初夜編 p.16

｢下脱がすって・・・っ」「全部見たい」浄華は自分の気持ちをそのまま言葉にした。望は顔を真っ赤にして口をパクパクさせている。浄華は望の下半身に手を伸ばし、ズボン…

初夜編 p.15

軽く開いた口から舌をそっと侵入させ､口の中をくすぐるように動かす｡｢ん…う…っ｣微かに聞こえる望の声をもっと聞きたくて､舌を更に絡ませる｡このままずっとこうし…

初夜編 p.14

｢おい…｣｢黙ってろ｣望は本当に浄華のズボンを押し下げた｡｢…｣｢…何だよ｣｢…反応してないな｣｢今までのやり取りのどこで反応するんだよ｣｢…確かに､してる方…

初夜編 p.13

｢何やってんだよ。夜が明けるだろ｣｢…じ､じゃあ座って｣｢？｣仕方なく､浄華は起き上がってベッドの上にあぐらをかいて座った｡｢そうじゃなくて…っ！｣｢あ？｣望…

初夜編 p.12

｢はあ!?俺だけ脱ぐのかよ｣｢お前が脱ぐまで俺は脱がない｡ほら脱げよ｣望がTシャツを更に押し上げたところで､浄華は抵抗せず、腕を上げて簡単に脱がせられるように…

初夜編 p.11

望に何かしてやろうと考えていたら、望がTシャツの中に手を入れてきた。「冷てっ！」望の手は金属のように冷たくて、思わず飛び上がる。「大げさなやつだな」「なんでこ…

初夜編 p.10

「・・・・・・」「・・・・・・」『ヤる』とは言ったものの、二人ともなかなか行動を起こせず、沈黙が続いた。「・・・浄華、なんかしろよ」「え・・・俺から？」「お前…

初夜編 p.9

「浄華、まだ寝なくて大丈夫か？」「え？ああ」「明日は土曜日だし、学校ないよな」「まあ、そうだな」そう言うと、望は浄華に抱きついた。「なんだよ、急に」そのあと望…

初夜編 p.8

「おい、こっち向けよ」「知るか」「望！」浄華は望の顔を掴んで無理矢理こっちを向かせた。「な・・・何だよ！」「もう・・・女の子とヤるなよ」「・・・女みたいなこと…

初夜編 p.7

「・・・なあ」「ん？」望が何か聞きたそうだが、なかなか言い出さない。「どうした？」「・・・この前、ここに誰かいたじゃん」「誰か？・・・ああ、綺のことか」「・・…