kansas さん プロフィール

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kansasさん: 洋書とサッカー中心日記
ハンドル名kansas さん
ブログタイトル洋書とサッカー中心日記
ブログURLhttp://fanblogs.jp/soccerbook/
サイト紹介文サッカーと洋書、本を中心に記録しています。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供72回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2011/12/17 01:31

kansas さんのブログ記事

  • 冷たい校舎の時は止まる(下)
  • 拝啓「冷たい校舎の時は止まる(下)」遂に謎が解けました。後半につれ、どんどん仲間が、マネキンに代わっていく。一人一人のエピソードが加わり、厚みが出てくる下巻です。そして、序盤でのあの謎が解き明かされる論理は、hostの心理を説明しているため、腹落ちしました。ただ、結局、自殺したクラスメイトからの紐づけとしたらかなり深月に負荷が大きかったかなと思いますね。上巻である程度彼女の弱さが、描かれていたとはいえ [続きを読む]
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)
  • 拝啓「冷たい校舎の時は止まる(上)」クラス委員の8人が、高校にとじこめられた。辻村深月デビュー作が、メフィスト賞だったのは、ちょっと意外でしたが、中身がオカルトホラー要素満載の密室、しかも、時が止まり、外には出れず、現実世界から隔離されたもう1つの世界、となると納得。主人公の位置づけである深月は、ある雪の日、幼馴染の鷹野と何時も通りに仲良く青南学院高校に通学した。ところが、クラスの皆は、登校してこな [続きを読む]
  • 劇場
  • 拝啓「劇場」一番 会いたい人に会いにいく。演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。力のある作家とは、ぐぐっと熱くさせる物語、表現、描写、文章を書くことができる人だと個人的に思います。その点を鑑みたら、又吉は力のある作家です。永田は、演劇を通じて世界に向かうと言えば聞こえが良いですが、実は自己世界を変えることができない、自己を客観的に見れない [続きを読む]
  • 短編少年
  • 拝啓「短編少年」少年をテーマにした短編9編を収録したアンソロジー。伊坂幸太郎。あさのあつこ。佐川光晴。朝井リョウ。柳広司。奥田英朗。山崎ナオコーラ。小川糸。石田衣良。それぞれがそれぞれの視点で少年を切り取ってます。佐川光晴は、初めてであり、柳広司の少年ものは読んだことが無かったので、良かったなと。でも、もう少し明るいイメージを想定していたぶん、ちょっと違った感はあるかな。〓?逆ソクラテス個々のキャ [続きを読む]
  • 儚い羊たちの祝宴
  • 拝啓「儚い羊たちの祝宴」夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。由緒あるバベルの会。読書好きが集まるサークルなのであるが、名家が通う学び舎だけあり、所属している学生は著名な家系を持つ者がいたり、文学への愛が相当な者がいたり。表向きは、コアな読書マニアが目立つわけでもなくひっそりと活動している。しかし、この会には、除名制度がある。夢想家ではないものは所属できないのだ。本作は、短編集であり [続きを読む]
  • ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)
  • 拝啓「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)」ファインマンの哲学。ここにあり。ファインマンとは、何事にも好奇心を持ち→とりあえずやってみる。自分の考えを試す→結果、自分の考えがどうだったか。感じたことを咀嚼する、そんなサイクルをのびのびやれる人だなと下巻まで読んで思いました。ご冗談でしょうって思っちゃうエピソードをこんだけ残せるって凄いなと単純に思っちゃうし、兎に角こんな人に私が会うことはないだろう [続きを読む]
  • 殺しの双曲線
  • 拝啓「殺しの双曲線」東北の山荘を舞台にした殺人劇。西村京太郎。日本中にトラベルミステリーというジャンルを示すきっかけとなったヒット作「寝台特急殺人事件」から全面的にトラベルミステリーに移行したこともあり、西村京太郎=トラベルミステリーのイメージがかなり強くありました。そんな中、本作はトラベルミステリーではない初期の作品。しかも、アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」に挑戦したミステリーであ [続きを読む]
