kiri さん プロフィール

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kiriさん: kiriのBL小説置き場
ハンドル名kiri さん
ブログタイトルkiriのBL小説置き場
ブログURLhttp://odiru.blog50.fc2.com/
サイト紹介文強気受多し。愛が基本。切な系もラブコメも!<新連載>片想いから始まるリーマン同士の社内恋愛スタート♪
自由文愛と、エロと、心理描写重視の大人BL(ML)
基本、ハピエン。
男同士の性描写を含む恋愛話ですので、18才未満(高校生含)は、絶対に閲覧禁止。

強気受けを攻めが溺愛パターン多し。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供117回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2011/08/08 19:35

kiri さんのブログ記事

  • 俺たちのままで 5
  • 駅に着いて、勇次は車をパーキングに止めた。時計を見れば、まだ五時を少し過ぎたところだ。早く着き過ぎたな……。家での曲作りも進まないし、退屈で仕方無く、気分転換に駅でもブラつこうかと思っていたのだ。……が、結局は作曲中の自分の曲を流してシートにもたれ、目を閉じる。キーボードだけでなく、ドラム、ギター、ベースをエアーでリズムを刻み頭に描く。幼い頃からちょっとした時間があれば、いつもこうして時間を潰して [続きを読む]
  • 俺たちのままで 4
  • まだ会社の方の電気が点いていたから覗き込めば伯父が居た。「伯父さん、久しぶり」扉を開いて声をかければ、伯父が顔を上げる。「おー、隼。来たんか」「智兄は?」「奥におる」「旨い焼酎持ってきたし、伯母さんに渡しとく」伯父に焼酎を見せてから従兄の智兄を探せば、デスクで電話をしていた。ちょっと待っててという仕草に頷き、壁にかかっているボードを眺れば、文字がびっしりで忙しそうだ。「久しぶり」智兄が電話を切って [続きを読む]
  • 俺たちのままで 3
  • 二日目の補習授業が終わると、昨日よりも多くの生徒が残った。昨日の教科書外の話を面白がって、他の生徒に言ったようだ。「センセー、昨日の続きやって」「難しいって文句言ってたくせにか」「興味もったしっ」「俺も〜」ホントかよ?東京から来た、ちょっと若手の先生だから好奇心と親しみもあるのかもしれない。「じゃ、お前らが興味あるのは何だ? まずはそこからだな」*結局、祢宜が呼びに来るまで教室に居た。「いや〜、や [続きを読む]
  • 俺たちのままで 2
  • 程よく緊張感が抜けて、生徒達も親しみのこもった顔つきになった。「生活のそこかしこに物理は溢れてる」「じゃ、生活してて役に立つってこと?」「いや、そういうことじゃない。何気なく身の回りで起きていたことに理由があって、それに納得できる。知的好奇心を満たしてくれる、面白い学問ってことだ」深い分野だけに、たくさんの基礎を学ばないと前に進めない、と続ける。「家の電子レンジ、お母さんの使ってる圧力鍋、こどもの [続きを読む]
  • 俺たちのままで 1
  • 夏休み。隼は大阪の兄弟校へ同僚の八代と共に向かった。姉妹校とは違って、学校法人を同じくする私立の男子高校だ。東京と大阪にある兄弟校。それぞれの学校の教師二名が代表して、交流の場を設けるのだ。インターホンを押して、名前を名乗ると門の施錠が解除され中に入る。学校の方は休みでも運動部の方は部活があるようで、校庭で野球部が声を張り上げていた。コーチらしい人が怒鳴って、部員の尻を軽く蹴っているのが見えた。「 [続きを読む]
  • SSのお知らせ
  • みなさまーーっ。お久しぶりです…。すいません!!  ←先に謝る。「もうちょっと待ってて下さい」なんて言っておいて、めっちゃ遅くなりました。土下座。いやはや。何か仕事で、人手がなく。。。肉体労働に駆り出され。「やったことねぇよ!!」と心で呟き、やってました(笑老体故に、疲れて1週間くらいヘタってました。←弱すぎ…と言われた(ノ_-。)(私より老体のハズの人は、その後パーチ―へ繰り出すという強者)いかんです [続きを読む]
  • 中間報告(笑)
  • 皆様。随分、ご無沙汰しております……。久々に管理画面見まして、過去作を読んで待って下さっている方が結構いるのに「広告」出てる!ので、広告消しに参上しました。一応11時に覗いて下さる方が今も居るかも…と、時間も11時に予約(´艸`*)年末から、家の者が海外ドラマにハマり…。半ば、強制的に一緒に観る日々を過ごしておりました。たまには、家族サービスしないとね。。。っ終わった!と思ったら「まだある」と、次シーズ [続きを読む]
