海風 さん プロフィール

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海風さん: 海風の徒然なるままに
ハンドル名海風 さん
ブログタイトル海風の徒然なるままに
ブログURLhttp://ameblo.jp/fu16-kai19/
サイト紹介文イケメンですねの本編の続きと別次元を書き、今はキャラをお借りしてパラレルを書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供90回 / 365日(平均1.7回/週) - 参加 2011/07/06 19:14

海風 さんのブログ記事

  • 家政婦(メイド)ですね 47
  • 「一人で飲んでるの。」 ジェルミが屋台にいるシヌに声を掛けた。テーブルの上には焼酎とグラス、 「こんな店にいるのも変だけど、なに? 見てるだけ?」 明るいジェルミの声に救われたように、シヌは笑って「ああ。」と答える。 「前にミニョがこうして見てた。」「ミニョが? じゃあよっぽどの事があったんだ。」 言いながらジェルミはグビっと置かれた焼酎をのどに流した。 「ミニョはね、お酒 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 46
  • シヌが帰っても、テギョンはソファの上を動かなかった。テーブルには滅多に飲まないウイスキーと飲み残したグラスが並んでいる。 こういう時は飲んで深く考えないものだと、シヌが用意したのだ。お互い2杯ほど飲んでシヌは帰って行った。 これまで誰もいない部屋が好きだったのに、シヌが帰っただけでガランとして静まり返った部屋に手足を縮こめる。 子供の時もこうして座る事があった。テギョンの意識は遠い昔へ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 45
  • 攻撃の矢はとんでもない方向から飛んで来た。テギョンがファン会長の子ではないと言ううわさが飛び出したのだ。 一体全体どこからわいたデタラメだと、テギョンは無視していた。だが、ギョンセが記事の削除を求める動きを見せた事で疑惑が生まれる。 なにより、子供の頃から感じていた、あの家での疎外感が、テギョンの疑惑に拍車をかけた。 弟、ジフンとの違い、冷たくされた訳でも虐待を受けた訳でもないが、母と [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 44
  • テギョンはファランの屋敷のベルを押した。 ここにはパーティー以外で来た事はない、大株主だが仕事には口を出さないからだ。それに、結婚の世話を焼こうとするのも女性だからくらいに思っていた。 門が開くのを待ちながら、テギョンは屋敷を見上げてこれまで話さなかった事が間違いだったと考えていた。 「あの娘が言い付けたの。」 ミニョを引っ越させた理由を訊いたテギョンに、ファランはにこやかに笑って [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 43
  • 住所を訊き出させたマ秘書を伴って、ミニョの住居チェックに訪れたテギョンは、ミニョが、日当たりの悪い半地下の部屋に住んでいる事に驚いた。 「どうしてここなんだ。」 物陰に隠れたまま、テギョンはマ秘書の首根っこを掴んで、耳元で低い声が訊く。 「そっそれは・・・急な引っ越しだったからじゃないでしょうか。 予算も少ない、探す時間もないとなれば、・・ししし・・し かたありませんよ〜。」 首に [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 42
  • 「おばさん、その服どうしたの?」 ミニョはミジャの見なれない服の事を訊いた。 「買ったに決まってるだろ。 まさか盗んだと思ってるんじゃないだろうね。」「そんなこと思わないけど、でもお金は? お金はどうしたの。」「おっお金かい、お金は・・・ちょっと・・・・あんたの退職金から借りたんだよ。 いいだろ、あんなに貰えるんだから服の1枚や2枚・・」 途中から開き直ってミジャは答える。 「退職 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 41
  • シヌは、ミニョの派遣会社に仕事があると呼び出してくれるよう依頼した。ホテル名を上げ、そこでの仕事を評価してだと真実味まで持たせてだ。 ファン・テギョンが探しに来ても答えないよう言われていても、それ以外の仕事なら断るはずがないと考えての事だったが、実際、ワン・コ―ディーはそのホテルに派遣された記録を調べ、早速ミニョに連絡を取った。 だがミニョもテギョンなら考えられると予測している。 「分 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 40
