松尾 英明 さん プロフィール

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松尾 英明さん: 教師の寺子屋
ハンドル名松尾 英明 さん
ブログタイトル教師の寺子屋
ブログURLhttp://hide-m-hyde.blogspot.com/
サイト紹介文教師の技量向上、教育観を磨き合います。2014まぐまぐ大賞受賞のメルマガを元に書いています。
自由文教師としての技量向上や、教育観を互いに磨き合う場としてのブログです。子どもの学力向上、体力向上、授業力向上、道徳教育についてもふれていきます。 「先生になったけど、理想と現実が・・・」と悩む方々、一緒に解決しましょう! 4月は学級開きのネタ、5月は運動会ネタなど、旬の話題を扱います。特に1月、2月は、得意の大縄や8の字跳びのコツもお伝えします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供188回 / 365日(平均3.6回/週) - 参加 2011/04/11 22:07

松尾 英明 さんのブログ記事

  • 戦争に「justice」はあっても「正義」はない
  • 終戦記念日に関連して、最近、読んだ本から考えたこと。次の本を読んだ。『しない生活』幻冬舎新書 小池龍之介 著http://www.gentosha.co.jp/book/b7753.html自分の次の新著(https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-171335-5)のテーマが「捨てる」なので、こういったテーマの本には関心がある。この本の中で、次の文が心のフックにひっかかった。==============(引用開始)つまり、ものごとは、公平に、釣り [続きを読む]
  • お茶でもすすめればいいっちゃが
  • 6月29日に他界した祖母の話。私の祖母は、生涯笑顔とユーモアの人だった。そして、自分にできることをして生きることを何よりも大切にしていた。20年ほど前に祖父がなくなった後にも、しばらく山の中で一人で暮らしていた。運動不足を防ぐべく、NHKで放映されている朝のラジオ体操をテレビのお姉さんと一緒にやっていた。「毎朝やるっちゃが。これがいいとよ。」と笑顔で言っていた。足腰を悪くしてから、動き回れなくなった [続きを読む]
  • 図と地の反転
  • 私は大学時代に教育心理学を専攻していたこともあり、心理学が好きである。その中の「ゲシュタルト心理学」に「図と地」という知覚に関する面白い考え方がある。簡単に言うと、図とは、対象物そのものとして知覚されるもの。地とは、「下地」という言葉にあるように、いわゆる背景のようなもので、知覚されない部分である。よく知られている例でいうと、白黒の「くびれた壺」の絵である。黒地の真ん中に白い壺の絵が見える。しかし [続きを読む]
  • 「自分に厳しく」もほどほどに
  • 「自分に厳しい」というのは、一般的に良いことと捉えられている。しかし、自分に厳しく他人に優しい、というのは、理想的だがなかなか難しい。自分に厳しくしていると、どうしても他人が許せなくなってしまう。わかりやすい例だと、授業。一生懸命に用意をするのはいい。しかし、こちらの努力に対し、子どもがノってくるかは、別問題である。子どもの側からすれば、こちらの努力など、知ったことではない。ノってくるかどうかは、 [続きを読む]
  • 笑って終わる人生
  • 今年の6月、祖母が亡くなった。97歳の大往生。「亡くなった」よりも、「生ききった」という言葉がぴったりである。私の好きな言葉の一つに、次のものがある。ネイティブアメリカンの言葉だという。あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい祖母の葬儀は、終始和やかだった。私を含めて孫が10人、ひ孫が24人もいる [続きを読む]
  • 原爆記念日 核兵器禁止条約を考える
  • 今日は広島の原爆の日である。3日後の8月9日は長崎。そして8月15日が終戦記念日である。核兵器禁止条約が今年の7月7日に国連により採択された。一見すると、核兵器根絶にとって大きな一歩に見える。しかし、ここには主要な核保有国が参加していない。そして何より、日本が参加していない。これは、非常に奇異な決定のように見える。しかし、当たり前だが、日本は核の撤廃について相当な関心がある。さんざん考えた上での政治的判 [続きを読む]
  • 聖戦は危険
  • 子どもに、何かしら指摘をする。説教をする。明らかに、子どもの行為が良くない。だから、正々堂々と叱る。「明らかに」なので、迷いなく注意できる。しかし、その自信の度合いが高い時ほど、要注意である。正義、正当だと信じている時ほど、危ない。大抵、子どもに対して自信をもって指摘をしていることが、自分の問題である。そうでないことなら、控えめになる。「まあ、そんな言っても私もできていないのだけれど」と付け加えな [続きを読む]
