有沢祐輔 さん プロフィール

  •  
有沢祐輔さん: 空虚ノスタルジア
ハンドル名有沢祐輔 さん
ブログタイトル空虚ノスタルジア
ブログURLhttps://ameblo.jp/arisawayusuke/
サイト紹介文作家の卵です。詩、作詞、小説、音楽、日々の出来事などを綴っています。
自由文詞が中心ですが、長編の小説も書いていきたいなと思っています。好きな作家は村上春樹さん、伊坂幸太郎さんです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供415回 / 365日(平均8.0回/週) - 参加 2011/04/21 15:07

有沢祐輔 さんのブログ記事

  • 詞「未完成」
  • 飽和状態の悲哀にこの世界は今日も溜息を吐く諦めたフリして見据えを真似るのは誰かに僕を悟られる怯えによるもの 嬉々に満ち溢れた歳月はとうの昔に過ぎて愛というものの名前すら呼ばなくなった 複雑に入り組んだ思考回路の果てが虚ろな現在だとしたらこれまでの歩みは無価値 未完成なままの僕なのに世界に完成を求める矛盾屋な生き物 それが人だというならそれまでだけど 蒼を美しいことを黒に輝く黄色の凛とした様に心が揺 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 67〜蔑みに恍惚〜
  • 前回の話はこちら 68話はこちらから (過激な性描写が含まれています。苦手な方はご遠慮ください) 思えば、日陰になってまともにセックスをしたのは上村唯が初めてかもしれない。小久保真里にしてもプリンセス桜にしても、こちらは完全なる受け身だし、昨日のショーに関しては…とてもまともとは呼べない。 とはいえ、上村唯とのセックスがまともか?と訊かれれば… 「慧、上手ね、殆ど経験が無いって言うから不安だった [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 66〜夫婦の日陰〜
  • 前回の話はこちら 67話はこちらから 「お待たせ、その髪、もしかして桜さんの美容室で?」「え、ええ。まあ…」 夜七時過ぎ、指定されたホテルのラウンジにて緊張を抱えながら待つ俺の元に上村唯が仕事の時とは幾分か幼げな笑みでやって来た。やはり、というべきか、まさか、というべきか、隣に立つ男の姿に俺の緊張は最大限を極める。 「紹介するわね。夫の幸太郎、商社マンよ」「初めまして。上村幸太郎です」「…は、 [続きを読む]
  • 詞「茜、編む」
  • 君の視界を遮った灰色はあらゆるものを消し去って遂には僕の姿、形、影さえも映らなくなった 虚ろに横たわる君は窓越しの茜空を「今日も雨降り」と呟いては啜り泣く 僕の声などそこら辺のノイズと変わらないのかもしれないだけど寄り添うことを選んだ僕は茜を語り掛ける 翼をもがれて 掠れた悲鳴を壁にぶつける君にあの茜を取り戻してほしいとひたすらに願うから 僕の体温を冷えた身体に注いで語り掛けるそれらが茜編む唯一だと信 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 65〜既婚の客〜
  • 前回の話はこちら 66話はこちらから 「あら!唯ちゃんと契約!?良かったじゃなーい!微力ながらね、慧ちゃんのことをアピールしてたのよ。誠実さに溢れた日陰!ってね」 「買い被りだよ。俺はまだまだ零さんの足元にも及ばないさ。それに…まだ契約は交わしてないし」 「慧ちゃんなら大丈夫よ。もっと自信持ちなさい」 プリンセス桜の淹れたハーブティーと共にお土産として買って来たロールケーキに舌鼓を打つ、いっそのこと [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 64〜選ばれし理由〜
  • 前回の話はこちら 65話はこちらから 「プリンセス桜さんの美容室、私も常連なんですよ」 上村唯から飛び出た意外な名前に俺は更なる戸惑いを感じながらもどこか安心感みたいなものも得た気分になった。ピークに達した喉の渇きを潤すため、意を決して飲んだ烏龍茶にも睡眠薬は入っていないようだし。 「他の登録者の中でも麻生慧さんは一目置かれた存在なんですよ、どんな過激なプレイもこなして、男も相手に出来る。とん [続きを読む]
  • 詞「俺らのグローリーデイズ」
