園遊舎主人 さん プロフィール

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園遊舎主人さん: 園遊舎主人のブログ
ハンドル名園遊舎主人 さん
ブログタイトル園遊舎主人のブログ
ブログURLhttp://blogs.yahoo.co.jp/koichiro1945
サイト紹介文温故知新。 日本の自然に学ぶ。
自由文ドイツ人のランドスケープ・アーキテクトに日本のガーデニングを紹介した時、江戸期以前のガーデニングは参考にしていたが、近年のガーデニングには目もくれなかった。花についても同様。
オランダのキュウケンホフ公園の猿まねやイングリッシュガーデン擬、日本産の花の利用が少ない、わざわざ西欧から見に来る価値のないものが多すぎる。
外国人に、これが日本の新しいガーデニングと言える庭や花の増えることを期待して。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2011/06/01 06:34

園遊舎主人 さんのブログ記事

  • 『花壇地錦抄』5 草花秋之部
  • 『花壇地錦抄』5 草花秋之部△草花秋之部 「草花秋之部」は62品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。これらを『牧野新日本植物図鑑』などから推測すると以下のようになる。 「白仙翁花」は、センノウ(ナデシコ科)の白花。 「赤仙翁花」は、センノウ(ナデシコ科)の赤花。 「緋仙翁花」は、センノウ(ナデシコ科)の緋色花。 「かき仙翁花」は、センノウ(ナデシコ科)の柿色花。  [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』4 草花夏之部
  • 『花壇地錦抄』4 草花夏之部○石竹のるひ 「石竹のるひ」は8品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。これらを『牧野新日本植物図鑑』で確認できたのは、「おらんた」だけである。 「おらんた」は、カーネーション(ナデシコ科)。 「牡丹石竹・京小袖・紫かのこ・郭公・武蔵野・江戸紫・つま白」は、セキチク(ナデシコ科)の変種と思われるが、ナデシコ同様に説明文だけからでは、セキ [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』4 草花春之部・草花夏之部
  • 『花壇地錦抄』4草花春之部・草花夏之部草花春之部 「草花春之部」には53品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。これらを『牧野新日本植物図鑑』などから推測すると以下のようになる。 「福寿草」は、フクジュソウ(キンポウゲ科)。 「白福寿草」は、フクジュソウ(キンポウゲ科)の白花。 「菫草」は、スミレ(スミレ科)総称名?。 「児花」は、オキナグサ(キンポウゲ科)。 「一 [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』3○冬木之分
  • 『花壇地錦抄』3○冬木之分○松のるひ・・・8品 「松のるひ」は8品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。「松のるひ」として「黒松・赤松・ちやうせん松・唐松・五葉松・ひめこ松・鹿嶋松・霜ふり」の品名がある。以上8品の中で、『牧野新日本植物図鑑』で確認できたのは、「黒松・赤松・ちやうせん松・唐松・五葉松」の5品である。 「黒松」は、クロマツ(マツ科)。 「赤松」は、ア [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』3夏木
  • 『花壇地錦抄』3夏木○楓のるひ・・・23品 「楓のるひ」は23品あり、すべてに説明がある。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。「楓のるひ」は、「高雄・八しほ・野村・せいがいは・しやうじやう・楊貴妃・たつた・獨搖楓・大しだり・うすかき・いともみぢ・二面・南京・青葉・十二ひとへ・板家・九重・なりひら・鳳凰・朝日・通天・かよひ・日光楓」の品名がある。以上23品の中で、『牧野新日本植物図鑑』で確認でき [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』2さつき・梅・桃・海棠・櫻
  • 『花壇地錦抄』2さつき・梅・桃・海棠・櫻○さつきのるひ・・・162品 サツキについては、「さつきのるひ」として品名が続く。「江戸版」「京都版」とも同数でほぼ同じである。『牧野新日本植物図鑑』には、サツキ(ツツジ科)以外の品名については詳細な種の記載はない。○さつき八木の事○つつじ五木の事 以上の二つは、前記の品名から再度記されている。 次に、『花壇綱目』には「さつき」の品名が記されていない。ただ、「 [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』1芍薬/2椿・茶山花・躑躅
