「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さん プロフィール

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「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜さん: ちょっとイイ感じの知財の話
ハンドル名「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さん
ブログタイトルちょっとイイ感じの知財の話
ブログURLhttp://ippartner.blog100.fc2.com/
サイト紹介文MOT系弁理士のブログです。中小企業さんの力になるにはどうしたらよいか?日々頭をひねっています。
自由文知財(特許、商標等)、そして技術経営(MOT)を軸に、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えていこう!と思ってます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供63回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2011/06/16 11:46

「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さんのブログ記事

  • 登録証の色
  •  特許や商標について権利を取得すると登録証が特許庁から送られてきます。苦労して権利化に成功し、初めて手にした場合は、ちょっと感動するかもしれないですね。さて、私は企業勤めの後、特許事務所に入り、2011年1月にいまの事務所を立ち上げて独立したのですが、実は、独立前は恥ずかしながら、実際の特許証や商標登録証を見たことがありませんでした。というのも、昔勤めていた特許事務所では、特許等の書類を作成する人 [続きを読む]
  • 最初が肝心
  •   奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所が、古文書の文字が読めなくても画像から検索する文字画像データベースである「木簡・くずし字解読システム−MOJIZO」のスマートフォン・タブレット版の公開を始めたそうです(→プレスリリースはこちら。2017年3月24日検索)。2016年3月26日に公開され、既に22万件以上のアクセスがあったそうで、かなり多くの人が利用しているようですね。それが、今回、スマホ等 [続きを読む]
  • 発表前にちょっと待って!
  •  特許権や意匠権を取得するために乗り越えなければならないハードルの1つに「新規性」があります。簡単に言えば、これまで世の中に知られていなかったことが要求される、ということです。例えば、展示会や学会等において発表してしまうと、その途端に新規性が失われてしまいます。そうすると、発表後に特許や意匠について出願しても、いくら自分が作った発明やデザインであっても、自らの発表により「新規性が喪失している」とい [続きを読む]
  • 「時間」感覚の違い
  •  田舎の時間感覚と都会での時間感覚が違うと感じることはありませんか?例えば、都会で「すぐ隣だよ」と言ったら歩いて数分という感じですが、北海道でのすぐ隣は車で何分、というレベルだったりします。また、日本人と海外の人の時間感覚も、国によって結構違ったりしますよね。これと似たように、特許権や商標権を取得するまでにかかる時間感覚も知財業界にいる人とそうではない人とでは大きく異なっているのではないでしょうか [続きを読む]
  • 特許調査の効果の一側面
  • 特許調査、仕方なくやっていませんか?例えば、いま考えている発明に新規性があるのか、自社の技術が他社の特許権を踏んでいないのか、あるいは自社技術が基本特許になりそうか等を検討する必要があるからと知財部等に言われ、特許調査が要求されると思います。この場合、自分たちの技術に自信があればあるほど、調査をないがしろにしがちになりそうです。しかし、出願から1年6か月経過後にならないと出願公開されないというタイム [続きを読む]
  • 「言海」の猫の定義が面白い
  •  「言海」という辞書があります。日本初の近代的国語辞典といわれ、大槻文彦さんという方が1886年に完成させた辞書です。現在、WEB上に公開されていますし、書店に行けば復刻版が販売されています。この辞書で「猫」の説明が面白く、ちょっと抜粋すると『人家に畜う小さき獣、人の知る所なり、温柔にして馴れ易く、又能く鼠を捕らうれば・・・』『形、虎に似て二尺に足らず、性、睡りを好み、寒を畏る、毛色、白、黒・・・其睛、 [続きを読む]
  • ミスには気をつけねば。。。
  •  先日、あるミスをしてしまいました。特許の出願審査請求をする際、出願審査請求料を特許庁に納めます。その特許出願が、特許庁が国際調査報告を作成した国際特許出願の案件である場合、審査請求料は割引されます※。※通常、118,000円+(請求項の数×4,000円)のところ、71,000円+(請求項の数×2,400円)に減額されます。そこまではきちんと手続したので全く問題ありませんでした。そして、この出願の拒絶対応において、請求 [続きを読む]
  • ついつい競合ばかりに目が行きがちですが…
  • 特許出願する場合、どうすれば自社に有利になるか?を考えて出願します。その際は、例えば、競合企業を念頭に置き、いかにすれば自社が有利になるかを特許に落とし込みます(例えば、請求項の記載の仕方に落とし込みます。)。この際、ついつい競合ばかりに目が行きがちですが、その他にも目を向けないと、後々面倒なことに巻き込まれる場合があります。どこに目を向けるかというと、補完企業、原料等の供給会社(自社の上流の会社 [続きを読む]
  • AI、恐い??