  • 課題は成果
  • 公開研究会での学び。学習指導要領の解説が公示された。各教科とも、変更点がはっきりと示されている。中でも、教科横断的な学びは強調されているものの一つである。「カリキュラムマネジメント」が求められている。算数と体育、音楽と体育など、教科間にまたがる横の学びを計画していくことが求められる。それは一方で、教科の特性をよりはっきりさせることにもつながる。算数でしか学べないことは何なのか。体育ならではの学びは [続きを読む]
  • 授業者が一番得をする理由
  • アインシュタインの名言。「問題を生み出した時と同じ考え方では、その問題を解決することはできない。」全くその通りである。公開研究会で授業を行った。自分としては問題意識をもって臨んだ。子どもが自ら運動の楽しさを追求していく体育学習はどうあるべきか。その方策として「サンドイッチ型学習」を用いた授業展開を行った。「はじめにバレーボールありき」という従来の発想でなく、自分たちでルールから作っていきたいという [続きを読む]
  • 大丈夫な私
  • 少し前の話になるが、自分自身への気付き。以前、6年生を送る会で、「送る側」の5年生が劇をした。この5年生は、4年生の時に私が担任していた子どもたちである。私を含めた6年生の全担任の役があり、台詞や動きがそれぞれの特徴を捉えていて面白かった。ちなみに私を演じた子どもの台詞は両腕の力こぶを作るポーズで「大丈夫、大丈夫!」である。そう、全く根拠のない「大丈夫」。無駄にポジティブ。冬はまだしも、夏場はちょ [続きを読む]
  • スペースを埋めない
  • 7月29日、高校サッカーインターハイが開催される。私も高校時代、燃えていたので、どこか出るのかとかは気になる。さて、サッカーでは、ポジショニングが大切である。それぞれの選手がその瞬間にどこにいるか、ということが次のプレーを左右する。ポジショニングの上で大切なことの一つが「味方のスペースを埋めない」ということである。味方の誰かがそこに突っ立っていると、他の仲間がそのスペースに走り込めない。逆に、自分 [続きを読む]
  • 子どもの眼・子どもの心
  • 夏の読書に、次の本を紹介する。『一年一組せんせいあのね―詩とカメラの学級ドキュメント』鹿島 和夫 編 フォア文庫https://www.amazon.co.jp/dp/465203907735年以上前の本だが、今の教育で欠けている視点が手に入る良書である。まっすぐな子どもの視点が本当に素敵な詩集である。========でんでんむし    やまとなおみでんでんむしがあめにむかってのぼっていきましたせんせい  いいお つたわたしのせんせいは [続きを読む]
  • 『おじいちゃんのノート』
  • 司書の方からおすすめしていただいた本。『おじいちゃんのノート』中村輝雄著 セブン&アイ出発世界初の水平開きノートの開発ストーリーである。次の言葉がささった。(引用開始)仕事ってのはな、どんだけ頭下げたって、もらえないこともあるんだ。いや、それがあたりまえなんだ。だから、たとえ名刺一枚だろうと、いただいた仕事はありがたいと思わなくちゃいけない。それをお前、100枚ぽっちだなんて言ったら、バチが当たるよ。(引 [続きを読む]
  • オレオレ病
  • 作家であり心理学者でもある、早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生の言葉。================他人のために何かをしてあげれば、大抵の自分の悩みはたちどころに消える。================大学生の頃、教育心理学を専攻していたこともあり、加藤諦三先生の著書はかなりたくさん読んでいる。読むと視点が変わり、心が落ち着く本が多く、おすすめである。冒頭に紹介したこの言葉は、ボランティアにも当て [続きを読む]
  • 被災地と一言でいっても
  • 被災地からの学びの続き。東北の各地は「被災地」と一言では括れない多様さがある。津波の直接的被害を受けた方々と、福島の原発問題に絡む被害を受けた方々は、苦しみの種類が別である。例えば、本メルマガ読者の方に教えていただいた次の本には、岩手の方々の苦しみが綴られている。教育を紡ぐ――大槌町 震災から新たな学校創造への歩み https://www.amazon.co.jp/dp/475033975X/ref=cm_sw_r_cp_apap_67kmghxDBaBwF途中が苦しす [続きを読む]
  • 日本の誇る「福島」周辺の土地の美しさ
  • 福島を「被災地」という面だけ切り取って思ってみると、痛々しい。しかし、純粋に一つの場として見た時、とても素敵な場所である。「被災地に学ぶ会」では、作業を開始する前に、必ず全員で黙祷を捧げる。その時、聞こえてくるのは、風の音、川の音、ウグイスの鳴き声である。山々に響き渡る、美しい音や声である。見回すと、空も緑も山々も本当に美しい。相馬小高神社へ向かう道を自転車で走れば、川がらきらと光を照り返して流れ [続きを読む]
