万教一源の探求（その114）・宗教と科学

私たち人間は神を直接認識することはできないという取り組みの記録を、日本の本居宣長とドイツのカントの場合に拠りながら、先に話題にしました（本ブログ・その067～…

万教一源の探求（その113）・相対と絶対

前回（112回）私は、唯一絶対の普遍存在である神を信じることは万人に開かれている、と申しました。しかし、その神は、この自然界・天地宇宙において、万物に働き、作…

万教一源の探求（その112）・神と人間の関係

神は神であり、神以外のいかなるものでもない、そのことは、万人が同意しなければ、神についての会話も議論も成り立ちません。神を神以外の存在としたり、神ならざる存在…

万教一源の探求（その111）・神道と啓示

鈍にして渋なることを自覚しつつも、一言付け加えておきます。それは、啓示とはいかなるものかについて、世界の諸宗教が、理解し合う日が来ることを切に願うがゆえです、…

万教一源の探求（その110）・知と信の親和協力の可能性

よく言えば根気よく、悪く言えば鈍重かつ執拗に、神道神学は何を探求対象にしてきたか、あるいは、これから何を探求するべきか、そのことを考えておきます。神道が天地そ…

万教一源の探求（その109）・神学とはなにか

私のこのブログは、神道神学は世界のいかなる宗教における神学と比較しても、対等にして同等の足場に立っており、かつ、実績を築いてきたことを論証することを主題として…

万教一源の探求（その108）・真理の探求と知・信

前回のブログ（その107）に、いまの時代、科学と宗教の背反や対立を主張する論説に頭を悩ます必要はなくなったように思う、と記しました。科学と宗教の関係はそんな単…

万教一源の探求（その107）・科学と宗教の関係

知と信の問題として霊魂を考えますと、霊魂は知の対象でしょうか。それとも信の対象でしょうか。霊魂は人間にとって知の対象として認識できるものではないとみなされてき…

万教一源の探求（その106）・太陽は神か火の玉か

知り方が違えば見え方が違うということについて、ど素人の思いを一つ記すことをお許しください。光について、ニュートンは粒子だと言い、ホイヘンスは波動だと言ったが、…

万教一源の探求（その105）・聖界と俗界はどこに

聖界はどこに、俗界はどこにあるのでしょうか。宗教辞典には、神道ではこう、仏教ではこう、キリスト教ではこう、などと説明がされていることと思いますが、結局は、世界…