  • 『花壇地錦抄』1芍薬/2椿・茶山花・躑躅○芍薬のるひ・・・116品 シャクヤクについては、「芍薬のるひ」として「小車・・・」と品名が続く。『牧野新日本植物図鑑』には、シャクヤク(キンポウゲ科)以外の品名については詳細な種の記載はない。 芍薬の品名は、最初の56品には解説があり、それに続く56品は名称のみである。芍薬については、「江戸版」「京都版」ともほぼ同じであった。なお、芍薬についても「しで三がい」と [続きを読む]
  • 『花壇地錦抄』1牡丹
  • 『花壇地錦抄』1牡丹 『花壇地錦抄』は、元禄八年(1695)に江戸近郊の染井の植木屋、伊藤伊兵衛(三之蒸)によって作成された園芸書である。資料として、『花壇地錦抄・草花絵前集』(平凡社東洋文庫・江戸版)、『近世歴史資料集成 第V期(第8巻)園芸【2】:『花壇地錦抄』、国立国会図書館デジタルコレクションの『花壇地錦抄』(京都版)と『花壇地錦抄前集』などを使用する。これら『花壇地錦抄』とされる書は、同じでは [続きを読む]
  • 江戸時代初期の三園芸書の特徴
  • 江戸時代初期の三園芸書の特徴 『花壇綱目』『花譜』『花壇地錦抄』の三書は、江戸時代初期の園芸書として優れた著作である。三書は、著者の関心の違いによりそれぞれが特徴のある記述がなされている。そこでまず、『花壇綱目』の植物の記述を詳細に見る。最初の「福寿草」は、「ふくしゆさう」と仮名が振られている。花は黄色。花形は小輪。開花は正月(旧暦)初より咲き、「元日草」「朔日草」とも言われている。植栽土壌「養 [続きを読む]
  • 伝統園芸の時代背景
  • 伝統園芸の時代背景 日本人が園芸(Gardening)を始めのは有史以前からであろう。それについて具体的な証明をするには、何時・何処で・誰が・何を・何故・どのように(技術等)していたかを示さなければならない。それも個別的な事例ではなく、総合的な視点から把握できることが必要となる。古事記や万葉集などから園芸の様相を推測することはできるが、技術的な裏付けまで求めることはできない。最も古いのものとして『作庭記』 [続きを読む]
  • 『花壇綱目』序
  • 『花壇綱目』序 『花壇綱目』『花譜』『花壇地錦抄』など、江戸園芸の原点ともなる書について、その内容は周知のこととされているような気がする。当の私も20年以上前に目を通していたが、特に疑問を感じていなかった。今、改めて開いてみると、不明な記述がいくつも出てくる。特に植物名は、当時の名称だということで納得して、現代名との対照を怠っていた。江戸園芸を研究されている方たちは、これらの本に記されている植物名 [続きを読む]
  • 『花壇綱目』の植物名3
  • 『花壇綱目』の植物名3★植物名の考察 植物名は『牧野新日本植物図鑑』に記されたものを対照させたが、断定できない植物や他の名が想定される植物名が多数ある。園芸品種や形状が少し異なるだけで品種として確立していない植物、亜種や変種などに加えて方言もある。逆に大雑把な名前と思われるものもある。そこで、判断に不安を感じる植物名について検討する。・花壇綱目巻上 目録春草の部 「菫(すみれ)」。『牧野新日 [続きを読む]
  • 『花壇綱目』の植物名2
  • 『花壇綱目』の植物名2花壇綱目巻中 目録秋の部(57) 「仙翁花(せんおうくわ)」は、センノウ(ナデシコ科)。 「黒附子」は、フシグロセンノウ(ナデシコ科)。 「白附子」は掲載なし。 「薄色附子」は掲載なし。 「抜(ぬき)白附子」は掲載なし。 「戻摺」は、モジズリ(ユリ科)。 「桔梗」は、キキョウ(キキョウ科)。 「仙臺桔梗」は掲載なし。 「みされ萩」はセンダイハギ(マメ科)。 「秋海棠(かいたう) [続きを読む]
  • 『花壇綱目』の植物名1
  • 『花壇綱目』の植物名1      『花壇綱目』は寛文四年(1664)に水野元勝によって作成され、延宝九年(1681)に刊行された。その後も元禄四年(1691)、享保元年(1716)と三度刊行され、人気のあったことがわかる。国立国会図書館デジタルコレクションの解題によれば「本邦最初の総合園芸書刊本だが、著者の経歴などは未詳」とある。 記されている植物名は、当時の名称で現代とは異なるものが少なくない。そのため記された [続きを読む]
  • 『花譜』の不思議
  • 花譜の植物名65『花譜』の不思議 貝原益軒は、『校正本草綱目』の翻刻(1672年)のあと、『花譜』を1694年に作成している。『大和本草』(1709年)や『菜譜』(1704年)の前に作成している。『花譜』からの3書は同時進行であったかもしれないが、なぜ『花譜』が最初になったのだろうか。 『花譜』と称することから、花の咲く植物について記したものと思うのが普通だろう。それに加えて、「実、葉、木だちなど」と鑑賞用植物に [続きを読む]
  • 花譜の植物名5
