青山彰吾 さん プロフィール

  •  
青山彰吾さん: 活動遊興伝 銀幕のこちら側
ハンドル名青山彰吾 さん
ブログタイトル活動遊興伝 銀幕のこちら側
ブログURLhttp://oryu.blog53.fc2.com/
サイト紹介文これまでに観てきた映画のことどもの独り言。日本映画を中心に。ただし、偏ってます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2011/07/13 04:11

青山彰吾 さんのブログ記事

  • 地味だけど女優競演が凄い「女囚と共に」
  •                          これまた、すんごい女性刑余者の映画でおます。 田中絹代、原節子、香川京子、久我美子、岡田茉莉子、木暮実千代と主演級の女優が並び、そのほか浪花千栄子、安西郷子、谷洋子、杉葉子、淡路恵子、中北千枝子、千石規子、滝花久子、清川玉枝、本間文子、菅井きんと、脇の女優もそろてます。 1956年の東京映画、東宝配給の久松静児監督、田中澄江脚本による『女囚と共に』 [続きを読む]
  • 浪花五郎って……??
  •  長期の休みをいただいていましたが、ようやく休み明けです。 この4月に元漫才師で女優の京唄子が亡くならはりました。 でも、今回はその唄子ねえさんの話題やおません。 亡くなった時のネットの死亡記事を読んだ時、唄子ねえさんが若いころ、「浪花五郎一座に加わり、座長の浪花五郎と結婚」とおました。現在でもウィキペデアの「京唄子」の項を見てみると、そのことが触れられております。でも、浪花五郎とは何者か、その注 [続きを読む]
  • 五十鈴の背中が逞しい『赤城から来た男』
  •                          脚本・新藤兼人、監督・木村恵吾による1950年製作の落ち目の三度笠の男の末路を描いた大映時代劇でおます。、 主人公の名は星越の瀧蔵。扮しているのは、この時54歳の大河内傳次郎で、中年域に達し、いささかくたびれきった観は落ちぶれた逃亡者にはぴったりでおますが、星越の瀧蔵といえば、1951年の山中貞雄の映画をリメイクした大河内傳次郎主演の『上州鴉』(監督 [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道 太鼓ドンドコ 三味に荒波ザブーン
  •                         今年2016年は、加藤泰監督の生誕100年に当たる年でおました。 夏ごろから名画座の興行街では記念の特集上映が開かれ、「この際、まとめてみ〜んな加藤泰映画やで〜」みたいなお祭り騒ぎのラインナップで、しかし、そこどこの上映会にも観客として参加することはなかった僕…なのでおます。 そんな中、映画が完成して以来35年、長く国内では一般公開されてこなかった加 [続きを読む]
  • チラシを見ても映画を観たことにはならねえ37
  •                           お江戸在住のお友達から、今年最後となる名画座のチラシが送られてきました。 その中にあった日本映画の象徴的な催しが来年1月4日から神保町で始まる「没後40年特別企画 女優・田中絹代」と1月14日からの渋谷での「名脇役列伝1 浪花千栄子でございます」の特集でおます。 片や、戦前戦後を通じて主演女優を貫いた田中絹代、片や、脇役ながら映画ファンの記憶に長 [続きを読む]
  • 山中映画のリメイクは『上州鴉』
  •                           たまたまCS放送で観た大河内傳次郎主演、冬島泰三監督の股旅時代劇『上州鴉』(1951年、大映京都)は、山中貞雄督のトーキー2作目とされる『国定忠治』(1935年、日活京都)のリメイク作品でおました。 この『国定忠治』は上映フィルムが失われ、もう観ることはできないのでおますが、シナリオだけは残っとります。シナリオでは『国定忠次』となっており、原作が [続きを読む]
  • チラシを見ても映画を観たことにはならねえ36・メイカ篇
  •                         お江戸のお友達から例によって東京の名画座を中心とする映画のチラシが送られてきて、渋谷では先月末から『祝・生誕45周年!芹明香は芹明香である!』と題する特集が上映されているそうでおます。 日活ロマンポルノ映画が誕生して今年で45年を迎えたそうで、しかし、生誕45周年とはいえ、現実には日活ロマンポルノ映画が消えたのは遥か昔のことになりますな。日本に映画が [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道 これでラストからしれない生誕記念上映
