生活」+「介護」という生活になり、今までの時間と同じように過ごせなくなるからです。 では、どの時間帯に介護が集中 [続きを読む]
  • ニーズ⑧ 動作別介護負担
  • 要介護者自身の自立を目指す「健康管理」と「ADL(認知症)」を前回まで詳しく書きました。今回からは要介護者と家族の関係におけるニーズを書いていきます。 介護する側とされる側の関係において介護する側に起こってくることが「介護の負担」です。 身体介護については、「3大介護」というものがあります。日常生活動作の中で、「入浴」・「排泄」・「食事」がその3大介護と言われるものです。 この3つのうち、 [続きを読む]
  • ニーズ⑦ 認知症症状の軽減(認知力を高めるために○○に注意)
  • 前回は、認知症の人を取り巻く環境のことを書きましたが、いっぽうで認知症の人自身の問題を書きます。 認知症の人自身のことだから、といって脳の器質的なものは問いません。問題にするのは、いかに「認知する力」認知力を良い状態で発揮してもらうか、ということです。 私たちが環境を正しく認知するためには、「体調」を整えなければいけません。 たとえば、授業中に腹痛を起こしていれば意識は自分のおなかに向 [続きを読む]
  • ニーズ⑦ 認知症症状の軽減(心理から考える環境への配慮)
  • 脳の器質的な変化によってその場、その場で、自分がどう振る舞えば良いか分からなくなるのが認知症(認知障害)、というお話をしたのですが、もう少し、認知障害になられた人の心理状態を推察してみましょう。(こういうのを”寄り添う”と言ったりします) その場に見合った振る舞いをするためには「その場がどんな場であるか」ときちんと理解しなければいけません。公衆の面前で、家と同じようにパンツ一丁になっていてはお [続きを読む]
  • ニーズ⑦ 認知症症状の軽減(認知症を正しく理解する)
  • たとえばあなたが、見ず知らずの人に知らない間に、どこか知らない国に連れてこられたとしましょう。 見たことのない景色、見たことのない建物。自分の周りに人が行き来して、にぎやかなのだけど、話している言葉が分からない。 そんな環境に置かれたとき、あなたはどう振る舞いますか。 「認知症」というのは、「認知障害(状況を認知することができない)」と考えると、唐突に始めたさっきの例えば話がヒントにな [続きを読む]
  • ニーズ⑦ 認知症症状の軽減(前置き)
  • ニーズの7番目は「認知症症状の軽減」です。ADLの「自立・重度化予防」と並んで、本人の自立支援には欠かせないものでしょう。 認知症症状が目立ち始めると他者からの支援なしでは生活ができなくなってきます。ですから、その症状を少しでも遅らせる、保っている機能を維持する、という視点を持つ必要があります。 しかし、認知症のケアマネジメントはあまり上手に機能していないケースが多いように思うのですが、どう [続きを読む]
  • 天皇陛下の人権
  • 今週末は数十年ぶりの大雪で起きている時間の半分くらい、雪かきをしていました(苦笑)だからっていうわけじゃないですけど、今日は、ケアマネジメントの話はやめて最近の政治の話題を取り上げたいと思います。 私は福祉・介護職のひとりとして社会的に弱い立場の人の近くで仕事をしているわけですが、私と同じような立場の人たちの多くは、「人権感覚」というものにとても敏感だと思います。多くの場面で人権が守られていな [続きを読む]
  • ニーズ⑥ 規則的な生活
  • ニーズ⑥は、「規則的な生活」です。不規則な生活を送っていないか、というところを見ます。 今までのニーズは、健康面だったり、日常動作面だったりすることに比べて「規則的な生活」というニーズにはちょっと面食らう感じになるかもしれません。(どうして、それがニーズなの?)という思いを持つ人も少なくないかもしれません。 これをニーズ(解決すべき課題)とするのは大きくみて2つの理由からです。 ひとつ [続きを読む]
  • ニーズ⑤ 自立・重度化予防 「意欲」