  • 2017 新年のご挨拶
  • 皆様。明けましておめでとうございます。昨年はたくさんの応援、有難う御座いました。気付くと、既に三が日も終わってしまって…いつも、後手後手ですいません。久々に管理画面覗いてみたら、旧記事に新年のご挨拶をして下さってる読者様方がいらして、慌てて記事書いてます←何か去年も似たようなこと書いてたような…(;´Д`A ```今年は、どのカプから始めようか…と考えては、色んなシチュが浮かんでます。浮かんだのを文章にし [続きを読む]
  • 5周年、有難う御座います。(イラスト&陸通有り)
  • 皆様。めーちゃーくーちゃーに、遅れてしまいました…。すでに当日より2週間経過してる(;゚Д゚)ご…ごめんなさいっ。改めまして。ブログも5周年を迎えることが出来ました!SS連載中は、お祝いのお言葉をかけて頂いて有難う御座いました。毎年、読者様に教えてもらうという…何とも情けない管理人ですが、これからもよろしくお願いします!今年くらいはちゃんと覚えておいて、記事上げたいと思ってたのに…orz最近は中々書く時間が [続きを読む]
  • 陽だまり 18(終)
  • 翌日、目が覚めたのは十時半。内野が朝昼兼用の食事を作る。といっても、昨日の鍋の残りにうどんを入れただけだ。「美味しい」髪がボサボサのままの浩太が、ご機嫌で食べている。味噌が少し煮詰まって、モツと野菜の残りがうどんに絡んだコッテリ感が美味い。「今日、天気いいね」浩太が窓から射す陽を見ながら言う。「あぁ、もう陽差しが春だな」今日は気温も随分と暖かいから、洗濯も済ませておこう。「春になる度に、公園で時間 [続きを読む]
  • 陽だまり 17
  • 少し遅れて風呂に入り、先に入ってシャワーで泡を洗い流している裸の浩太を改めてみる。十代の頃は、あんなに薄っぺらだったのに。うん……。本人が言う通り、胸板というモノが出来上がってきていている。骨格も大人の男になってきて、程よい厚みが出て来た。その浩太の方は、さっさと洗って湯船に入った。一緒に風呂に入りたがるけど、色気は無し。まぁ、俺が風呂でそういうことを仕掛けたことがないからな……。それがまた、可愛 [続きを読む]
  • 陽だまり 16
  • 一緒にモツ鍋を囲みながら、内野はビールを飲む。「美味いな」「うん」浩太もニコニコして、モツと野菜を頬張る。「いっぱい食べたら、胸囲も増えるぞ」「それ、太るって言うんじゃないの?」「ちょっとくらい太ったって、若いからすぐ戻る」一緒に美味しい物を食べて他愛のない会話。それだけのことで、こんなに気持ちが和める。「あ、そうだ」浩太が二―ッと笑って立ち上がり、鞄からゴソゴソと何かを取り出した。「これ」渡され [続きを読む]
  • 陽だまり 15
  • 土曜日。仕事帰りの浩太が来てから、一緒にスーパーへと向かう。「何にする?」「鍋か鉄板焼きでいいんじゃないか」「そうだね。今からじゃ、内野さんの好きな煮物も味沁みないし」入口の野菜売り場で、色々見ながら二人で考える。「先に、お肉見に行ってから決める」浩太がさっさと肉売り場に行くから、内野は後ろからカートを押してついていく。「あ、モツは?」肉のコーナーには、今日の目玉らしく色々なホルモン肉があった。「 [続きを読む]
  • 陽だまり 14
  • 寮に帰って、冷蔵庫を覗き込んでいると携帯が鳴った。「もう飯食った?」相手は緒方だ。「ううん。帰ってきたところだもん。今から適当に食べようかと思って、冷蔵庫覗いてた」「グッドタイミング〜。飯食う?」「食べるっ」「早くな」電話を切ってから、そのまま部屋を出て緒方の部屋に向かった。*「わ、肉団子?」「これはアルボンディガスって言って、スペイン風肉団子」「へぇ〜」「こっちはキノコのアヒージョ」後は野菜のマ [続きを読む]
  • 陽だまり 13
  • 浩太がレジに並んでいると、後ろからいきなり膝に力を加えられて、カクン……と片足が崩れた。え、何??驚いて振り返る。「よ、少年。久しぶり」ニヤニヤと笑う人は、あの牧村さんだった。「……何するんですか」「いや、レジ混んでるから暇で」「酷いっ」「あはは」何買うんだ?と、次に持っている本を覗いてくる。「英会話の本?」「はい。ちょっと勉強しようと思って」「あーでも、コレじゃなぁ」「え。ダメですか?」浩太が思 [続きを読む]
  • 陽だまり 12
  • 内野がバ―に顔を出してしばらくすると、光希が入ってきた。来た……。光希がこの店に顔を出す曜日は、一時口説かれていた時期に把握している。定期的に誘われていたからだ。あれからロスに行ったにしろ、同じ店に勤めていればそう変わりないだろうと。こっちから誘うのも、何だか癪だからしなかった。その光希は店の入り口でこっちを見た途端、手で口を押さえたままだ。「何やってんだ」内野が声をかけると、ブーッと吹き出した。 [続きを読む]
