Tome館長 さん プロフィール

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Tome館長さん: Tome文芸館
ハンドル名Tome館長 さん
ブログタイトルTome文芸館
ブログURLhttp://poetome.exblog.jp/
サイト紹介文自作のショートショートと詩を紹介します。 朗読してくださる方、募集中。
自由文ショートショート、詩、曲、絵、動画を制作してます。
私の記事を朗読して投稿してくださる方、連絡いただければ、サイトにて紹介いたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供366回 / 365日(平均7.0回/週) - 参加 2011/03/26 11:38

Tome館長 さんのブログ記事

  • だめになる
  • わたしはもうすぐ だめになる あちらがいたみ こちらがいたみ これがうごかず あれもまた だんだん だんだん だめになる それはさだめで ありましょう きまっているので ございましょう いやだ いやだと なげいても どうにも こうにも なりません どうせいつかは だめになる  そういうものだと あきらめて ... [続きを読む]
  • こし方ゆく末
  • 次代を担うであろう若者がカードを集めている。カードに記(しる)されし言葉の意味は理解できるものの そのカードが有する交換価値はわからない。所詮、言葉は名札に過ぎない。実体は別のところにある。若者を見守る老人たちに綻(<rt... [続きを読む]
  • インタビュー
  • ある分野において若くして頂点を極めた人物が 折りたたみイスに腰かけ、かしこまっている。ここは農道の端っこにあるテーブル席なので マラソン大会とかの実況中継基地かもしれない。ほとんど少年のような印象を発散させる彼は 恥ずかしそうにインタビューに答えている。彼の腰が縮んだり歪んだりして見えるのは 落ち着かない彼の心を表しているかのように思える。そのテーブルの反... [続きを読む]
  • 井戸掘り
  • 老いたりと言えど大御所の芸人が井戸を掘ろうとしている。いや、実際には井戸ではないのかもしれないが ともかく近所の地面に穴を掘って何事かなさんとしている。その前に家の中でやりとりがあり 粗暴なふるまいからして近頃どうも怒りっぽくなっているような気がする。芸人は地面の凹みにマッチで火をつけようとしているが 今日は風が強いため、なかなか火が移らないようだ。それで家... [続きを読む]
  • 尿意のオフィス
  • 経理と総務が一緒になったような 小さな会社のオフィス。こんなところで尿意を解放しようとしている。なにしろトイレが見当たらないのだ。社員がいるのかもしれないが パネルに隠れているから気づかれまい。さてと・・・・ ところが、不意に名前を呼ばれた。声からすると、遊び仲間の男。社長の娘と結婚して、縁故で入社した。視野がぼやけているせいか、人影は見えない。... [続きを読む]
  • ふたつの青い星
  • 絵の具のような単色の青い空。そこに大きな青い星が浮かんでいる。背景と同色だが、白っぽく見える部分があり ああ、あれは水の波の輝きなんだな、などと思う。その右隣に小さな青い星も見える。こちらも白い部分があるから区別できる。ただし、その白い部分はミラーボール、または 地球儀の緯線や罫線のようだ。はて、あれは月だろうか。いやしかし、なんだかおかしい。根本... [続きを読む]
  • ブロンズ像
  • 少年が学校を卒業する。中学でないとすれば高校だろう。ある競技の優秀な選手だったが 在学中の大会では十分な結果を残せなかった。そのため、ブロンズ像を受け取れない。この学校では、毎年ではないがごく優秀な卒業生にブロンズ像が授与されるすでに卒業した先輩が忠告する。「次がある。まだまだこれからだ」ただし、その先輩はブロンズ像を持っている。優秀とも思えないが... [続きを読む]
