とに さん プロフィール

  •  
とにさん: 短い歌の日記
ハンドル名とに さん
ブログタイトル短い歌の日記
ブログURLhttp://tankayfugue.seesaa.net/
サイト紹介文短歌と猫とピアノと。
自由文ぽつぽつと短歌を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供112回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2011/04/15 13:12

とに さんのブログ記事

  • Happy Summer Solstice!
  • 寝ころびて輝く夜の青空を飽かず眺むる今日は夏至の日これを書いている現在、カナダはまだ21日。そう、夏至の日です。待ちに待った明るい季節の始まりです。長い雨もようやく去り、しばらく青空の日が続くという予報に小躍りしています。自作の歌には「輝き」「輝く」という言葉がよく使われていることに最近気が付きました。語彙力が弱いせいもありますが、光輝く明るいものに憧れる気持ちがあるのだと思います。一年の半分近くも [続きを読む]
  • 百合の木
  • いつまでも冬の冷たい雨を引きずっていたせいなのでしょうか。今年は近所の百合の木の開花が6月になってからでした。この世に百合の木という木があることを知ったのは去年のことです。ああ今日はいい青空だなあと空を見上げたら不思議な花が目に入りました。それがたまたま、中国の植物が見られるチャイナタウンの公園の近くだったので、これも中国から来たのかしらなどと思っていたら、実は北アメリカ中部原産とのことでした。ネ [続きを読む]
  • バッハの時間
  • 何十回何百回とさらえどもバッハははるかに輝く恒星子供の頃からJ.S.バッハの音楽がいちばん好きでした。仕事をすべて終えた夜半11時過ぎ、よくフーガを練習します。複雑なフーガは私にはなかなか理解できないし、演奏のほうもちっとも上達しません。一生片思いなのかなと思うことがよくあります。でもこの時間が私を平静に戻してくれるのです。そろそろ調律が必要な私のピアノ。 [続きを読む]
  • 音楽に国境は…
  • 瀬戸内を知らない友のフルートの「春の海」ややテンポが速い音楽に国境はないと言います。それはイエスでありノーであります。私の練習しているバルトークは、ハンガリー人の先生によればアクセントの位置が間違っていることが多いのだそうです。「あなたがハンガリー語を話せたらすぐにわかることなのに」と先生はとても残念そうに首をふるのでした。フルート+ピアノのデュエットを組んでいる友人はフランスの人です。宮城道夫の [続きを読む]
  • 英語と短歌
  • 英語にて暮らしを営む日々なれど翻訳しきれぬ感情つねに30日ぶりに英語の国に帰ってきました。私の場合、何年日本を離れようとも日本語は即座に戻ってきてくれますが、英語は少し休むと距離感が出やすい気がします。英語を話すことは短歌を作ることに似ている、と思うことがあります。短歌はもちろん日本語で作るわけですが、三十一文字という限られた字数ですから、何を捨てるか、何を残すかを考える必要があります。そのうえでも [続きを読む]
  • 晴れた日は
  • わが墓はなくともよいと思えたり入り江の山の輝く朝に身近にお墓の心配をする人がけっこういます。でも私は、そういうエネルギーはいかに生きるか?ということに費やしたほうがいいと思うのです。とはいえ、私もこんな歌を作るあたりやはりお墓のことを気にしているのかもしれません。いつかは私にも静かに穏やかに現実を受け入れられる時間が来ますように。山で可愛らしい笑顔を見かけましたよ。 [続きを読む]
  • 従兄