  • 諦めという選択肢は傷付かないための保険手札を選ぶ素振りしても既にジョーカーは外してる 見晴らしのいい景色を追い求め登り続けてきたけどいつしか4合目辺りで腰を下ろしてたみたいだ 体裁のいい台詞重ねて周囲を欺いたって俺自身は欺けないそのクールな瞳にチクってなる 溜息の会話など破棄しちゃって がむしゃらのパレードを見せ付けてやれ失うほど実は何も得ちゃいないんだ この手で掴むものはてっぺんあの頃目指したてっ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 63〜光に差す闇〜
  • 前回の話はこちら 64話はこちらから 「大変申し訳ございません…」「別に怒っちゃいないさ、大袈裟だって」 翌朝、やけに静かな寝室をそっと覗くと、瑛斗くんは土下座の体勢になっており、俺は辟易するしかなかった。5時に目覚め、俺が来るまでの2時間、ずっとその体勢のまま待っていたらしい。 ただ、よくよく話を聞けば、それらはナギの命令によって染み付いた行為らしく、ある種の洗脳みたいなものだと判明した。しか [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 目次 61話〜80話
  • 41話〜60話はこちら 81話はこちらから 日陰症候群は蒼を知らない 61 日陰症候群は蒼を知らない 62 日陰症候群は蒼を知らない 63 日陰症候群は蒼を知らない 64 日陰症候群は蒼を知らない 65 日陰症候群は蒼を知らない 66 日陰症候群は蒼を知らない 67 日陰症候群は蒼を知らない 68 日陰症候群は蒼を知らない 69 日陰症候群は蒼を知らない 70 日陰症候群は蒼を知らない 71 日陰症候群は蒼を知ら [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 62〜十字架〜
  • 前回の話はこちら 63話はこちらから 「水でもぶっかけるか?」「いや、さすがにそれは…俺はソファーで寝ますから」 マンションに着いたのはいいが、瑛斗くんの部屋の鍵がなかなか見付からず、おまけに当の本人はグーグーいびきを掻いて熟睡中、仕方なく今日は俺の部屋に泊めることにした。華奢な体型のナギとは違い、図体のデカい瑛斗くんじゃベッドの殆どを占領、しかも酒臭いし、俺はベッドに寝るのを諦めざるを得な [続きを読む]
  • 詞「息詰まる無音の部屋」
  • 曇りガラスをそっと開けたら 視界は眩しき蒼を捉えるけど叶わなかった恋路に佇む僕にはあの蒼が痛く突き刺さる 「サヨナラ」 たった四文字の置手紙はインクが溶けて指先の黒さでなぞれば呆気なく消え去る この狭い唯一の居場所は君との日々に満ち溢れそれ以外のものがないから息が詰まる時を過ごす だけど連れ去ってく手はやっぱり君しか考えられなくて無音の部屋で足音だけに耳を研ぎ澄ませる にほんブログ村 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 61〜ナチュラル〜
  • 前回の話はこちら 62話はこちらから 「俺の…下見?」「ええそうです。ショーには何かと金が掛かりますしオーナーは黒字の可能性が低ければゴーサインを出さない人ですから。あの店は生のキャストを下見する場所、そして気に入った顧客から前金を徴収します」 とんでもないことを話しているのに関わらず、瑛斗くんの淡々とした口調のせいか、俺の脳内は「驚愕」より「納得」の方が上回り、あの店の一連が走馬灯のように過ぎ [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 60〜黒い本性〜
  • 前回の話はこちら 61話はこちらから 「零さんの差し金では無いと思います。あの方がそのような卑怯な真似をするとはとても…」 浴室を後にしてあの忌々しい空間に戻ると汗だの精液だのが散乱して、まさに地獄絵図だった光景は見事な変化を遂げた。元に戻ったというべきか…とにかく、プロの業者並みの綺麗な仕上がりに俺は瑛斗くんを思わず称えてしまった。 そしたら、彼に対する憤りも幾分かは鎮まり、空腹感と重なって [続きを読む]
  • 詞「黄昏にひとりきり」
  • 長い夢を見ていたかのような 覚束ない足取りで賑わう街に繰り出すけれど 人が溢れるほど孤独が増す あらゆるものが君に繋がるから 俯き加減で歩くだけど ふと視界に入った靴は 君のに似てる 限りのない愛を求めて 黄昏をバックに抱き合っても終りはこんなにも呆気なく 呼吸さえ下手にさせてさ 眠れぬ夜をあと何度過ごせば 陽射しの眩しさに笑えるのだろう君がいないこの街はもう好きじゃないけどそれでもまた巡っては君 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 59〜笑う悪魔〜