  • 相談しながら
  • 異なる才能持つ癖ある人たちと相談しながら いわゆる作品なるものを制作している。音声や映像を切り貼りしながら編集するので ジャンルとしては動画に近いようだ。ただし、ときおり「そこのパートは星読みにお伺いをたてないと」などという古くさい意見が出るところをみると  あるいは占いの要素、なきにしもあらず。所詮、材料や道具のほとんどは既存の借り物。係わり深いから... [続きを読む]
  • 紫のハエ
  • 昨日は深夜まで残業だった。早朝出勤すると、すでに働いている。どうやら徹夜で働いた従業員もいるらしい。職場の同僚と会社に批判的な会話していて 「どうせ」と言いながら振り向くと、工場長。「どうせ、とはなんだ?」と詰め寄られ とっさに胡麻化さねばならない状況に陥る。必死にとり繕うが、やはり無理がある。その時、窓に近いデスクの上に大きな虫を発見。全身が紫色の... [続きを読む]
  • トイレでシャワー
  • 学校の共同トイレだろうか、広いスペース。出入り口がいくつもあり、まるで廊下のよう。並んだ狭い個室のひとつに入る。洋式の便座に腰かける。おもむろに服を脱いでシャワーを使い始める。シャワー設備があることに違和感はない。だたし、トイレでシャワーを使うのは校則違反。それなら、なぜシャワー設備があるのか。やはり、その矛盾には気づかない。女の子たちの話し声が聞こ... [続きを読む]
  • 打ち出の小槌
  • 思うんだけどさ みんな、贅沢し過ぎだよ。お金ないって言うけどさ そりゃ、そんなに散財してたら当然だよ。うまいもん喰って、いいもん買って 結婚したり、出産したりしてさ 基本的人権だかなんだか知らんけどなんでもかんでもやりたいようにやって それから悩んでるけどさ 目論見甘いって。まるで現状が見えてないね。打ち出の小槌でもあると思っとるのかね。そ... [続きを読む]
  • 後輩たち
  • 学生寮みたいな下宿の一室。子どもっぽく見える後輩たちと一緒。「いやあ、先輩はすごいっすよ」なにやら賛美されている気配。「そんなことないよ、富士の高嶺」謙遜しながらも、うけそうな文句を加える。みんな、期待どおりに笑ってくれる。宴会の最中だったか、いくらか酔ってる。それぞれ個性的だが、小粒というか 展開の幅が狭く、まず大成しない感じ。「よし。こんなのはど... [続きを読む]
  • 古着の扱い
  • 連結する機械の要素がある。ほぼ同じ大きさと形のブロック。なので、レンガのように並べて配置できる。入力の受信面がいくつかあり 内部で作業し、いくつかの送信面から出力する。それらを組み合わせ、連結させることによって まとまりある機械を各種、簡単に作ることができる。そんなことを考えていたら 異国の知人が店に現れ、古着を売ろうとする。どういうことかというと、... [続きを読む]
  • 定期購読
  • 喉が渇く。舗装道路に寝ている。近くには雑貨屋がある。そこで働くアルバイトの姉ちゃんが曜日に合わせて漫画週刊誌を枕もとに置いてゆく。ただし、枕を使っている実感はない。もっとも、使っていないと頭は痛いはずだが。今日は月曜日。なにやらサンデーとかいう青年向け雑誌が置いてある。いやいや、違うだろ。月曜日なら、なにやらマンデーだ。あの姉ちゃん、わかって... [続きを読む]
  • 平行四辺形の謎
  • 年の離れた三人の兄弟が登場する。しかも、それぞれ腹違いの、という設定。年月を経て互いに疎遠となってしまったが ある日、ある事件が発生する。次男が暴漢に襲われた時、説明しにくいが 見えない平行四辺形の枠組みが彼を救った。 透明な平行四辺形の機械の構成要素が空中に現れ 暴漢が繰り出す攻撃を邪魔したらしいのだ。さらにまた説明しにくいが、それの構成者は 人工知能... [続きを読む]
  • 土下座
