蛍雪書斎 さん プロフィール

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蛍雪書斎さん: 蛍雪書斎
ハンドル名蛍雪書斎 さん
ブログタイトル蛍雪書斎
ブログURLhttp://keisetsushosai.blog69.fc2.com/
サイト紹介文読書日記:主に新書を読んでいます。中公新書、岩波新書、講談社現代新書など。あとは歴史関係の本を少々。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供0回 / 365日(平均0.0回/週) - 参加 2011/03/27 04:58

蛍雪書斎 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で
  • 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で創氏改名は、日本統治下の朝鮮半島で実施された、朝鮮人の個人名に「氏」を定め、「名」を改めることを奨励した政策。本書は日本政府において創氏改名が議論され始めた当時から、政策の実施過程、そして戦後の朝鮮名回復までを追います。「創氏改名」という歴史用語の存在は知っていましたが、その詳細な内容は本書によって知るところがかなり多く、私にとって非常に有用な一冊でした。この創氏改名 [続きを読む]
  • 李鴻章――東アジアの近代
  • 李鴻章――東アジアの近代中国最後の王朝・清の末期を支えた政治家、李鴻章の生涯を追う一冊。李鴻章と言えば、日本では日清戦争の清朝側の当事者として知られています。本書冒頭では諸葛孔明と比較してその知名度の低さを嘆いていますが、確かに李鴻章を知らない日本人は少なくないでしょうけれども、歴史の教科書にも載っている人物であり、客観的な評価は難しいものの歴史上の人物の中では知られている方ではないか、と思うのは [続きを読む]
  • 東京国税局査察部
  • 東京国税局査察部1993年の金丸脱税事件を中心に、東京国税局査察部、いわゆる「マルサ」の活動を描きます。本書は表題の通り東京国税局査察部を主役としており、その組織構成の解説などもありますが、しかし本書の主題と言うべきは、この国税局が戦ってきた、戦後日本の政治・経済の闇の繋がりです。著者は作家・ジャーナリストということもあり、本書の内容からしても情報源は明らかにされないまま。そのためどこまで信頼できるも [続きを読む]
  • クラウドの未来─超集中と超分散の世界
  • クラウドの未来─超集中と超分散の世界近年利用が広まっているクラウドについて、その特徴や未来の可能性を説く一冊。本書では、クラウドは素晴らしい技術であり、前途洋々で、乗り遅れると大変ですよ、と説いています。クラウドの課題であるセキュリティ、プライバシー、著作権などの問題については、著作権には詳細な言及があるものの、プライバシーにはわずかに触れるだけで、セキュリティの問題はほとんど出てきません。「最新 [続きを読む]
  • 日本の国防――米軍化する自衛隊・迷走する政治
  • 日本の国防――米軍化する自衛隊・迷走する政治日米安全保障条約と自衛隊を中心に、日本の国防の現状と課題を浮き彫りにする一冊。読後感が今一つすっきりしない本でした。著者は自衛隊の現状にはかなり不満なようで、民主党の対応にも批判的な文面ではあるのですが、ではどうすべきか、と言った部分で特に具体的な提言はありません。著者はいろいろ事情通ではあるようで過去の経緯には詳しいようですが、それを除けば、単なる飲み [続きを読む]
  • ケルト神話と中世騎士物語―「他界」への旅と冒険
  • ケルト神話と中世騎士物語―「他界」への旅と冒険アイルランド、ウェールズ、ブルターニュに伝わるケルト神話と、イギリスの中世騎士物語との比較を通じて、古代の神話世界が後世のイギリス人の精神文化に色濃く影響を残した事実を紹介する一冊。本書の言う「中世騎士物語」とはアーサー王伝説のことです。本書では前半でケルト神話が紹介され、後半でアーサー王伝説が紹介されます。確かに似ている点は多いように思います。ただ、 [続きを読む]
  • オランダ風説書―「鎖国」日本に語られた「世界」
  • オランダ風説書―「鎖国」日本に語られた「世界」オランダ風説書は、江戸時代のほぼ全期間を通じて長崎出島のオランダ商館から幕府へと提供され続けた世界情勢に関する風説を記した文書。風説とは噂のこと。実は私は、このオランダ風説書というものの存在を知ったのはわずか数年前で、知ったときには鎖国制度下の江戸幕府が黒船来航情報を含めて世界情勢をかなり正確に把握できていたことに驚きました。幕末史は黒船に対する驚愕が [続きを読む]