  • 日本経済新聞の記事に、AIの襲来により顧客のために考えなければ仕事がなくなると戦々恐々としている士業の話が載っていましたが、いまいちピンときませんでした。その原因は、世の中では当たり前なことも、特殊な環境にいると分からないからではないかと思います。例えば、私が独立したのは、大企業の大量の案件を効率よくこなすことだけを考えているようなやり方では、企業にとって本当に有用・有効な特許権や商標権等の知財権を [続きを読む]
  • 調査におけるタイムラグ
  •  これから出願しようとする発明や商標について、既に誰かが出願していたり権利を取得していたりすると自分たちは権利を取得できません。そのため、出願に先だって調査をするわけですが、調査をする際に忘れてはならない点の1つに、タイムラグがあります。タイムラグには2つの意味合いがあります。まず、仮に今日出願した特許や商標があっても、それらはまだ公開されていない、つまり、公開までに時間がかかるというタイムラグで [続きを読む]
  • ネットで公報自体は(見ようと思えば)見れるのですが…
  • J-PlatPat、現時点(2017年3月15日16時時点)でまだダウンしたままですね。ところで、インターネット上で特許や商標等の公報自体は発行されています(したがって、公報は「不特定の者が見得るような状態」におかれていますので、J-PlatPatで見れなくても、頒布された刊行物になっていますね(^_^;))。それが、「インターネット利用による公報発行サイト」です。(HPはこちら→インターネット利用による公報発行サイト)ただ、データ [続きを読む]
  • 商標検索:J-PlatPatの緊急避難用の代替
  • J-PlatPat、数日中に再開される見通しとのこと(2017年3月14日現在→INPITのHP)。ようやく復旧の見込みが立ったようですね。こんな場末の私のブログに昨日今日と結構なアクセスがあったことからも(通常は数人しか見ていないのですが・・・)、J-PlatPatがダウンした影響はそれなりに大きいことが分かります。J-PlatPatの代替として特許の方は結構いろいろな手段がありますが、商標にもあります。それは、WIPOが無料で提供 [続きを読む]
  • J-PlatPatは復旧の見込みすら立っていないそうです
  • 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)が、外部からの攻撃により先週木曜の夕方から全サービスを停止しています。特許庁のホームページには緊急停止についてお詫びが掲載されていますが、復旧作業を急いでいることは記載されているものの、いつ、どのような理由で不具合が発生し、復旧のめどが立っているのかいないのか、知りたい情報は何も記載されていません。不具合発生当初は外部からの攻撃と記載されていたと思うのですが、 [続きを読む]
  • 新しいモノ・コト、リリース前に!
  •  中小・ベンチャー企業さんが新製品・サービスをリリースするときだけでなく、新会社を設立するときも、やらなければならないことは多岐にわたります。その中で知財も考えなければならないとなると、「やってられない、後でいいや」と後回しになりがちです。しかし、デザインや技術的アイデア等の知財は、物理的なものとして自分が占有することはできないので、いったん世の中に出れば誰もが模倣可能な状態になってしまうというこ [続きを読む]
  • 「手紙」が来ても慌てない
  •   ときどき、「こんな手紙が来たんですけど、どうしたらよいですか?」と相談を受けることがあります。いわゆる、特許権や商標権の警告書です。大企業など法務部や知財部があるところならともかく、中小・ベンチャー企業だと、やはり、びっくりしますよね。しかし、まずは慌てずにきちんと手紙の内容と相手の権利を確認する必要があります。実際、弊所に持ち込まれた例を挙げますと、ある中小企業さんに特許権侵害だ!というお手 [続きを読む]
  • 特許にはいろいろな番号があります
  • ときどき「この特許、いろいろ番号がついているんですが、どれがホンモノですか?」と聞かれることがあります。どれも、ホンモノです(^_^;)特許を調べていると、色々な番号が出てきます。この番号、特許に馴染みがない場合、結構混乱しがちです。特許でよく話題に上がる基本的な「番号」というと、主に出願番号、公開番号、そして特許番号があります。これらの番号は、以下のようなタイミングで付与されます。まず、特許を出願した [続きを読む]
  • 先行意匠に特許公報の図面?
