dl241 さん プロフィール

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dl241さん: 電気仕掛けの胎蔵界曼荼羅を描いてみるぶろぐ
ハンドル名dl241 さん
ブログタイトル電気仕掛けの胎蔵界曼荼羅を描いてみるぶろぐ
ブログURLhttp://electricwombworld.blog.fc2.com/
サイト紹介文ひたすら自分の描いた胎蔵界曼荼羅の仏を上げていくブログです。アナログ+デジタルで描いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2011/10/30 17:54

dl241 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 大日如来 Skt:????????? (Mahā-vairocana)
  • 大日如来(Mahā-vairocana)。「大日如来」は密号を「遍照金剛」といい、胎蔵界曼荼羅ではマンダラの中尊として、「中台八葉院」の八葉蓮華の中央(雌蕊部分)に位置する。また大日如来は「五徳」でいえば「方便」、「五智」でいえば「法界体性智」(法界清浄智)にあたる。図像では結跏趺坐にして両手は法界定印を結び、頭頂に五仏を載せ、装飾を施した菩薩形で表される。尊名の「ヴァイローチャナ」(Vairocana)は「太陽」(solar) [続きを読む]
  • 倶舎論に見る古代仏教のCosmology / Topography
  • 今回の内容はといえば、要は『倶舎論』・世間品を参照にした、"須弥山(スメール)世界"の平凡な解説である。いまさら感もあるにはあるが、言わば「大日如来」のエントリを書くにあったての布石のようなものなので、ここに記すことにした。『倶舎論』はヴァスバンドゥが一部批判的な視点を交えながらも「説一切有部」のアビダルマ教説を纏めたものであるが、よく整理され纏まっており、それゆえ日本仏教では基礎教学を学ぶ上で欠か [続きを読む]
  • 弥勒菩薩 Skt:??????? (Maitreya)
  • 弥勒菩薩(Maitreya)。密号は「迅疾金剛」。胎蔵界マンダラでは弥勒菩薩は「中台八葉院」の東北に位置し、図像では右手に「蓮華上燥瓶」、左手は「施無畏印」で表される。ここでは弥勒菩薩(Maitreya)は「天鼓雷音如来」(Divyadundubhimeghanirgho?a)を本地とする。種子は「ヨーガ自在者」(yogeśvari)の頭文字である「ユ」(yu)。『大日経疏』の見方に倣えば、「中台八葉院」にあたる弥勒菩薩は『大日経』・秘密八印品でいうところ [続きを読む]
  • 観自在菩薩 Skt:???????????? (Avalokiteśvara)
  • 観自在菩薩(Avalokiteśvara)。密号は「正法金剛」。胎蔵界マンダラでは観自在菩薩は「中台八葉院」に位置するほか、「蓮華部院」では主尊として表される。ここ「中台八葉院」では西北に位置し、図像では右手に「開敷蓮華」を持ち、左手は「施無畏印」で表される。ここでは観自在菩薩(Avalokiteśvara)は「阿弥陀如来」(Amitāyus)を本地とする。種子は「准胝観音」と同じ「ボウ」(bu)。『大日経疏』の見方に倣えば、「中台八葉院 [続きを読む]
  • 極楽浄土はどこにあるのか
  • 今回は極楽浄土について考察してみたいと思う。特に初期大乗仏教からそのヴィジョンの源流を探りたい。まず最初に、用語の定義を明確にしておきたい。ここでは浄土=仏国土とし、同義語として扱うものとする。"浄土"という訳語に対応する言葉(原語)は「〜世界」(lokadhātu )、あるいは「〜という世界」(nāmā lokadhātu )ほどの意味であるが、──つまり"浄"という意味を持たないが、──しかし例えば「極楽浄土」を「浄土」 [続きを読む]
  • 無量寿如来 Skt:
  • 無量寿如来(Amitāyus)。密号は「清浄金剛」。胎蔵界「五仏」の一で、中台八葉院の西に位置する。金剛界でも無量寿如来は五仏の一として配置される。また「五徳」では「無量寿如来」は「菩提」、「五智」でいえば「妙観察智」にあたる。図像的には(現図では)両肩に衣を掛ける「通肩(つうけん)」、印は「阿弥陀定印」で表される。胎蔵界マンダラでは「観自在菩薩」の本地として配置されている。『大日経疏』の見方に倣えば、「 [続きを読む]
  • 文殊師利菩薩 Skt:????????? (mañjuśrī)
  • 文殊師利菩薩(mañjuśrī)。密号は「吉祥金剛」。胎蔵界マンダラでは文殊菩薩は「中台八葉院」に位置するほか、「文殊院」の主尊として東門の内側にも位置する。ここ「中台八葉院」では西南に位置し、図像では右手に「経巻」、左手に「青蓮華上金剛杵」を持った姿で表される。ここでは文殊師利菩薩(mañjuśrī)は「開敷華王如来」(Sa?kusumitarāja)を本地とする。『大日経疏』の見方に倣えば、「中台八葉院」にあたる文殊菩薩 [続きを読む]
  • 開敷華王如来 Skt: ?????????????????? (Sa?kusumitarājaendra)
