ルッコラ さん プロフィール

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ルッコラさん: 若年性アルツハイマー介護あれこれ 今日のお父さん
ハンドル名ルッコラ さん
ブログタイトル若年性アルツハイマー介護あれこれ 今日のお父さん
ブログURLhttp://menghualu.blog.fc2.com/
サイト紹介文2009年の秋に若年性アルツハイマー症と診断された夫との日常生活を徒然なるままにつぶやきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2011/08/25 19:56

ルッコラ さんのブログ記事

  • 桜の樹の下で思うこと
  • 今年の東京の桜は咲き始めてから寒の戻りが続いているので、満開になるまでの期間が長そうだ。夫が住むホームの近くにある用水路の並木道の桜が咲くと、心の芯に響くような感慨を覚える。日本人が桜に特別な感情を抱くのは、節目の季節に咲くからなのかもしれない。今年も多くの親しい方が長年の職場を離れ、新たな人生に向かって歩み始めた。我が家の二人の子供も4月から生活の場が変わることになり、今日も引っ越し準備に追われ [続きを読む]
  • 先生に負けた
  • 残念ながら若年性認知症は治らない病気である。進行をなるべく遅らせて本人にとって辛くない生活を送ってもらうことが私たち介護者ができることの全てである。2009年に夫が病気を告知されてもうすぐ9年目になる。夫の病気の進行を遅らせるためにあれこれ試してみたが、結局まだ還暦にもなっていないのに「要介護4」になってしまった。要介護4は次のような状態であるという「行動能力がかなり低下しているため、歩行や入浴、排泄 [続きを読む]
  • おめでとう!
  • 火曜日は久しぶりに主治医のT先生の診察に同行した。T先生が夫に「Sさん、今日は奥さんも一緒でうれしいですねえ。」と話しかけると、夫は「あはは、それはですね、実はあそこにちょっと・・・。」と待ってましたとばかりに訳の分からない話を楽しそうにはじめた。T先生は夫の話を相槌をうちながらきちんと聞き終わった後で、「残念ながら少しずつ病気は進行していると思います。でも本人が今の状態を辛いと思わず気持ちよく生活を [続きを読む]
  • 仲良きことは美しき哉
  • 先週は長女夫婦がラッキーと夫に会いに来てくれた。ラッキーは先週少し具合が悪くなったので心配したが、薬の種類を増やしたら何とか復活。大好きな娘夫婦の顔を見ると大喜びで短い尻尾をふって新婚ほやほやの二人を祝福してくれた。翌日、3人でホームを訪れた。夫はお出かけ用のセーターとズボンを着て、一階のソファーで若いスタッフさんとおしゃべりしながら私たちが来るのを待っていてくれた。私 「お父さん、今日はちーちゃ [続きを読む]
  • 生きる力
  • 長くブログを放置してしまいました(#^.^#)。この一か月は雑用に追われて、ブログを書く気持ちのゆとりがなかった。年末年始の大掃除もおせち料理作りもすべてパスして、ためこんでいた宿題と格闘するぼっちのお正月でした(・∀・)ノ。まさか年末年始に自分の時間が持てる日がこんなに早く訪れるとは思っていなかったが、貴重な時間をプレゼントしてくれた家族に感謝しながら一日中一人で本を読んだり書き物をするという得難い経験をし [続きを読む]
  • 2016年のメリクリ
  • 今年のクリスマス、皆さんはどのように過ごされましたか?。私と夫はまず施設で開催するクリスマス会でケーキをいただき、スタッフさんのハンドベル伴奏で皆できよしこの夜を歌いクリスマス気分を味わった。そして24日には夫とささやかなクリスマスデートをした。行先は施設の最寄り駅から3駅先にあるM駅前のファッションビル、三年連続同じ場所である。夫にとっては久しぶりの電車。特に階段の上り下りで踏み外して転ばないよう [続きを読む]
  • お父さんありがとう
  • 50年ぶりに11月に初雪が降った翌々日、都内の神社で長女の結婚式を無事に挙げることが出来た。おかげさまで夫は花嫁の父親役を最後まできちんと果たしてくれた。着物に着替えた私と下の娘が親族控室で親戚の方と挨拶をしていると、礼服を着た夫がスタッフさんに連れられてやってきた。スタッフさんの尽力のおかげで今日の夫はご機嫌の様子。新郎のお父様に積極的に近寄って、「どうも、どうも」と笑いながら自然に手をさしのべ [続きを読む]
  • 衣装合わせ