  •  知的財産の世界で「デザイン」というと意匠がすぐ思い浮かびます。デザインについて権利がほしいときは、意匠登録出願をし、意匠権を取得するという道を考えることになります(もちろん、機能的に特徴があれば特許も考えられます)。ここで、意匠登録出願をしても、既に同一の意匠が存在していたり、類似の意匠が存在している場合には登録されません。その場合、特許庁から、同一の意匠や類似の意匠が既に先行意匠として存在して [続きを読む]
  • 「秘密」の管理は適切に!
  •   先日、地下鉄に乗っていた時のことです。たまたま隣に弁護士さんが座っていました(弁護士バッジで分かったのですが)。それだけなら別にどうということはないのですが、その弁護士さん、ごそごそとカバンから分厚いファイルを取り出し、パラパラめくり始めたのです。何かの資料だろうなぁ、とちょと目をやると、なんと!訴訟資料でした。甲◎号証の契約書やら、甲△号証の見積書やら・・・周りの目を全く気にせず、その弁護士 [続きを読む]
  • 斬り捨てごめん?
  •  MOTで学んでいたときの資料を見直していて、ふと思い出したことがあります。 それは、20年ほど前のことですが、ある会社で車好きの人と話をしていた際に、ちょっと議論になったことです。何かというと、当時はいまより交通事故で亡くなる方がとても多かったので、どうしたら事故を減らせるか?というような内容でした。私は、どちらかというと特に車好きという訳でも車に詳しいという訳でもなかったので、運転手が無茶な運転を [続きを読む]
  • 「触感」の商標(米国の話ですが…)
  • ピコ太郎さんの「PPAP」の商標についていろいろと話題が上がっていますが、その解説等は他の人に任せて、今日は「触感」の商標をご紹介します。商標というと、ネーミングやロゴマーク等を思い浮かべると思います。ほとんどの商標は文字列や図形、あるいはその組み合わせで構成されています。商標というのは、マーク等に化体(「かたい」と読みます)した業務上の信用を保護することをメインの目的としています。とすると、信用 [続きを読む]
  • 「体験を体感」できるバーチャルリアリティ
  • 昨年(2016年)はバーチャルリアリティ(VR)元年と呼ばれているようです。実際、様々な企業(大手もベンチャーも含む)から様々なハードウェアやコンテンツが発表されています。VRは二次元の映像や言葉だけではなかなか他人にどのようなものかを伝えることはできません。というのも、実際に人間の脳が「体感」するので、いくら言葉で説明したり、高精細な画像を見ても「体感」できないからです。「体感」するにはVR用のハー [続きを読む]
  • 発明は難しい??
  •   ときどき「うちには発明なんてないよ」とか「発明なんて考えたこともない」と聞くことがあります。例えば、デザイナーさんであったり、これまで小売業をしていた方だったりすると、「発明」というと「技術オンリー」というイメージがあるのではないでしょうか?しかし、「発明」は、実は皆さん、知らず知らずのうちに日々、創り出していたりします(ただ、それが特許になるかどうかは別の話ですが)。どういうことかというと、 [続きを読む]
  • ワンクリック特許から考える
  •  特許権には『存続期間』があり、原則として出願日から20年で寿命が尽きます。アマゾンのいわゆる『ワン 特許』の存続期間がアメリカで年内に切れるということで話題になっています。存続期間が経過すれば、誰もがワン 特許の技術を使えるようになるため、競合が喜ぶ、というようにも思えます。しかし、そうは簡単にはいきません。実際、現在のアマゾンを見れば簡単に分かるように、アマゾンは単なるECサイトでは [続きを読む]
  • デザインと知財
  •  先日の記事にも書いたように、近年、弊所ではデザイナーさんやデザイン会社さんとのお付き合いがあります。デザイナーさんとお話しする中で、知財に対する意識が高いデザイナーはまだまだ多くはない、ということが話題に上ることがあります。以前、青山学院大学のビジネスロー・センターの特別研究員をしていた関係で知財とデザインに関する授業に参加したことがあるのですが、その授業にいらっしゃったデザイナーの先生も、多く [続きを読む]
  • バーチャルリアリティの開発が活発ですね
  •  バーチャルリアリティがここのところかなりの勢いで進展しています。各社から様々なハードウェアが発表されており、この勢いはこれからも加速していくのではないでしょうか(→例えば、こちらのニュース参照。2017年1月8日検索。)。ただし、本当に加速するか否かは、ハードだけでなく、ソフト面、すなわち「コンテンツ」次第だと思います。どんなに優れたハードであっても、それを活かすコンテンツがなければ意味がないか [続きを読む]