TimeComm さん プロフィール

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TimeCommさん: TimeComm's blog
ハンドル名TimeComm さん
ブログタイトルTimeComm's blog
ブログURLhttp://blog.timecomm.info/
サイト紹介文時間逆行通信のアイデアや量子力学の新解釈(実存主義的様相解釈)を提案しています。
自由文http://www.timecomm.info/を親サイトとするブログ。時間逆行通信のアイデアや量子力学の新解釈(実存主義的様相解釈)を提案しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供12回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2011/08/19 10:15

TimeComm さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 時間逆行通信の原理/1.力学的状態と様相的状態
  • Chanel Guillotine (Breakfast Nook), 1998. Tom Sachs  殺人罪に問われて独房に収監されている被告ムルソーの運命について考察してみましょう。ここでは簡単のために有罪(死刑)か無罪かの陪審評決が量子コイントスによって下されるものとします。また、ムルソーの処刑あるいは釈放という事象は、全体状況を観察する観察者(いまここの私、実存)を頂点とする過去光円錐の中に含まれるものとします。図1のように、ムルソーの処 [続きを読む]
  • 予知の歴史/5.時間逆行通信
  • "The Stranger" by Albert Camus - 1967 - Dir. Luchino Visconti時間逆行通信は因果律に反するから不可能だといわれ続けてきました。しかし、もし送信事象と受信事象とが非因果的な相関関係にあるような通信が可能なら、因果律に反しない時間逆行通信はありえます。送信事象と受信事象とが非因果的な相関関係にある状況とは、図6のように「通信の原因事象」から出発した因果系列が途中で枝分かれしてそれぞれの枝(因果系列)の [続きを読む]
  • 予知の歴史/4.無相互作用通信
  • Is it spooky enough?通信が成立するためには、送信側と受信側とを近接作用によって結びつける音や光といった通信媒体が必要だというのが常識です。しかしその常識に反して、通信媒体を介さない通信がごくありふれた光学装置を使って実現可能です。図3のように、マッハツェンダー干渉計に光を入力した場合、上光路と下光路の光路差をゼロにすれば、上光路経由の出力状態と下光路経由の出力状態とが干渉して、出力光は検出器D1では [続きを読む]
  • 予知の歴史/3.計算的予知と通信的予知
  • Hermann Minkowski予知とは、未来の事態の情報を先取りすることです。そして、何が未来で何が過去なのかは、いまここの私(予知者、実存)を基準として規定されます。そこで、予知に関する全体状況は、いまここの私(予知者、実存)を中心としたミンコフスキー時空図によって示されます。例えば、スーパーコンピュータを使った台風発生予測の全体状況は図1のように示すことができます。図1のように、既知データと予測アルゴリズ [続きを読む]
  • 予知の歴史/2.物理学
  • "Archimedes" by Niccolò Barabino紀元前500年頃に、中国では諸子百家が活躍し、インドでは仏教が成立し、パレスティナではイザヤなどの預言者があらわれ、ギリシャでは三大哲学者(ソクラテス・プラトン・アリストテレス)が輩出して、後世の諸哲学、諸宗教の源流となりました。哲学者カール・ヤスパース(1883年-1969年)は、この世界史的、文明史的な一大エポックを枢軸時代(Axial Age)と名付けました。予知の歴史という観点 [続きを読む]
  • 予知の歴史/1.経験則と神託と預言者
  • 与謝蕪村 菜の花や 月は東に 日は西に  地を這うものも天翔けるものもそれぞれにリズムを刻んでいます。太古の人々は、繰り返し観察される事象から経験則を導いて、日を読み月を読み季節を読むすべを身につけました。動物は危険な気配を本能的に察知する能力において人間よりも優れていますが、まだ気配すらない未来の危険を予測して事前に対処できるのは人間だけです。したがって、予知の歴史は、人間の歴史であるともいえます [続きを読む]
  • 新しい世界像/5.実存主義的様相解釈
  • Albert Camus (1913-1960)シュレーディンガーの猫の実験において、観測者が箱(密室)の蓋を開けて猫の死体を発見し、さらに、その検死によって箱の蓋を開ける10分前に猫の鼓動が止まったと推定されたとします。その場合、反事実的条件文を用いれば「箱の蓋を開ける10分前に猫の死という事象が起きなければ、箱の蓋を開けた後にそのような検死結果は得られなかったはずだ」といえます。そして、さらなる科学捜査によって猫の死因は [続きを読む]
  • 新しい世界像/4.歴史世界
  • Julius Caesar (100BC-44BC)我々は、カエサルと一緒にルビコン川を渡った経験がなくても、あるいは、生きた三葉虫を触った経験がなくても、「内乱記」を読んだり、あるいは、化石を観察したりすることによって、カエサルがルビコン川を渡ったという事態や三葉虫が古生代の海に生息していたという事態を歴史的事実として受け入れています。また、我々は密室殺人事件の被害者の死体を検死することにより、例えば、その被害者が10時間 [続きを読む]
  • 新しい世界像/3.私とあなたと彼、彼女