  • 前回の記事で紹介した介護度判定の結果通知が来た。判定は前回から一段階進んだ「要介護4」。確かに今の夫はすべての面で他人の介護が必要な状態となっている。この状態で自由に歩けると介護側にとっては車いすや寝たきりの方より余計に大変なのかもしれない。「要介護4」の判定は正しいと思う。先週末は下の娘と一緒に夫に会いに行った。今月末にある長女の結婚式に夫が着る礼服を試着させて次女に見てもらおうと思ったのである [続きを読む]
  • 君の名は
  • 昨日は施設で実施された夫の介護度認定調査のための面談に立ち会った。夫は現在要介護3だが、果たして今回の調査の結果どう判定されるのか。介護認定調査員の方は、夫に大体次のような質問をされた。   「お名前を教えていただけますか」   「それでは生年月日を教えてください」   「今日はお昼ご飯を食べましたか」   「夜はいつもどんなことをされていますか」   (手が描かれた絵を出して)「これが見えますか。これ [続きを読む]
  • 怒り
  • 久しぶりに日本の現代小説を読んだ。最近に映画も公開された吉田修一の『怒り』である。ずっしりとした読み応えのある内容だったので、感想をここに書きとどめておきたい。この小説には二つのテーマがもりこまれていると思う。一つは、「人は本当に他人を信じることが出来るのか」という、人間関係を築くプロセスで誰もが直面する重いテーマである。大半の人が今までの経験則に基づいて人を信じる基準をきめているのだと思う。何度 [続きを読む]
  • それぞれの夏
  • 長いことブログの更新を放置していて申し訳ございませんでした。といっても・・介護ブログの場合、特別に書くネタが見つからないのは決して悪いことではない。大変有り難いことに、このところ夫の病状に大きな変化はない。8月は久しぶりに夫の主治医の診察に同行することができた。主治医のT先生がいつも通りににこやかに夫に笑いかけながら「最近何か困ったことがありませんでしたか?」とたずねると、夫もうれしそうに微笑みな [続きを読む]
  • 余命一か月?
  • 忙しくても週末には夫のところに行くことにしている。手をつないで用水路の散歩道をのんびり歩き、疲れると木陰にあるベンチにこしかけて用水路を泳ぐ鯉を眺めながらコンビニで買ったアイスコーヒーを飲む。一週間で一番心が休まるひとときである。夫の話はますます理解不能になってきた。今日も近くでザリガニとりをしている男の子たちが、急に顔を上げて夫の顔を不思議そうに眺めていた。「うちの旦那さんは子供たちにも変だと思 [続きを読む]
  • あじさい寺とヘビ参上
  • 昨日の午後はホームでの懇親会があった。懇親会が終わったあと、いつものようにホールのソファーで昼寝をしている夫を起こして散歩に出かけた。夫と手をつないで爽やかな風を浴びながら緑があふれる用水路を歩いていると、何とも幸せな気分になる。梅雨の晴れ間の貴重なお散歩日和なので、いつものお散歩コースから少し足をのばして、ホームから1.5キロ位のところにあるあじさいの名所として有名なお寺を訪れることにした。私はこ [続きを読む]
  • 1982年 汕頭の旅
  • 先週の金曜日の夜、私は家で中国の大学院生のH君と微信(中国版LINE)でおしゃべりをしていた。H君とは春の中国旅行で知り合って以来、微信でお互いの勉強に必要な情報を交換しあったりしている。その日は、H君が明日から実家に帰る話でもりあがっていた。中国には端午節(旧暦5月5日)の休暇が3日間ある。H君は、「ちょうど親戚の法事と妹の大学入試があるから実家に帰って、それから直接学会に参加するんだ。」とうれしそ [続きを読む]
  • 人生ゲーム
  • 昨日の午後、いつも通りに夫に会いにホームに行った。ホームに入ると、私の顔を見たスタッフさんは、「ごめんなさい。今ご主人はホーム長とお散歩に行っているんですよ。30分前くらいに出たからもう少ししたら戻ってくると思います。」と申し訳なさそうな顔をして私に言った。15分後、夫とホーム長さんが仲良く笑顔で戻ってきた。ホーム長さんは夫と同じ世代で、ネクタイをしめたきちんとした「大人の男性」の服装をしているこ [続きを読む]
  • お父さんの役目
  • 昨日は久しぶりに夫に父親としての大切な役目を果たしてもらった。上の娘がいよいよS君との結婚に向けて動き始めることになった。昨日は、S君とS君のご両親が遠くからわざわざ夫にご挨拶に来てくださった。夫は午前中とても機嫌が悪くて、施設のスタッフさんは、「ひょっとしたら娘さんがお嫁に行くことがわかって怒っているのかもしれないね・・・・」と心配していたがご両親がいらっしゃった午後にはすっかり上機嫌になって、 [続きを読む]
  • お花見 その2 お友達篇
