アネモネ さん プロフィール

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アネモネさん: アネモネは泳いで渡る
ハンドル名アネモネ さん
ブログタイトルアネモネは泳いで渡る
ブログURLhttps://ameblo.jp/anemone-life/
サイト紹介文言葉の海で浮かんだり沈んだり。金魚に泳ぎ方を教えてもらう毎日。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供200回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2011/07/07 08:46

アネモネ さんのブログ記事

  • 空は羊飼い
  • 空にひつじ雲わたしを眠らせるため 空は羊飼いわたしは数をかぞえる 両手の指折り ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、ここのつ、とお。 雲の合間から漏れる光はあしたの方向 いい子が眠る夜はそこまで [続きを読む]
  • 半月
  • 見えている半分の月はわたしのもの残りの半分は明日からのもの水槽の底でじっとしている金魚のようにここから動けないおそろしいものはみんな通り過ぎたというのに [続きを読む]
  • 三日月
  • 宙に刺す三日月なぞれば指先のみるみるあふるる赤い血の玉 ちゅうにさすみかづきなぞればゆびさきのみるみるあふれるあかいちのたま [続きを読む]
  • 水玉は赤
  • 水玉は赤きみの頰がバラ色に染まって夜に目隠しをする ストライプは青降り止まない雨はきみの仕業悲しみはTシャツの染み チェックは緑裸足で立つきみの足元から今も蔓が伸びる ボーダーは間(はざま)の色地平線と水平線に沈んでいく色 [続きを読む]
  • 怖気
  • 黒い心白い意識に滴らせ怖れをねじ伏せ赤い染みを隠す くろいこころしろいいしきにしたたらせおそれをねじふせあかいしみをかくす [続きを読む]
  • 空から見ればわたしも蝉みたいなものかもしれない七日間鳴くだけ鳴いて落ちて干からびる 空から見ればほんの一瞬のできごとまばたきしてたら見逃すくらい [続きを読む]
  • きみは知らない
  • 深い深い海の底きみの知らないいのちが湧くよ暗い暗い森の奥きみに見えない芽が吹きでるよ遠い遠い空の上きみの気づかぬ光が射すよ古い古い記憶のわたしきみに隠した炎があがるよ [続きを読む]
  • 幸せの種
  • 今夜のわたしは芽の出ない種のよう出口のない部屋で首を絞める蔓 だれか刃物を持ってきて 子ヤギを食べた悪いオオカミのよう気がついたら石の重みで井戸の底 だれか刃物を持ってきて 赤い糸ははりめぐらされた蜘蛛の糸がんじがらめの幸せの巣 だれか刃物を [続きを読む]
  • 張りかえたばかりの弦のような君言葉を濁すこともできない はりかえたばかりのげんのようなきみことばをにごすこともできない [続きを読む]
  • 人を呪わば
  • 皮膚の下流れる血管は感情に毒されてドロドロの欠陥 あの子に針を刺しながら痛むのはこの腕であの子が憎いのかわたしを消したいのかもうわからない [続きを読む]
  • くるくる
  • 猫の目くるくる尻尾がぱたんからだを伸ばしてのどをごろごろ きみも来る来る扉がぱたん手を取り合って床でごろごろ [続きを読む]
  • アネモネ
  • 言葉の海で浮かんだり沈んだり 金魚に泳ぎ方を教えてもらう毎日 わたしは肺呼吸なのでそんなにうまく泳げません、と言っても先生は厳しいのでまるで溺れているように見えるでしょう。 [続きを読む]
  • 境界線
  • どこまでがわたしでどこからがあなたか境界線をどこに引けばいいか途方にくれるわたし [続きを読む]
  • 流れ星
  • 生まれて死ぬまで流れ星みたいだな一瞬ひときわ輝いて消えていく 知らない間にここまで来たよいつまで朝になったら目が覚めるのかな 小さな両手で何をつかみたかった?花びらをどのくらいで満足できたのか 生まれて死ぬまで流れ星みたいだなひとつまばたきする間に消えていく [続きを読む]
  • 傷あと
  • 風に触れ真夏の空は親しげに傷あと残るわたしの腕を取る かぜにふれまなつのそらはしたしげにきずあとのこるわたしのうでをとる [続きを読む]
  • 地球の涙
  • 降り止まぬ雨、開かれた世界 濡れたままゆくわたしは地球の涙 ふりやまぬあめ、ひらかれたせかいぬれたままゆくわたしはちきゅうのなみだ [続きを読む]
  • モデルケース
  • 本当のことを知りたがるむすめは本当のことを話さない 愛されたがりのむすめはだれのことも愛さない 光を求めるむすめは目を深く閉じたまま 自由に憧れるむすめは自分の羽をむしり取り 人恋しくてそっと鏡の縁をのぞき込む 鉄の扉に守られてむすめはいつまでたっても満たされない [続きを読む]