Kookaburra さん プロフィール

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Kookaburraさん: クッカバラの囀り
ハンドル名Kookaburra さん
ブログタイトルクッカバラの囀り
ブログURLhttp://kookaburra-coo.blogspot.com/
サイト紹介文クッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら嬉しいです。快い囀りと響きますように。
自由文学生時代、車窓からのぞく青く輝く稲穂に願いをし、三つ目の願い叶って故郷を離れ、気がついたら一人。あれから20余年。正確には3匹のバッタ達との生活となるも、長女バッタの大学留学でバッタは二匹に。2週に1度の週末とバッタ達のバカンスの半分が一人。しっかりと現実を受け止め、時間を大切に過ごそうと漸く思うに到っています。そんなクッカバラの囀りを皆さんにお届けし、思いを共感、共有できたら嬉しいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供77回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2011/09/20 04:06

Kookaburra さんのブログ記事

  • 秋の訪れ
  • 予期していなかった感覚が、その空間に足を入れた途端、襲ってきた。螺旋階段の先にある丸い天井から無数の光の粒が降り落ちる中、身震いする程だった。9月と思えない寒さで、息が白く見える程だった朝。歴史的建造物を一般に無料公開するという歴史と文化を重んじる当国らしい計らいで、パリは勿論、地方自治体は挙って各地が誇る、通常は門戸を閉じている場を公にしていた。20世紀初頭に建造された、現在上層階を改修工事中とい [続きを読む]
  • 終わりは新たな始まり
  • 早朝のキッチンに足を入れる。窓の向こうは未だ薄暗い。緯度の高いこの地では秋の気配が一気に忍び込む。そして、どうやら外は雨模様。こぽこぽと優しい音を立ててイタリアスタイルの直火式サイフォンが、ペルー産珈琲のふくよかな香りをキッチン中にもたらしてくれている。長女バッタが作って行ったクエッチのジャムをたっぷり入れて食べるヨーグルトが、このところ週末の朝の楽しみになっていた。ヨーグルトを出そうと冷蔵庫を開 [続きを読む]
  • 散歩道
  • 不思議なもので、10年以上も住んでいながら今頃になって庭の片隅に枇杷の大木があることに気が付くことがある。7月には山吹色のふっくらとした実をたわたにつけ、つややかな茶色の大きな種を幾つも宿した、甘酸っぱい果実を口にした時の驚きといったらどうだろう。鬱蒼とした森の中を走り抜ける自転車コースも然り。息子バッタが夏の夕食後に、未だ明るい日差しの中を小一時間ぐらい走っていることは知っていた。一度一緒に行って [続きを読む]
  • 彼の地の飲み物
  • ドリンク特集。チチャモラーダ!紫トウモロコシのジュース材料の紫トウモロコシ!クスコのビール、クスケーニャ。インカコーラ。息子バッタが、長女バッタや友達にお土産、と数本購入。ところが、今でも冷蔵庫に数本転がっている。どうも、あまりに化学飲料そのものの色に恐れをなし、反応が今一とか。せっかくの思い出の飲み物にケチをつけられるのも本望ではない、というところか。高校一年の時にオーストラリアに留学した際、友 [続きを読む]
  • 霧の街、リマのメルカド
  • 太平洋から攻めてくる霧に覆われた街、リマ。そんな街に住む人々の生活を支える市場、メルカドに足を向ける。見事なパパイヤ。ぷっつりとした葡萄の粒。アレキパのガイドの女性が最高に美味しいフルーツとして挙げていたカスタードアップル(釈迦頭)。真っ赤な柘榴。純白で新鮮なカリフラワー、ジャイアントコーン、様々な種類のサラダ菜、アーティチョーク(朝鮮アザミ)、見事な色合いのズッキーニ、どでかいラディッシュ。フル [続きを読む]
  • ナスカの地上絵
  • ナスカの地上絵。ハチドリ。サル、クモ、コンドル、三角形、直線、、、。目の前のくっきりと見えるイラストに目を見張りつつも、セスナで酔ってしまう恐ろしさに飲んだ酔い止めが非常に効いていて、頭は呆然、うつらうつら。その日は曇っていて、実際にフライトできた飛行場は限られており、非常にラッキーだったとガイドの男性から話を聞く。彼は母親が日本人の日系二世。とても上品な日本語を話す。しかし、我田引水的な歴史観を [続きを読む]
