智 さん プロフィール

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智さん: 萬文習作帖
ハンドル名智 さん
ブログタイトル萬文習作帖
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/tomoei420
サイト紹介文山の青年医師の物語×陽昇続篇ミステリーほか純文学小説連載中+森や山の写真コラム+文学コラム
自由文ドラマ陽はまた昇る続篇「side story」警視庁山岳救助隊の法治ミステリー×オリジナル「Aesculapius」山の青年医師ほか純文学小説を連載中、森・山岳写真、SS小説・短篇読切・文学コラム・論文のコツ。同性愛もBLと違うリアルで描きます※文章・写真共に著作権放棄はしていません、ご利用は必ず事前連絡ください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供528回 / 365日(平均10.1回/週) - 参加 2011/09/05 18:23

智 さんのブログ記事

  • 長月二十五日、柿―Of thy wild eyes
  • 山懐めぐる、9月25日の誕生花長月二十五日、柿―Of thy wild eyes甘楽は悪果、そうかもしれない。「は…、」とめた呼吸ひといき吐く、吐いて唇ほろ苦い。硝煙くゆらす蒼い苦い香、それから視線20メートル血の臭い。この秋も犠牲を出してしまった、それでも守りぬけた命を背に風上のぼる。「…一発だった、ね?」背後の声ひそむ、解るのだろう?まだ若すぎる声に前向いたまま微笑んだ。「一発でしとめないと苦しめるから、」声にし [続きを読む]
  • 花木点景:月草露草
  • 名残の青、晩夏ゆれる露草。秋あわい陽透ける色はイメージ月光、月草の古名に納得です。撮影地:森@神奈川県なんでも花フォトブログトーナメントにほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.6−Savant
  • Je te donne la recherche馨二十歳、紀之十九歳の四月Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.6−Savant針葉樹さらさら風、明日は森で聞くのだろう。でも今はキャンパスの道、街路樹にされた梢どこか違う。革靴の底もアスファルトに固くて、そんな午後に父が笑った。「馨?また山に心が跳んでるな、」呼ばれて振りむいた真中で、銀縁眼鏡の瞳が優しい。こんなふう笑ってもらえるならいいのかな?「ん…僕、そんなにぼんやりしてた?」「してる [続きを読む]
  • 花木点景:秋霖のち紅
  • 紅露ひかる、花木点景:秋霖のち山雨あがる山上、色残る曼殊沙華。赤い彼岸の花咲く尾根、墨彩えがく空。撮影地:蓑山@埼玉県秩父郡皆野町にほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • 休日雑談:雨に朝食
  • 午前は雨天の関東地方、ソンナワケで登山ちょっと無理かなーと朝食のんびり自作して、ホワイトソース×パンがあったからグラタンパン↓くりぬいたパンの残り×リンゴ→アップルプディングどっちも簡単すぐできるヤツ、笑ソレに残り野菜でサラダ添えて、いわゆる冷蔵庫アリモノ献立。なんだけど・ナンダカ贅沢になれてしまうから、幸せなんてコンナカンジ掌すでに、笑マグカップの茶渋このあとキレイにします、笑撮影地:神奈川県某 [続きを読む]
  • 第85話 暮春 act.36−side story「陽はまた昇る」
  • My world’s both parts, and, 英二24歳3月下旬第85話 暮春 act.36−side story「陽はまた昇る」きれい、それだけ。そんな言葉の瞳まっすぐ明るい、こんな眼は違うのだろうか?世界は自分の知らない姿に映るだろうか、そんな眼に英二は微笑んだ。「きれいって小嶌さん、俺には褒め言葉でもないけど?」紙コップくしゃり、掌つぶして湯気くゆる。もう空っぽだった味噌汁また香って、白い息に笑った。「周太に小嶌さんが言ったんだ [続きを読む]
  • 写真訳詩:名残に咲く×William Wordsworth
  • 夏の終わりに写真訳詩:名残に咲く×William WordsworthThough nothing can bring back the hour Of splendor in the grass, of glory in the flower,  We will grieve not, rather find  Strength in what remains behind; In the primal sympathy  Which having been must ever be; 時ひとつ戻せない、草やどる光も、花ほこる輝きも、けれど哀しまなくていい、見いだせるから名残るものに強さはあり、芽生える共鳴にありど [続きを読む]
