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島津弥七
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2011/11/06

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  • 【重要】移転開始 11/24 追記分あり

    ────── ひっこしね お疲れ様です、島津です。下のお知らせでも書きましたが、『空を駆ける姫御子』の移転を開始しました。(『アスナが紡ぐ物語』は未定)現在、プロローグから第三話まで移転が完了しています。ただ、コピペするのではなく『暁 Ver』として改訂しながら移転していますので、時間が掛かる予定です。二話が一番それが顕著で内容自体が変わっています。……理由はお察し下さい。改訂は全話に渡って…

  • 【重要】小説投稿サイト『暁』への移転に関してのお知らせ

    お疲れ様です、島津です。 この度突然ではありますが、小説投稿サイト『暁』へ『空を駆ける姫御子』及び『アスナが紡ぐ物語』を移転させて頂くことになりました。移転のスケジュールは不定期です。『暁』へ投稿するに辺り改訂しながらの移転となりますので、移転が完了した話から消していくことになります。話の内容によっては大幅に改訂する場合があります。特に姫御子の第一話と二話などは大幅に変わっています。 …

  • アスナが紡ぐ物語 第二章【後ろ髪を引くモノ】 第一話「日常」

    ────── 後ろ髪を引くのは、『思い』だけじゃない 近代に入ってから高い煙突のある火葬場は、近隣住民の反対もあり徐々に姿を消しているそうだ。だが、あたし達が住んでいる田舎とも都会とも言えないこの町は例外らしい。夏休みに入ってから一度も袖を通していない制服が、少しだけ煩わしかった。薄汚れた煙突の先から棚引く煤煙は。晴れ渡る青へ染み込んでいく。あれは。紛れもなく生前に『父』と呼ん…

  • 空を駆ける姫御子 閑話6 ~賢者の過ち【改訂版】

    ────── これで……よかったんだろうか これは。今回の事件は、事件と言う単語を舌に乗せるのも躊躇うほどの小さな事件。公開意見陳述会を控えた起動六課は、それなりに忙しくもあったが、日々の訓練の御陰か重圧を感じている人間は誰もいないようだった。 アスナは、昨日からいない。業務の終りを告げる聞き慣れたメロディが流れると、アスナの部屋の居候達の世話をあたし達に押しつけ、戻る事を…

  • 裏御子! 第十七話 「みっつのおはなし」

    ────── はじめまして 「……けぷ」 今回のお話は、隣に座っている脳天気娘のゲップから始まった。人前でげっぷをするなと、あたしでさえ耳にタコが出来そうな説教を放り投げてみるが、そんな物は知らんとばかりに、投げられたボールをキャッチするどころか、打ち返される始末だ。打ち返されたボールは、大抵の場合戻っては来ないが、希にその場にいる誰かに当たる羽目になる。全く嬉しくない。 …

  • アスナが紡ぐ物語 第一章【子卸しの母】 第三話「母」

    ────── おまえに『明日』なんか、来『無』い 唄う事を忘れた金糸雀のようだった、その鈴は──── 自分の役割を思い出したかのように。大空を羽ばたく代わりに、ひと際大きな鳴き声を上げた。 第一章【子卸しの母】 第三話「母」 何が起こったのか、わからない。反対側の歩道に愛しい人の姿を見つけ、車道を横切…

  • アスナが紡ぐ物語 第一章【子卸しの母】 第二話「送り屋」【改訂版】

    ────── 送り屋の鈴が、泣く 鈴が鳴っている。鈴、鈴と。あたしはそれを揺り籠で眠る赤ん坊のように聞いていた。耳に優しく残る残響音。一体──── いつ、聞いたんだっけ。愛おしげに抱き上げられるような浮遊感と鼻腔をくすぐる甘い香り。これは、憶えている。──── 母だ。 ──── 深、深、深。 なんだろう……歌? ──── 春夏秋冬《ひととせ》巡る、らいの鳥。愛しき…

  • 空を駆ける姫御子 第三十五話 ~Sisters&Daughters HIMEMIKO Ver.

    ────── にゃあ 全然。涼しくない。今日も一日が終わった。終業を知らせるベルを聞きながら、デスクワークで凝った肩を揉みほぐしていると「屋上で涼もうよ」と言う何の脈絡もないスバルの一言で屋上へとやって来た。じりじりと照りつける西日は一向に優しくならない。それでも時々、気紛れのように吹く風が、あたし達の髪を揺らしていた。 アスナは最初こそ、うろうろと動き回っていたが、お気に…

  • 空を駆ける姫御子 第三十四話 ~6年目の真実 後編

    ────── 言葉を交わさなくても、伝えられる事はあるわ。きっと。 「何でですかっ!!」 部隊長室にスバルの怒声が響き渡る。いつも、ティアナとアスナの間に入って「仕方ないな」とでも言うように微笑みを浮かべているスバル・ナカジマと言う少女は、珍しく険しい表情で八神はやてへ詰め寄っていた。 「止しなさい、スバル」 「ティア!」 今にも、八神はやてへと掴みかかりそうな親友を…

  • 空を駆ける姫御子 第三十三話 ~6年目の真実 中編(幕間)

    ────── 視えていても。私には、ことばも思いもとどかない しん、くん、しゃり。しん、くん、しゃり。真綿のように降り積もった雪道を粛々と進む。そう……雪だ。この夏の真っ盛りに雪というのもおかしな話だが、それが天然であろうが人工であろうが雪である事に変わりはない。明かりもない通路を一歩。また一歩と進んでいく。白く揺らめく吐息を視界に収めながら──── 桐生は出口を目指していた。…

  • 空を駆ける姫御子 第三十二話 ~6年目の真実 前編

    ────── 細工は流々。後は仕掛けをご覧じろ、ですね。 誰もいない教官室にキーを軽快にタイプする音だけが響いている。教官室とは言っても、フェイトや副隊長陣と共用ではあるが。 流れるようにキーをタイプしていた細い指が不意に止まる。彼女は暫時、何事か考え込むような仕草をしていたが、やがて形のいい眉を幾分寄せると無味乾燥な天井を見上げた。溜息と共に。 暫く、茫と天井を見上げ…

  • 裏御子! 第十六話 「へいわをつくるものたち」

    ────── 平和が一番よ あの事件のペナルティとして、アスナがありがたく頂いた謹慎処分も三日目へと突入した。当のアスナは毎日、朝から晩までヴィヴィオと遊び呆けており、何もしていないあたし達が、泥と汗にまみれながら訓練に明け暮れている現実に理不尽さを感じていた今日この頃であった。 久しぶりにアスナが、八神部隊長の公用車を『格好良く』した。それは、目にも鮮やかな白と黒のツート…

  • 空を駆ける姫御子 第三十一話 ~夜に舞う喋 後編

    ────── あなたや、アスナと出会った事は後悔していませんよ あたしは、スバルと一緒に夜の並木道を疾走していた。昼間でも人影が疎《まば》らなここは、夜ともなると木々の息吹しか感じられなくなる。 改めて自分の姿を見下ろしてみると、酷い格好だ。スバルはTシャツにスウェットだし、あたしに至っては、タンクトップにショートパンツ。完全に寛ぎスタイルだが、どのみち見ているのは月か星達な…

  • 空を駆ける姫御子 第三十話 ~夜に舞う喋 中編

    小説投稿サイト『暁』へ移転済。 空を駆ける姫御子【暁 Ver】

  • 空を駆ける姫御子 第二十九話 ~夜に舞う喋 前編

    小説投稿サイト『暁』へ移転済。 空を駆ける姫御子【暁 Ver】

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