  • 陰翳礼讃
  • アレキパの街を出来れば帳が下りる前に歩きたかった。正確に言えば、夕日に染まるアレキパの街を見たかった。夜の顔を見せる前の、やわらかな表情を捕えたかった。太陽に届くほどの標高の高さに位置し、一日中燦燦と燃える日差しを浴び、くっきりと切り取られた青い空に白い建物が映える街。同じように切り取られた陰がはっきりと道に張り付いている。そんな街が太陽が傾く頃に表情を変える。建物も佇む人もお喋りに夢中な集団も、 [続きを読む]
  • サボテンの実
  • 人生は選択の連続。無意識のうちに、多くの選択肢の中から、色んな理由にせよ兎に角選んで生きている。勿論、時にはしっかりと自覚し、悩みに悩んで、最後は清水の舞台から飛び降りる思いで選ぶ時もある。それでも、長い人生振り返れば、あの時はああする運命だったのだろうと納得したりもする。逆に、あの時こうしていたらな、と今でも思うこともある。それが人生。人生論などを展開するつもりは全くなかったが、今、こうして書い [続きを読む]
  • 4000メートルの谷を覗き込む
  • チバイの村を出てコルカ渓谷に向かう途中、山の斜面を利用した段々畑が独特の趣を放っている。乾季だからか、斜面には何の作物もなく、延々と茶色の土が続く。ここが緑一面になった様子を想像するのも、また楽しい。早朝から太陽の日差しは強い。いや、標高が高いからか。ここを背景とした記念撮影がお勧めとかで、ガイドの男性がカメラマンを買って出てくれる。足場は崖の上。順番など一向お構いなしに、我先にと崖の上に登って写 [続きを読む]
  • コカの葉を噛みながら
  • アレキパの朝も早い。8時にホテルを出て、一泊二日のコルカ渓谷ツアーに参加する。先ずはアレキパから国立自然保護区を通り、4910mの高地を超えてコルカ渓谷の入り口の村チバイまで。バスで4時間。ガイドの男性が、バスの中でコカの葉の摂取方法を教えてくれる。5枚の葉を一緒に、ゆっくりともぎゅ、もぎゅ、もぎゅと噛む。確かに唇や舌が麻痺したような感覚となる。美味しい、というよりは、今、身体が必要としているエッセンスに [続きを読む]
  • ゆく河の流れは絶えずして
  • 今回の旅行を考えた時、母からのリクエストはマチュピチュのみ。せっかくだからナスカの地上絵もみたい、程度。昨年、丁度今頃遊びに行った友人がマチュピチュに行っていて、彼女がばっちりと旅程を写真入りで書き記してくれていて、それが非常に参考になった。また、フランスに来た時から本当にお世話になっている日本人の友人が、矢張り数年前にマチュピチュに行ったというので、地球の歩き方を貸してくれていた。彼女は、せっか [続きを読む]
  • 標高3850メートルの湖上の民
  • プーノの朝は早い。太陽が標高3850メートルの水平線を焦がし始める。アイマラ族出身のガイドの青年から、湖畔に住んでいたウル族たちがスペイン人に責められて湖に住むようになったと聞いたが、15世紀の第9代インカ皇帝パチャクテックに攻め入られ、ティティカカ湖の浮島に逃げ込んだ等の諸説があるらしい。既に湖に住む民はいたが、湖畔に住む人々もスペイン人の攻略を受けて湖上生活を余儀なくされた、といったところだろうか。 [続きを読む]
  • プカラのメルカド
  • ペルー紀行第一話 インカの末裔       第十一話 パチャママに感謝して第二話 マチュピチュを目指して  第十二話 標高3400mでのピスコサワー第三話 真っ暗闇の車窓      第十三話 アンデスのシスティーナ礼拝堂    第四話 静かな声の男       第十四話 クスコ教員ストライキ第五話 さあ、いざ行かん     第十五話 高く聳えるビラコチャ神殿第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰 第十六話  [続きを読む]
  • 標高4335mで出会った笑顔
