海風 さん プロフィール

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海風さん: 海風の徒然なるままに
ハンドル名海風 さん
ブログタイトル海風の徒然なるままに
ブログURLhttp://ameblo.jp/fu16-kai19/
サイト紹介文イケメンですねの本編の続きと別次元を書き、今はキャラをお借りしてパラレルを書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供76回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2011/07/06 19:14

海風 さんのブログ記事

  • 家政婦(メイド)ですね 32
  • 何が一番苦手かを訊かれて、ミニョは全部だと思った。 フォークもナイフも、どれも同じに見えて違いなんて分からないし、ワインの名前なんて覚えられない、味だってどれも同じに思えて、あげく講座の最後はいつも眠ってしまうのだ。会話術もしかり、ダンスに至っては・・・ 「・・・・・ダンスが・・」 ミニョは一番苦手な事にダンスを上げた。 「ダンスの何ができないのかを言ってみろ。」「足が・・・・先生 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 31
  • 社長が早く帰る、このうわさはすぐに社内を席巻する。なにしろ、いつも遅くまで居残る社長のおかげで、残業する羽目にあっていた社員にとっては、いったい何があったのかと、喜びながらも疑問もあって、あらぬ妄想が背びれ尾びれとなって広がったのだ。 当然広がったうわさが、会長の耳に届くまでにさして時間はかからなかった。 ヘイが訴えて来た時は、たいして気にしていなかったギョンセだったが、この事が原因で疑惑 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 30
  • ミニョがメイドとして戻ってきた。テギョンは、これでヘイも諦めるだろうと思っていた。 ミニョを排除した所で何も変わらない、ミニョに関係なく、ファン・テギョンに結婚の意思はない、そう思うはずだった。だがテギョンに女心が分かる訳がない、ヘイがこの程度の事で諦めるはずがなかった。 メイドのミニョと代わろうなんてした事は間違いだったと思っている。ただ、ミニョはたとえメイドとしてであっても辞めさせれば [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 29
  • 訳の分からない大目玉は、家政婦として失格だというものだと、よくよく聞くうちに察したマ秘書だったが、それはそれで理解できないと頭をひねる。 家政婦としては上級とはいえなくても、コ・ミニョは社長のお気に入りだと思っていたからだ。 「分かりました。 すぐに確認いたします。」 当然マ秘書は、すぐさまミニョに連絡を取った。テギョンから聞いていないのかと不思議がりながらも、ミニョは状況を説明する。 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 28
  • 話があると言われて来た中庭で、先を歩いていたヘイが振り返った。 「私とファン・テギョンさん、婚約するの。 会長とも話が付いているわ。」 ふふんと鼻を高くして言ったヘイは、さぞショックを受けるだろうと思っていたミニョの「そう・・」と言う返事に、いら立たしさを募らせる。 「恋人だって言ってる割にはその返事、どういうつもりなの。 もっとショックを受けるべきなんじゃないの。」「あっ それは・・ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 27
  • 『それで、ファン社長は一番何が好きなのですか。』『朝、コーヒーだけなのは体に悪いと思います。』『食べたいものがあったら言ってください、私が作ります。』 テギョンは、食事中にミニョが言った事を仕事中にも思いだした。あんなふうに話しかけられて食べる事はこれまでになかったからだ。 『ファン社長のおスシを、食べ過ぎてしまいました。』 そう言ったのは、テーブルに置かれたスシのほとんどがなくなって [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 26
  • いつもより早く帰って来たテギョンに、勝手に人を入れた事を、ミニョは深々と頭を下げて謝った。 当然怒られると思っていたミニョだったが、テギョンは何も言わなかった。 「あの、怒らないのですか。」「何故だ。」「留守の家に人を入れたからです。」「相手は俺が留守なのを知っていて来たんだ。 つまり目的は俺じゃない。」「・・はい、私に訊きたい事があると、でも何が訊きたかったのか・・・」 口をすぼめて [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 25
