pami さん プロフィール

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pamiさん: 御本思結日記(ごほんしゆいにっき)
ハンドル名pami さん
ブログタイトル御本思結日記(ごほんしゆいにっき)
ブログURLhttp://pami.seesaa.net/
サイト紹介文M姉が感動した御本、御漫画を主に紹介してゆきます。創作連載小説も更新中!
自由文京都府在住。
結婚〜出産を経て、一女一男の二児の母へ。
子育て育児にまつわる奮闘日記、日々のつぶやき、弟が師範をしている空手教室、
自分自身が教えている寺子屋(塾)などを題材にブログを書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供8回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2011/11/12 12:07

pami さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 雨にうたれて 102 
  • 第二十三章「腸に穴が開いているから、いまのところ口からモノを摂取することは出来ません。しばらく様子を見て、外科手術を行って穴をふさぐことになるかと思います」若くて美しい女医の斉藤先生が少し眉根を寄せて、美江にそう説明した。「では、しばらくは点滴で栄養を摂るということですね。どのくらいしたら、手術できますか」「なんとも言えません。今、開いている穴は小さなものであれば自然にふさがるんですよね。でも、次 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 101
  • 第二十二章「『紀子さん、すみません。今日の稽古もお休みだと一斉メールで知らせていただけますか』と。送信。ポチっとな。これで空手の連絡は大丈夫。いい加減に、生徒のみんなには本当のこと言わないとダメだと思うんだけどな。紀子さんが連絡係してくれてるから助かるわ。直接みんなが休みの理由を聞いてこないしね」ベッドの上では慧淳が苦し気な呼吸をしながら横たわっている。あまりの痛みに目をあけてられないらしいが、唸 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 100
  • 第21章「先生、具合どうですか」正は心底心配そうに訊いてきた。正が空手を習い始めたのは小学校1年生の時だ。先に習い始めていたお兄ちゃんとお姉ちゃんに連れられて、いがぐり頭のやんちゃ坊主が好奇心いっぱいに道場に入ってきた姿が今でも昨日のことのように思い出される。今、目の前にいる正はもう30過ぎ。澄蓮より半年前に息子が生まれている。つまり、ワシの初孫と正の息子は同級生になるということだ。二代目じゃじゃ馬娘 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 99
  • いいことは続くものでワシの退院が決まった。樹名と澄蓮の退院と重なったので、宮本家は一気に賑やかになった。一階の東の部屋に介護用ベッドが運び込まれ、ワシはここで生活することになった。これは妻の美恵が狭山木町に掛け合って、正確に言うと町長に掛け合って、なるだけ急いで介護認定をもらったから可能になったことだそうだ。「町長の奥さんのお墓、うちにあるんだもんね。ある意味人質だと思って強気で交渉したわよ」職権 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 98
  • 第二十章人間は、棺桶に片足を突っ込んでから、はじめていろいろとわかってくることがあるらしい。ワシは一体なんのために生きてきたのかなあ。日に何度このフレーズが頭に浮かんでくるか。病院のベッドに横たわっていると本当につまらないことばかり考えるしかない。まして、腰の脊髄にガンが転移したので、歩けなくなってしまったから、本当に文字通り横たわっているしかない。脚が動けばなあ。それでも車いすに乗って、病院内を [続きを読む]
  • 雨にうたれて 97