  •                           来月4日から東京・池袋の名画座で、「生誕100年 加藤泰」という上映会がおますな。 さすがに今年は加藤泰監督の生誕100年を記念した映画会がモテモテでおます。確認できただけでも国立うて近代美術館フィルムセンターでの特集を皮切りに京都(京都府文化博物館)、神戸(神戸映画資料館)、大阪(シネ・ヌーヴォ)と、あちらの世界に旅立った映画監督が遺した映画群 [続きを読む]
  • 変わらないんじゃない、変われないんだよ
  •                                                「博徒解散式」鶴田浩二(左)、万里昌代 映画館へ足を向けることがなくなり、随分な時間が経ってます。今は映画館と表現するより、シネマコンプレックス、通称・シネコンと言ったほうがぴったりの時代でおますな。かつてのような床がコンクリート打ちっぱなしの、快適設備は置いてけ堀のような寒々とした映画小屋は日本からほと [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道 まだまだ続く生誕100年記念
  •                         来月8日から浪花の街でも、加藤泰監督の生誕100年を記念する上映会が始まります。  題して『生誕100年 映画監督加藤泰の仕事』。 花のお江戸でも、この夏、大規模な回顧上映会があったんだから、西の大都でもやらにゃー嘘ですよね。当然、東京の時より上映映画の本数は少なく、現在、上映に耐えうる映画が選ばれ、その数26作品でおます。 ▽『忍術児雷也』 ▽『逆襲 [続きを読む]
  • チラシを見ても映画を観たことにはならねえ35
  •                          お江戸のお友達からチラシが送られてきて、今回は名画座のチラシは少なかったのでおますが、数少ないうちから、ちょっと取り上げてみました。夏の間、ブログ更新を怠けていたためのウオーミングアップでおます。▽「吉屋信子と林芙美子 女流作家の時代」 来月1日から一カ月、神保町の小屋で予定されている特集でおます。吉屋信子、林芙美子、宇野千代、壷井栄、円地文子、平 [続きを読む]
  • チラシを見ても映画を観たことにはならねぇ34
  •                         お盆休みの2日目、お江戸のお友達からまたまた名画座のチラシが送られてきました。 早速、開封してみると、花のお江戸の名画座はこの暑さにもめげず、頑張ってはりますな。 お盆は鬼籍に入った仏たちが残った家族のもとに還ってくる時期でもおますが、かつて日本映画の銀幕を飾った鬼籍組のスターたちも、この時期、名画座のスクリーンに還ってきて、昔のままの姿にわれわれは [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道 生誕100年を記念した加藤ワールド3
  •  のんびり過ごしているうちに始まっちゃったよ、フィルムセンターの特集上映「生誕100年 映画監督加藤泰」。入りはどうなんでしょうかね。 いつものお江戸のお友達とは違う関東在住のお友達F氏から先日、電話があり、開口一番「行かないの?」と訊かれちゃいました。 そ、そんな殺生な質問はやめてよの気分です。かつて、東京・渋谷のユ―ロスペースであった加藤泰映画の上映会にスケジュールも分からないまま駆け付けたボ [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道12 生誕100年を記念した加藤ワールド2
  •                                    東映時代劇では意欲的な東映城の若殿たちと7)恋染め浪人(1957年、東映京都) 『逆襲大蛇丸』まで貧乏プロダクションで仕事をし、まがりなりにも映画監督として時代劇を作り続けていた加藤泰の戦後生まれながらメジャーの東映での初仕事作品。赤字続きの映画会社だった東映がお子様向け中編時代劇の連続ヒットで持ち直し、それに伴って時代劇映画 [続きを読む]
  • 私家版加藤泰論への道11 生誕100年を記念した加藤ワールド1
  •                                   加藤ワールドに参加することでヒロコは魅力的な女優に 今年は加藤泰監督の生誕100年に当たり、東京の国立近代美術館フィルムセンターで7月から9月にかけて大規模な回顧上映が予定されていますが、その詳細なプログラムがようやく発表されました。 加藤ワールドの映画にどっぷり浸かった身としては、映画小屋、テレビ放映、ビデオテープ、DVDを問 [続きを読む]