  • 前回の話はこちら 60話はこちらから 対価が金ならこれは仕事。 そのような思考の転換はオンボロアパートの雨漏りみたいに完全にマイナスさを防げるわけじゃないが、オーナーが俺に与えた札束は確かに今、手元にあり、小久保真里とホテルで会ったときと同じ魔力を吐き出している。現金で手渡した理由は俺のショックを和らげてやろうという魂胆か?ま、貰えりゃ何でもいいけどさ… 「慧さん、奥にシャワールームがあります [続きを読む]
  • 詞「センチメンタルを吹き飛ばせ」
  • ホームに急いでも電車はもう走り出して1人きりの待合室 イヤホンに耳を傾ける 君と聴いた甘いラブソングは今のところ聴ける心境じゃないからグリーンデイの音魂でセンチメンタルを吹き飛ばせ 各駅停車に揺られてアテもない日帰り旅行君は今頃 上書き保存中かな?僕というフォルダに違う男の名前 入力完了したのかな? だけど僕は未だに君のアドレスもメールも消せない未練がましさ梅雨のようなジメジメしたものが胸にこび [続きを読む]
  • 詞「葡萄色の空の下」
  • 葡萄色の空の下 帰路に急ぐ制服の群れ見送る背中はかつての僕らを彷彿とさせる 無我夢中でグラウンドを駆け抜ける君に見惚れて騒めく鼓動を連れて 影が並ぶ帰宅の日 「好き」だとか云い出せないもどかしさの先不意に触れた指先が僕らを大人にした 青春の残像に寂寞の思いを抱くのはそれだけ年を重ねた証拠なのだと自虐に笑うけど 戻れないあの頃にふと懐かしさが込み上げる制服の2人の指先がさまよう場面が映れば君の柔らか [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 57〜地獄ショー、開幕〜
  • 前回の話はこちら 58話はこちらから (過激な性的描写が含まれています。苦手な方はご遠慮ください) 「痛っ!」 …頬に引っ叩かれたような激痛が走り、俺は目を覚ました。まず視界に飛び込んだのは俺の無様な姿、真上も全面が鏡になっており、仰向けの状態じゃ嫌でも目に入る。 「やっとお目覚め?なかなか起きないから水でもぶっかけようかって話してたんだ」 そう言って俺の顔を靴のまま踏み付けるナギはもう俺の知 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 56〜鏡の世界〜
  • 前回の話はこちら 57話はこちらから 号泣の痕を拭い去って家に戻った俺は「もう帰ってきたの?せっかく昼寝してたのに」というナギの言葉に突き刺さるものを感じた。勿論、俺の感嘆をコイツは知らないのだから当然なんだけど、察してほしい、などと密かに願うのは愚かな証拠だろうか? 「汗掻いてるね、軽くシャワー浴びた方がいいよ」「向こうに着いてからじゃ駄目なのか?」「こまめに浴びるのはエチケットでしょ?」「 [続きを読む]
  • 詞「Two of us」
  • 晴れ間の無い日々を流離い 姿勢を正して見据える俺は虚勢を張ることが美徳と 自らに酔うきらいさえあった 頑丈に閉ざした扉を壊すものなど無いと高を括っていたけど君の幼気な笑顔を前に凍り付いた胸は雪解けを迎える 感情に流されることを 捨て去ってしまったのはいつの日だろう作り笑いは上手くなれど腹の底から笑うのは忘れた 最初は生意気で無鉄砲な奴だなんて相手にもしなかったけど君の瞳に映る青空にいつしか焦がれた [続きを読む]
  • アリトピ146〜暑さのせいにしたいとき〜
  • こんばんは(^◇^)アリスケの参上だぜぃ!! 先日、ちょっと用事があって近くの郵便局の電話番号をネットで調べて掛けたのですが「現在使われておりません」のアナウンス。 「えっ!?」と、思って画面を見直したら、その郵便局の郵便番号の方に掛けておりました(;^ω^)そんな俺自身に「えっ!?」と、なったのは言うまでもないでしょう。間違い電話を互いに間違いと気付かず30分くらい喋った高校時代の光景が脳裏に浮かんで、 [続きを読む]
  • 長編小説「日陰症候群は蒼を知らない」 54〜萌える酔い姿〜
  • 前回の話はこちら 55話はこちらから -翌朝- 目を覚ましてまずすることは隣に寝るナギの確認、その「日常化」に気付いたのは今朝に限って姿が無かったせいだろう。無論、蒸発したわけじゃないが、早く起きるのはいつも俺、それもまた日常化であり、逆に言えば現在の状況下は非日常なのだ。 「おはよう、パン食べる?」「う、うん…今日は早いんだな」 多少の焦りや不安を抱えてキッチンを覗けばなんてことは無い、牛乳を [続きを読む]