Tome館長 さん プロフィール

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Tome館長さん: Tome文芸館
ハンドル名Tome館長 さん
ブログタイトルTome文芸館
ブログURLhttp://poetome.exblog.jp/
サイト紹介文自作のショートショートと詩を紹介します。 朗読してくださる方、募集中。
自由文ショートショート、詩、曲、絵、動画を制作してます。
私の記事を朗読して投稿してくださる方、連絡いただければ、サイトにて紹介いたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供361回 / 365日(平均6.9回/週) - 参加 2011/03/26 11:38

Tome館長 さんのブログ記事

  • 重い積雪
  • 訪れたそこは川の土手。草が生えているか砂利が敷かれているはず。ところが、真っ白なものでおおわれている。確認してないが、おそらく積雪だろう。その前後、どちらかわからないが 室内の窓から降雪を眺めていた記憶がある。また、やはり前後関係はあいまいだが 実家に帰ると兄が屋根の雪下ろしをしていた。要するに、老いとか義理とかなんやかや 雪のように重く降り積もるものが... [続きを読む]
  • 危険なアトラクション
  • 子ども向けアニメを観ている。悪ガキたちが女の子たちをそそのかし 遊園地の危険なアトラクションに乗せてしまう。縦に回転するルーレットのような形の観覧車。ホイールのポケットみたいなところに 頭を外側に、顔は正面を向いて乗客は座る。回転中、下では逆立ちの状態になるので ほとんど拷問具のようなもの。このアトラクションを正面から眺めて 彼女たちの苦しむ表情を楽... [続きを読む]
  • すみません
  • すみません すみません なんだかとっても すみません 謝ってばかりで すみません 洒落たこと ジョークも言えず すみません 怒らないで お気を確かに すみません 出るとこ出ても どうにもならない 泣き寝入り 狸寝入り するばかり すみませんたら すみません 土下座ですか いいですよ 得意中の 得意です またの下もくぐります なんでしたら 靴... [続きを読む]
  • コンセントレーション
  • 待ってくれ せかすなよ その気になれない なれないよ まず先に シチュエーションを改めろ やればできるが やる気になれぬ コンセントレーション イミテーション プラグが抜ける ほら抜けた コンセントの プラグが抜けた 動けない 光れない リセットできない 笑えない ないないづくしで 日が暮れる 思い出せない 今日はなにをしたんだろう ... [続きを読む]
  • パレットナイフと新聞紙
  • 西洋の初老の女性が家庭教師として この家の娘に絵の描き方を教えている。わざわざ完成したはずの油彩画を汚してまで 絵具の塗り方をわかりやすく説明する。やがて、はたと彼女は困る。「この汚れ、どうすれば落ちるのかしら」私はこっそり教えてやる。「パレットナイフで絵の具を削りましょう」「では、やってください」みたいな話になって 私は汚れたパレットナイフを手につかむ。... [続きを読む]
  • 別の貸本屋
  • 貸本屋で漫画本を探している。店番の女の子も手伝ってくれたりで 借りたい本が5冊ほど見つかる。そのリストをポケット英和辞典にメモする。別の貸本屋をもう一軒まわってから帰りに借りよう。なぜかそう決めて店を出る。別の貸本屋は下り坂の途中にあるはずなので それらしい家の玄関に入る。ところが、あまりにも古いあばら家である。化石の老人でも住んでいそう。不審... [続きを読む]
  • 宴たけなわ
  • 演劇らしき、その千秋楽を終えての 打ち上げ宴会をしているような感じなのだ。あるいは、その宴会での余興だったかもしれない。舞台の下手から坂道を上るように登場しつつ 役者たちにねぎらいの言葉を述べる。「いやあ、みんな良かったよ。 これまでは稽古だったが、最後は自信をもって  観客からお足をいただけるレベルに達していたね」皆も同感しているらしき反応。自分は... [続きを読む]