  • あれから遥か30年の年月を越えて
  •  今月6月は、加藤泰監督が亡くなった月です。 1985年6月17日が、その命日。 この7月中旬から2カ月間、東京・国立近代美術館フィルムセンターで『生誕100年 映画監督 加藤泰』と題する大規模な回顧上映が予定されているそうです。長期にわたる催しで、しかも古今の映画の収蔵を旨としている国家機関の主催なので、加藤泰監督がフィルムに刻み続けた、どんな作品が並ぶのでしょうね。 あの世に旅立って、もう36 [続きを読む]
  • そして10年・・・・・・
  •  先日、友達からメールが届き、それで知らされたことですが、このしょぼブログもスタートして10年が経っていました。 運営しているボクは気づかず、忘れていたことです。 なんたること!! スタートした2006年から、もうそんなに時間が流れていたとは! 「十年後」 果たして成長はあったのかどうか。チンタラ、チンタラ、気が向いた時に更新し、気ままにやっているから目を瞠るような変化も成長もないかもね(笑)  [続きを読む]
  • つっころばしの「三百六十五夜」
  •  先の大戦終了から3年経った1948年製作の新東宝のメロドラマでおます。 小島政二郎の小説を館岡謙之助が脚色、監督はまだ若かった市川崑でおます。映画は前編、後編の二部作で封切られておりますが、その後、総集篇として一本の映画にまとめられたようで、よほどヒットしたのか、普段とんと映画には縁のないわが母なども若いころに観たと言っておりましたな。 今回、ボクが観たのもその総集篇のほうで、CS放送で流れた [続きを読む]
  • お姫さま女優の「あの空の果てに星はまたたく」
  •  かつて東映時代劇で活躍した丘さとみ主演の現代劇がCSで放送されたので、観てみました。 日本が高度経済成長を果たす直前の1962年の製作(東映東京)で、脚本が新藤兼人、監督が戦後の左派映画の旗手だった関川秀雄でおます。 同じ時期の子ども時代を送ったボクは、まさに子どものころ、この作品を観た記憶がおますが、当然のことながら映画のタイトルと主演女優が誰であったか以外、コロッと憶えとりまへん。瀬戸内海 [続きを読む]
  • 花のお江戸で浪花の映画が・・・
  •  お江戸に住むお友達がメールで『がめつい奴』を観たよと知らせてきました。 『がめつい奴』といえば、東京・芸術座(現・シアタークリエ)で人気を博した東宝現代劇の舞台でおます。作・演出は菊田一夫、主演・三益愛子の半世紀も以前の、大阪・釜ケ崎のドヤ街(日雇い労働者向けの簡易宿泊所の街)が舞台の作品で、お友達が観たのは、その映画化作品(1960年、東宝、監督・千葉泰樹)でおます。 メールで「最近は釜ケ崎 [続きを読む]
  • ラストがうやむやな「かげろう絵図」
  •                         山本富士子がさばけた感じの謡(富本節)のお師匠さんと大奥に潜入する武家娘の姉妹の二役で頑張っている1959年の大映時代劇でおます。 原作は松本清張、脚色が衣笠貞之助と犬塚稔のじいちゃんコンビ、監督も衣笠貞之助。時代劇で女優が主役を張るというのは、このころ珍しおましたが、お富士さんに衣笠とくれば、この時代、『白鷺』(1958年)や『歌行燈』(1960 [続きを読む]
  • そういう時代だった「晩春」 
  •                         先日、偶然観ることができた小津安二郎監督の『晩春』(1949年、松竹大船)。 観るのは何年ぶりでおましたやろか。もう記憶にないくらいの昔になってしまっていたのですね。 戦後の世相を織り込んだ『長屋紳士録』(1947年、松竹大船)で平和日本を出発させた小津が、のちによく知られるようになった小津ワールドを展開していくさきがけとなった作品でおますな。家族 [続きを読む]
  • お春さんの戦績
  •  杉村春子ーあの世に旅立って来年でもう20年になるのでおますな。 映画、演劇の世界でわれわれが持つことのできた偉大な女優のひとりでおます。まだ、この世にあってしばしば彼女の舞台に接した時、この小柄な、美人でもないおばちゃんのどこから観客を圧してしまう存在の大きさはどこから出てくるのかと不思議の観を抱き、小柄な体躯とは裏腹な大輪の花やかさを舞台上に見いだしたものでおます。  そんな杉村春子の戦前、 [続きを読む]