  • ミニョは出所してきた叔母のミジャと半地下の部屋に住んでいた。 「ちょっとミニョ〜、こんな部屋しか借りられなかったの〜。」 一銭も出していない状況でも、言いたい事を言うミジャを、ミニョは少しばかり恨めしそうに見返した。 「あ〜あっあっ悪かったわ。 まだ返済が残っているんだったわね。 いくら残ってるんだった〜?」 ミジャはちょっとバツが悪そうに訊いたが、ミニョはそんな事よりこれからの返 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 39
  • ミニョの家の前までは、車では入れない。 「ここでいいです。」 そう言って降りたミニョに続いてテギョンも車から降りる。 「この階段を上がった所にある家なので・・・」 頭を下げるミニョの後ろに細い石段が続いている。先に行けと顎を動かし、ミニョの後から上り始めたテギョンは、引っ越しをさせようと考えていた。 そして、石段を上り切り、辿りついた家のさらに外付けの階段を上がった先にミニョの [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 38
  • その日、ミニョは心をこめて掃除をした。部屋の一つ一つに別れを告げ、持ち込んだままになっていた身の回りの物を鞄に詰める。 そして玄関を出ようとした時、帰って来たテギョンと出くわした。 「帰るのか。」 ミニョを見て、テギョンは手に持っている荷物に視線を落として訊く。 「今日の仕事は終わりました。」 その言葉に視線は部屋の中へと動く、いつもと変わりない部屋においしい匂いが漂っていて、 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 37
  • 翌日テギョンは、時計を見ては玄関を出たり入ったりを繰り返し、ミニョが来るのを待つべきか、それとも昨日の事には触れずに置くべきかと悩み、結局待たずに出社したのだった。 そしてミニョは、テギョンとの鉢合せを避けて、できる限り遅く出勤してきた。それでもテギョンが通るのではと、エントランスからエレベーターまで壁際に身を隠しながら歩き、すでにいない事にホッと胸をなでおろした。 とにかく今日は顔を会わ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 36
  • 車を降りて、マンションの駐車場でミニョは足を止めた。振り返ったテギョンに、手にしていた紙袋を差し出す。 「私はメイドですが、今はデートをした相手なので、えと・・このまま帰ります。」 言ってペコリと頭を下げる。 「帰りたいなら止めないが・・」 テギョンはそうは言ったが、行こうとするミニョの腕を掴んで離さない。 「あっあの・・・ファン社長・・・」 少し力を入れて手を払おうとした [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 35
  • テギョンはサスペンス、ミニョはロマンスをチョイスして、お互いの意見がかみ合わない。 お礼なんだから私の観たいものにしてくれるべきだと思うミニョと、意味不明の恋愛物など観れるかと考えるテギョン。だがお互いにその事は口にしないから、なかなか観る物が決まらなかった。 「でっ・・では、間を取ってコメディーにしませんか。 笑いは全国共通と言いますから・・・」 ミニョの意見を聞きながらコメディーの [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 34
  • 昨夜、ミニョを抱きしめた自分の行動を思い返しては、頭を抱えて考えるテギョンは、ギョンセに呼ばれて溜め息をついた。 「何でしょうか。」 会長室に入ったテギョンはソファに座る事もせずに尋ねる。 「座らないのか。」「長くなる話ですか。」 テギョンはギョンセを上から見下ろす形でさらに重ねる。 ギョンセはテギョンに向けた視線を、デスクの上の書類に戻しながら、テギョンの考えを整理した。&nbs [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 33
  • 大きなテーブルにゆっくり座っているのに、体を動かす事さえできない、運ばれてくる料理は温かいのに、部屋の空気は静かに重く張り詰めている。 その中でミニョはギョンセ以外に自分を見るもう一人の視線に気が付いた。 確かに、ここにいるのは不釣り合いかもしれないが、そこまで冷たい目で見なくてもいいんじゃないかと思う緊張感から、あれほど練習したにも関わらず、ミニョはナイフを落とすと言う失敗をしてしまった [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 32
  • 何が一番苦手かを訊かれて、ミニョは全部だと思った。 フォークもナイフも、どれも同じに見えて違いなんて分からないし、ワインの名前なんて覚えられない、味だってどれも同じに思えて、あげく講座の最後はいつも眠ってしまうのだ。会話術もしかり、ダンスに至っては・・・ 「・・・・・ダンスが・・」 ミニョは一番苦手な事にダンスを上げた。 「ダンスの何ができないのかを言ってみろ。」「足が・・・・先生 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 31