  • 「新しい人を紹介してもらってください。 それが一番いいと思います。 恋人の話になっても、メイドじゃないと言えます。」 ミニョが解決策を口にする。 「返済が滞るのは困る。 それに・・・マ秘書が新しいメイドを探すのに反対している。」 ミニョの目はチラリとテギョンを見る。『マ秘書が・・では社長は?』 「俺も、慣れた。」 『慣れた?』 「おまえのしでかす失敗にだ。」 怪訝な顔を [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 24
  • 「誤解は解けただろう。」 ミニョの腕を掴んだテギョンをシヌが止めて言う。 「これからどうするかを考える。」「考えるんじゃなくて、おまえが決めるんだろ。 連れて行く必要があるのか。」「・・・・・何が言いたい?」 テギョンはシヌを怪訝に見て、言った。 「だいたい、ここで何をしている?」 何故2人でカフェにいるのかって目のテギョンに、この状況を作った本人がって目でシヌが見返した。&nbs [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 23
  • 『コ・ミニョです。 すみません、突然電話して・・ でもあの・・・』 ミニョからの電話を、テギョンの前で受けたマ秘書は、口だけを動かして相手がミニョである事をテギョンに伝えると、ミニョの話に耳を傾けた。 うんうんとしか言わないマ秘書に、何を話しているのか分からないテギョンは、怪訝な目を向けてはいたが黙っている。 『今日は、カン・シヌさんのおかげで切り抜けられたのですが、 明日の出勤時もい [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 22
  • 「あ・・会った事?・・・・ん、あるよ。」 シヌは考えながらミニョに会ったと答える。 「美人なの?」「ああ、そうだな。 美人・・・かわいいって言った方がいいかも。」「かわいい? かわいいメイドって・・・ だいたい兄さんがメイドなんか相手にすると思う。」「するわ。 メイドとしてだけどね、つまり、本当の恋人じゃないのよ。」 シヌがテギョンとの秘密に口をつぐんでいたのを、リセは簡単に口にした。 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 21
  • うわさは思いもよらない所から拡散する。 ミニョの同級生の一人がファン・テギョンと恋人のタイトルでツーショットをネットに載せたのが始まりだった。 ただピントがテギョンだったため、その奥に写るミニョは小さくぼやけてはっきりはしなかった事が、憶測と推測をうみ思いもしない広がりを見せたのだった。 『A.N.グループの若きCEOに新たな恋』と見出しが躍り、『離婚から3年、シンデレラは誰か』とテギョンに [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 20
  • 「あの、どうしてここが・・・」 引っ張られるままに連れて行かれたホテルのエレベーターで、今のこの状況を尋ねるミニョに、テギョンはさっきまでとは違うバカって目を向ける。 「秘書に言ったのを忘れたのか。」 呆れたように言って、横目で睨んだテギョンによって、ミニョは夢心地だった王子さまの登場からいっきに現実に引き戻された。 「丁度このホテルで客と会う事になっていた。 だいたい何故報告しな [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 19
  • 同窓会会場へとやってきたミニョの前にはヘイが立っていた。 「来たわね。」 意味ありげな笑いをうかべてヘイが言う。 「セレブな恋人が出来て、もうピニョじゃなくなったものね。」 周りに聞こえるように、声を張るヘイに、ミニョは顔を強張らせた。 「ミニョ、恋人が出来たの?」「セレブって誰よ?」「私たちも知ってる有名人?」 押し寄せる質問の波に、ミニョはどれも答えられない、ただ苦笑い [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 18
  • 「ミニョ〜〜! まだ着かないのぉ〜。 この坂いったいどこまであるんだよぉ〜。」 荷物を積んだリヤカーを引っ張りながら、ジェルミは後ろで押すミニョに声を張り上げる。 「どうしてこんな不便な所にしたんだよ〜。」「破格の値段だったのー。」 愚痴るジェルミに謝る代わりに、「お金が抑えられるのだったら少しくらい不便でも我慢するー。」と答える。 坂道が終わると、今度は細い階段、その階段を上がっ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 17
  • 豪邸ともいえる屋敷に出向き、父ギョンセと会って来たテギョンは、ネクタイを緩め、息を吐き出した。 父の追及に恋人はいないと言い、前回の事があるので結婚の流れにならないよう策を講じたのだと伝えたのだ。 嘘ではない、ただミニョの事を追及されなくて良かったと思う。どうやら憶測が先行し、作り話がうわさになっていると分かっていて、確認のため呼んだだけだと分かって、やれやれとソファに腰を下ろした途端、ド [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 16