  • 地下鉄の出口みたいなところから大通りへ出て 大きなビルの駐車場入口みたいなところに立つ。なにやらチームを組んでる企業戦士の気分。部下が用意した段取りに従って行動している。「ここで、ターゲットのクルマに土下座します」ふたりの部下のうちのひとりが説明する。「来ました。あれです」すぐに目的のクルマが現れた。我々は壁ぎりぎりの端に並んで土下座する。事がうまく... [続きを読む]
  • 猿の腰ミノ
  • 再就職した会社の上司であるところの青年が このたび生徒会長に立候補するという。彼は立派な設計図なんぞ引いて 新しい備品を提案したりもしているらしい。おやおや、頑張っているんだね。息子世代の同僚の青少年から話を聞いて感心する。学校でもないのに生徒会というのはどうかと思うが つまり若きリーダーを目指しているのだろう。ところが、彼より年下のやはり上司の青年も同... [続きを読む]
  • 電子ネズミの街
  • 人脈のツテみたいなので就職したのだ。それも先輩たちと一緒にゲームセンターに。有名な電気街の大きなビルの中にある。そのせいか、電子機器で作動する各種装置がいくつも天井からつり下がっている。そのひとつ、錯覚を応用したミラーボールなどは 手で触れようとすると引っ込んで消えてしまう。開店祝いに自分で買ったような記憶もある。なかなか好評なので、鼻が高い。遊び好... [続きを読む]
  • チャンネル切り替え
  • 住宅の居間らしき広い部屋である。居住者の姿は見当たらない。ただし、少し離れたところから物音がする。台所か裏庭にでも家人がいるのだろう。なんとなくテレビを観ている。自宅には置かないので、実家に帰省中か。ただし、実家の居間のレイアウトではない。サングラスの大物タレントが半国営テレビで バラエティ番組の司会をしている。司会者が年寄なら、他の出演者も老人ばか... [続きを読む]
  • そう思う
  • そう思うから、そう思う。そう思わないから、そう思わない。そう思わない相手に「そう思え」と命じても 「そう思えと命じられた」と思うだけ。まず、そう思ってはくれない。そう思わない相手をそう思わせたいなら そう思わせる目に合わせること。思い知らせてやるしかない。面倒だが、そう思う。 [続きを読む]
  • 青い海のヒョウ
  • 夕暮れの気配漂う通りを歩いて 川岸のようでもある海辺を見下ろしている。白い砂浜を小さな島のように残して 青い海水がひたひたと足もとまで浸水している。海水は藍色で、白い砂の近くだけが青い。まるで合成着色料のよう。ベランダ風の桟橋みたいなところに立ち (さすが沖縄の海だ)などと感心している。ふと近くの波打ち際で、ヘビが一匹 右往左往している姿が目に入る。... [続きを読む]
  • 仮想テスト
  • 試験でも受けているのか、目の前にテスト用紙。ただし、あえて書くまでもない。分身としてのミニチュアの自己が紙面に投影されるので 設問に対応するであろう適切な行動をとればよい。なるほど、これが人工知能研究の成果というものか。夢と現実を隔てる壁をとっぱらったわけだ。落下する諸問題の塊を回避しつつ、しばし逃げ惑う。そうこうするうち寝ぼけ眼となり、自室に戻る。兄のよ... [続きを読む]
  • 記事を書く
  • ある日、いつものように記事を書いて 自分のブログへ投稿したのだ。そしたら、さる閲覧者よりコメントがあり 「文章の書き方の参考にしたいので教えてください」みたいな内容。それで、記事を修正することにした。世間に広く知られた名文、たとえばマラソン選手だった円谷幸吉の有名な遺書より 「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。 干し柿、餅も美味しゆうご... [続きを読む]
  • 黒い粉
  • 喫茶店の調理場の暗闇みたいなところに数人の同好の友らしき者どもがたむろしてる。なんとなくコーヒーを飲みたくなる。灯りをつけ、インスタントの粉をカップに移す。それを待っていたかのように誰かつぶやく。「ああ、おれも飲みたかったんだ」そいつの分を先に作ってやろうという気になる。というか、最初からそのつもりだったのかも。なぜなら、コーヒーを飲むと眠れなくなる体質か... [続きを読む]