  • ペルー紀行第一話 インカの末裔       第十一話 パチャママに感謝して第二話 マチュピチュを目指して  第十二話 標高3400mでのピスコサワー第三話 真っ暗闇の車窓      第十三話 アンデスのシスティーナ礼拝堂    第四話 静かな声の男       第十四話 クスコ教員ストライキ第五話 さあ、いざ行かん     第十五話 高く聳えるビラコチャ神殿第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰第七話 再び [続きを読む]
  • 高く聳えるビラコチャ神殿
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜     第十話 インカの帝都     第十一話 パチャママに感謝 [続きを読む]
  • クスコの教員ストライキ
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜     第十話 インカの帝都     第十一話 パチャママに感謝 [続きを読む]
  • アンデスのシスティーナ礼拝堂
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜     第十話 インカの帝都     第十一話 パチャママに感謝 [続きを読む]
  • 標高3400mでのピスコサワー
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜     第十話 インカの帝都     第十一話 パチャママに感謝 [続きを読む]
  • パチャママに感謝して
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜     第十話 インカの帝都クスコでの最後の晩の食事はクイにする [続きを読む]
  • インカの帝都
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション     第九話 星降る夜街角に佇んでいるリャマを連れた色鮮やかな民族衣装を着た女性たち。大 [続きを読む]
  • 星降る夜
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場     第八話 インポッシブルミッション実際は当日の列車でさえ、午後からは運行していないことを旅行者から聞いて教えてくれたのは息子バ [続きを読む]
  • インポッシブルミッション
  • ペルー紀行     第一話 インカの末裔     第二話 マチュピチュを目指して     第三話 真っ暗闇の車窓         第四話 静かな声の男     第五話 さあ、いざ行かん     第六話 空中の楼閣を天空から俯瞰     第七話 再び、静かな声の男登場 約束の8時にマチュピチュ駅に行ってみると、溢れんばかりの人で先ずは圧倒されてしまう。静かな声の男を探すも見当たらない。嫌な予感がする。 [続きを読む]
  • 再び、静かな声の男登場
  • 見晴らしの良いテラスで軽いランチをとり、紫色のトウモロコシのジュース、チチャモラーダを皆で飲む。南半球であるから、今は冬だろうのに、標高が高いからか、いや、乾季だからだろう、汗ばむ暑さだったが、昔幼い頃に母が作ってくれた葡萄ジュースの色に良く似たチチャモラーダは、丁度冷たく、程よく甘く、疲れた身体に優しく、うっとりとする程美味しかった。このドリンクはユゴーのお薦めだった。シナモン色の肌のせいか、真 [続きを読む]
  • 空中の楼閣を天空から俯瞰
  • 朝霞の中を、更に上を目指し登っていく爽快感。何回かの休憩を経ながらも、常に急傾斜の石でできた階段を登りつめて行く。気が付くと随分と高いところまで来ている。待てよ。遥か下に望むは、マチュピチュ遺跡ではあるまいか。言葉を失う。山頂近くにも関わらず石造りの建造物が出現する。あの光るのはウルバンバ川今一度、空中の楼閣マチュピチュを、天空から俯瞰する。かっきりと石が積まれて作られた空間から向こうの世界を覗い [続きを読む]
  • さあ、いざ行かん
  • かくして、標高の高さだけではないと思わせる強い太陽の光を身体中に感じながら、朝靄が幻想的に山あいから浮き上がってくる様に心奪われつつ、マチュピチュ遺跡に足を踏み入れた。ワイナピチュの登山の入り口が閉まってしまう前に、遺跡を横切り辿りつかねばならない。そんな焦りを感じ取ってか、精悍な顔つきのユゴーが、登山口まではあっという間の距離なので、ゆっくり行こう、と言ってくれる。アグアスカリエンテスの村に予定 [続きを読む]