  • サラバ!(上)
  • 拝啓「サラバ!(上)」1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。紳士的な父、チャーミングな母、変わり者の姉。歩は、イラン革命を体感後、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。遂に手に取ったサラバ。図書館で予約して、半年は待ちました。そんなサラバだが、どうやら家族の物語がメインのようだ。目につくのは、ぶっ飛んだ個性を持つ登場人物である。父は、特段変わり種では無いのだが、母と姉が、ばち [続きを読む]
  • 箱庭図書館
  • 拝啓「箱庭図書館」 読者のボツ作品をリメイク。 読者のボツネタを乙一がリメイクする。ヤクルトで野村監督が、やっていたことを、小説で乙一がするというスタンス。どうりで乙一作品は、怖い/どろどろ/忘れらせないぞっとさ、があるって言われていたけど、かなりマイルドな訳ですね。これくらいの緩さから入るのが、丁度良い。□小説のつくり方小説家になった男の理由で、オチをつける。□コンビニ日和コンビニからしたらたまった [続きを読む]
  • 下町ロケット2 ガウディ計画
  • 拝啓「下町ロケット2 ガウディ計画」佃チームの挑戦第2弾。ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年。 佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。1.量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られる2.ロケットエンジンのバルブシステム継続受注は、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペとなるそんな中、佃航平の元にかつての部下・真野から、ある医療機器の開発依頼が持ち [続きを読む]
  • ばらばら死体の夜
  • 拝啓「ばらばら死体の夜」狂い始める男女の物語。神保町を舞台にした極上サスペンスとの触れ込みだが、それよりもお金によって狂っていく人間の悲哀がメインに来ていると思います。軸は、翻訳家・吉野解(40代過ぎ。既婚・娘一人)と謎の美女・白井砂漠であり、そこに砂漠が下宿する古本屋の店主と最終章で登場する吉野の娘の視点が加わって展開されます。吉野の今後を暗示する意味合いが強い吉野の娘の章を除き、全体としてお金の [続きを読む]
  • 囲碁殺人事件
  • 拝啓「囲碁殺人事件」ゲーム3部作。第1弾。本作は、ゲーム3部作シリーズの第1弾に当たるものです。竹本健治によるシリーズで、天才囲碁棋士の牧場智久と大脳生理学者の須藤信一郎が難事件に立ち向かうミステリーであり、将棋殺人事件、トランプ殺人事件が続きますが、3部の中で最もミステリーちっくらしいとのこと。確かに、首なし死体、犯行予告、アリバイなど、ベーシックなスタンスで進んでいきます。思春期にも達していない天 [続きを読む]
  • 或るろくでなしの死
  • 拝啓「或るろくでなしの死」震えながら、戦きながら、そうとは知らずに。七人の人間たちが迎えた決定的な死の瞬間。やっちまった。調子に乗って読んでしまった。惹きつけるものはあるけど、自分に向いてるか否かだったら向いてないなと。「ダイナー」は、疾走感がある分後半は読み切れたけど、これは死を扱ってる+いつものグロテスクさがありありで疲れました。とはいえ、印象深い短編集ではあります。表題の死は、殺し屋の「俺」 [続きを読む]
  • ダイナー
  • 拝啓「ダイナー」表紙に騙されてはいけない。これは、表紙に騙されてはいけないやつです。というか、書き手が平山夢明という一点だけでも危険信号が出ているわけで、さらによく見たら表紙の配色からもグルメ探検記やハンバーガーを絡めたユーモアな展開が繰り広げられる!なんて想像はできなく、黒が背景色でハンバーガーが強調された見せ方だけで意味深な印象を受け、案の定中身はぶっ飛んでいて、読了後ハンバーガーは暫く食べた [続きを読む]
  • リバース