  • ニーズ⑤「自立・重度化予防」の最後のピース。それは「意欲」です。 今までお話しした「機能」に問題なく、「環境」も整っていて、「体力」もある人。にもかかわらず、ADLの支援が必要な方は、「意欲」に問題があると考えましょう。 分かりやすい具体例を挙げると、「生きることに悲観的な人」「その動作をするのに不安がある人」「誰かにしてほしい(依頼心が強い)人」といった人たちです。 たいていの場合、は [続きを読む]
  • ニーズ⑤ 自立・重度化予防 「体力」
  • ADL・日常行動のニーズ、つぎは「体力」です。 日常生活動作を行うためには何はともあれ「体力」が必要です。 前々回にお話しした「機能」も、体力なくては語れません。体力が不足しているというのは、つまり、「低体力」である、ということです。体力が低下していると、機能的には問題なくても動かす事ができない。 車はきちんとメンテナンスされていてもガソリンがないから動かない、みたいなものです。 高 [続きを読む]
  • ニーズ⑤ 自立・重度化予防 「環境」
  • 前回の続きです。ADL面をみるときに「身体機能」や「病気の影響」を見ることをお話ししましたが、とくに「身体機能」に関連して見ていく項目として「環境」が挙げられます。同じ程度の「身体機能」でも環境によって自立できる場合も(また、その反対も)あるからです。 難しい話ではありません。手すりがあれば歩ける人、車いすがあれば移動できる人、ベッドなら立ち上がれる人、補聴器があれば聞こえる人、スプーンなら食べ [続きを読む]
  • ニーズ⑤ 自立・重度化予防 「機能」
  • ニーズ⑤「自立・重度化予防」は「日常生活動作(ADL)」の領域のなかの自立・重度化予防です。 前回からの、くり返しになりますが「日常生活動作(ADL)」とは、食事、入浴、排泄、更衣、整容、歩行といった日常生活を行うのに必要な基本的な動作のことですが、単に、これらの基本的動作ができないことをアセスメントチャートに羅列しても、適切なケアプランは作成できません。「できない理由」を見つけることが必要です。「 [続きを読む]
  • 明けましておめでとうございます。
  • 明けましておめでとうございます。 毎週日曜日に更新している私のブログ。通常通り、お仕事関係のことを書いてもいいんですが、お正月モードの方も多いと思いますし、今日は新年のご挨拶だけとします。(元旦からお仕事されている皆さん、お疲れ様です) 昨年は私的なことでも忙しかったですが、仕事関係でもとても忙しくさせていただきました。とくに、ケアマネジャーの研修が新しいカリキュラムになり、時間がない中で [続きを読む]
  • ニーズ⑤ 自立・重度化予防  その前に
  • まずは「ADL」のニーズがあるケースについて考えてみます。 まず、「ADL」とは、「日常生活動作」のことで、移動、食事、入浴、排泄、更衣、整容などの日常生活を送る上で不可欠な行動のことです。 これらの動作が自分でできなければ他からの援助や介助が必要です。要介護認定を受けている人の多くはこの「ADL」が自立していません。 さて、自立支援を目指そうと思ったとき、「ADL」に介助が必要ならば、それ [続きを読む]
  • ADLと認知症
  • ニーズ①〜④までは、健康管理の領域のニーズでしたが、今回からADLと認知症領域になってきます。健康管理では、医学的な側面が強く出ますが、この領域ではより介護的な、そして生活にも配慮していく必要がある領域です。 さて、ADLと認知症というものをひとつにくくって良いものか、と言う人がいらっしゃるかもしれません。ADLは身体的な部分であるいっぽう、認知症は脳や精神の部分と深い関係があるものだからです。 [続きを読む]
  • ニーズ④ 歯と口腔
  • 唾液は口の中を洗い流して雑菌をふやさない働きをしています。唾液の量が少なくなると、口腔内の雑菌がふえて感染症にかかりやすくなります。 前々回にお話した水分が体調に関係しているように、口腔状態と水分も関係が深く、よりよい状態を維持しないと健康を損なうと言われています。 分かりやすく言えば、健康な口腔状態かどうか、把握(アセスメント)していないと健康を損なう危険が出てくるのです。 まずは、 [続きを読む]