とに さん プロフィール

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とにさん: 短い歌の日記
ハンドル名とに さん
ブログタイトル短い歌の日記
ブログURLhttp://tankayfugue.seesaa.net/
サイト紹介文短歌と猫とピアノと。
自由文ぽつぽつと短歌を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供129回 / 365日(平均2.5回/週) - 参加 2011/04/15 13:12

とに さんのブログ記事

  • 遅い春
  • ヒマラヤの「大きな鳥」の頂に二十九歳雪焼けの父ここ数日、父が歩いた各地の山のことを考えていました。空に近いところで青年時代の父はどんな景色を見てきたのでしょう。今年はいつまでも寒いけれど、花は咲きだしました。 [続きを読む]
  • 太平洋
  • 半日もあれば渡れる海なのに帰る帰らぬ雨降り止まず飛行機に乗れば太平洋なんぞひとっとびなのに。日本がこんなに遠く感じられたことはありません。明日、父の手術。 [続きを読む]
  • Cherry Moonlight Night
  • 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき  与謝野晶子かつては気が向くと京都に出かけたものでした。桜と月と祇園。心浮き立つ春の宵。もう二度と関西に暮らすことはないだろうなと思うと余計に懐かしく、切なさが募ります。私が今住んでいる町には、まだまだ冬が居座っています。 [続きを読む]
  • ふたつの「うた」
  • 神様の贈り物なりわたくしに短歌のうたと音楽のうた 江頭洋子「歌の翼に」(原文は「うた」に傍点あり)「うた」は神様からの贈り物という表現に、作者が「うた」を謙虚な気持ちで大切にしていることが伝わります。私もピアノの「うた」と短歌の「うた」にどれほど心慰められ、助けられていることでしょうか。 [続きを読む]
  • ピアノを弾くのは…
  • サクソフォンを吹く家人は練習中によく癇癪を起こす。家の中に音楽が流れている状況は好きなので放っておくが、「ちっ!」なんて舌打ち程度ならまだしも、いきなり叫ばれると心穏やかではない。ついに発狂したのかと心配になる。ピアノ友にも似た人がいる。二人の先生につい... [続きを読む]
  • 雪の日の歌
  • 思ひがけぬ処に下りねばならぬゆゑ舞ひ戻らむと迷へる雪か  川又幸子 (「川又幸子歌集」冬雷叢書 第97篇)2月も終わりのころに降る雪は、クリスマスの頃のような有無を言わさずどさどさと積もるような感じではありません。雪のつぶは小さく軽く、風にあっさりと吹き飛ばされて行きました。春を連れてきて良いのかまだ冬をとどまらせておきたいのか、悩んでいるようでした。 [続きを読む]
  • 犬派ピアノ
  • ピアノ友と久々に会った。スメタナの「モルダウ」4手連弾版をやってみた。通りすがりの人には「それなんていう現代曲?」と言われてしまう出来だったが、楽しかった。この友人が2歳になったばかりのコーギーを連れて来た。隣町からはるばる電車に乗って。到着するやいなや、ひみ猫の残しておいた(猫のルール)「チキン&サーモンのパテ」を平らげ、家中を探検してまわり、裏庭でカラスを追いかけ、ピアノを弾いている間もちょこま [続きを読む]
  • やり直し曲
  • ピアノを再開したのは十年ほど前のこと。一時は自分のレベル以上の無謀な曲ばかりに挑戦していたけれど、この頃はおおむかしに習った曲をやり直している。ドビュッシーの「子供の領分」もそのひとつである。楽譜を開いて気が付いた。当時の先生はその曲の初回レッスン日と最終日を書き込んでくださっていたのだが、どれもほぼ1か月で「あがり」になっている。これはどういうこと?いずれも短い曲だから?それとも当時の私はもっと [続きを読む]
  • カナディアン・リフリジレーター・キャット
  • カナディアン・リフリジレーター・キャット(Canadian Refrigerator Cat)の目撃情報が相次いでいる。フリッジ・キャットは寒冷地に生息している非情に希少な猫だが、今年は寒波が続いたせいかカナダの中では比較的温暖な西海岸にも出没しているという。「だってここが一番暖かいんにゃよ…」冷蔵庫の下から暖気が出てくるからね。でもこれじゃ冷蔵庫が開けられないよ。ひみちゃんの好きな鮭の切り身が出せないよ。 [続きを読む]
  • 81年前に
  • 先生にお借りしているバルトーク版の平均律は4冊に分かれている。いずれの中表紙にも手書きで1958年7月8日と記されている。この楽譜をブダペストのご母堂より郵送された日だという。先生がフランス経由でカナダに移住されたのがこの年の春。当時は今よりもっともっと(政治的にも)先生の故郷は遠かったことだろう。その懐かしい祖国の香りのする楽譜を先生はずっと大切にされている。修復あとがいっぱい。バルトークではないが、 [続きを読む]
  • ピアノの先生の歌
  • 戦争と革命そして亡命を師は語りたる異国のなまりで私のピアノの先生は1926年生まれのハンガリー人。90歳の今も現役です。レッスンの合間に昔話が飛び出します。戦争中捕虜になったこと、地雷原を越えて命からがらブダペストに帰ったこと、祖国のソ連の支配をきらって亡命したこと、得意のフランス語が使えるからと希望していたフランス語圏ではなく行き違いで英語圏カナダに送られてしまったこと、そこでゼロから英語を学んだこと [続きを読む]
