rino さん プロフィール

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rinoさん: 椋風花
ハンドル名rino さん
ブログタイトル椋風花
ブログURLhttp://ameblo.jp/kannnazukinoyoru/
サイト紹介文緋色の欠片・薄桜鬼・REBORN・その他の二次小説置き場です。交友メインの長編を更新中。短編もあり。
自由文長編の主人公はすべてオリジナルキャラクターです。

薄桜鬼は学園パロディで、その他は本家に派生する設定で進行中。
緋色の欠片長編はただいま翡翠の雫編に入っています。
主人公のほかにもオリジナルキャラクターが登場します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供42回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2011/11/09 00:05

rino さんのブログ記事

  • 【翡翠】返事を書こう
  • ______________ 「それで言うと、私たちの中で一番成績がよかったのは陸だよね。 全国平均、グンと突き抜けちゃうんだから」「普段からいろいろやってるから……」  姉に持ち上げられ、やや縮こまる。 日ごろ筋トレをしているうえに、同い年の男子よりも体格がいいので、筋力などを数値化する際には、頭一つ分跳び抜けた成績を弾き出してしまう。 それ自体は悪いものでもないのだが―― 「ほんと、いい [続きを読む]
  • 【RE】人形は年を取らない
  • ______________  イタリアの街並みにも溶け込みそうな、洒落た喫茶店へと足を運んだ。 「いらっしゃいませ」  馴染の店なのか、乳幼児が先陣を切って席に座っても、店員は全く動じなかった。 その割に、骸と目が合った際には一瞬動きを止め、 「し……失礼しました」  まじまじと顔を見つめてしまった事を恥じたように [続きを読む]
  • 【緋色】それはあまりにも酷い知らせで
  • __________  結局、時間になっても慎司は現れなかった。 息を切らせた慎司が宇賀谷家に到着したのは、なんと待ち合わせを二十分も過ぎてからだった。 「お、遅く、なりました……っ」  春とは名ばかりの気候でも、太陽の下で全力疾走すれば汗もかく。 また、礼儀正しい慎司にとっては、待ち合わせに遅刻してしまうなんて、あってはな [続きを読む]
  • 【緋色】おもいいろの記憶
  •  前書きと注意  この短編は、緋色の欠片新作発表に小躍りした作者が応援のつもりで書いた、短編という名の茶番です。  台詞書きの手法が混ざっているうえに、キャラがゲームを宣伝するというメタネタを使っています。  キャラに予約特典や作者の内心について喋らせているので、そういったものに抵抗のある方は、緋色の欠片の新作が出るんだなーという情報だ [続きを読む]
  • 【薄桜】本題不明
  • ______________  さて、杞穂にはもう一仕事残っている。 何事もなく鍵を返し終えたので、校庭に戻る前に一度、自分の教室に立ち寄った。 鞄の中に入れていたスマホを回収するためだ。  建前上は朝礼後に教師に渡すべきなのだが、預ける生徒は滅多にいないだろう。 預けてしまったら放課後まで触れなくなるし、財布と違って盗んでも足が付きやすい [続きを読む]
  • 【RE】裏の裏
  • ___________  復讐者の監獄とボンゴレによる交渉で、骸の身柄は保釈扱いとなっている。 三人まとめて牢から出したのだから、さぞかし高い保釈金を積んだだろう。 どのような駆け引きを繰り広げれば、あの監獄から身柄をもぎとれたのかは疑問だが、骸も保釈前にボンゴレ側から条件をいくつか提示されている。  まず、ボンゴレファミリーの霧の守護者を [続きを読む]
  • 【緋色】おおわらわ