  • 神職を継ぎたる従兄の髭面にサッカー小僧の面影のあり母の実家は神社なので、長男は代々神主になることが決められています。伯父が亡くなったあとに家を継いだ従兄と久しぶりに会いました。神官の正装ではなくジーンズ姿の従兄は学生時代からの髭もそのまんまで、くわえ煙草で人なつこく笑うところもそのまんまで、身内にしか通じないジョークを飛ばし合っているうちに楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。帰り道、初めて [続きを読む]
  • 猫の歌
  • いつもより時間をかけて複雑に猫じゃらし振る日本へ発つ朝猫には未来の予定というものがわかりません。夏前には帰るよとよく言い聞かせてきましたが、突然人間が居なくなってしまった!猫じゃらし係はどこへ?と不思議がっているだろうなと思うと不憫でなりません。でも留守番さんによればご飯もよく食べてよく寝ているということです。ちゅ〜るをお土産に買いました。 [続きを読む]
  • お地蔵さま
  • ソリを曳く犬等と笑う父がいる未来を襲う病を知らず帰省して以来父の書斎を探検中。若い頃の父は絵に描いたようなむさ苦しい山男でした。たぶん大学生時代でしょう。樺太犬に囲まれて得意げな写真がありました。年をとって引退してもむさ苦しさと動物好きなところは変わっていません。帰省して初めて外を歩いてみました。近所のお地蔵様も健在でよかったよかった。 [続きを読む]
  • ふるさとの雨の匂いにたちまちに馴染んでおりぬわが髪と肌成田に着いたら雨でした。でも同じ雨でも暖かい雨でした。空港から東京へ向かうバスから見える水田に雨が降り注いでいました。日本に帰って来たなあと思いました。日本産の私にはこの湿度が馴染みます。 [続きを読む]
  • 帰省
  • 青空と煌めく雲海つき進みマッハの速さで故郷に向かう前回の帰省時に飛行機の中で作った歌。このときはもっとのんびり&ウキウキした気分でしたっけ。でも今回はもっともっと切羽詰まった状況です。光の速さが欲しいけど、大昔の移民に比べたらずっと手軽に帰れるんだからと思って。でも成田から長いのよね。庭のリンゴの花が満開です。しばらくのお別れ。猫もカラスも達者でね。 [続きを読む]
  • 遅い春
  • ヒマラヤの「大きな鳥」の頂に二十九歳雪焼けの父ここ数日、父が歩いた各地の山のことを考えていました。空に近いところで青年時代の父はどんな景色を見てきたのでしょう。今年はいつまでも寒いけれど、花は咲きだしました。 [続きを読む]
  • 太平洋
  • 半日もあれば渡れる海なのに帰る帰らぬ雨降り止まず飛行機に乗れば太平洋なんぞひとっとびなのに。日本がこんなに遠く感じられたことはありません。明日、父の手術。 [続きを読む]
  • Cherry Moonlight Night
  • 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき  与謝野晶子かつては気が向くと京都に出かけたものでした。桜と月と祇園。心浮き立つ春の宵。もう二度と関西に暮らすことはないだろうなと思うと余計に懐かしく、切なさが募ります。私が今住んでいる町には、まだまだ冬が居座っています。 [続きを読む]
  • ふたつの「うた」
  • 神様の贈り物なりわたくしに短歌のうたと音楽のうた 江頭洋子「歌の翼に」(原文は「うた」に傍点あり)「うた」は神様からの贈り物という表現に、作者が「うた」を謙虚な気持ちで大切にしていることが伝わります。私もピアノの「うた」と短歌の「うた」にどれほど心慰められ、助けられていることでしょうか。 [続きを読む]
  • ピアノを弾くのは…
  • サクソフォンを吹く家人は練習中によく癇癪を起こす。家の中に音楽が流れている状況は好きなので放っておくが、「ちっ!」なんて舌打ち程度ならまだしも、いきなり叫ばれると心穏やかではない。ついに発狂したのかと心配になる。ピアノ友にも似た人がいる。二人の先生につい... [続きを読む]
  • 雪の日の歌