  • 頭かくして…
  • 仕事部屋の入口。ドアから何かはみ出している。近づいてみた。右側の吹き出し口から暖かい空気が出てくるのが気に入っているらしい。でもうっかりドアを閉めたりしたら…あ、そのためのサインなのか。「ドア裏に猫あり、注意」っていう。 もう一つのお気に入りはここ。机の上のライトを日焼けサロン的に活用。すっかり寒さに弱くなってしまった猫。日本のこたつがあったらいいのにね。 [続きを読む]
  • 伴奏
  • ユーフォニアムの伴奏をすることになり、楽譜を受け取った。その中の一曲がアレクサンドル・ギルマンによる「交響的断章」。ギルマン(1837−1911)はフランスのオルガニストで作曲家らしい。「交響的断章」はもともとはトロンボーンとピアノ用として書かれたそうだ。こちらの動画ではオルガンが伴奏をしている。 どの曲も伴奏パートの難易度はそれほど高くないから、普段のピアノの練習の妨げにはならないと思う。ただユーフォニ [続きを読む]
  • 暖かいにゃ
  • 家の中で一番暖かい場所は猫に聞けばわかる。そこは玄関のドアの前。通り道なんだけどね…。吹き出し口からの暖かい空気にヒゲをそよがせてご満悦。この猫、雪が降って以来一歩も外に出ていない。 [続きを読む]
  • ドイツ語も知らぬわが手が
  • 「バッハ鍵盤音楽全部弾くプロジェクト」は低空飛行で継続中である。今年は平均律に集中したい。完成度にはこだわらない(そんなことを言っていたら百年あっても終わらない)。とにかくぜんぶ音を拾って通して弾けるようになりたい。私はとにかくバッハという人が書いた音楽を「読みたい」からだ。そこで先生からこの楽譜をお借りすることになった。「平均律学習者には原典版とこのバルトーク版があると良い」とのことで。 バ [続きを読む]
  • クー太郎のお正月
  • 昨年はとうとう帰省しそびれてしまった。実家には高齢の両親に何かあればかけつけるとは常々言ってあるので、そういう緊急事態がなかったのはいいことなんだけど。母がスマートフォン(ちゃんと使えるようになったようだ)で送ってきた新年の料理の写真を眺めていたら、珍しく少しホームシックになりかけた。父の足の上でくつろぐクーの図。なるほど実家は平和そうである。病気のために捨てられたクーも年齢不詳。満身創痍の猫で何 [続きを読む]
  • 深林人知らず
  • 岩波新書の「新唐詩選」を読んだ。王維の竹里館(ちくりかん)にぐっと来た。獨坐幽篁裏彈琴復長嘯深林人不知明月來相照独り幽篁(ゆうこう)の裏に座して弾琴(だんきん) 復(ま)た 長嘯(ちょうしょう)深林(しんりん) 人知らず明月 来たりて相(ため)に照らすひとり奥深い竹藪にあるはなれ座敷に座り、琴を弾き歌をうたって長く嘯く。深い林の中のことなので誰も知らない。月の光が私を照らしている。今年はこういうふ [続きを読む]
  • 壮大で壮絶な物語
  • 施川ユウキの「ヨルとネル」を読んだ。主人公はヨルとネルという二人の少年。年齢は小学校高学年ぐらい。研究所のモルモットだった二人はネズミよりも小さい。そしてひたすら逃げている。何故そうなったのか。ヨルとネルの過去についてはほとんど触れられない。二人は南を目指して旅をする。途中で「ザ・ヴォイス」と名付けた野良猫の風よけになってやったり、無人の屋敷にあるピアノで連弾をしたり、墓地で朝を迎えたり、ソース焼 [続きを読む]
  • 徐行運転
  • 年末から体調を崩し眠ったり起きたりを繰り返しているうちに、いつの間にか年が明けていました。こんなお正月があったこともいつか笑い話になる日がくることでしょう。 [続きを読む]
  • 徐行運転中
  • 年末から体調を崩し眠ったり起きたりを繰り返しているうちに、いつの間にか年が明けていた。そのあとも昏々と眠っていた。こんな正月も笑い話になる日がくるかもしれない。でも仕事もたまっていることだし、ぼちぼち動き始めることにしようか。初夢の代わりに見たり群青の夜明けを進む金の飛行機 [続きを読む]
  • ジャック・ニコルソン&ショパン
  • ジャック・ニコルソンがピアニストを演じる!…と、ずっと気になっていた「ファイブ・イージー・ピーセス(Five Easy Pieces)」を見た。(この邦題、もっとどうにかならなかったんだろうか?)1970年のいわゆるアメリカン・ニューシネマである。主人公ボビー(ジャック・ニコルソン)のダメ人間ぶりが淡々と描写されている。(ネタバレあり)ボビーは石油採掘場で肉体労働をしているが、実はインテリ層の出。一族はみな優れた音楽 [続きを読む]
  • ケイト
  • 本日はクリスマスイブである。(このブログの日付は日本時間だけど。)国や宗派によってもいろいろだが、我が家ではクリスマス料理を食べるのは25日である。だから今日は夫の友人の誕生日祝いを我が家ですることになった。急に決まったことなのでばたばた支度をしていたら、玄関のドアをノックする人がいる。お客にしては早いなーと思ったら、ケイトだった。ケイトはこの秋まで隣の家に住んでいた人で、故ティガー猫の飼い主である [続きを読む]
  • 猫の歌
  • カナダ猫もわれと暮らして長ければごはんごはんと日本語に鳴く2004年の春に庭にやってきた猫。日本語のボキャブラリーは「おはよう」「ねえちゃん」「ごはん」「うん」「うまい」。 [続きを読む]