「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さん プロフィール

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「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜さん: ちょっとイイ感じの知財の話
ハンドル名「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さん
ブログタイトルちょっとイイ感じの知財の話
ブログURLhttp://ippartner.blog100.fc2.com/
サイト紹介文MOT系弁理士のブログです。中小企業さんの力になるにはどうしたらよいか?日々頭をひねっています。
自由文知財(特許、商標等)、そして技術経営(MOT)を軸に、技術、デザイン、ブランドの知財複合戦略を考えていこう!と思ってます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供61回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2011/06/16 11:46

「知の伴走者」〜弁理士、今 智司〜 さんのブログ記事

  • 実際に手を動かすことの重要性
  • 先日、青学の講座の話をしましたが(→デザインの法と実務)、その中で、工学部系の大学生であるにもかかわらず、実際に自分の手を動かしてモノを作ったことがない学生が多いことが話題に上がりました。頭で理解したと思っていることは「分かったつもり」であることが多く、自分の手を動かして何かを作り上げたことがないと、モノづくりの勘所が身につきません。自分の手を使って実際にモノを作った経験がないと、何かを設計しよう [続きを読む]
  • デザインの法と実務
  •  青山学院大学の大学院に「デザインの法と実務」という講座があります。縁あって私もその講座に関わっているのですが(ほぼ、生徒状態ですが(^_^;))、次回の講義は私の担当回ということで、いま、資料を作成中です。とはいえ、昨年も同講座で1回だけ担当したので、その資料をリバイズしています。この講座の内容、実は本来なら既に書籍になっている予定だったのですが、諸事情により出版が延びに延びまくっています(私もある章 [続きを読む]
  • コミュニケーション、しっかり取っていますか?
  •  知財を扱う場合、知財は競争力の源泉の一つなのでその取扱いはどうしてもセンシティブになります。特許を出願しようとするときもそうで、発明を的確に特許明細書に落とし込めるか?が非常に重要になってきます。その際に重要な点は、発明を的確に把握する点はもちろんなのですが、実はその前の段階にあります。すなわち、発明者や企業の担当者と弁理士との間でうまく、十分にコミュニケーションが取れているか?という点です。雇 [続きを読む]
  • 特許審査の質
  •  特許庁では特許審査の質についてのユーザー評価調査をしていますが、年々、質が向上しているとのことです(→特許庁のHPはこちら。2017年4月21日検索)。確かに、私がこの業界に入ったころの拒絶理由通知は「引用文献1参照。」とかで済まし、どのような論理で拒絶しているのかさっぱり分からないものもありました(中には、コピペミスで、意味不明な文章になっていたこともありました。)。しかし、いまではそのような拒絶理由 [続きを読む]
  • テレパシーみたいな。。。
  • 10年以上前、まだ雇われ弁理士のころですが、ある企業の研究所の人から「考えたことがパッと表示されるようなデバイス、特許出願できないかな〜」と言われたことがあります。いわば、テレパシー??のように、自分が考えていることが表示されるようなデバイス、ということです。その当時、イメージとしては脳波を使えばできるかもしれないな、とは思いましたが、当時の技術水準から、実施可能なレベルまで特許明細書に書き込むこと [続きを読む]
  • 特許の適用範囲の簡易評価
  • 特許調査をする場合、公開特許公報や特許公報を見ることになりますが、公開特許公報等には実に様々な情報が詰まっています。もちろん、「特許請求の範囲」や「発明を実施するための形態」等に発明の内容が記載されているので、これらが重要であることに間違いはありません。しかし、それ以外にも有用な情報が詰まっています。その1つに「Fターム」というものがあります。Fタームは、公報中に記載されている発明の技術的な特徴を [続きを読む]
  • 本日は「発明の日」
  •  今日は「発明の日」です。1885年(明治18年)4月18日に、現在の特許法の前身である「専売特許条例」が公布された日にちなんでいます。明治時代であれば、完全に欧米に追いつけ!時代ですから、やはり技術面での政府の後押しが第一だったと思うので、「特許」が前面に出てくるのは当然といえば当然だと思います。それに、第二次大戦後も、日本が復活するためには海外からの技術導入がどうしても必要であった面がありますし、欧米 [続きを読む]
  • 大学からネタを仕入れるときの注意点
  •  新規事業の源にはいろいろありますが、その中の一つに大学の研究があります。例えば、古い話ですが、豊田合成の青色LEDは赤崎先生の研究がもとになっています(→豊田合成のHPはこちら。2017/4/17検索)。他にもいろいろあると思いますが、大学の研究が新製品や新サービスの源になることは多々あるでしょう。ただ、ここで気を付けなければならない点があります。それが、大学と企業とでは射程が異なる、という点です。何か [続きを読む]
  • 本当のお客さんはだれ?
