Tome館長 さん プロフィール

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Tome館長さん: Tome文芸館
ハンドル名Tome館長 さん
ブログタイトルTome文芸館
ブログURLhttp://poetome.exblog.jp/
サイト紹介文自作のショートショートと詩を紹介します。 朗読してくださる方、募集中。
自由文ショートショート、詩、曲、絵、動画を制作してます。
私の記事を朗読して投稿してくださる方、連絡いただければ、サイトにて紹介いたします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供371回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2011/03/26 11:38

Tome館長 さんのブログ記事

  • 洋行帰り
  • 街で変なおじさんが若者から因縁をつけられた。「この変態野郎が、あっちへ行け!」「おや、いいのかな。きっと後悔するぞ」変なおじさんは若者の前で踊り始める。洋行帰りの似合わない格好をしている上に 異国風な女のポーズでしなを作る。格闘を始める気配ではない。むき出しの粗末な性器をつまんだりもする。おそらく、相手の若者を呆れさせ 本能的な戦闘意欲を減退させる方針で... [続きを読む]
  • 金髪のT君
  • 駅のホームを歩いていた。下車した記憶ないので、おそらく これから乗車するつもりなのだろう。連れの友人が指さして言う。「あれ、T君じゃないかな」線路を挟んだ向かい側ホームに外国人の集団。そこに懐かしの同窓生がいるらしい。T君は目立たない男で、あまり親しくなかった。もっとも親しくなかった同窓生と言えるかも。ことさら会いたくもなかったので たまたま物陰に... [続きを読む]
  • 暗号ハガキ
  • 差出人不明の妙なハガキが届いた。文面からすると、知り合いのようである。ところどころ読めない部分がある。どうも暗号のようだ。しばらくして友人から電話があった。 やはり同じようなハガキが届いたという。「誰からだと思う?」「おそらく、あいつだろうな」二番目に就職した会社の先輩ではなかろうか。優秀な営業マンだったが、酒席で客を殴ってしまい、我々の企画部... [続きを読む]
  • 思い出
  • 幼かりし頃 見た夢や 忘れがたき日の あれやこれ 数えてみれば いく年(とせ)ぞ 流した涙 いく粒ぞ 白い雲 青い空 この思い どこへ 流れ着くの やら「note」yayaさんとデュエット!MemoriesSome dreams I saw when... [続きを読む]
  • 工夫しよう
  • そうそう。工夫してみるもんだね。(いやいや、ちょっと待てよ)そんな具合に考えてみるのさ。(ここをこうしたら、どうだろう)(あそこをああすりゃ、もっと良くなる)アイデア浮かんだら、まず試してみる。ともかく、ダメ元でやってみる。失敗したって知恵になる。少なくとも笑い話にはなる。うまくいったら、しめたもの。工夫のし甲斐あるというものだ。Let... [続きを読む]
  • 上映しない映画館
  • 私は映画フィルム配給会社の営業マン。その証拠のように映画館を探しまわっている。ただし、政治家を目指す選挙運動員かも。そんな気がしないこともない。さて、誰かに説明している。この戸建て住宅の正面上部にある看板は あなたが想像するような絵柄ではない、と。空中に浮かんで看板に触れてみると 看板ごと動き、手前に傾いて剥がれてしまった。固定看板ではなく立て看板... [続きを読む]
  • 悪口攻撃
  • 内心は僕のことが好きなのに いつも僕の悪口ばかり喋ってる女がいる。正直に接するのが恥ずかしいのか、とにかく素直になれない、ひねくれた性格なのだ。今だって壁越しに、我が組織のボスへ 僕の悪行を告げ口する彼女の声が聞こえる。どこからネタを仕入れてくるのだろう。あることないこと、いやむしろ、ないことばかり。扉が開いて僕が顔を洗ってる部屋に入ってきても 彼女は一... [続きを読む]
  • やりたくない
