mu_hiroaki さん プロフィール

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mu_hiroakiさん: 本とcoffee
ハンドル名mu_hiroaki さん
ブログタイトル本とcoffee
ブログURLhttp://pkeyestjgh.blogspot.com/
サイト紹介文本とコーヒーがすきです。 映画と音楽も。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供9回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2011/09/09 19:38

mu_hiroaki さんのブログ記事

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  • ブックレビュー フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』
  •  「黄色い雨」を読み始めてすぐに違和感を覚えた。〈私〉の語りの多くが「〜だろう」という助動詞で、安易に断定することを避けているからだ。その後、第一章の終わりの一文によって〈私〉の置かれた状況にはっとさせられ、そのまま悲哀溢れる静かな物語に引き込まれていった。スペインの作家フリオ・リャマサーレスの代表作で本書の表題作でもある「黄色い雨」は、一九八八年に発行され、過疎化が進んだ廃村の物語を詩的な響きを [続きを読む]
  • ブックレビュー イジー・クラトフヴィル『約束』
  • 朝の通勤時、近所の道路工事現場を通りすぎたとき、その地面の下に巨大な深淵を見た。普段何気なく歩いている見慣れた風景にこんな地下世界があったことに冷やりとした。今回紹介するのは日本初翻訳となるチェコの作家イジー・クラトフヴィル著『約束』だ。第二次世界大戦後の一九五〇年代初頭。物語の舞台はチェコ第二の都市ブルノ。共産主義政権がその地位を築き、それまでこの国を統治していたナチス・ドイツに協力していた人た [続きを読む]
  • ブックレビュー 戌井昭人『酔狂市街戦』(扶桑社)
  • 戌井昭人『酔狂市街戦』(扶桑社)お金なし、甲斐性なし、将来性なし。それでもなぜか小説の男たちの生き方に、共感に似た気持ちを覚えてしまうのです。これまでも戌井昭人は、自ら変化を起こそうはせず、惰性で冴えない日常を生きる男たちを描き、読み終えたあと僕を「生きてるだけでいいんじゃねぇの」と思わず開き直った気持ちにさせてくれる作品を書いてきました。たとえば、生前型破りな生き方をした魅力溢れるおじさんの「テ [続きを読む]
  • ブックレビュー 『その姿の消し方』堀江敏幸(新潮社)
  • 豊崎社長の書評講座に提出したものに、少し手直しをしました。読み返すと、あまり面白みのない書評だなぁと思いましたが、とりあえず、記録のためアップしました。『その姿の消し方』堀江敏幸(新潮社)  語り手の<私>は、一九九〇年初頭のフランス留学中、パリの古物市で偶然一枚の古い絵はがきを手に入れた。表の白黒写真は<日本製の牛乳パック>のような形をした、納屋にも見える古ぼけた家。裏の通信欄には<抽象度の高い [続きを読む]
  • ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』
  • すご〜く久しぶりにブログ更新しました。ダニエル・アラルコン『夜、僕らは輪になって歩く』藤井光:訳(新潮クレスト・ブックス)のブックレビューです。 行方不明者リストを持つ少年と、消息を絶った夫の無事を祈るラジオ司会者の妻。2人の出会いをきっかけに、夫の過去が明らかになっていく展開でPEN/USA賞を受賞し注目を集めた前作『ロスト・シティ・レディオ』から4年。著者最新作『夜、僕らは輪になって歩く』がこのたび発売 [続きを読む]
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