  •  新規事業を考える際に限りませんが、新商品・サービスを検討する際に、「お客さんが誰か」をきちんと検討していないことがよく見られます。「お客さん?そんなの分かり切ってるよ!」と考えてしまった人は、要注意です。本当のお客さんは想定しているお客さんとは違うかもしれませんし、いま目の前にいるお客さんよりも『目の前にいないお客さん』の方が圧倒的に多いことが普通だからです。どういうことかというと、最終的な消費 [続きを読む]
  • 面白い!と思うことも起点に。
  • 様々な業種の方とお仕事をしていると、特許の基になる発明の着想の仕方も様々あるということを実感します。その中でも、デザイン系の中小・ベンチャーさんのお客さんの発想は、大企業や製造業の技術者とはやはり、違うなぁ、という面が多々あります。大企業では、結局のところ、要求性能をいかにしてクリアすればよいのか?という面から発明をすることが多いと思います。一方、中小・ベンチャーさん(特に、デザイナーさんが絡む会 [続きを読む]
  • 本当に知りたい時間
  •  日米の特許の審査結果の通知を平均5か月程度にするとのニュースがありました(→ニュースはこちら。2017年4月12日検索。)。一見すると、すごいと思うかもしれません(それでも5か月もかかるのか、と思われるかもしれませんが・・・)。しかし、記事では「審査結果の通知」を短縮するとあります。ここが曲者です。というのも、特許出願すると、多くの場合、たいてい一度は「拒絶理由」が通知されます。つまり、この内容 [続きを読む]
  • なんでも出願すれば良い訳ではありません
  •  先日、とあるお客様から相談を受けました。相談は、あるシステムに関する発明だったのですが、用途自体はもしかしたら新規性はあるものの、元になっているシステムは既存のものでした。そのシステムをお客様が考えていた用途に適用することに何かハードルはあるのかについてお客様とディスカッションしたところ、特にハードルはないとのことで(私もいろいろシステムを見ていますが、やはり新規性はなさそうでした)、また、その [続きを読む]
  • 「受ける」方より「与える」方
  •  知的財産権の取得・維持には費用がかかります。その一方で、知的財産権により経営上、どのような効果が出るのかについては見えにくいことが通常です。したがって、費用がかかるお荷物に見られがちです。しかし、このような見方は「受益」、つまり、自分たちがいかにして利益を得るのか?その利益を増大させるにはどうするか?という観点からの思考に偏っているのではないかと思います。では、思考の偏りをなくすにはどうするか? [続きを読む]
  • 「さくらツール」(ゲームじゃありません(^_^;))
  • 新規事業のネタや、ようやく把握した顧客ニーズを満たす製品・商品・サービスを提供するために必要な技術や知見等が自社内にあったり、自社で創り出すことができるのであれば苦労しませんが、なかなかそうはいきません。そこで、外部から様々なネタや知見を仕入れる必要が出てきますし、外部と協力する必要が出てきます。そのような「仕入れ先」、「協力先」の一つに、大学があります。いわゆる、産学連携ですね。産学連携の際に必 [続きを読む]
  • デザインに技術を活かす〜目的とコンセプトが大事
  •  技術をデザインに活用することは昔から行われてきたことだと思いますが、最近は、より「技術とデザインの融合」が『目につきやすい形』でなされる例が増えてきた気がします。ロンドンに拠点を置く「THEUNSEEN」(創設者:Lauren Bowkerさん)が面白い衣服や様々なアクセサリー(身回り品含む)を提案しています(→ホームページはこちら。2017年4月5日検索。)。コンセプトは、目に見えないデータを色によって可視化す [続きを読む]
  • 先行文献の調査でのある1つの注意点
  • 特許や商標の調査を手軽に無料でできるのがJ-PlatPatですが、全ての特許出願や特許を調べることができるわけではありません。出願から公開までのタイムラグがあることはもちろんなのですが、更に、蓄積されている文献にも限りがあります。J-PlatPatの「文献蓄積情報」というところを参照すると分かるのですが、例えば、公開特許公報でいえば平成5年から蓄積され、特許公報でいえば、特許2500001〜蓄積されていますが、それ以前は [続きを読む]
  • 函館市のふるさと納税〜大間原発建設凍結用?!