  • 大災害
  • まず最初に大洪水があったのだ。それも鉄砲水のように突然で激しいものが。それで、一瞬にして遠くまで流されてしまった。なぜか濡れた感じはなく、波乗り気分。気づくと、乾いた田んぼの真ん中に寝転んでいた。斜め右上の方向から次々と、黒くて大きな コンクリートのかけらみたいなものが落下してくる。わあ、あぶない。寝返りを打ってよける。運が良ければ当たらないかもしれ... [続きを読む]
  • ふたりの工作員
  • 朝から知り合いがふたりやってきた。和室の畳を一枚はがして、床板になにか敷いて いわく言いがたい工作をしている。習字のようでもあり、種まきのようでもある。しかし、どちらとも違うようだ。その作業がとりあえず済み、ふたりは帰る。「おじゃましました」家人には「午後にまたくるはずだよ」そう伝えておく。和室に戻ってみると、畳が異様にゆがんでいる。工作した上に、... [続きを読む]
  • 夢を見よ
  • 諸君、夢を見よ。実現しようがしまいが関係ない。 夢を見たという事実は夢を見なかった状況とは決定的に異なる。それは一種の経験なのだ。すでに起きてしまった過去なのだ。明らかに未来へと影響を及ぼす。確信を持って、そう言える。だから諸君、夢を見よ。ひとつではいけない。たくさん見よ。たくさんの異なる夢をいくつもいくつも、いくつも見よ。 [続きを読む]
  • 放送倫理
  • 部屋でテレビを観ている。映画でないとしたらTVドラマだろう。有名な男優が隣のビルの窓を望遠鏡で覗いている。いかがわしい行為の最中らしき半裸の女の背中が見える。女につられるように男もいかがわしい行為を始める。見せてはいけないはずの部位などもチラチラ見えたりする。(こんなのテレビで放映して大丈夫なのか?)他人事ながら心配になってくる。まだビデオも普及していなか... [続きを読む]
  • 不安な自転車
  • 自転車に乗っている。あたりが暗いから夜道だろう。ならばライトを点けなければいけない。だが、ライトはどこだ。先頭の真ん中にない。おや。左ハンドルにあった。スイッチみたいなのものもある。おっ。点灯した。下りの坂道だ。おっと、カーブがある。あっ。バイクが向こうから来た。ああっ。あぶない。ふう、なんとかやり過ごした。けれども、道を踏み外してし... [続きを読む]
  • 風呂上がりの漫画
  • ここは家族風呂だろうか。ひとり、小さな湯船につかっている。うっすら見える自分の肌は白っぽくて 男なのか女なのか判然としない。さして性別に興味ない感じ。「そろそろ出なさい」母のような声に催促される。その声にしても、父でないとは断言できない。なんだか眠い。要するに、頭がボオーッとしているのだ。本意ではないが、どうにも仕方ない。斜めに傾けていた上... [続きを読む]
  • 組みヒモ
  • しばらく僕は考え続けていた。大切なことを、というか 大切なことは何か、みたいなことを。言葉を発したり、絵を描いたり いろいろ試みるが、どうも納得できない。ふと見ると、かたわらに先輩のような人がうつぶせに寝転んでいる。彼はお笑い芸人であり、相当な偉い人でもある。その尻のあたりから黒いヒモが出ている。シッポではなく、ストラップのようなもの。このヒモ... [続きを読む]
  • コピペ時代
  • 久しぶりにマンガを読んでいる。著名な漫画家の伝記を読んだ影響だろう。それはともかく、あるページにおいて 気骨ある作者の主張が大上段に展開されている。ヒューマニズムというか、もっともな意見である。ただし、さして面白くはない。ところが、同じ絵と構成ながら 吹き出し内の文章だけが異なるページもあった。パロディというのか、くだらない内容である。なのに思わず笑って... [続きを読む]
  • 雪の塊
  • 窓から見下ろしたところは駐車場。わずかな細い通路を残して満車状態。窓辺には岩盤のような雪の塊が並ぶ。それらを端から順次、クルマの隙間に落とし 衝撃で粉々にしようとしている。これは、おそらく除雪作業ではない。雪塊を割るのが仕事のようだ。なぜなら、割れたかけらをマジックハンドで あとで拾う心づもりでいる。ここは二階なので、使うマジックハンドはかなり長くて... [続きを読む]
  • 恋の季節
