Maggie さん プロフィール

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Maggieさん: わたしのおすすめ時代小説
ハンドル名Maggie さん
ブログタイトルわたしのおすすめ時代小説
ブログURLhttp://jidaishosetsu.seesaa.net/
サイト紹介文女性作家が書く時代小説が大好き。独断と偏見で選んだおすすめ時代小説を紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供21回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2011/09/12 12:56

Maggie さんのブログ記事

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  • 恋忘れ草
  • おすすめ時代小説:『恋忘れ草』著者:北原 亞以子本作品は短編小説集で6編の作品が収められています。それぞれ独立した物語ですが、前作の主人公が次作には脇役で登場するちょっと凝った構成のため、一冊でひとつの作品のような感じがあります。6編の短編小説に共通するのは、いずれも主人公が仕事を持った独身女性であること。そもそも作者は江戸時代のキャリアウーマンを書きたかったそうですが、そういうテーマの時代小説は [続きを読む]
  • 恋情の果て
  • おすすめ時代小説:『恋情の果て』著者:北原 亞以子2013年3月に逝去された北原亞以子さんが、1975年から2007年にかけて『小説宝石』に発表した12編の短編小説を集めた一冊です。本のタイトルとなった『恋情の果て』の言葉が象徴する通り、恋にまつわる女性の心理を描いた作品が集められています。1編30ページほどの分量なのですが、そこは手練れの作家。短い文章の中に女心の移ろいと状況背景が簡潔丁寧に描か [続きを読む]
  • 名主の裔
  • おすすめ時代小説:『名主の裔』著者:杉本 章子本書には『名主の裔』と『男の軌跡』の2短編が収められています。『名主の裔』は第93回直木賞の候補作。『男の軌跡』は杉本氏のデビュー作で、第4回歴史文学賞佳作に入賞した作品です。どちらも杉本氏の初期の作品で文章や内容に硬さがありますが、なかなかの秀作です。『名主の裔』は江戸名所図会を著した斎藤月岑、本名・斎藤市左衛門がモデルの時代小説。斎藤家は代々続く町 [続きを読む]
  • 道長の冒険
  • おすすめ時代小説:『道長の冒険』著者:平岩 弓枝本書は 『平安妖異伝』 の続編になります。『平安妖異伝』は、不思議な力を持つ少年・真比呂が「呼ばれればまだ戻ってくる」と藤原道長に言い置いて旅立つところで終わっています。しかし、真比呂は帰ってこない。案じる道長。その頃、京の都は厳しい寒さに襲われており、賀茂川の水が凍りつくという異常現象が起きていました。そんな折、「真比呂が無明王が支配する根の国の地底 [続きを読む]
  • 平安妖異伝
  • おすすめ時代小説:『平安妖異伝』著者:平岩 弓枝本書の主人公は平安時代中期に活躍し、藤原一族の最盛期を築いた藤原道長。と言っても登場するのは「この世をばわが世とぞ思う望月のかけたることもなしと思へば」と詠んだ晩年・絶頂期の道長ではなく、将来あれほどの栄華を築くとは本人さえも想像しなかったであろう25歳の頃の若き道長です。長兄・道隆は摂政、姪の定子は一条天皇の中宮という家系にあって中納言の位を賜って [続きを読む]
  • 妖花
  • おすすめ時代小説:『妖花』著者:杉本 章子杉本章子氏の主に初期の作品を集めた短編集。それぞれの作品の初出年月と著者の年齢は次の通りです。■ 妖花   1989年8月 (36歳)■ 朱唇   1980年6月 (27歳)■ 藤の蔦  1980年11月(27歳)■ 出陣   1981年3月 (28歳)■ 疑惑   1983年6月 (30歳)■ げんまん 1987年3月 (33歳)杉本氏が第100回直木賞 [続きを読む]
  • 写楽まぼろし
  • おすすめ時代小説:『写楽まぼろし』著者:杉本 章子まぼろしの絵師と言われる東洲斎写楽。「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」東洲斎写楽画1794年に突然現れ、わずか10か月間の間に140点もの浮世絵を世に出し、忽然と姿を消し、その後の消息も人物像も全くわからない謎の絵師。そして東洲斎写楽の絵を世に出した蔦屋重三郎。通称蔦重。吉原に小さな店を構える絵草子屋から日本橋通町に耕書堂を興して地本問屋の雄にのし上がり、のちに [続きを読む]
  • 永代橋
  • 時代小説の舞台:深川の橋_永代橋時代小説ファンが最も親しみを感じる橋は大川(隅田川)に架かる永代橋ではないでしょうか。時代小説の中で頻繁に登場する永代橋ですが、浮世絵にもその姿が多く残されています。「江戸名所図会」「江戸名所の内 永代橋の風景」 歌川国綱画「東都名所 永代橋全図」 歌川広重画深川と江戸市中をつなぐ永代橋が架設されたのは元禄11年(1698年)徳川綱吉の時代で、綱吉の50歳記念橋として架設さ [続きを読む]
