ドクターK さん プロフィール

  •  
ドクターKさん: ドクターKのヒギエイアで行こう!
ハンドル名ドクターK さん
ブログタイトルドクターKのヒギエイアで行こう!
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/kato0008
サイト紹介文趣味、日記、思ったこと、特に健康に関することを載せていきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 71日(平均1.2回/週) - 参加 2011/05/13 21:40

ドクターK さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 疫学13 健康指標 −疾病の数は集団の健康を測るものさしとなる−
  •  ある集団がどの程度健康なのかを判断する時はどうしたらよいのでしょう。それを判断する指標として疾病を数える方法があります。疾病の数を数えて疾病の多い集団の方がより健康度が低いと考えるのです。 例えば、北海道と沖縄県の人々を比較して、どちらがより健康なのかを知りたいときに、疾病の数を比較することで知ることが出来ます。また、がんのような重篤な疾病は死へとつながるため、死亡を数えることでも、その集団 [続きを読む]
  • 疫学12 疾病の流行とは何か? -疫学とは病気の数を数えること? -
  •  疫学の目的は因果関係を明らかにすることですが、その原点とでもいう基本の方法は疾病の流行を記録することです。疾病の流行epidemicとは通常予想される患者の発生数と比較して一定期間、一定の場所で、一定の人々に患者が増大することをいいます。 例えば、江戸時代に、佐渡の鉱山で、鉱夫に、珪肺という肺病が流行したというように、時間、空間、人の観点から疾病を見ることで流行がわかります。他にも、現代では、あらゆ [続きを読む]
  • 疫学10 危険因子risk factor
  • ある曝露とある疾病との間に因果関係があれば、その曝露を危険因子risk factorといいます。したがって、無数ともいえるたくさんの曝露の中から、危険因子を同定するのが疫学の目的となります。それがいわゆる因果関係を明らかにすることになります。 また、疾病は多要因で起こるため、危険因子の曝露が必ずその疾病を発生させるわけではありませんが、その疾病発生の確率を高めます。例えば、喫煙はがんの危険因子です [続きを読む]
  • 疫学9 曝露exposureとは何か -暴かれるのではなく曝される?-
  • 疫学では、曝露を、暴く(あばく)ではなく、曝す(さらす)という漢字を用いて表します。曝すという文字から、日光を浴びたり(日光にさらす)、雨風にあたったり(雨風にさらす)というイメージになりますが、疫学では曝すだけではなく、「性別」とか「毎日一万歩歩いています」というのも曝露になります。したがって曝露は、文字通り曝される場合だけではなく、健康に影響を与える因子の保有状態も含まれる概念をいいます [続きを読む]
  • 疫学8 因果のパイモデル Causal Pie Model
  •  ほとんどの疾病の「十分な原因」は、いくつかの原因が集合して生じる多要因で構成された複合体であることから、パイに例えられて、因果のパイモデル(Causal Pie Model)と呼ばれています。 十分な原因である丸い1つのパイは、よく見ると切断されて、いくつかの扇形の欠片が集合して、円くなっています。ひとつひとつの扇形の欠片が、ひとつひとつの「不十分で不必要な原因」と考えるのです。 そのため、これらのひとかけ [続きを読む]
  • 疫学7 通常の因果関係の原因は多要因
  • ふぐ中毒を典型的なケースとする「必要で十分な関係」は例外であるように、「十分であるが必要でない関係」もあまりないようです。 例えば大学生が冬の駐車場で大腿骨頚部を転倒骨折した場合を考えてみます。原因は、「駐車場の路面が凍結していたこと」かもしれませんが、一人暮らしの学生は、食事の内容が偏り、慢性的な「カルシウムの摂取不足」だったかもしれません。また、大学生という若年者でありながら、高齢者 [続きを読む]
  • 疫学6 必要でも十分でもないi因果関係
  • いわゆる生活習慣病や慢性疾患といわれるもののすべての因果関係は「必要でも十分でもない関係」になります。 例えばがんは、アルコールのような発がん物質が原因で起こるといわれますが、アルコールだけでは発がんに至るには「不十分」ですし、発がんのためにはアルコールは絶対「必要」でもないので、アルコールに全く曝露しなくても(飲まなくても)がんになることがあります。アルコールに喫煙、運動不足、遺伝的体 [続きを読む]
  • 疫学5 十分であるが必要でない因果関係
  • いくつかの原因で1つの結果を生じる因果関係を十分であるが必要でない関係といいます。 例えば、骨折は、転倒など外から強い力が骨に直接かかることによって起こりますが、そのような外傷でなくても、過度の運動により自分の筋力によって骨折することもあります。また、骨粗鬆症、骨の腫瘍、骨膜炎などさまざまな疾病が原因となって起こることもあります。 このように、骨折という1つの結果を起こすのに「十分」 [続きを読む]
  • 疫学4 必要であるが十分でない因果関係
  • 原因がひとつで起こる病気が珍しいということは、その反対に原因が多数集まって起こる病気が一般的だということです。 例えば、結核の場合は、結核菌、栄養不足、長時間労働、遺伝的な体質などのいくつかの原因が集まって結核が発病します。実際にイギリスにおける結核の死亡率の推移を見てみますと、化学療法が発見されるはるか前より減少し、その発見時には激減(約80%程度)していることがわかります。このことか [続きを読む]
  • 疫学3 必要かつ十分な因果関係
  • 病気の原因といえば、普通は、原因はひとつだと考えられることが多いようです。このように、只一つの原因によって病気が起こるという考え方は、特定病因論の「個々の病気には、それぞれ特定の根本原因がある」という考え方からきています。しかし、実際はそのようなことはあまりありません。例えば、結核の原因は、結核菌であるとか、風邪の原因が風邪のウイルスであるという場合ですが、本当の因果関係を考えるとそうともいいきれ [続きを読む]
  • 過去の記事 …