  • 教室みたいな室内には大勢の人の姿がある。なんだか調査されてる気がしないこともない。とうとう自分にまで順番が巡り 指名され、アカペラで歌うことになった。辞退できないわけでもなさそうだが 「恋の季節」という昔の歌謡曲を歌い始める。♪ 忘れられないの あなたが好きよ ♪ 喉が渇き、やや声がかすれ気味。それでも、さほど音程がずれた感じもなく そこそこ楽しく歌い終... [続きを読む]
  • 割れた窓ガラス
  • 職場の会議に参加していたはずだが なにやら事情あって会議は中止された。その後、他の業務をやっていたが 調べ物あって会議室に入ってみたら会議をしている。参加者は偉そうな役職者ばかりのようであり 先ほどの会議とは案件が異なるのかもしれない。だが、後難を恐れるというのか このままにしておくのも心配である。参加中の上司にこっそり問い合わせる。「○○さんを呼ばなく... [続きを読む]
  • アザラシの家
  • 変なものが屹立して胸に貼りついている。形は違うが、アザラシを連想させる。姿見に映る立派な姿。こんなに大きかったっけ? まあ、事実、このようになっているのだから このようなものなのだろう。誇らしくもあるが、違和感もある。あまり人に見られたくない。しかし、隠し切れない。困ったものだ。それはさておき、道路を歩いていたら 近所の家の庭の中が見えた。... [続きを読む]
  • ロデオ気分
  • 「よし」と声をかけた気分で 颯爽とバイクに乗り始めたのだった。勢いあまってバイクは横滑りする。自転車みたく車道の端を走りたいのに 中央に出たがるバイクを制御するのに大わらわ。まるでロデオのカーボーイ気分。なんとか落ち着いたところで方向転換。後方から追うバイク、抜け道から出るバイク、二台のバイクをやり過ごし、なじみの狭い抜け道へ入る。そこを抜ける途中、バ... [続きを読む]
  • とりあえずの進行
  • ある問題については、ある作家に任せよう ということになったのだ。よく意味わからんが、事実 よく意味がわからないのだから仕方ない。そもそも、でき上ったからと言って 文句なく完成しているとは限らないのだ。物語が進行中なのに、古いほうから順次 きれいに忘れてゆくのである。それでも、せめてムードのようなものでも なんとか残さねばならん。そんな気がする。... [続きを読む]
  • 怒られる
  • オフィスで仕事をしていた。目の前を社長が通る。これから出かけるようだ。「いってらっしゃいませ」せんべいを口にくわえたまま挨拶する。「おい」注意される。「おまえに言っておくがな」かなり怒っている。「そんなふうにヒゲをのばして そんなふうにだらしない格好で そんなふうにだらだら仕事をするな」ああ、とうとう指摘されてしまった。会社に在籍する以... [続きを読む]
  • これはいけない
  • 変な友だちがいるんだ。コンビニみたいな店の中で僕に 食べかけのお菓子の袋を手渡すんだ。それも、三つくらいまとめて。なんだか火急の用事があるらしくて そいつは先に店を出てしまう。残された僕は困るよ。会計せずに商品を開封したみたいじゃん。しかも、腹が減っていたので 中身を少なからず食べてしまったし。これはいけない。どうしよう。店員も他の客も... [続きを読む]
  • 教育の強奪
  • 当校の生徒が他校から引き抜かれたらしい。それも、ごそっと大量に。それで学校に業者が入り 教室から余分な机やイスを運び出してしまった。教室を覗いてみると、人数は半分以下となり 中央に寄り添うように授業を続けている。かなり悲惨な光景である。札束で親の頬を叩いたのだろうか。最先端の教育理論でも吹聴したのだろうか。他校とはどんな組織なのか。宗教団体みたいなも... [続きを読む]
  • 枕の中の砂漠
  • そばがら枕に頭をのせると 砂のこぼれるような音がする。枕の中に砂漠が広がっているみたい。砂漠ならフェネックが棲んでいるだろう。キツネの仲間としてはもっとも小さいくせに もっとも大きな耳を持つ。地下にトンネル掘って日中の暑さをしのぎ 涼しい夜になるまで眠っている。アラブ人は言う。「二頭の犬はフェネックを遊ばせ 三頭の犬は彼を笑わせ  四頭の犬... [続きを読む]