  • 山岳点景:赤秋予祝
  • 秋、彩×再々山岳点景:赤秋予祝紅葉のとき近し、で、俟ちかねるから去年の秋山を。山の天候×温度変化は劇的、その急激な冷えこみに秋色あざやかです。急激な冷えこみ←気温低下は平地の常識では計れません。午後2時過ぎるとカナリ低下×急速あっというまの日暮れ。そんな短い秋の日に、山の秋色は輝きます。今日は書く暇なかったので写真を、笑撮影地:大菩薩嶺@山梨県2015.10、奥多摩@東京都2014‐15.11にほんブログ村 blog [続きを読む]
  • 長月二十日、曼殊沙華―Manjusaka
  • 古歌うたう、9月20日の誕生花長月二十日、曼殊沙華―Manjusaka赤い花ゆれる、赤秋ゆく。野の道たどる稲の風、あまい芳ばしい季が薫る。かろやかな大気はためくシャツ、すこし冷たい指さき紙ゆれる。便箋はらむ風に草なびく、赤い波よせて脈うつ花が手紙の歌うたいだす。「…道のながてをくりたたね やきほろぼさむ、」こぼれる声、僕の声だ。けれど言葉は僕じゃない、この指先はためく便箋の聲。『ほんとにまた逢えるのかな…は [続きを読む]
  • 第9章 Aither 天上の光 act.28−Aesculapius 杜嶺の医神
  • all our lives to find, 愛し生ける雅樹28歳・光一13歳9月第9章 Aither 天上の光 act.28−Aesculapius 杜嶺の医神 ゆうべ閉店まぎわの特売パン、それでも焼く音あまく芳しい。それに野菜だけは朝一番、包丁はじくトマトに雅樹は笑った。「名残の実なのに、」もう九月下旬、それでも艶やかな赤い香り滴る。凝縮された夏の青さ切りわけ皿のせて、フライパンの目玉焼き添えた。「よし、」ごく簡単な朝食、ありあわせの材料。それで [続きを読む]
  • 花木点景:緋色雪洞
  • 初秋を燈す、花木点景:緋色雪洞夏草はざま秋、花ゆく曼殊沙華。第40回 ☆花って綺麗ですよね♪☆ブログトーナメント撮影地:ヒガンバナ、森@神奈川県にほんブログ村 blogramランキング参加中!  著作権法より無断利用転載ほか禁じます [続きを読む]
  • 長月十九日、釣舟草―chair
  • まどろむ、9月19日の誕生花長月十九日、釣舟草―chair秋霖おとなう、それだけ。誰もいない窓の
    雫、ガラス敲く旋律あわい。ゆらゆら揺椅子つづり霞む、めくるページに文字あわい。アルファ
    ベットたどって言葉を映して、そうして惹きこまれる。Five years have past; five summers, with the lengthOf fi
    ve long winters! and again I hear These waters, rolling from their mountain-springs With a soft inland murmur.−Once ag [続きを読む]
  • 写真訳詩:一輪の時間×William Shakespeare
  • 名残に永遠を、写真訳詩:一輪の時間×William ShakespeareA lily of a dayIs fairer far in May,Although it fall and die that night―It was the plant and flower of Light.In small proportions we just beauties see:And in short measures life may perfect be.ただ一日の百合は初夏の永遠に美しい、たとえ夜に枯れ落ちる命でも、それは草木の命で光の花だった。その小さな調和に正しい美を見、そして短い旋律に全うした命 [続きを読む]
  • Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.5−Savant
  • from Recollections of Early Childhood,馨二十歳、紀之十九歳の四月Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.5−Savant万朶の花よ、今日に咲け。去年の春も咲いていた、そして今年の今日も桜ふる。ほら薄紅色やわらかに頬ふれる、そして、あのころより頭上に近い。「馨、上ばかり見ていると転ぶよ?」父が呼ぶ、あの日と同じ声。けれど髪の色もう違う、銀色きらめく微笑に笑った。「お父さん、今年も桜が満開だね…この道の今日はいつも、」い [続きを読む]
  • 第85話 暮春 act.36−side story「陽はまた昇る」