  • Gottfried Leibniz (1646-1716)非決定論的な物理学では、第一義的な観測者を「いまここ」という時空上の1点にとります。ここで留意すべきことは、その1点が物理法則から導かれる1点ではなく心的表象としての1点だということです。なぜなら、意識を創発する物理的メカニズムが脳であるとはいえても、「いまここ」という意識が脳内の特定の時空点にあるとはいえないからです。ライプニッツは「風車小屋の思考実験」によってそのこと [続きを読む]
  • 新しい世界像/2.私の物理世界
  • Ludwig Wittgenstein (1889-1951)ポール・デイヴィス「時間について」より(引用開始) アインシュタインでさえ、生涯の終わりに近づいたとき、この「今」の問題が「彼を大いに苦しめている」と告白したのだった。哲学者ルドルフ・カルナップとの会話で、アインシュタインは「『今』には何か本質的なものがある」ことを認めたが、それが何であれ、それは「科学の領域の外部」にあるという信念を表明した。 (引用終了 [続きを読む]
  • 新しい世界像/1.ドグマからの脱却
  • Galileo Galilei (1564-1642)「自然という書物は数学の言葉で書かれている」というガリレオのドグマは、最初から万人に受け入れられたわけではありません。ガリレオの死から4年後に生まれたゴットフリート・ライプニッツは、物理的世界には数学的な必然的真理(理性の真理)だけでなく物理世界特有の偶然的真理(事実の真理)が存在することを強調しました。さらに、ライプニッツの死から8年後に生まれたイマヌエル・カントは自然 [続きを読む]
  • ボーアの直観から実存主義的様相解釈へ
  • Is it crazy enough?ニールス・ボーアはEPR論文への反論の中で、次のように主張しました。【主張1】「ある粒子とそれに関するある特定の測定を行うように調整された装置とは、いろいろな点で単一の系をつくっているのであって、もしも装置の御膳立が変えられたならばこの系もある本質的な仕方で変えられることになる。こうした理由から、問題の粒子と相互作用するはずの装置の御膳立を一緒に特定することなしに、粒子の状態につい [続きを読む]
  • ボルンの規則の一般化
  • 確率事象の充足理由とは何か?量子測定においてある測定値が得られる確率を与えるボルンの規則の発見は、「閉じた量子系の状態の時間変化はハミルトン演算子(ハミルトニアン)により一義的に決定される」という量子力学の公理(以下、自然決定論公理という)の正当性に疑問を投げかけました。ところが、物理学者たちは自然決定論公理を信奉するあまり、射影仮説というアドホックな補助仮説(観測公理)を後から付け加えてその疑問 [続きを読む]
  • 可能性の収縮
  • 何を見落としてきたのか?シュレーディンガーの猫の思考実験では、箱の中の猫を覗こうとしている「いまここの私」(実存,観測者)を頂点とする過去光円錐の内側にある事実や可能性が問題になります。歴史の頂点に立つ実存にとって、箱の中の猫は、生と死との重ね合わせなどではなく、歴史的事実として生か死のどちらかに確定しています。なぜなら、そもそもこの実験は、「猫を表示媒体(ディスプレイ)として利用したアルファ粒子 [続きを読む]
  • 非決定性,非力学性,因果性,量子もつれ
  • どこが、Spookyなのか?決定論的な「仮想の物理世界」では、全時空にわたって歴史が確定しているので、歴史の頂点に立つ「いまここの私」(実存)は存在不可能です。ゆえに、「いまここの私」(実存)が存在する「現実の物理世界」は、非決定論的な世界であるといえます。物理世界を非決定論的に発展させる確率事象は、量子力学的な確率事象です。また、物理世界では相対論的因果律が成立すると期待されます。前者と後者から、非力 [続きを読む]
  • 主観.客観...神観?
  • Magnus Manske, Spectre of the Brocken, 2011現行の物理学は、二枚の舌を持っていて、一方の舌で、主観から独立した客観的実在を語りながら、もう一方の舌で、「いまここの私」(実存)を頂点とする現実の宇宙の歴史を語ります。全ては物理的であるとする物理主義者は、芯が入っていないシャープペンシルを指して、これがシャープペンシルの全てだと言い張る人に似ています。シャープペンシルには、機械部分だけでなく芯が不可欠 [続きを読む]
  • 実験哲学
  • Rene Magritte, The marches of summer, 19391個の光子の偏光状態に注目します。その光子が水平偏光を透すH偏光板を透った直後の状態は、現行の物理学によるとH偏光状態だとされています。そして、その光子を次に+45°偏光を透すD偏光板に入射させれば、その瞬間に、光子は、H偏光状態からD偏光状態に遷移してD偏光板を透過するか、それとも、H偏光状態からX偏光状態(-45°偏光状態)に遷移してD偏光板で吸収されるかが確率的に [続きを読む]
  • 因果的世界
  • 1個の光子がビームスプリッタに入射する場合、その光子が反射するかそれとも透過するかは、事前において原理的な意味で不確定です。ですから、光子がビームスプリッタに入射する前の世界は、光子が反射する可能性と透過する可能性とがともにある世界です。一方、その光子がビームスプリッタにおいて反射した場合、世界は光子が反射した世界へと遷移します。この世界の遷移の原因事象は、もちろん、ビームスプリッタでの光子の反射 [続きを読む]
  •  哲 学 へ 帰 れ
  • Ernst Mach, Inner Perspective, 1885     世界とは、「私」が認識する対象のすべてです。物理世界も世界ですから、「私」が認識する対象に他なりません。重要なことは、物理世界の「いまここ」に「私」が投影されているという事態です。そこで、物理世界の歴史は、「いまここの私」を基点として記述されます。たとえば、「いまここの私」から見れば、138億年前に宇宙が誕生したというようにです。つまり、「いまこ [続きを読む]
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