  • テギョンの部屋に戻って、なんとか仕事を終えたミニョは、昼間にテギョンに言われた事が、そしてあの顔が頭から離れなくなっていた。 胸がドキドキする。 でもミニョは頭を振る。 『恋人役なの、役! 本当の恋ではなくてお芝居。 相手は雲の上の存在で、結末は見えてるでしょミニョ。』 まるで呪文のように、掃除をしながら自分に言い聞かせ続ける。そのたびに胸は、チリチリとして泣きたい気分になって来るのだ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 15
  • 出社したテギョンは、窓から外を見ながら、昨夜、目覚めたミニョを送って行った時の事を思い出していた。 『ミニョ〜』と、親しげに声をあげて出て来た男が差し出した手に、あっさりつかまったミニョは笑顔を見せた。 『大丈夫なの? 無理しないよう言っただろう?』と、男は当然のように小言まで言った。 派遣会社で知り合った友達だと言ったが、あの男は守るようにミニョを支えて、『助けてくれてありがとう。』 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 14
  • 車のトランクは勿論の事、後部座席もいっぱいにして、ミニョの家財道具が運ばれる。 「荷物はこれだけなのか。」「はい、何か気になりますか。」「家具はないのか? 普通はあるだろ、机や椅子、タンスにベッドなんかも・・」「ああ、大きな家具はありません。 タンスは段ボール箱を積み上げれば済むし、 机は本を積み上げれば代わりになります。」 ミニョの説明を頭の中で想像しようとしたが、テギョンにはできなくて [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 13
  • 「家を貸すのは今週までね。」 帰ったばかりのミニョは大家の突然の言葉に面食らった。 「どうしてですか、どうして急に・・遅れていた家賃も払って、今週分は前払いしました。 来週分だって今週末には払えます。」「それだって週払いでしょう。 せめて月払いだったらこっちもねぇ〜・・」 頼みこもうとするミニョに腕組みした大家がぞんざいに言う。 「だったら、来月からは月払いにします。」「今更そう言 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 12
  • 「A.N.グループ、ファン・テギョン社長の恋人は、家政婦なの。」 思惑通り、その言葉にテギョンの手が止まる。ヘイは顔をあげて見つめるテギョンを嬉しそうに見返した。 「うふ、分かっているわ、家政婦が恋人役をしただけなのよね。」 笑って、安心しなさいって顔で言う。 「何が言いたい。」 テギョンは推し量るようにヘイを見つめる。 「私、コ・ミニョを知っているの。」 テギョンの顔がピ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 11
  • ユ・ヘイは、テギョンの横にいながら、うつむきがちのミニョの事を考えていた。 見覚えのある顔、そして名前も訊き覚えがあるような気がしていた。 「コ・ミニョ・・・コ・ミニョ・・・コ・ミ・・コ・ピニョ?・・・」 思い出したのは小学校の教室、親のいない貧乏なミニョ(美女)をピニョ(貧女)と呼んでいた。 あのミニョかどうかの確信はなかったが、あのミニョだとして、どうやってテギョンと知り合った [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 10
  • テギョンに群がる人の間に、割って入って挨拶をしたヘイは、笑顔で話し始めた。 「覚えてないと思うけど、私テギョンさんと子供の頃に遊んだ事があるんですよ。」 当然テギョンは怪訝な顔をする。 「と言っても、一度だけで私も小さくて覚えてないのだけど、 済州島で捕った魚や貝を焼いて食べた時の事、覚えてます? 海老にアレルギーを起こしたんですよね。」 それは事実で、確かにテギョンも記憶していた [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 9
  • テギョンの恋人発言に、近くにいた者が集まりだした。 「A.N.グループのファン・テギョンさんといえば、 仕事の鬼でどんな女性も興味がないって有名なのに、 どこでお知り合いになったのか伺いたいわ。」 テギョン目的で集まった女性の一人が、テギョンではなくミニョに声を掛けてきた。 テギョンから黙っているよう言われているミニョは、困って隣のテギョンを上目に見上げたが、気付いてないのかテギョンは黙っ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 8
  • 「こっここに・・戦闘服が・・・あるのですか?」 店の中を見回したミニョが、怪訝な声を上げた。高級感漂う店内には綺麗なドレスが並び、その奥にはゆったりとしたソファが置かれている。テギョンがソファに座って指を鳴らすと、ミニョの周りに女性店員が群がって来た。 たじろぐミニョを無視して、女性店員はとっかえひっかえドレスをミニョに当ててはあれこれと話している。 「決まったか。」 テギョンの一 [続きを読む]