  • 「それをやらないよりはやった方がいい」という意見はあろうけれども やらないよりやった方が良さげなことはいくらでもある。はっきり言って、全部はできない。やり切れない。だから、取捨選択せにゃならぬ。また、局所的な見地からの意見なら 別の見地に立つと、そうでない場合もある。滋養あるものたくさん食べても 喰い合わせ悪けりゃ体に悪かったりする。下... [続きを読む]
  • カーブミラー
  • まだ積雪残る雪国の道路の端に立つカーブミラー。丸いあれではなく、長方形。しかも支柱はなく、折り畳みの手鏡のよう。その鏡面に映っているのはアシカであろうか。しかし、近くの雪原にアシカの姿はない。立ち位置を変えても映像は変わらず そのままにしているとアシカが動き出す。どうもカーブミラーではなかったらしい。鏡のようにクリアに映る液晶モニターではなかろうか。... [続きを読む]
  • 顔を挟んで
  • 顔の絵または写真を挟んで 左右に二行ずつ会話文が配置されている。「おかしな話ね」 顔の 「よくわかんないけど」「奇妙というか」 写真 「変な感じ」この形式が上から下へと繰り返し続いている。これを見ながら大いに感心したものであるが どういうところに感心したのか、どうも思い出せない。左右の会話が別人で、中央の顔が聞き役で 仲良し三人組の雑談風景なのだろうか。... [続きを読む]
  • 慰め鳥
  • なにやら辛い経験をした直後だった。友人が言う。「そちらへ慰め鳥を送ったよ」風通しの良さそうな部屋の中にどこからか鳩ほどの大きさの鳥が入ってきた。猫みたいな柔らかな声でさえずる。最初は天井の梁の上にいた。左手を差し出すと、人差し指の上に停まった。それから腕に移動する。すごく人に馴れているのだった。腕はテーブルの上にあり、僕は突っ伏したよ... [続きを読む]
  • だらしないドア
  • 下宿の暗い廊下に出てみると蛍光灯スタンドがいくつか置いてあった。「一時的に置かせてね」と奥の住人が言ってはいた。だが、あれは随分昔の話だったような気がする。不可解なまま、ともかく共同トイレに入る。かんぬき式の内鍵をかけ、小便を始める。すると、大家のおばさんの声がする。「こんなのが届いたんだけど、どうするね」なぜかトイレのドアがだらしなく開く。あわてて... [続きを読む]
  • ミシンのような
  • どこかの工場で作業している。巨大なミシンを連想させる器械の前に新人の工員と並んで座っている。水のような液体をなにやら加工してから次の工程へと送るシステムの一部を管理している。右隣に座る新人君はミスを連発する。ガスバーナーの炎が消えていたり 水の流れが止まっていたり、危険極まりない。私が横からスイッチを入れたり切ったりと カバーするので大事に至ってない... [続きを読む]
  • 折り線
  • 工場の更衣室にいる。おそらく帰り支度だろう。同じ職場の初老の男と一緒に作業服から私服に着替えている。男は穿いたズボンの折り線を示す。「こんなにしっかりした折り線は珍しい」見れば確かに紙を折ったような明確な折り線である。「生地というか繊維の組み合わせ方が違うのでしょうね」なんとなく、そんな知ったかぶりな返事をする。だからなんだ、ということもないのだが... [続きを読む]
  • 滑る靴底
  • オフィス街の昼休み時間。通りのそこここにOLたちがたむろしている。「その気になればいくらでも相手はいるのに」「いや、無理だね。自分から誘わないから」そんな会話を誰かとしていた。舗道の上には薄い砂の層が敷かれてある。なぜなら靴底にそんな感じがある。なだらかな坂道なんかもあるから ゲレンデのスキーヤーみたいに歩道を滑る。OLたちをポールに見立て、ちょっ... [続きを読む]
  • 武士道
  • 誰にせよ なんにせよ 老若男女 貧富の差 身分の上下を問わず 人目あろうが なかろうが 余裕あろうが なかろうが 危険あろうが なかろうが 小事 大事にかかわらず いつ いかなる状況におかれてもすべきをし すべからざるをせぬが これ 武士道なりBushidoNo matter whatever it isThe difference... [続きを読む]