  • 思ひがけぬ処に下りねばならぬゆゑ舞ひ戻らむと迷へる雪か  川又幸子 (「川又幸子歌集」冬雷叢書 第97篇)2月も終わりのころに降る雪は、クリスマスの頃のような有無を言わさずどさどさと積もるような感じではありません。雪のつぶは小さく軽く、風にあっさりと吹き飛ばされて行きました。春を連れてきて良いのかまだ冬をとどまらせておきたいのか、悩んでいるようでした。 [続きを読む]
  • 犬派ピアノ
  • ピアノ友と久々に会った。スメタナの「モルダウ」4手連弾版をやってみた。通りすがりの人には「それなんていう現代曲?」と言われてしまう出来だったが、楽しかった。この友人が2歳になったばかりのコーギーを連れて来た。隣町からはるばる電車に乗って。到着するやいなや、ひみ猫の残しておいた(猫のルール)「チキン&サーモンのパテ」を平らげ、家中を探検してまわり、裏庭でカラスを追いかけ、ピアノを弾いている間もちょこま [続きを読む]
  • やり直し曲
  • ピアノを再開したのは十年ほど前のこと。一時は自分のレベル以上の無謀な曲ばかりに挑戦していたけれど、この頃はおおむかしに習った曲をやり直している。ドビュッシーの「子供の領分」もそのひとつである。楽譜を開いて気が付いた。当時の先生はその曲の初回レッスン日と最終日を書き込んでくださっていたのだが、どれもほぼ1か月で「あがり」になっている。これはどういうこと?いずれも短い曲だから?それとも当時の私はもっと [続きを読む]
  • カナディアン・リフリジレーター・キャット
  • カナディアン・リフリジレーター・キャット(Canadian Refrigerator Cat)の目撃情報が相次いでいる。フリッジ・キャットは寒冷地に生息している非情に希少な猫だが、今年は寒波が続いたせいかカナダの中では比較的温暖な西海岸にも出没しているという。「だってここが一番暖かいんにゃよ…」冷蔵庫の下から暖気が出てくるからね。でもこれじゃ冷蔵庫が開けられないよ。ひみちゃんの好きな鮭の切り身が出せないよ。 [続きを読む]
  • 81年前に
  • 先生にお借りしているバルトーク版の平均律は4冊に分かれている。いずれの中表紙にも手書きで1958年7月8日と記されている。この楽譜をブダペストのご母堂より郵送された日だという。先生がフランス経由でカナダに移住されたのがこの年の春。当時は今よりもっともっと(政治的にも)先生の故郷は遠かったことだろう。その懐かしい祖国の香りのする楽譜を先生はずっと大切にされている。修復あとがいっぱい。バルトークではないが、 [続きを読む]
  • ピアノの先生の歌
  • 戦争と革命そして亡命を師は語りたる異国のなまりで私のピアノの先生は1926年生まれのハンガリー人。90歳の今も現役です。レッスンの合間に昔話が飛び出します。戦争中捕虜になったこと、地雷原を越えて命からがらブダペストに帰ったこと、祖国のソ連の支配をきらって亡命したこと、得意のフランス語が使えるからと希望していたフランス語圏ではなく行き違いで英語圏カナダに送られてしまったこと、そこでゼロから英語を学んだこと [続きを読む]
  • 頭かくして…
  • 仕事部屋の入口。ドアから何かはみ出している。近づいてみた。右側の吹き出し口から暖かい空気が出てくるのが気に入っているらしい。でもうっかりドアを閉めたりしたら…あ、そのためのサインなのか。「ドア裏に猫あり、注意」っていう。 もう一つのお気に入りはここ。机の上のライトを日焼けサロン的に活用。すっかり寒さに弱くなってしまった猫。日本のこたつがあったらいいのにね。 [続きを読む]
  • 伴奏
  • ユーフォニアムの伴奏をすることになり、楽譜を受け取った。その中の一曲がアレクサンドル・ギルマンによる「交響的断章」。ギルマン(1837−1911)はフランスのオルガニストで作曲家らしい。「交響的断章」はもともとはトロンボーンとピアノ用として書かれたそうだ。こちらの動画ではオルガンが伴奏をしている。 どの曲も伴奏パートの難易度はそれほど高くないから、普段のピアノの練習の妨げにはならないと思う。ただユーフォニ [続きを読む]