  • 開敷華王如来(Sa?kusumitarāja-indra)。密号は「平等金剛」。胎蔵界「五仏」の一で、中台八葉院の南に位置する。金剛界五仏でいえば「宝生如来」(Ratnasa?bhava)にあたる。また「五徳」では「開敷華王」は「菩提行」、「五智」でいえば「平等性智」にあたる。図像的には(現図では)両肩に衣を掛ける「通肩(つうけん)」、右手は「施無畏印」で表される。胎蔵界マンダラでは文殊菩薩の本地として配置されている。『大日経疏』 [続きを読む]
  • 普賢菩薩 Skt:????????? (Samanta-bhadra)
  • 普賢菩薩(Samantabhadra)。密号は金剛薩埵に同じ、「真如金剛」。胎蔵界マンダラでは普賢菩薩(Samantabhadra)は「宝幢如来」(Ratnaketu)を本地とし、「中台八葉院」の東南に位置する。図像的には右手・「三業妙善印」、左手・「蓮華上に剣」で表される。「三業妙善」とは身業・口業・意業の"三業"が、"三密"(仏の身密・口密・意密)とよく一致することをいい、蓮華上の剣は"迷いの無い様(さま)"、または"惑を断ち切ること"を表 [続きを読む]
  • 宝幢如来 Skt:???????? (Ratnaketu)
  • 「宝幢如来」(Ratnaketu)。密号は「福聚金剛(ふくじゅこんごう)」。胎蔵界「五仏」の一で、中台八葉院の東方に位置する。金剛界「五仏」でいえば「阿閦如来」(Ak?obhya)にあたる。図像では右肩をあらわにする「偏袒右肩(へんだんうけん)」、右手は「与願印」で表される。中台八葉院の「毘盧舎那仏」(Vairocana)を除く四仏・四菩薩の配置は、『大日経』・入秘密マンダラ品にその根拠が見出され、また各尊に配当される真言は、 [続きを読む]
  • 遍知印 「三角形について」 補足と訂正
  • 前回のエントリで部分的に問題のある箇所があることが分かった。ここで「補足と訂正」をさせて頂きたい。問題と思われる箇所は、〜(遍知印の)三角形の解釈について〜の一部分であるが、まずは各当する文を以下にあげる。善無畏の解釈によれば、(上向きの)三角形は降伏除障の義、あるいは「上求菩提」──仏陀が菩提樹の下で四魔を降伏し、智慧の炎によって煩悩を焼き尽くすさま──を表現するとし、【大日経疏】以上は私が二次 [続きを読む]
  • 一切如来智印 Skt:
  • 一切如来智印(salvatathāgatajiñāna-mahāmudrā)遍知院の中央に位置し、「一切諸仏の印」、「諸仏の心印」、「一切如来の印」、「法身の印」、「大勤勇の印」ともいう。毘廬遮那(びるしゃな)仏の悟りの顕現、大悲の発動、智慧の発動を示す。つまりこの三角印が、如来の一切の教えが普く流出する印(しるし)であることをいう。大悲胎蔵マンダラの諸仏を生ずる印ともいわれる。図像的には現図曼荼羅では五色(あるいは四色) [続きを読む]
  • (無題)
  • 今年ももう終わりかあ、一年経つのはあっという間ですね〜今年の初めに「年内に曼荼羅の諸尊をすべて描き切ってブログにアップするぞ」と、自分にはっぱをかけたんですが、描くこと自体はなんとか完遂することができました。これもひとえにブログをみてくださった皆様のおかげです。どうもありがとうございました。実のところ一尊々々の紹介も念頭に入っていたのですが、残念ながらそこまでは間に合いませんでした。(というか、夏 [続きを読む]
  • 伽耶迦葉(がやかしょう) 優桜頻羅迦葉(うるびんらかしょう)
  •  左から「伽耶迦葉(がやかしょう)」(Gayākāśapa)、「優桜頻羅迦葉(うるびんらかしょう)」(Uruvelakāśyapa)。遍知印(一切如来智印)の上部左右に位置する。「伽耶迦葉(がやかしょう)」はカーシャパ三兄弟の末弟であり、火にまつわる行者だったが、後に二人の兄とともに仏陀に帰依した。「優桜頻羅迦葉(うるびんらかしょう)」は三兄弟の長男で、彼もまた火を献供する修行者だったが、後に仏陀の教化に会い弟とともに [続きを読む]
  • 途中経過
  • とりあえず中台八葉院の下絵ほぼ完成した感じなのでアップしときます。ひとまずこれで、線画だけは胎蔵界の総ての諸尊を描き終えました。いやー、長い道のりだった(遠い目)とはいいつつまだ色塗りが残っているのでそんなこといってられないのですが・・・まあ、年末にはなんとか中台八葉院のカラー版あげられるようにがんばりまする。ではまた [続きを読む]
  • 七具胝仏母/准胝観音
  • 遍知院、蓮華部院側に位置する尊格は「七具胝仏母」(Saptako?ibuddhamāt?)となる。「七具胝仏母」は「准胝」(Cundī,etc.)の異名で、「七具胝仏母准提大明」(Sapta-ko?i-buddha-māt?ī-Cundī-devī)ともいう。(『仏説七倶胝佛母准提大明陀羅尼経』の表題通り)日本では「准胝観音」として知られ、六観音あるいは七観音の一に数えられる。七具胝の"具胝"はサンスクリット語の「コーティ」( ko?i)の音写で、「(三日月、弓 [続きを読む]
  • 仏眼仏母 Skt:??????????