  • 社長が早く帰る、このうわさはすぐに社内を席巻する。なにしろ、いつも遅くまで居残る社長のおかげで、残業する羽目にあっていた社員にとっては、いったい何があったのかと、喜びながらも疑問もあって、あらぬ妄想が背びれ尾びれとなって広がったのだ。 当然広がったうわさが、会長の耳に届くまでにさして時間はかからなかった。 ヘイが訴えて来た時は、たいして気にしていなかったギョンセだったが、この事が原因で疑惑 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 30
  • ミニョがメイドとして戻ってきた。テギョンは、これでヘイも諦めるだろうと思っていた。 ミニョを排除した所で何も変わらない、ミニョに関係なく、ファン・テギョンに結婚の意思はない、そう思うはずだった。だがテギョンに女心が分かる訳がない、ヘイがこの程度の事で諦めるはずがなかった。 メイドのミニョと代わろうなんてした事は間違いだったと思っている。ただ、ミニョはたとえメイドとしてであっても辞めさせれば [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 29
  • 訳の分からない大目玉は、家政婦として失格だというものだと、よくよく聞くうちに察したマ秘書だったが、それはそれで理解できないと頭をひねる。 家政婦としては上級とはいえなくても、コ・ミニョは社長のお気に入りだと思っていたからだ。 「分かりました。 すぐに確認いたします。」 当然マ秘書は、すぐさまミニョに連絡を取った。テギョンから聞いていないのかと不思議がりながらも、ミニョは状況を説明する。 [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 28
  • 話があると言われて来た中庭で、先を歩いていたヘイが振り返った。 「私とファン・テギョンさん、婚約するの。 会長とも話が付いているわ。」 ふふんと鼻を高くして言ったヘイは、さぞショックを受けるだろうと思っていたミニョの「そう・・」と言う返事に、いら立たしさを募らせる。 「恋人だって言ってる割にはその返事、どういうつもりなの。 もっとショックを受けるべきなんじゃないの。」「あっ それは・・ [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 27
  • 『それで、ファン社長は一番何が好きなのですか。』『朝、コーヒーだけなのは体に悪いと思います。』『食べたいものがあったら言ってください、私が作ります。』 テギョンは、食事中にミニョが言った事を仕事中にも思いだした。あんなふうに話しかけられて食べる事はこれまでになかったからだ。 『ファン社長のおスシを、食べ過ぎてしまいました。』 そう言ったのは、テーブルに置かれたスシのほとんどがなくなって [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 26
  • いつもより早く帰って来たテギョンに、勝手に人を入れた事を、ミニョは深々と頭を下げて謝った。 当然怒られると思っていたミニョだったが、テギョンは何も言わなかった。 「あの、怒らないのですか。」「何故だ。」「留守の家に人を入れたからです。」「相手は俺が留守なのを知っていて来たんだ。 つまり目的は俺じゃない。」「・・はい、私に訊きたい事があると、でも何が訊きたかったのか・・・」 口をすぼめて [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 25
  • 「新しい人を紹介してもらってください。 それが一番いいと思います。 恋人の話になっても、メイドじゃないと言えます。」 ミニョが解決策を口にする。 「返済が滞るのは困る。 それに・・・マ秘書が新しいメイドを探すのに反対している。」 ミニョの目はチラリとテギョンを見る。『マ秘書が・・では社長は?』 「俺も、慣れた。」 『慣れた?』 「おまえのしでかす失敗にだ。」 怪訝な顔を [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 24
  • 「誤解は解けただろう。」 ミニョの腕を掴んだテギョンをシヌが止めて言う。 「これからどうするかを考える。」「考えるんじゃなくて、おまえが決めるんだろ。 連れて行く必要があるのか。」「・・・・・何が言いたい?」 テギョンはシヌを怪訝に見て、言った。 「だいたい、ここで何をしている?」 何故2人でカフェにいるのかって目のテギョンに、この状況を作った本人がって目でシヌが見返した。&nbs [続きを読む]
  • 家政婦(メイド)ですね 23
  • 『コ・ミニョです。 すみません、突然電話して・・ でもあの・・・』 ミニョからの電話を、テギョンの前で受けたマ秘書は、口だけを動かして相手がミニョである事をテギョンに伝えると、ミニョの話に耳を傾けた。 うんうんとしか言わないマ秘書に、何を話しているのか分からないテギョンは、怪訝な目を向けてはいたが黙っている。 『今日は、カン・シヌさんのおかげで切り抜けられたのですが、 明日の出勤時もい [続きを読む]