  • みんなでやれば、できる。
  • 前回の続き。今回も鍵山秀三郎先生ご提供の美味しいお弁当をいただき、午後の作業へ。次は、田んぼの側溝掘り&草刈りである。現地に行ってみると、完全に埋まっていて、どこが側溝なのかさっぱりわからない状態。数十mということだが、水が流れないで溜まっているために土地も沼のようになっており、作業は難しそうである。加えて、震災前からある長い小屋が邪魔で、人が入っての作業スペースの確保も困難。機械ではできず、人の [続きを読む]
  • ボランティアも、明るくやる
  • 「まぐまぐニュース」で三回に渡って紹介された記事を掲載する。http://www.mag2.com/p/news/251994「被災地に学ぶ会」に参加してきた。今回も、学んだことは広げるという会の使命のもと、レポートする。レポートなのでいつものメルマガに比べやや長いがご容赦いただきたい。今回も、場所は南相馬。2ヶ月前は、一部地域に避難勧告が解除されたばかりの頃で、まだ戻ってきている人は少なかった。その頃に比べて、全体的に良くなっ [続きを読む]
  • 利他の遺伝子をオンにする
  • 先月もまた「被災地に学ぶ会」に参加させていただいた。今回も福島県の南相馬市である。遺伝子工学の第一人者である、筑波大学名誉教授の村上和雄には「人間には、利他の遺伝子がある」という。人間の細胞そのものが、相互共存しようとする遺伝子によって成立している。一方で、遺伝子は利己的でもあるという。利己的で利他的。一見、相反する要素をバランス良く備えているという。ボランティア活動とは、「やらせていただく」もの [続きを読む]
  • 相手によって対応を変える
  • 一般に「差別」はよくないと言われる。人種差別しかり、男女差別しかり。不当な差別はいけない。しかし、これを拡大解釈して、何でも同じように扱うこと、と捉えると間違える。誰に対しても、何に対しても同じ対応でいいはずがない。以前にもこの例を出したが、すべてに金槌ではダメなのである。(アブラハム・マズローの言葉「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える。」)釘を叩くには金槌、太鼓を叩くにはばち、肩を叩くには [続きを読む]
  • 結果を価値付ける
  • 休日ということでやや長文。運動会が終わった時に書いた記事。陸上等の大会関係でも毎回同じようなことを言うが、結果の取り扱いが重要である。特に、勝った場合(望む結果が得られた場合)こそ要注意。結果の価値付けに失敗すると、傲慢になったり「ロス」状態になったりする。結果への価値付けは、日常の授業や生活からして行う。例えば、テストで100点をとったとする。100点であることを褒める。すると、100点そのもの [続きを読む]
  • 七夕と助けて力
  • 七夕と学級経営に関連する話。「助けて力」ということをずっと前に書いた。(ブログ記事参照 http://hide-m-hyde.blogspot.jp/2015/12/blog-post_27.html)願いを口に出せるというのは大切な力である。「助けて」と周りに伝える力があれば、大抵の問題は解決する。もっと具体的に「〇〇を助けて欲しい」と言えたら、完璧である。例えば、授業。わからない、できないと言った時に、これが言えるかどうか。教える側としても最も難し [続きを読む]
  • バカになれるか
  • 今年度も、応援団の指導担当をした。(指導したといっても、9割方見ていただけである。)団長が中心となってまとめて、頼もしい限りである。団長の子どもが、メンバーにどう応援をやるか教えている場面。応援団が教えても、他の子どもがなかなか「ノって」くれないという悩みがある。それに対し、次の言葉を黒板に書いて教えていた。「バカになる」どういうことか。以下、少し長いが、過去の記事の引用。============ [続きを読む]
  • 大縄の回し方は「知っている」かどうか
  • 中学校の運動会を見にいくと、例年、どこに行っても「大縄」(30人程度の一斉跳び)をやっているところが多い。団結がポイントになる、一斉にできるなど、種目として適当なのだろう。だからこそ、回し方が結構気になる。どうしても、振り回す形になっている。それが、大縄の「常識」になっているからである。相当やりこんだ経験がある人でないと、多分知らない。当たり前で、中学校が多忙なこの時期に、大縄にそれほど打ち込む環 [続きを読む]
  • (無題)
  • 競争と応援団の話。運動会の時期に書いた記事。応援団の本質は、あくまで、周りを輝かせようと努力すること。それが、結果的に自分の輝きになる。どこの国の諺だか忘れたが「花を相手に手渡す時、必ず自分の手にも香りが残る」というような内容のものがある。人にいいことをしてあげようとすると、どうやっても自分に返ってきてしまう。恐ろしいことに、逆も真である。人を出し抜こうとすれば、必ず他人に出し抜かれる。悪口を言え [続きを読む]