  • 爆弾可楽
  • おすすめ時代小説:『爆弾可楽』著者:杉本 章子本書には、『爆弾可楽』と『ふらふら遊三』の2つの作品が収められています。どちらも幕末から明治期に実在した落語家がモデル。江戸時代の高座風景『春色三題噺』(ref:文化デジタルライブラリー)『爆弾可楽』の主人公は幕末期に活躍した4代目三笑亭可楽。明治の世に移り変わる混乱期、新政府に反抗し江戸市中を火の海にしようとする旧幕軍の計画に賛同し、寄席に焔硝(火薬)を [続きを読む]
  • 銀河祭りのふたり
  • おすすめ時代小説:『銀河祭りのふたり〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『銀河祭りのふたり』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第七作目。シリーズを締めくくる完結編である本書には、次の5作品が収められています。- 父の昔- 秘めごと- 銀河祭りのふたり- 日日草- 兄さん本作は、久しぶりの捕物帖。ですが今までと違い、信太郎が巧みな推理を働かせて捕縛に一役買うのではなく、信太郎自身が囚われてしまいます。美濃屋を [続きを読む]
  • その日
  • おすすめ時代小説:『その日〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『その日』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第六作目。連作短編小説形式で、本書には次の6作品で作られています。- 越後からきた男- 別家召し放ち状- 五月の空の下- 凪の日- その日- 千代結び前作の『火喰鳥』に続き、本作でも捕物話は出てきません。信太郎とおぬい、そして美濃屋の人々を巡る物語が展開されています。美濃屋の経営を引き継いだ信太郎ですが、 [続きを読む]
  • 火喰鳥
  • おすすめ時代小説:『火喰鳥〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『火喰鳥』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第五作目。連作短編小説形式で、本書には次の5作品が収められています。- 火喰鳥- 見えない- 雪暗- 晴れ姿- 女中おぬい本作では捕物話は一つも出てこず、すべてが信太郎とおぬいを中心とする美濃屋家族の物語となっています。日本橋の大店・美濃屋太物呉服太物屋のあるじで信太郎の父・卯兵衛が逝去。勘当されていた [続きを読む]
  • きずな
  • おすすめ時代小説:『きずな〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『きずな』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第四作目。連作短編小説形式で、本書には次の5作品が収められています。- 昔の男- 深川節- ねずみ花火- 鳴かぬ蛍- きずな日本橋の大店・美濃屋太物問屋の跡取り息子・信太郎と吉原引手茶屋の内儀・おぬい。許嫁がありながら2歳年上の子持ち後家と恋に落ちた信太郎は勘当の身。いずれはほとぼりが冷めるだろうと思っ [続きを読む]
  • 狐釣り
  • おすすめ時代小説:『狐釣り〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『狐釣り』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第三作目。連作短編小説形式で、本書には次の5作品が収められています。- 闇の筋書き- きさらぎ十日の客- 第十四番 末吉- 狐釣り- 死一倍信太郎シリーズは、捕物話が少しづつ家族の物語に変わってゆくのが特徴。『狐釣り』がその起点で、一作目の『おすず』、二作目の『水雷屯』に比べて捕物帖の色あいが少し薄くなっ [続きを読む]
  • 水雷屯
  • おすすめ時代小説:『水雷屯〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『水雷屯』(すいらいちゅん)は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第二作目。連作短編小説形式で、本書には次の5作品が収められています。- 水雷屯- ほうき星の夜- 前触れ火事- 外面(げめん)- うぐいす屋敷シリーズ一作目『おすず』と同じく、いずれの短編も内容は捕物帖です。『水雷屯』は、信太郎の義理の兄・庄二郎の妾騒動話。庄二郎は物語では「結構人」( [続きを読む]
  • おすず