  • 遅れて入って来た史人さんを見つけた藤田さんが、早速仕事を言いつけた。「パパ、あの冷蔵庫にあるお茶にストローを入れて、奥さんに飲ませてあげて。汗、拭いてあげてね!!」「はい!!」史人さんは普段の彼からは想像できない素早さで言われた通りに樹名にお茶を飲ませてくれた。「うわー!!」大きな痛みがきて、樹名がお腹に力を入れた。すると、お腹につけていた胎児の心音を聞くための機械がピーと鳴って止まってしまった。 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 96
  • 第十九章さあ、もうそろそろ病院へ向かおうか。上手くは説明出来ないが、長年の仕事の勘とでもいうのだろうか。お産が始まる頃が自然とわかるのだ。今からタクシーを呼べば、四十分ほどで産婦人科に着くだろう。病室に着くと、樹名の婿さんの史人さんが電話をしていた。「お母さんですか。今、樹名ちゃんが分娩室に移動しましたから。はい、よろしくお願いします」電話を切った史人さんは、私を見つけて驚きとの声をあげた。「おば [続きを読む]
  • ボクとママの道
  • 長男が無事幼稚園を卒園して、はや一ヶ月。感動の卒園式では夫婦で感涙にむせんだ。以前に書いた娘の卒園に関する記事(「はだしになってもいい?」)でも述懐したように、おおよそ世間で言うところの卒業式は、親のためにあると言っても過言ではない。今月の初め、どしゃぶりの「めぐみの雨」の日に長男は無事にピカピカの一年生となり、毎日お姉ちゃんと肩を並べて楽しそうに小学校へ通っている。さて、本日、息子が卒園した幼稚 [続きを読む]
  • ぐうたらママの夢見る時間
  • 午前中、子どもたちを送り出してからの家事に精を出していると、ふと面白そうなドラマが始まった。BS放送のDlifeというチャンネルだ。午前中のまったりした、まさに奥様向けのメロドラマ満載の時間帯である。私はあまりドロドロしたドラマは苦手。毎回犯人がつかまる一話完結形のサスペンスがお好み。でもひそかにファンタジー系も好きなんである。最近では『グリム』ね。ダーク・ファンタジーとかいう種類(よくわからんけど)ら [続きを読む]
  • 雨にうたれて 95
  • 栄岱さんは元々生粋の京都は伏見の生まれだったが、幼いときに一家が破産した。実家はそれはそれは大きな商いをしていたそうだ。両親二人が毎日遊び暮らしている間に、店の番頭が根こそぎ身代を横取りしたのだ。それからは借金取りから逃げるため、尋常小学校を転々としたらしい。学校を出ると両親は6つ年上のお兄さんの栄龍さんと栄岱さんを千葉県にある真言宗のお寺に預けた。栄龍と栄岱の名は、本当のところ入寺するときにつけ [続きを読む]
  • 雨にうたれて 94
  • 夕方になってもこれといった大きな陣痛の波は来なかった。促進剤を入れても、陣痛がつかなかったようだ。こういうことはよくあることだが「もう生まれる!!」と樹名は期待していたらしく、相当がっかりしている様子だ。「明朝10時からまた促進剤を入れますからね」看護師さんにそう言われて、樹名の顔が泣きそうにゆがんだ。娘の美江はそんな樹名の表情を見て「しっかりしなさい!!母親になるんでしょ!」と叱咤激励する。美江は [続きを読む]
  • 雨にうたれて 93
  • 「うーん、痛い。いたいよう」病室に近づくと樹名の声が聞こえてきた。「いたい」とか言っている間はまだまだだ。お産が近づくと、妊婦さんたちはみんなうなり声をあげる。声が高かったり、低かったりはその人にその人によるけれど。うなり声をあげて、痛みに耐えながら大汗を流す。そうやって出産は進んでいくのだ。いつの時代もそれだけは変わらない。周りにいる家族は妊婦さんたちの苦しむ様子に心配したりするが、私たち助産婦 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 92
  • 年が明けて、ますます寒さが厳しくなってきた。ときどき胸が刺すように痛いときがある。一日中暖房をつけていても、ちっとも身体が温まらないような気がする。世間では独居老人のために、掃除や買い物など家事を替わりにやってくれるヘルパーさんがいるという。娘も何度か私にヘルパーさんに来てもらうように勧めてきた。でも、他人に家に入られるなんて私はまっぴらごめんだ。ほんの少しずつしか家事が出来なくてもいい。多少の不 [続きを読む]
  • これぞ、いい男!!
