yukihiko ikumori さん プロフィール

  •  
yukihiko ikumoriさん: 形の文法
ハンドル名yukihiko ikumori さん
ブログタイトル形の文法
ブログURLhttp://nekosiro115.blog.fc2.com
サイト紹介文人はどんな形を見ても、それなりに面白いと感じる。見てとれる形の性質が、面白さの度合いに関係している。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供6回 / 365日(平均0.1回/週) - 参加 2011/07/09 21:55

yukihiko ikumori さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 写楽時代の北斎による,失われた相撲絵の重要性 「写楽は誰」Ⅷ
  • 「浮世絵体系」の「写楽」によると、”版下絵として知られている芝居絵九点と相撲絵九点は偽筆の疑いが濃厚である”とあります。前回、芝居絵が重要な作品であると、そのうちの一点のかなめ構造図によって示しましたが、今回は、相撲絵の重要性について書きます。このシリーズは初期浮世絵と同じで、着物の形の抽象的な面白さが主目的です。要構造のモデルを作ってみます。  写楽 陣幕一番大きな円が褐色、次が暗いピンク色、三 [続きを読む]
  • 写楽の中期後期の作品も北斎の大胆な実験だった 「写楽は誰」Ⅶ
  • モダンアートの分析からはじめて、芸術の文法を説明してきましたが、文法レベルでみると、「写楽は誰か」の答えが見えてきたので、道がそれてしまいました。ついでに写楽の全作品が北斎によるものだと、モデルで簡単に証明できるので、示しておきます。今この問題を、最短に考えなおすと、写楽が北斎であるヒントは「北斎漫画」にある。北斎漫画は、真ん中の図のように幾何学的な形で基本構造を作っておいて、それにかぶせて線をひ [続きを読む]
  • 写楽時代の北斎による型紙技法 「写楽は誰」Ⅵ
  • 写楽時代の北斎は、型紙であらかじめ作ったいろいろの大きさの円弧を、様々に組み合わせて絵を描いている。これまではもっともポピュラーな大首絵(半身像)の分析でした。今回からもっと複雑な、半身像二つの絵を見てみます。「澤村淀五朗と坂東善次」の、紙のしわまで見えるイメージが見つかったので取り上げてみます。円弧モデルを作って、右の人物の髪の部分を拡大してみます。   写楽 「澤村淀五朗と坂東善次」 部分髪が [続きを読む]
  • (画風でなく画法でみると)春朗が写楽の絵を描いた 「写楽は誰」Ⅴ
  • 前回写楽と北斎の作画法が同じだから同一人物に違いないと書きました。一つだけ気になるのは、比較した写楽の絵が描かれたのは1794年ごろで、北斎漫画が出版されたのは1812年以後です。多円技法は、じゅうぶん経験のある天才画家が自然生成の視覚文法を駆使して独自に発見できるのだから、北斎以外の天才が独自に開発した可能性があるともいえる。外界の形を記憶で繰り返し描いているうちに、線の曲がりが意識されて弧の連続になる [続きを読む]
  • 写楽と歌麿の違いを数量的に解析 「写楽は誰」Ⅲ
  • 浮世絵版画は、線が純粋に使われることによって、純粋芸術に近づいた、希有のスタイルです。二十世紀初頭のモダンアートも同じ方向に動いた。芸術という言葉は、絵画、版画だけにでなく、建築、彫刻、装飾を含んでいるから、芸術論はそれらすべてを同じ言葉で説明できなければならない。十二音音楽ではメロデーの繰り返しが避けられたが、古典音楽は装飾的である。どっちも同じ記譜法で説明できる。絵画の構造はほかの三つと同じく [続きを読む]
  • 画家の描線には独自の円弧の配列がある 「写楽は誰」Ⅱ
  • 「写楽は誰」Ⅰで写楽の「市川高麗蔵」の円弧−円モデルを作りました。ほとんどすべての線が円弧の連なりで再現できるとわかります梅原猛は「仮名の悲劇」の中で、写楽の絵と豊国、春英の「市川高麗蔵」を比較しています。輪郭線をトレースして重ねた図を作って、似ていると論じています。”豊国と写楽の高麗蔵の絵を重ね合わしてみると、その顔の輪郭、眉、目、鼻、口、耳の一つ一つのとらえ方が実によく似ていることが分かる。” [続きを読む]
  • 「写楽は誰」視覚文法的考察Ⅰ
  • 寺田寅彦の「浮世絵の曲線」は、科学的好奇心を芸術に向けた最初の、フォーマルな芸術論文です。最寄りの図書館に全集がありますが、今回もしかしてとググったら、インターネット図書館 青空文庫として出ていました。寺田は周りのすべての対象に、子供の時誰でも持っているはずの,形をみる目の好奇心を持ち続けた希有の人物です。寺田の科学的方法論の部分をコピーしてみます。”....浮世絵というものをいっぺんばらばらにほごし [続きを読む]
  • フォーマリスト 岡本信治郎 (笑っちまったゴッホ)
  •      岡本信治郎 (笑っちまったゴッホ)京都国立美術館の岡本信治郎の略歴によると、”岡本は....ジョルジュスーラの絵画と出会い、「人も事物も私自身さえも全て平等に、シルエットとして眺める目」を見出した。””岡本の作品は本人が語る通り「見る絵画. 読む絵画. 笑う絵画として機能する」のである。”と有ります。シルエットは線であり、それをたどることによって、形を見る。同じ絵を何十年もの間、何十回も見て楽し [続きを読む]
  • 高橋秀(Shu Takahasi) のGolden Ball
  • 前回キュービズムはアーチズム(Arc-ism)と呼ばれるべきだったと書きました。形が繰り返し作ることによって洗練されてくれば、輪郭線はスムーズになり、アーチの連続となる。これがセザンヌの作品に現れたのを、モダンアーテストが気付いた。こう解釈すれば、セザンヌの水浴画の伝統を受け継いだマチスもキュービストと同類と分類できる。アーチズムと云う考えに時代性はないから、日本の作家のアーチズムの傑作といえばたちどころ [続きを読む]
  • 過去の記事 …