  • 陽だまり 11
  • 内野が駅に着き、浩太にメッセージを送る。今日は浩太の休みだ。平日の休みの日は、用事のない時以外は家で夕食を作って待ってくれている。遅くなって一緒にテーブルを囲めない時でも、家に帰ると食事の支度をしてくれている時も。たまには友人と出かけることがあっても、いつも俺を優先してくれているのだ。浩太は今も、あの部屋で一緒にご飯を食べることを喜ぶ。そして俺も……。内野は足取りも軽く、家へと続く道を歩いた。*「 [続きを読む]
  • 陽だまり 10
  • 休日に美容院に行くと、光希が迎えてくれた。「いらっしゃい」「こんにちは」「今日は、どんな?」「いつもと一緒で」「変えようよー」「ダメ」接客業だもんな……と鏡越しに笑う。分かってるくせに、いつも同じことを言う。「うん。浮気してないな」浩太の髪を見ながら、満足そうだ。「しないよ」「浩太が一途だっていうのは、知ってる」優しく微笑んで、まずはシャンプー台の方に連れて行かれた。「盾井さん、私が」「いいよ。俺 [続きを読む]
  • 陽だまり 9
  • 「内野、ちょっと」CE(チーフエンジニア)の渡世(ワタセ)に呼ばれ、一緒にプリントアウトした書類を見る。「ここの部分、もう少し砕いてくれ。専門的過ぎる」「了解しました」二年前のMC(モデルチェンジ)の後、マイチェンに向けたユーザーの声、不満点等の吸い上げをまとめて上層部と会議をする。渡世はシャシー設計出身者で、次のモデルの責任者に抜擢された。そこへPD(予算管理責任者)の都賀が書類を持って現れた。二人で角を [続きを読む]
  • 陽だまり 8
  • 「お待たせ」内野がバーのカウンターで飲んでいると、長友が来た。「とりあえずビールで」「お疲れ」「久しぶりだな。正月以来か」ずっと忙しくて、今日はたまたま少しだけ早く終わった。なのに浩太は、他の男とイタリアンを食べに行ってしまった。前から約束していたのに横から自分も行くとはいえないし、時間的にも間に合わなかった。真っ直ぐ帰る気にもなれず、長友に声をかけたのだ。駅の乗り換え場所にあるバーは、昔から長友 [続きを読む]
  • 陽だまり 7
  • 「このアイス美味いな」成瀬がブリュレの上のバニラアイスを喜んで食べている。コンビニでスイーツ系の新商品を試食をするように店長に言われた時、あんなに嫌がってたのに。「成瀬さん、甘いの苦手だと思ってた」「うん、苦手。でも、コレは美味いわ」ペロッと食べて、周りを見渡す。「すいてきたな」そう言われて浩太も同じように店内を見渡した。「うん」さっきまでは女ばかりで、何となく居心地が悪かったのだという。「でも、 [続きを読む]
  • 陽だまり 6
  • 浩太が店の時計を見ると、後四十分。「何か約束でもあるんですか?」バイトの大学生の松下がこっそりと聞いて来る。「うん、ちょっとね」「デート……とか」「仕事中」浩太が表情を変えずに言えば、肩を竦めた。一つ下の大学一年生。年が近いせいか懐いてくれるのはいいのだけど、何かと構って来る。キツく叱る程までは酷くはないし、注意をすれば素直だ。まだ自分だって春になって、やっと三年目になる。学生バイトと年も変わらな [続きを読む]
  • 陽だまり 5
  • コートを掴んだまま歩き、マンションに着いた。「風呂入るか」「うん」バタバタと風呂のスイッチを入れてから、浩太がテーブルに置いたスーパーの袋から食材を冷蔵庫にしまっていく。「あー、やっぱり卵がそろそろだ。明日のお昼に使っちゃわないと」「オムライスが食べたい」内野のリクエストに、冷凍庫の中を見る。「チキンもあるし……うん、大丈夫」内野は浩太に近付き、額にキスを落とす。「……なに?」「別に。したいと思っ [続きを読む]
  • 陽だまり 4
  • 目の前の浩太は運ばれてくる天ぷらを一つずつ味わう。「美味いか?」うんうんと頷きながら、満足そうだ。こんな顔をしてくれるなら、何でも食べさせてやりたい。……なんて。自分だって、大手とはいえただのサラリーマンだ。年収にだって天井がある。お金に糸目をつけない、とまでは偉そうなことは言えないけど。「このオクラ、すっごい美味しい。今度、家でも作る」「天ぷらなら、残り物でも何でもいいもんな」「うん。内野さんの [続きを読む]
  • 陽だまり 3
  • 内野は仕事を終えて社を後にし、急いで電車に乗る。今日は浩太の早番で、帰りに食事に行く約束をした。久しぶりに二人でゆっくりと外食だ。肉でも食べに連れて行ってやろうかと思っていたが、浩太のリクエストは天ぷら。店の近くに美味しい店があるのだと聞いたらしい。仕事関係や他の友人達とも、時々は外食に行っているようだ。なんでも店のメニューについてのミーティングの時に、何かの意見を言わないといけないとか。さすがに [続きを読む]