  • よかった。やられた〜。感動した。何度も録画を再生した。久々に出たよ、名作ドラマ。あ、もちろん海外ドラマですけどね。ここんとこ、大好きな作家さんが亡くなったり、体調を崩して5年ぶりに熱出したりと、ついてない感じの緑心でありましたが、最近メンタリストseason6最終回がスパードラマTVで放送されたんですけどね、よかったよ〜。久しぶりにこんなおばちゃんもトキメキました。いやあ、いいね。サイモン・ベイカー。この [続きを読む]
  • 雨にうたれて 91
  • 第十八章最近、息をするのが苦しいときがある。心臓が弱っているようだ。仕方ない。もう満で88歳だもの。おじいさんが亡くなってから15年も経つ。15年間、一人で暮らしてきた。数年前までお産も取り上げていたし、新生児訪問も市から頼まれれば行っていた。赤ちゃんは本当にかわいい。見るだけ触るだけでなんとも幸せな気持ちになれる。18歳のときから産婆をしているけれど、赤ちゃんがこの世に出てくる瞬間は毎回毎回新鮮で何とも [続きを読む]
  • 雨にうたれて 90
  • 史人に産婦人科へ連れて行ってもらい診察してもらったが、幸いなことになんともなかった。「赤ちゃん、元気ですよ。念のためしばらく安静にしててください。もう8ヶ月になりますしね」待合室で待っていた史人もホッと一安心だ。「ツワリに倒れ、お盆が終わって結婚式をして、なんだかんだでもうすぐ生まれてくるんだねえ。長いようで短く感じるわあ」帰りの車で樹名がそう言うと、「ボクはとっても長く感じる。凝縮された半年だっ [続きを読む]
  • 雨にうたれて 89
  • 師走はあっという間に過ぎていく。寺は年末年始休業というわけにはいかない。まず年始参りがある。正月の2日から在所の檀家を一軒ずつ訪ねるのだ。お経は読まなくていいのだが、総代と坊さんが新しいカレンダーと線香を手に年始のご挨拶に回るのである。その年に法事が回ってきている家には繰り出しを渡す。繰り出しというのは、「今年、○○さんの33回忌ですよ」など、お知らせする紙のことである。何回忌、法名、俗名、誰々の父 [続きを読む]
  • 雨にうたれて 88
  • (生まれてくる子はきっと習字の出来る子に違いない)樹名は胎教と思って、心を込めて位牌の表に法名を書く。裏側には俗名と亡くなった日、そして数え年で享年を書く。亡くなった人の人生に思い馳せながら、自分が位牌を書くことになった縁の不思議を思いながら書くのだ。白木の位牌と骨だけになる人間の儚さを思う。いずれかは自分もその道をゆく。慧淳は、父親はもう間もなく、白骨となってしまうのだ。(せめて、お腹の子の顔を [続きを読む]
  • 雨にうたれて 87
  • 「パパね、腰の脊髄にガンがとんだらしいわ」病院から帰宅した美江は、目のふちに疲れを滲ませて子どもたちに言った。「え・・・」「だから、脚が立たなくなったのね」業識も樹名もあまりの悲惨な展開に胸がふさがる思いがした。「あんなに運動が好きな親父が動けなくなったのか」運動が好きどころか、一時もジッとしておれないような性分の慧淳である。樹名が淹れてくれた緑茶を一口飲んで、美江は少し気を落ち着けた。「パパね、 [続きを読む]
  • 頑張るゾ!
  • 1年以上書いてない『雨にうたれて』を再開します!!書けるかしらん。でも、頑張るゾ!!メロディが毎晩早く眠ってくれることを祈りつつ。応援よろしくお願い申し上げます。あっ!内容を忘れてしまわれた方は、カテゴリで小説「雨にうたれて」を選らんでちょっくら復習してください。笑↓ランキングに参加中 です↓ 応援していただけると嬉しいです。気軽に投票お願いいたします〓 [続きを読む]
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