  • _____________  訳がわからないうちに賭けに巻き込まれかける遼。 真希に上着を取られ、真弘に腕を引かれ、あれよあれよと招き入れられる。  騒がしい物音に美鶴が顔を出しにきたが、来客者が祐一でないことを確認すると、すぐに調理場に戻っていってしまった。 料理もそろそろ佳境に入った頃だろう。 (私もお手伝いしにいかなく [続きを読む]
  • 【薄桜】遠ざかる背
  • ____________  まだ足元が覚束ないようなので、握ったままの手を引いて廊下に出る。 閉会式が終わればみんな一斉にやってくるだろうし、音を聞いていれば人と鉢合わせすることもない。 (私はどうせ閉会式には戻れないし……終わった後に謝らないと)  生徒会の役割をすっぽかしてこちらに来てしまったのだ。 すっぽかした理由についてはしらを切り通 [続きを読む]
  • 【RE】過去の清算
  • ________________  知らぬ間に夜は明けていた。 組んだ爪先に映りこんだ光の色。あるいは、動き出した街の喧騒。 さもなくば体内時計の知らせだが、そのうちのどれか、あるいは全部で、骸は朝を認めた。 客人が帰ってからずっと同じ体勢を取っていたが、筋肉の強張りは感じなかった。  視界の隅にぎりぎり引っ掛かっているティーカップには、琥珀を煮 [続きを読む]
  • 【緋色】番狂わせ
  • __________  止める間もなく、スパンと小気味よく開かれる障子。 そこから流れてくる春の風は、室内の温度よりもはるかに暖かかった。 「……」  三人の沈黙の重さに比べると、春風は実に軽やかだ。 髪をなびかせ、スカートを揺らし、机上の紙をふわりとさらっていく。 「あっ」「おっと、悪い!」  これまた勢いよく真弘が障子を閉め [続きを読む]
  • 【薄桜】怒りはすべてを塗り替える
  • ___________  競技の時間が押したせいで、保護者の入場は閉会式の三十分前に締め切られている。 自称保護者の名前が最後に書かれていたのなら、締め切られる直前に入場した可能性が高い。 三十分――龍之介に接触するには、充分な時間だ。 (急がないと)  探す場所は校舎と決まっていた。 校庭で閉会式が行われている今、校舎内は完全に無人で [続きを読む]
  • 【RE】単純な行動理由
  • ___________ 「……無理だよ。ヒステリー起こした女に、勝てるわけがない」  あえなく両手を上げ、降参のポーズを取った。 言い方は気にかかるものの、諦めてくれたのならなによりである。 「今日のところは、これで帰るよ。……こっちの連絡先は知ってる?」  知らないと答えると、千種は紙とペンを求めた。 シャーペンと一緒にノー [続きを読む]
  • 【緋色】オーバーヒート
  • __________  不規則な足音が廊下を駆け抜ける。 開け放たれたふすまからのぞくのは、特徴的な赤い髪と憮然とした横顔。 ひたすら廊下を往復している姿が、切り取られて居間に届けられる。 「おいおい、スピード落ちてんぞ! もっとキリキリ足動かせえ!」  真弘が楽しそうに指示を出す。 柱に回した手に体重を預けて、上半身をぶらりと廊下にはみ出させている。&nb [続きを読む]
  • 【翡翠】最初の便り
  • __________  高千穂家に手紙が届けられたのは、夕方のことだった。 水やりのために庭へ出ていた陸は、手紙の立てた音を確かに聞いていた。 ジョウロを傾けたまま顔を上げると、去っていく郵便局員の姿。 神社の奥にあるこの家屋付近に、他の家はない。郵便物が届いたなと、陸は水やりを続けた。  郵便受けを開けに行く気はなかった。 届く物の大半はチラシか公共 [続きを読む]
  • 【薄桜】守るべきもの
  • ____________  勝敗というものは、大きな点差が引っくり返るほど、より劇的に感じるものらしい。 バラエティ番組なんかでは、最後の問題がこれまでの問題の点をチャラにしてしまうほどの高得点だったりしているが、体育祭でそんな競技があったら、全校生徒からクレームが入りかねない。 一応、後半の種目ほど点が多く入るようになってはいるが、最下位がト [続きを読む]
  • 【薄桜】きっかけになるのなら