  • 世界の歴史〈30〉新世紀の世界と日本
  • 世界の歴史〈30〉新世紀の世界と日本世界の歴史全30巻シリーズの最終巻。扱われるのは、基本的には1989年の冷戦終結以降、1999年(著者の執筆時点)までの全世界ですが、適宜冷戦終結に至るまでの経緯が含まれています。地理的には世界規模をカバーしていますが、主としてヨーロッパ、アメリカ、東アジア、東南アジア、日本が舞台となります。時期が現代にかなり近く、歴史として見るには議論が熟していない時代ではあります。政治や [続きを読む]
  • ロスチャイルド家
  • ロスチャイルド家ロスチャイルド家はヨーロッパの財閥一族。本書はそのロスチャイルド家の歴史を追っています。日本でもロスチャイルドの名を知る人は多いと思います。ただ、かつて国際政治をも左右した時代に比べれば、現代では経済でも国際政治でも日本でロスチャイルドの名を聞くようなことはまずありません。本書では、そうした初代マイヤー以来のロスチャイルド家の浮沈が分かりやすくまとめられています。良書だと思います。 [続きを読む]
  • ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い
  • ケインズとハイエク―貨幣と市場への問い20世紀に活躍した二人の経済学者、ケインズとハイエク。二人の直接の交流エピソードも交えながら、それぞれの主張の内容とその違いを語る一冊。非常に難解でした。読むのにかなり時間を要しましたが、特に二人の主張の内容を解説する本書の二章、三章は、結局、完全に自分の腑に落ちる形での理解はできませんでした。ただ実際に読んだ感覚では、この2つの章を理解し切れなくても、四章以降 [続きを読む]
  • 世界の歴史〈29〉冷戦と経済繁栄
  • 世界の歴史〈29〉冷戦と経済繁栄世界の歴史全30巻シリーズの第29巻。本巻は米ソ冷戦期の世界経済を主題としています。全体的な印象は、前半は興味深く読めたのですが、後半に至り記述対象が時間的に現在に近づくにつれて、歴史として消化できていないからか、記述が表面的に出来事を追っていくだけのような薄い内容となって面白さが減少していきます。また、経済学の知識が無いと読み進めるのが厳しい部分があります。特に必要なの [続きを読む]
  • 昭和陸軍の軌跡 - 永田鉄山の構想とその分岐
  • 昭和陸軍の軌跡 - 永田鉄山の構想とその分岐昭和期の日本陸軍について、永田鉄山に始まる陸軍中枢部の政戦略や思想の流れを、太平洋戦争開戦に至るまで追った一冊。昭和期の陸軍を動かした中堅幕僚層の主要人物の思想、行動をかなり詳細に追っており、非常におもしろい本でした。巻末には多数の参考文献が載っていますが、ここまで詳細な思想の流れがどこまで妥当性があるものか、他の研究者の意見も聞いてみたい気がします。しか [続きを読む]
  • 小村寿太郎 - 近代日本外交の体現者
  • 小村寿太郎 - 近代日本外交の体現者明治日本を代表する外交官の一人、小村寿太郎。本書はその小村の一代記です。「明治日本を代表する」とは書きましたが、一般的な知名度はそう高くはないでしょう。しかし、小村は日清戦争、日英同盟、日露戦争、日韓併合と、明治期の主要な日本外交の場面に主要なメンバーとして関わっている、キーマンと言える人物です。しかも小村は外交の表舞台に立ったときから一貫して朝鮮半島での日本の権 [続きを読む]
  • 世界の歴史〈28〉第二次世界大戦から米ソ対立へ
  • 世界の歴史〈28〉第二次世界大戦から米ソ対立へ世界の歴史全30巻シリーズの第28巻。第二次世界大戦とその後の米ソ冷戦という世界規模の歴史事件を扱っており、舞台は世界全体です。扱われる期間は1939年の第二次世界大戦開始から1975年のベトナム戦争終結まで。分量としては第二次世界大戦関連の記述と、大戦後に関する記述とがほぼ同量となっています。特徴的なのはベトナム戦争に60ページ以上を割いているところで、記述も詳細で [続きを読む]
  • 摂関政治〈シリーズ 日本古代史 6〉
  • 摂関政治〈シリーズ 日本古代史 6〉岩波新書のシリーズ日本古代史の第6巻で、最終巻。扱われる時代は、巻末の年表では838年から1087年までですが、本文中では866年の藤原良房の摂政就任から、下限は白河天皇の治世や後三年の役にも言及はあるものの、本格的な記述はほぼ藤原頼通が病により関白を退いた1067年あたりまでです。しっかりした統計は知らないのですが、本書の著者が女性であるように平安時代は歴史研究の分野の中では [続きを読む]
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