  • 花譜の植物名5・「三波丁子」・・・目録および本文にも仮名はない。 「三波丁子」では『牧野新日本植物図鑑』に手がかりがなく、花伝書を見ることにした。 『華道全書』1695年元禄八年に、「三波丁子」がセンジュギク(キク科)であることがわかった。再度『牧野新日本植物図鑑』から「三波丁子」がセンジュギク=アフリカンマリーゴールドであると推測する。なお、『資料別・草木名初見リスト』にセンジュギクの記載がない。・ [続きを読む]
  • 花譜の植物名4
  • 花譜の植物名43 中国の資料を見ていない植物2・「蝦根」・・・目録に「エビネ」、本文に「えびね」と仮名が振られている。「蝦根」はエビネ(ラン科)であろう。 エビネの初見は、『資料別・草木名初見リスト』(磯野直秀)によれば、『山科家礼記』(1491年)とある。 花材としての初見は『山科家礼記』で、茶花としての初見は、『松屋会記』1630年(寛永七年)で「エヒネ」と記される。・「荒世伊登宇」・・・目録に「アラ [続きを読む]
  • 花譜の植物名3
  • 花譜の植物名31植物名の表記について 植物名の多くに仮名が振られており、現代名にするのに非常に役立つ。ただ、一部には、目録の植物記載と本文の植物記載が異なっている。・たとえば、目録の「山茶木」には「ツバキ」と片仮名が添えられている。本文には「つばき」と平仮名が添えられている。何故、片仮名と平仮名に分けたのであろうか。・目録では「杏」とあるが、本文には「杏花」とある。さらに目録では「アンヅ」と仮名は [続きを読む]
  • 花譜の植物名2
  • 花譜の植物名2 「桔梗」は、キキョウ(キキョウ科)。 「雞冠花」は、ケイトウ(ヒユ科)。 「槿花」は、ムクゲ(アオイ科)。 「丈菊」は、ヒマワリ(キク科)。 「龍胆草」は、リンドウ(リンドウ科)。 「赬桐」は、ヒギリ(クマツヅラ科)。 「紫苑」は、シオン(キク科)。 「睡蓮」は、スイレン(スイレン科)。 「白粉花」は、オシロイバナ(オシロイバナ科)。 「午時紅」は、ゴジカ(アオギリ科)。 「鹿鳴草 [続きを読む]
  • 花譜の植物名
  • 花譜の植物名 『花譜』の植物名を記されている順に示す。資料として、国立国会図書館デジタルコレクションおよび中村学園貝原益軒アーカイブに記されている『花譜』関連書、『牧野新日本植物図鑑』、『樹木大図説』などを使用する。 「梅」は、ウメ(バラ科)。 「山茶花」は、ツバキ(ツバキ科)。 「福寿草」は、フクジュソウ(キンポウゲ科)。 「金盞花」は、キンセンカ(キク科)・『牧野新日本植物図鑑』によれば、別名 [続きを読む]
  • 十七世紀の園芸植物分類
  • 十七世紀の園芸植物分類植物名を知る 花材や茶花の名前をどのようにして知ったのか。現代であれば、植物図鑑やインターネットで容易に調べることができる。十六世紀に生きた人たちは、わかりやすい植物図鑑や書籍を見ることはできなかった。植物の名は、周りの人から教えてもらうことが多かったものと思われる。 それでも、植物名を知る方法としては、絵巻物や文献の記載を頼りにすることもできただろう。なかでも、絵巻物には植 [続きを読む]
  • 2 植栽
  • 2 植栽2−1 植栽(移植)時期 山野草の栽培する上で最も必要なのは、山野草の生態を知ることです。いつ芽を出し、生育して蕾を持ち開花、そして枯れて消えるか。山野草の露地植えが難しい理由の一つは、いつ芽が出るかという正確な情報が少ないことです。花の咲く時期や植栽摘期は、ある程度知られているが、生育期間全体についてはあまり関心が持たれません。芽の出る時期は、ヤマユリやキンランは四月に入ってから、 [続きを読む]
  • 十六世紀の植物名について3 初見の検討
  • 十六世紀の植物名について3・蜜柑  ミカン(ミカン科)・・・総称名・・・ミカンの初見→看聞御記1419年・鼠尾草 ミソハギ(ミソハギ科)・・・種名・・・ミソハギの初見→本草和名918年頃・茗荷  ミョウガ(ショウガ科)・・・種名・・・ミョウガの初見→本草和名918年頃・麦   ムギ(イネ科)・・・種名・・・ムギの初見→古事記712年・朱槿花 ムクゲ(アオイ科)・・・種名・・・ムクゲの初見→下学集1444年・椋   [続きを読む]
  • 十六世紀の植物名について2
  • 十六世紀の植物名について2 十六世紀の植物として300程の名前をあげたが、選び方によって300以上になる。ここでは、花材や茶花として使用されないと思われる植物(和布ワカメなど)は除いている。 また、知識不足で読めない漢字や現代名を確定できない植物も省いている。たとえば『尺素往来』の「盧橘」、現代名としてナツミカンとする記述がある(『植栽史』)。『新日本植物図鑑』『樹木大図説』で「ナツミカン」を調べると、 [続きを読む]
  • 十六世紀の植物名について
  • 十六世紀の植物名について 十六世紀に記された花材と茶花の植物名を調べている中で、当時の名前を記した資料を参考に見直したい。その資料として、『尺素往来』『古本節用集』『新撰類聚往来』を調べる。 『尺素往来』 『尺素往来』は、文明十三年(1481)以前の成立したとされている。参考にした資料は、『群書類従 第九輯』「群書類従巻百四十一」(続群書類従完成会:発行)に編纂された『尺素往来』と早稲田大学図書館『尺 [続きを読む]