  • 遍知院の主尊である「一切如来智印」(salvatathāgatajiñāna-mahāmudrā)の右隣(北側)に位置する尊格は、「仏眼仏母」(Buddhalocanā)となる。梵名のブッダ・ローチャナー(Buddha-locanā)のローチャナー(locanā)はローチャナ(locana)の女性形で、「眼」、特に"視覚の身体的器官"のことを指す。またローチャナ(locana)には「明らかにすること」「照らすこと」といった意味があり、さらに語根の"loc"は"loka"(ローカ、世間の [続きを読む]
  • 大勇猛菩薩 Skt:??????
  • 一切如来智印(Sarvatathāgatajñāna-mahāmudrā)の南側(左隣)に位置する尊は「大勇猛菩薩」(Mahāvīra)となる。梵名の「マハーヴィーラ」の”ヴィーラ”(vīra)は「勇士」「勇者」「英雄」など、男性性(の勇ましい側面)を表す言葉のようだ。あるいは「夫」、「息子」、(動物の)「雄」などの意味がある。また、モニエル・ウィリアム梵英辞典によれば、他に以下の植物を指す名前とある。Nerium Odorum(夾竹桃)Terminalia [続きを読む]
  • 大安楽不空真実金剛/普賢延命菩薩 Skt:?????????????????
  • 遍知院最南すなわち金剛手側に位置する尊格は、「大安楽不空真実金剛」(vajrāmoghasamayasattva)となる。大安楽不空真実菩薩ともいう。この尊格は一般的には「普賢延命菩薩」として知られる。梵名の「ヴァジュラ・アモーガサマヤ・サットヴァ」の”サマヤ”(samaya)は漢訳では「三昧耶」と音写され、伝統的には「平等」「除障」「本誓」「驚覚」の義があるとされるが、サンスクリットの原意は、「相互理解」(に達すること)「契 [続きを読む]
  • 雑記
  • 曼荼羅製作現在こんな感じでーす" />はい。予定より遅れてますが、あと九尊と、一番外側の文様帯描きましたら完成です。(文様帯は今年中は多分無理だな)いや〜、ここまで来るのに五年と半年掛かっちゃいましたよまじめに。まあ、ぶっちゃけ描き直したい部分もいろいろあるんですが、明らかに間違ってる描写以外はそのままにしておこうかなと。しかし大日如来描くの楽しみだな〜あ、最近古代インドのローカーヤタ派とか実利論者、 [続きを読む]
  • 輪廻という概念 Vol.3  <輪廻肯定派 vs. 輪廻否定派> 近代仏教以降
  • 輪廻という概念 Vol.3  近代仏教学以降の輪廻論争<輪廻肯定派 vs. 輪廻否定派>という対立は、現在でもメディア上でよく見られる構図ではある。結論から言えば、現代の日本では<輪廻肯定派 vs. 輪廻否定派>という構図は、お互いがお互いに空を殴りあうような茶番にしかならない。言ってみれば「大槻」 vs. 「韮澤」のようなもので、エンターテイメントとしては成立するが、もはやアカデミックな分野で取り扱えるしろもので [続きを読む]
  • 途中経過
  • さて、現在遍知院の下絵制作中です。あとは残りの優桜頻羅(うるびんら)と伽耶迦葉(がやかしょう)描き加えてから、色塗りに入りたいと思います。八月中に仕上げることが出来ればとりあず、目標はクリアかなっと。ところで中心の「一切如来智印」は胎蔵界曼荼羅のなかでも一際(ひときわ)神秘主義的表現で描かれている、というか呪術的な感じがして、個人的には惹かれますね。なんというか、このミステリアスな感じに惹かれます [続きを読む]
  • 金剛部発生菩薩(発生金剛部菩薩) Skt:????????????
  • 「金剛手院」の一列目、最上段に位置する尊は、金剛部発生菩薩 (Vajrakulodbhava)となる。密号は「不壊金剛」。『大日経』秘密曼荼羅品で説かれる金剛部主にあたると思われる。「蓮華部院」の一列目、最上段に位置する尊が「蓮華部発生菩薩」(Padmakulodbhava)となることからわかるように、金剛部と蓮華部は(意図的に)対象的なバランスが取られている様がうかがえる。この尊の真言は『大日経』普通真言蔵品に記される「一切持金 [続きを読む]
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