  • My world’s both parts, and, 英二24歳3月下旬第85話 暮春 act.36−side story「陽はまた昇る」それだけ、そう笑った瞳まっすぐ明るい、こんな眼なら違うのだろうか?違う世界が見えるのだろうか、自分と違う瞳に英二は微笑んだ。「きれいって小嶌さん、俺には褒め言葉でもないけど?」紙コップくしゃり、掌つぶして湯気くゆる。もう空っぽだった味噌汁また香って、白い息ソプラノ笑った。「顔のつくりの問題じゃないよ?潔いっ [続きを読む]
  • 写真訳詩:月昇る×William Wordsworth
  • 月光の日に、写真訳詩:月昇る×William WordsworthFeel like a flash! I looked about, and lo, The moon stood naked in the heavens at height Immense above my head, and on the shore I found myself of a huge sea of mist,Which meek and silent rested at my feet.A hundred hills their dusky backs upheavedAll over this still ocean; and beyond,Far, far beyond, the vapours shot themselvesIn headlands, tongues [続きを読む]
  • Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.4−Savant
  • from Recollections of Early Childhood,馨二十歳、紀之十九歳の四月Vol.11 Wisdom 叡智の標 act.4−Savantバラが咲いた、母が愛した白いバラ。一枝、棘ひとつごと爪先に摘む。棘ひとつ地に墜ちる、あまい草の香に声が響く。あの春も母とバラを摘んで、そうして見あげた桜が今日も咲く。あの朝も咲いていた、頭上の花と指先の白。『かおる…、』ほら、母が呼ぶ。『かおるちゃん…馨、かおる、』澄んだメゾソプラノ深い声、見つめて [続きを読む]
  • 長月十三日、葛花―recover
  • あふれる癒しの想いは、9月13日の誕生花長月十三日、葛花―recover窓から光ふる、けれど明けない。「…は、」ため息吐いて、けれど何も変わらない。ただ窓きらめく、木洩陽まばゆい今日がある。古ガラス透る甘い香、赤紫くゆる花房の秋、まためぐる季節の花。それでも命ひとつ、消えた現実は変わらない。「…、」蛇口ひとつ音、落ちる。ただ一滴の音、それなのに今やたら響く。こんなふうこれから見つめるのだろうか、この手すく [続きを読む]
  • 車内雑談:知らない事実@通勤電車
  • 車中徒然、きのう聴いたばかりの話を↓太陽フレアが話題になったけど、無事すぎて。だけど「無事」の裏舞台は有事シミュレーションだった、んだとか。今回の太陽フレアは有史以来で最大、だから「予測不能」が予測され→シミュレーション必須だったワケです。特に航空機のコクピット、太陽フレア当日から余波2日後まで影響あったそうです。GPSの不具合はじめ計器や乱気流やら、ソレでも無事故で乗り越えた。その事前努力+現場対 [続きを読む]
  • 山岳点景:最高峰×世界最大級の花
  • 最高峰の大きな9月山岳点景:最高峰×世界最大級の花富士薊フジアザミ、富士山+富士周辺に咲く世界最大級の薊です。どれくらい大きいのか?っていうと・頭状花序はまんじゅうサイズ。午後の夏山は雲が湧くので登山は要注意・山中の風雨落雷は遭難死につながります。そんな天候急転30分前の尾根から見た↓雲まきあげる富士山。ソンナワケで曇天だった富士山腹、南部薊ナンブアザミと似た普通サイズの薊。やわらかな赤紫色ゆれる涼 [続きを読む]
  • 第9章 Aither 天上の光 act.27−Aesculapius 杜嶺の医神
  • Intimations of Immortality from Recollections 遠い記憶から雅樹28歳・光一13歳9月第9章 Aither 天上の光 act.27−Aesculapius 杜嶺の医神 くすぶる苦み、かすかに甘い古い匂い。外した錠前ごとり置く、提げたランプに蔵底ほの暗い。背にした扉は朝の庭、その光ゆれる埃いくつも静謐を舞う。星霜ふりつもる闇にランプ掲げて、記憶どおり箱階段を踏んだ。ぎしっ、きしっ、一歩ごと重みが軋む。乾いた古木の弾性に足裏はじく、 [続きを読む]
  • 山岳点景:白銀春秋
  • まどろむ春雪×目覚めの秋雪山岳点景:白銀春秋上は今年4月1日、暦の春も山上は白まばゆい銀世界。下は去年11月12日、下界の紅葉はるかな雲海×銀稜線。雲上の足もとは雪、冷厳まばゆい銀世界。なんでも風景写真ブログトーナメント撮影地:戦場ヶ原@栃木県日光市、北奥千丈岳から望む南アルプス@山梨県2016.11山は10月から雪の季節、標高3,000超えれば9月の降雪もあります。○急な降雪・積雪もあります、雪に耐えられる装備= [続きを読む]