  • 内なる世界
  • 最初は俳句を詠み合う句会なんぞやっていた。ところが、寝たり起きたりしているうちに排水管清掃だか修繕工事だかに置き換わっていた。前後関係や全体像をつかめぬまま所在なく椅子に座り、ぼんやりしている。集合住宅の部屋の中にいるはずなのに作業員や住民が裏庭を右往左往する姿が見える。なぜか窓枠からサッシ窓が取っ払われているのだ。制服を着た作業員の体形に見覚えがあ... [続きを読む]
  • ある組織
  • その男はある組織の一員。有能であると評判である。実際、彼に任せておけば問題は片づく。ある事件が組織内に発生したため ある場所へ彼が派遣された。誰かを説得するためである。相手は私であるかもしれず または、あなたであるかもしれない。なぜなら、著しく具体性を欠くため はっきりしたことが言えないのである。Some OrganizationTh... [続きを読む]
  • 根本を問う
  • ある目的を達成するために必要だからと かなり危険な行為に及ぶ場合がある。同様に、つまらぬ作業に従事したり くだらぬ行事に参加したりする。しかしながら、そもそもその目的とは そうまでして達成せねばならぬものなのか。わずかな勇気を持ち、些細な工夫をしてちょっと我慢して諦めれば済む話ではないのか。というか、その目的や使命感はあなたの思い込みに過ぎないのでは。... [続きを読む]
  • 起きろ
  • 芝刈り機の音 夢が刈られ 救急車のサイレン 夢を搬送 ピンポンダッシュ 夢が逃走 電話の呼び出し 夢の追い出し 目覚まし時計 夢のタイムアウト はるさんが演じてくださいました!Wake up!Sound of the lawn mowerDream to be cutAmbulance sirensDream to be ca... [続きを読む]
  • 屋上で歌う
  • 懐かしい歌声の歌曲全集が発売された。レコードかCDか、それともデータだけか。使われた媒体のイメージが浮かばない。ともかく、それらの楽曲の数々をとあるビルの屋上で母と兄が歌っている。気持ちよさそうに晴れた空が見える。心地よさそうな風も吹いている。「歌詞がわからないから歌えない」若い頃の母がそう言うので 歌詞が印刷された紙を下の階から手渡す。曲の順... [続きを読む]
  • アジトの人影
  • 敵のアジトに単身乗り込む。やつらは暗い部屋で待ち受けていた。窓から差し込む月明りだけが頼り。大勢の人影が部屋の壁に映っていた。そのうちの一つの人影が気になる。ポツンと他の影から離れて立っている。「おい。そいつは誰だ?」おれは指差し、誰ともなく問う。すると、人影ではないかもしれないと思い始めていたその人影が、動いた。そいつは窓の外、ベランダのような場... [続きを読む]
  • 感想戦
  • 坊主頭の老人と野試合をしていた。将棋によく似た対戦ゲーム。私はなぜか女物の着物姿。頭にタオル地のカツラを被っている。かような状況から推測するに 我々は映画俳優、またはエキストラ。時代劇のロケ班における時間待ちであろう。攻められ続けた我が大将の駒は詰まぬことが確定。 相手の大将の駒は今さら守りようもない。この試合、勝敗の決着はついた。引き続き感想戦に... [続きを読む]
  • 暗中八策
  • 第一策 NHKの個別受信料徴収を違法とする事。第二策 選挙参加は申込制の資格試験を必要条件とする事。第三策 高額納税など国への貢献者の議決権を優遇する事。第四策 ベーシックインカムの導入を試みる事。第五策 国営サービスとして安楽死を法制化する事。第六策 天皇家を国事行為より段階的に罷免する事。第七策 日本をアメリカ合衆国の特別州となさせる事。... [続きを読む]
  • オフィスの窓
  • オフィスビルの窓が水槽みたいなのは つまり今、外が雨ということね。私はデスクの下にある観音扉の窓を確かめる。窓の隙間から水が漏れないというのは大した建築技術ね、なんて感心している私。なにやら用事あってビルの中を移動して 気づいたら、ちょっと迷子になっていた私。まるで大企業の人間関係のようね。スタンドから透明ビニール傘を抜いて 外へ出ようとしている... [続きを読む]