  •  ふるさと納税、様々な自治体で行われています。これまでふるさと納税と言えば、実質2000円で返礼品としてその土地の特産品などが送られることが多く、一部では過熱しすぎで問題になったりしています。また、特典がしょぼいとか、証明書しかくれないとか文句を言う人もいるようですが、それは「納税」の意味をはき違えている気がします。さて、北海道函館市でもふるさと納税を行っていますが、函館市ではその使い道を選ぶことがで [続きを読む]
  • 組み合わせの妙
  •  まだ満開ではありませんが、桜も開花し、ようやく春らしくなってきました。桜を見て「春らしい」と思うということは、ちょっとブランド的な面もあるかもしれません(桜の場合、特定の人のブランドではないですが。)。以前、元々は商標の相談で来られたお客様でしたが、いろいろお話を聞くうちに、あるコンセプトに基づいて検討されている商品に、技術的な側面がある点が分かりました。そこで、以下に述べますが商標だけではブラ [続きを読む]
  • 逆転の発想〜ビルを浮かせる?!
  •  現状を打破する1つの考え方として「逆転の発想」が大事だというのはよく言われていることですが、CNNのニュースで、これは思いつかなかった〜というニュースがありました。「Clouds Architecture Office」というところが、超高層ビル、しかも、「空に浮く超高層ビル」である "Analemma Tower"のコンセプトを明らかにしたそうです。どうやって浮かせるかというと、地球の周りの軌道に実際の小惑星(!)を配置し、その小惑星から [続きを読む]
  • 気になる特許の「家族」を確認
  •  「この特許、他の国にも出ていますか?」と質問を受けることが時々あります。つまり、日本で気になる他社特許をみつけ、その特許に関連する特許が海外にも出ているかどうか?ということです。自社製品を市場に出そうとする時に他社特許を踏まないように先行特許を調査することで気になる特許が見つかることがありますが、調査しないまでも、営業さんや顧客等から「こんな特許があるみたいだよ」という情報が入ることもあります。 [続きを読む]
  • 審査官面接〜六本木仮庁舎
  •  先日、ある特許について審査官面接をしてきました。これまでは特許庁で面接を行っていたのですが、現在は、六本木の仮庁舎に一部移転しているため、面接も六本木の仮庁舎で行ってきました。六本木での面接は初めてだったのですが、注意点は、特許庁への入館とは異なり事前登録が必須であることです。いきなり行っても入れません(^_^;)今回は審査官に事前に出席者を伝えて事前登録してもらいました。事前登録すると代表者に2次元 [続きを読む]
  • 特許には日付もたくさん
  • 以前のブログで特許には番号がたくさんあることを書きましたが、「日付」もたくさんあります。特許出願して特許になった場合、特許公報が発行されますが、特許公報には通常の出願の場合、出願日、公開日、審査請求日、登録日、及び発行日が記載されます。その特許出願の種類や拒絶査定不服審判をした等の経過によっては、優先日や国際公開日、そして審判請求日等も記載されます。それぞれにはきちんとした意味があるのですが、初め [続きを読む]
  • 登録証の色
  •  特許や商標について権利を取得すると登録証が特許庁から送られてきます。苦労して権利化に成功し、初めて手にした場合は、ちょっと感動するかもしれないですね。さて、私は企業勤めの後、特許事務所に入り、2011年1月にいまの事務所を立ち上げて独立したのですが、実は、独立前は恥ずかしながら、実際の特許証や商標登録証を見たことがありませんでした。というのも、昔勤めていた特許事務所では、特許等の書類を作成する人 [続きを読む]
  • 最初が肝心
  •   奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所が、古文書の文字が読めなくても画像から検索する文字画像データベースである「木簡・くずし字解読システム−MOJIZO」のスマートフォン・タブレット版の公開を始めたそうです(→プレスリリースはこちら。2017年3月24日検索)。2016年3月26日に公開され、既に22万件以上のアクセスがあったそうで、かなり多くの人が利用しているようですね。それが、今回、スマホ等 [続きを読む]
  • 発表前にちょっと待って!
  •  特許権や意匠権を取得するために乗り越えなければならないハードルの1つに「新規性」があります。簡単に言えば、これまで世の中に知られていなかったことが要求される、ということです。例えば、展示会や学会等において発表してしまうと、その途端に新規性が失われてしまいます。そうすると、発表後に特許や意匠について出願しても、いくら自分が作った発明やデザインであっても、自らの発表により「新規性が喪失している」とい [続きを読む]