  • __________  逃げ出したくなる沈黙を、乾いた音が埋めた。 軽く響く拍手音に、全員の視線が一点に集まる。 「まあまあ、みんな落ち着いて」  前回の生徒会長――苗字は大鳥だったか。 三人の中では比較的温厚そうな男が仲裁に入ってきた。 「せっかくのお祭りごとの最中に、喧嘩なんてよくないよ。兄妹喧嘩でもね」  兄妹喧嘩。 [続きを読む]
  • 【RE】完全勝利
  • _______________  やっぱり、自分の家が一番落ち着く。 旅行から帰ってきた後みたいな感想を抱きながら、利奈はベットから降りた。 枕が換わると眠れなくなる人じゃないけれど、寝る場所がコロコロ変わるのは、疲れるものだ。 ひどいときなんて、パジャマに着替えることすらできなかったのだから。 (それに比べれば、ほんっと幸せだよね。 この [続きを読む]
  • 【緋色】最終勝者
  • ________ 「大丈夫かな、先輩たち」  慎司はしきりに後ろを気にしている。  火花を散らす様は見えなくても、そうなっているだろうとは簡単に想像がつく。 かといって、真希たちがそばでずっと見張っているわけにもいかない。 こればっかりは、二人の理性を信じるしかなかった。 「あんなに珠紀先輩が怒ってたんだし、喧嘩はしないんじゃないか [続きを読む]
  • 【薄桜】言わずもがな
  • _____________  予想が現実になっていたのなら、それは案の定と言っても、差し支えはないだろう。 案の定、千景は千鶴を口説いていたし、案の定、千鶴は困り切った顔で助けを求めていた。 千景が千鶴の居場所を聞いていた時点で、こうなるとわかりきってはいたが、いざ本当にその光景を目の当たりにすると、無性に腹が立ってくる。 (だから、なんで [続きを読む]
  • 目次更新その他重要なお知らせ
  •  目次の更新終了しました。 リンク先が違っていましたら、お知らせください。    ……だけだと短いので、更新している三タイトルの、この後の展開や終わりの時期について触れますね。 あまり触れない方がいい話ですが、前もって伝えなければいけない話ですので。  どこで最終回が来るか、どこまで話を考えているか、最終回を迎えた後はどうなるか。 読みながら展開を知ってい [続きを読む]
  • 【RE】消した名前
  • ____________  そんなひどい幕間を挟みながらも、歓談は比較的穏やかに続く。 人払いでもしたのか、部屋の外も静かなままだ。 「もう、本当にびっくりしちゃって。 だって、ライオンから逃げられたーって思ったら、すっごい恐い顔のヴァリアーのボスがいるんですよ? 死を覚悟して、なにもかも諦めるしかないじゃないですか」  ヴァリアー邸での出来事について話 [続きを読む]
  • 【緋色】密かな企み
  • ______________  問題点は山積みで、解決策は思いつかず。 ああでもない、こうでもないと話し合っていると、ひとつの声が四人を割った。 「みんなで集まって、なにをしているのかな?」  わざとらしく感じる猫撫で声。 揃って顔を向けると、腰に手を当てた珠紀が仁王立ちしてこちらを見ていた。 四人が集まっている理由は察しているの [続きを読む]
  • 【薄桜】南雲薫の体育祭
  • _____________  今日の玉子焼きは、まあまあおいしかった。 南雲薫は、さっき食べた弁当の玉子焼きを思い出していた。  二人暮らしなので、家事は双子の妹である千鶴と平等に分担しているが、弁当だけは任せきってしまっている。 薫だって料理はできる。家で食べる分については千鶴と交互に分担しているが、弁当だけは別問題だ。  小さな箱に、彩りよくバ [続きを読む]
  • 【RE】こればかりはどうしようもない
  • ____________  黒曜ランドに入るのは、これで三度目である。 もっとも、二度目については未来での出来事なので、彼らの記憶には存在しない。 あくまで二度目の訪問だ。 現在、未来、現在の順で同じ場所を訪れるのも、考えてみれば不思議なものである。 (未来に行っちゃった時点で、不思議もなにもないけどさ)  過去(未来も含まれている)に通されたのは [続きを読む]