  • おすすめ時代小説:『おすず 〜信太郎人情始末帖〜』著者:杉本 章子『おすず』は、「信太郎人情始末帖」シリーズ第一作目。連作短編小説形式となっており、本書には次の5作品が収められています。- おすず- 屋根舟のなか- かくし子- 黒札の女- 差しがねいずれも内容は犯罪事件を題材とする捕物帖です。主人公の信太郎は、日本橋の大店・呉服太物店美濃屋の跡取り息子。21歳の時に吉原の引手茶屋千歳屋の内儀・おぬいと出会い、 [続きを読む]
  • カナリア恋唄
  • おすすめ時代小説:『カナリア恋唄』著者:杉本 章子本書は『お狂言師 歌吉うきよ暦』、『大奥二人道成寺』、『精姫様一条』に続く、歌吉シリーズの4作目にして完結編であり、杉本さんの遺作となった作品。大変残念なことに最後の1章を書き終える前に亡くなられたので、『カナリア恋唄』は未完の1冊となっています。--------------------------------------------------------------〜杉本章子さんの訃報〜朝日新聞デジタル(20 [続きを読む]
  • 荒神
  • おすすめ時代小説:『荒神』著者:宮部 みゆき「荒神」とは辞書によると「霊験あらたかな荒々しく激しい性格の神のことで、祟りやすい神」を意味するとか。一般的にはあまりなじみのない神様のように思います。この物語に出てくるのは、果たしてどのような姿を持つ「荒神」なのか。物語の舞台は東北。大平良山と小平良山を挟んだ小藩、香山藩と永津野藩。時代は5代将軍徳川綱吉の頃なので1700年前後あたり。古くからの因縁と [続きを読む]
  • ある男
  • おすすめ時代小説:『ある男』著者:木内 昇徳川幕府が倒れ、明治の世となり、近代化に向けて社会も人々の価値観や考え方も大きく変わろうとしていた時代。そんな時代に生きた、7人の「ある男」の物語。本書は短編小説集で、それぞれのタイトルは次の通り。「蝉」「喰違坂」「一両札」「女の面」「猿芝居」「道理」「フレーへ―ドル」いずれの物語においても、主人公は「ある男」として語られます。7人の「ある男」は境遇も考え [続きを読む]
  • 名君の碑 〜保科正行の生涯〜
  • おすすめ時代小説:『名君の碑』著者:中村 彰彦この物語の主人公は、保科正行(ほしなまさゆき)。歴史に埋もれてしまった江戸初期に活躍した傑物です。保科正行は、徳川家康の息子で2代将軍である徳川秀忠の隠し子。そのような境遇ながら、異母兄である3代将軍徳川家光の信任厚く家光の側近に取り立てられ、家光の死後、4代将軍家綱を影から支え続け、まだ基盤が不安定であった江戸幕府初期において、堅固なる礎を築くのに大 [続きを読む]
  • 杉本章子さんの訃報
  • 今朝の新聞で、時代小説作家の杉本章子さんが亡くなったことを知りました。朝日新聞デジタル(2015年12月6日03時08分)より「直木賞作家の杉本章子さん死去 小説「残映」を連載」直木賞作家の杉本章子(すぎもと・あきこ)さんが4日、乳がんのため死去した。62歳だった。葬儀は近親者のみで行った。 福岡県出身。1989年に「東京新大橋雨中図」で直木賞を受賞。95年には朝日新聞に小説「残映」を連載。「信太郎人情始末 [続きを読む]
  • 遙かなる城沼
  • おすすめ時代小説:『遙かなる城沼』著者:安住 洋子物語の舞台は、現在の群馬県館林市。タイトルにもある城沼や、つつじが岡公園(躑躅ヶ崎)を擁し、物語にも登場します。城沼つつじが丘公園(躑躅ヶ崎)主人公の総一郎は、徒目付という下級藩士の長男です。総一郎、時代小説にありがちな、ヒーロー的な人物像とは、かなり異なります。どこにでもいそうな、凡庸な人物。勉学に優れている訳でも、剣術に優れている訳でも、正義感 [続きを読む]
  • 先生のお庭番
  • おすすめ時代小説:『先生のお庭番』著者:朝井 まかてタイトルにある「先生」は、江戸後期の出島に、オランダ商館医として来日したシーボルトのこと。フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトそして、この小説は、シーボルトに雇われた日本人庭師・熊吉の視点で、描かれています。シーボルトは、自分には2つの使命があると考えていました。ひとつは、日本の蘭方医にオランダの先進医術を伝えること。もうひとつは、母国に日本 [続きを読む]
  • 起き姫 口入屋のおんな
  • おすすめ時代小説:『起き姫 口入れ屋のおんな』著者:杉本 章子杉本章子さんの、3年ぶりの新著。「待ってました!」の期待を裏切らない作品となっています。「口入れ屋」とは、江戸時代、奉公人等の仕事の斡旋・仲介を行う業者のこと。新しい就職口を見つけたい人、働いてくれる人が欲しい人。それぞれの名前を帳面に書き印し、依頼があった時に、双方見合う条件の人を紹介する。そんな仕事をするのが「口入れ屋」です。主人公 [続きを読む]
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