  • 拝啓「リバース」抱えていた罪。先週から始まりました。リバース。思っていた以上に面白かったので、継続して見ようかなと思います。ドラマが始まってしまったけど、原作の予約順番が回ってきたため、読んでしまった。とりあえず、ドラマ面白いですよと上司に言っときました。ドラマで藤原竜也が見事に演じ切っているのが、主人公の深瀬和久。事務機会社に勤めるサラリーマンで、今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平 [続きを読む]
  • マイ国家・ひとにぎりの未来
  • 拝啓「マイ国家・ひとにぎりの未来」星新一作品集10。「マイ国家」が読みたくて図書館で探したところ、これだと思ったら作品集でした。作品集なので50くらいのショートショートが収められています。ショートショートと言えば、星新一。SF、ホラー、ユーモア、風刺、童話アレンジなど多種多様。短い分量でバシッと決める。どれも面白いですね。噂に聞いていた「マイ国家」は、“小住宅に住む真井国三が営業に来た銀行外勤係を捕虜と [続きを読む]
  • 清須会議
  • 拝啓「清須会議」信長亡きあと、清須城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。 清須会議とは、本能寺の変により織田信長を失った織田家の後継者を決める会議(財産分与等も決めないといけなかったが、後継者に勝るものはないだろう)。一般的には、秀吉が三法師を擁立し勝家が信孝を後継者に推して対立したというイメージがあるが、それは江戸期に入ってから成立した川角太閤記が初出とのことらしく、一次史料である「金井文書 [続きを読む]
  • 実録山田
  • 拝啓「実録山田」“簡単に説明できない内容"“読んだ人同士の感想トークが盛り上がるか否かはわからない"。深夜の居酒屋親子から始まる「実録山田」。これを読んだ人で頭の中が??????ってなるか。くっそどうでもいいわーーーーーーってなって読むのを止めてしまう人が出てきても致し方がない。芸能人の場合、本人が1から100まで文章を書きあげることは稀と聞いたことがある。そうであったとしても、山田孝之の代筆者がどこま [続きを読む]
  • 天空の蜂
  • 拝啓「天空の蜂」奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。原子力発電をメインとした小説。1990年代に執筆されており、現在読むと考えるところは多くあるように思います。原子力発電を廃止すべきだという意見と国の電力を維持するためには必要であるという意見 [続きを読む]
  • コンテクスト・オブ・ザ・デッド
  • 拝啓「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」あなた、まだ、自分が生きていると思っているんですか?路線バスZ、始まりましたね。キャラは相変わらず立ってましたが、声も相変わらず聞き取りずらかったですが、頑張っておられました。番組レギュラー開始に合わせたような成功者Kの発売、さすがです。そんな羽田圭介によるゾンビ柄小説です。ゾンビと言えばパニック。xxxオブ・ザ・デッドに連なるタイトルに加え、青白い顔色にがっつり [続きを読む]
  • 三月は深き紅の淵を
  • 拝啓「三月は深き紅の淵を」一つの本をめぐる物語。私は、恩田陸の小説をたくさん読んでいるわけではない。しかし、この小説を読む限り、小説(物語)とは?に関して強い拘りがあるタイプなのかなと感じました。なぜなら、一つの本をめぐる物語だけならば、そこまで拘りを感じないけど、第1章は、久方読んでないからこそのインパクトかも知れないですが、「よく本について喋る連中だ」と読者(少なくとも私に)に思わせるパワーがある [続きを読む]
  • 社会人大学 人見知り学部 卒業見込
  • 拝啓「社会人大学 人見知り学部 卒業見込」ダヴィンチで始まったのが、2010年8月。今やレギュラー何本あるか分からない売れっ子のオードリー。どうもほっとけないあと間違いなくいいヤツな春日と少しひねくれてるだろうが、根はいいヤツな若林。一度漫才を見たことがありますが、かなり面白かったです。そんなオードリーの初期の色々が詰まったコラム。コラムのテイストは、自分で言ってるようにちょっと捻くれたとこがあります。 [続きを読む]
  • かにみそ
  • 拝啓「かにみそ」なるほど、かにみそってここからね。第20回日本ホラー小説大賞の優秀賞を受賞した「かにみそ」。読者賞「ウラミズ」と競り合っての受賞とのことで、更に選考委員に貴志祐介、宮部みゆき、高橋克彦、荒俣宏、って荒俣宏!?荒俣宏ってホラー小説書いてるの?とかて、でもってユニークな題名でどうやってホラーと結びつけたのか気になり手に取りました。職を転々として今は無職の私は、朝浜辺で見つけた蟹。顔を近づ [続きを読む]