  • 先週にひき続き、今日も施設のそばの用水路でお花見をした。今回のお花見は夫のお友達2人が企画して下さった。食べ物、飲み物やシート等をすべて準備して下さったので大いに助かりました。妻のことを忘れてしまった我が旦那様は、友達の顔をみた瞬間ぱっと目を輝かして、「お前 良く来たな〜」と叫びながら抱きついて、お友達を大いに感激させていた。用水路にシートを敷いて、Tさんの奥様お手製の沢山の美味しいごちそうをゆっく [続きを読む]
  • お花見
  • 昨日は家族が年末以来久々に全員集合した。上の娘が新幹線でかけつけてきて、下の娘は夜勤明けで着いたらまずシャワーを浴びていた。二人ともとても忙しそうだ。社会人二年目になった下の娘の最近の仕事ぶりをきいて、まだまだ半人前ではあるが任せてもらえる仕事が随分増えたことがわかり、私と上の娘は「すごいねえ〜。」とひたすら感心した。子供達ががんばって夫の分も働いていてくれていると思うと気持が楽になる。私も「出来 [続きを読む]
  • 旅先で考えたこと
  • 仕事の関係で10日間ほど日本を離れていました。女性には介護や子育て、家事など、家を離れられない数々のハードルがある。例えそれが低いハードルであっても、「家族に迷惑をかけたくない。」と家を離れることを避ける人も多いが、今回は敢えて多少の迷惑をかけても行くことにした。今私がいないことで大迷惑する人はいない、行けるうちに行っておこう・・と判断したからだ。 夫: すでに無の境地に至っているので(笑)、私の [続きを読む]
  • 7年目の病状報告
  • 穏やかな毎日を送っている夫であるが、病気の方は残念ながら進行している。2009年9月に若年性アルツハイマーの診断を受けた夫の現在の病状を書きとどめておく。1 私のことをわかっているかな?  これはかなり微妙である。    ホームに会いに来た私を見るとたいていは喜んで寄ってきてくれる。  でも微笑みながらもきょとんとした顔をしている時もある。    先週、「私は誰でしょう?」とたずねてみたら    「え [続きを読む]
  • 冬のお出かけ(健診)
  • 月曜日は、新しいユニクロのデニムを履いた夫と電車に乗って都内に健診に行った。ブログを調べたら去年も同じ時期に同じところに健診に行き、帰り道に湯島天神に寄って梅を見ている。こうして毎年同じ時期に同じ外出行事をこなすと、この一年間に彼の病気が進行したのか確かめることが出来る。うれしいことに、今年の彼の外出時の行動は去年とさほど変わっていないように思った。まあ彼の髪の毛はこの一年でさらに少なくなってしま [続きを読む]
  • 三月になると思い出すこと
  • 最近は夫のホームでの生活がすっかり落ち着いている様子をお伝えすることが多い。お蔭で私も娘たちも仕事に集中することが出来ている。それでは毎日がとても楽しいのかというと、そうとも言い切れないというのが正直なきもちである。おそらく多くの治らない病気を患う家族がいる方が私と同様に、常にどんよりとした重い気持ちを心に抱きながら暮らしているのだと思う。仕事以外の楽しいお誘いを受けると、「これ以上楽しみたくない [続きを読む]
  • お誕生日おめでとう!
  • 2月15日は夫の58回目の誕生日だった。彼の誕生日はとても覚えやすい。バレンタインデーの翌日。今日はバレンタインデー、もしかしたら夫のお友達は、「明日はSの誕生日だなあ。」と思い出してくれているのかもしれない。ずるがしこい私はある年はプレゼントだけでチョコはあげないで、ある年はチョコレートだけをプレゼントしていた。今年は下の娘と二人で夫に会いに行った。まずは、娘から父親にチョコレートのプレゼント。 [続きを読む]
  • 家族
  • この数年は夫の病気を通じて、浮き沈みのある人生の醍醐味を味わっている。悪いことが続けて起こっても、「運をためている」と思ってぐっと我慢をして、出来るだけストレスをためないように健康に気をつけながら辛抱強く問題を解決していく。すると、いつかは貯めていた運を使うチャンスがめぐってくるような気がする。(もちろん世の中にはもっと大変な人生を送っている方が沢山いらっしゃって、それと比べると私たち家族はずっと [続きを読む]
  • 今年の一月
  • ブログを書いて良かったと思うのは、過去の自分と再会出来ることだ。今年の一月について書く前に、今までどんなお正月を過ごしたのか過去のブログ記事を読み返してみた。2012年 夫が元旦からずっと怒り続けていたので娘たちとファーストフード店に避難した。怒った彼はついに頭で階段の壁に穴をあけてしまった。本当に悲惨なお正月であったけれど、今では何だか懐かしい。2013年 施設にいる義父母に我が家に来てもらって一緒にお [続きを読む]