甲姫 さん プロフィール

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甲姫さん: 聖女ミスリア巡礼紀行
ハンドル名甲姫 さん
ブログタイトル聖女ミスリア巡礼紀行
ブログURLhttp://seijo.ky-3.net
サイト紹介文架空の大陸を舞台にしたシリアス・ハイファンタジー。
自由文「だからこそ、生きているっていうのは、それだけで手放しがたいんだろう」

死ぬ間際の青年の前に少女が現れた。彼女は命を助ける見返りに旅の供になって欲しい、と青年に取引を持ちかける。

R-15を意識して書いてますのでご了承ください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供176回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2011/12/20 03:43

甲姫 さんのブログ記事

  • にゃお
  • この時期はいつものごとくリアルが立て込んでいるのでちょっと更新間隔が長めです、すみませぬ。(クライマックス間近だから慎重になっているのもあるwwえっと、9月末から10月11日までは日本にいます。法事とかあるのん。家族孝行メインだと思うので多分友達に会うチャンスどころかいつものように書籍を買い込む時間があるのかすら謎です。なかったら、まあ次回に期待。この頃はBookwalkerとかなろうとかで日本語欲(?)が満た [続きを読む]
  • 十 - a.
  •  遥か頭上の狭い窓枠に鳩が停まった。 指を差した途端に飛び立ってしまったが、その姿が見えなくなって数秒経っても、目はこげ茶と灰色の羽の美しさを忘れられずにいた。「ははうえ、みましたか! ハトさんがとてもきれいでしたよ」 少年は部屋の隅に蹲る母の元へ明るく話しかける。「……アダレム。窓の下から離れるのです」 応じた声は暗く厳しく、空虚な部屋の中をこだました。触れられたわけでもないのに、ア [続きを読む]
  • 七話のあれ
  • それなりに満足しているのでブログにも載せ。でも色を塗るほど満足しているのかはちょっと不明。ていうか私のお絵かきって、脳内(作中)のいろんな構図を眺めたい欲求がまず先にあって。宣伝画像に使えるまでの盛り付けに至るまでにモチベーションが消滅してしまうのですよねw 線画? 色? 加工? 私程度の腕では悲惨よ?なんとかしたいけど、それより構成組んで執筆してろって感じですね。誰か代わって(??>?<?)。?? [続きを読む]
  • 紫に偏りすぎている
  • 私の個人ツイッターを見ている人はご存知でしょうけど、先週ちょっとお絵描きをしていました。宣伝用に口絵的な何かが欲しくて三話の場面をね。変遷↓ 三番目と四番目はPaintschainerを使いました。どれもちょっと好きでちょっと物足りなく思っていますw つたない線画なのでいないと思いますが、塗ってみたいよって人はどうぞどうぞ。ついでと言ってはなんですが、黒赤をアルファポリスのファンタジー大賞にエントリー中で [続きを読む]
  • 九 - g.
  •  強く押し付けられたのは刹那のことで、唇は間もなく離れた。「必ず、帰る。私は果たせない約束はしない」「うん」 それきり、幸せはするりと腕の中から抜けていった。もう少し、と望んでも、冷たい風が吹き抜けるだけだ。 去り行く者はやがて馬上の人となり、兵と共に一列に防壁の門に向かって降りていく。(あは。これか、恋愛感情) この局面で自覚してしまうとは、何と悲しく切ないことだろう。セリカは掌で額を押さえた。 [続きを読む]
  • 拍手御礼ログ 16〜20
  • 間が空きすぎ問題。(滝汗ものすごく久しぶりに拍手お礼を替えたいと思ったのよ。そういうことなのよ。あ、黒赤9話は多分あと残り1、2記事で終わるんじゃないかなって思ってる。もしかしたらgが異様に長くてそのまま終わるという可能性もwでは続きはログになります。continue... [続きを読む]
  • 拍手御礼ログ 16〜20
  • 間が空きすぎ問題。(滝汗ものすごく久しぶりに拍手お礼を替えたいと思ったのよ。そういうことなのよ。あ、黒赤9話は多分あと残り1、2記事で終わるんじゃないかなって思ってる。もしかしたらgが異様に長くてそのまま終わるという可能性もwでは続きはログになります。continue... [続きを読む]
  • 九 - f.
  •  腹の決まった者に向けて「行かないで」とも「連れてって」とも、ねだってはいけない。 足を引っ張りたいわけではないのだ。それでは、共に歩む伴侶たりえないだろう。 人々が遠ざかる。送ってくれるという密使の女性は離れた位置の木陰にいつの間にか身を潜めていて、セリカはその場に取り残されたように立ち尽くした。 言葉にできない、悶々とした想いを持て余している。急に頭を覆う布が暑苦しく感じられた。乱暴に脱いで、 [続きを読む]
  • 九 - e.
  •  何を、と問おうとして、途中で考え直す。なんとなく心当たりがあった。「怖いの?」「……ひとりの人間が全てを捨ててまで寄り添う甲斐が、自分にあるとは思えない」「それを決めるのは、あたしだからね」 エランから「結論」を言い渡された朝の記憶がまだ新しい。それは結論であり、申し込みだった。 ――ゼテミアン公国第二公女、セリカラーサ・エイラクス姫。私がこれから歩もうとしている先に、希望があるのか [続きを読む]
  • 九 - d.
  •  先にイルッシオが両手で長剣を振るう。 セリカは本能的に後退った。 あれは刃物としては鈍い分類で、敵に叩き付けるようにして切るのが主流だ。軽装備のエランにまともに当たったら、骨折はまず免れない。「やめてよ!? ああもう、お兄さんのバカ! 脳筋!」 停止を呼びかける悲鳴、むなしく。セリカの目前で火花が散った。(熱っ……!) 頬に、刹那的な熱が弾ける。それとひどく耳障りな音が響いている。  [続きを読む]
  • 九 - c.
  •  他に何て言ってやればいいのかわからない。気を揉んでいる間に、エランが口火を切った。「顔の傷痕がどうやってできたか、聞きたいか」 不意打ちだ。セリカはどもって答える。「き、そりゃ教えてくれるなら、もちろん知りたい……けど、あ、後の方がいいんじゃないかしら。移動が先決よね?」 言い終わってから、急かしているように聞こえただろうかと気がかりになった。「それもそうだな」 ところがエランはあっ [続きを読む]
  • 九 - b.
  • 「第六公子の動向を見張れ」「第六公子殿下を、ですか?」 エランの言い渡した指示に対し、思わず、といった具合に彼女は復唱した。もしかしたら、その名が挙がったこと自体に驚いているのかもしれない。「そうだ。特別な行動に出る必要はない。我々が到着したら、それまでに観察した一切を教えてくれればいい」 承りました、とその者は深く一礼する。「ではこれにて失礼いたします」「ああご苦労だったな」 黒づくめの女性が立 [続きを読む]
  • 九 - a.
  •  一に、大公の身を確保すること。 二に、第七公子アダレムの身を確保すること。 三に、第一公子ベネフォーリが州に戻っている間、奸計により命を落とすのを防ぐこと。 四に、第二公子アストファンの持つ武力をいなし、本人の動きを封じること。 五に、第四公子ハティルを説得すること。 それらの条件の過半を満たせれば、ある程度の安定は得られるはずだ。しかし果たせなかった場合、或いはそれでも流れが止まらなかった場合 [続きを読む]
  • ツイッターで満足しちゃうからさー
  • ブログに張り付けるのを忘れてしまうのですよね。ツイッターよりちょっとだけ手間だし。下からエラン、リュー、セリカです。色はPaintschainerを弄って付けました。お胸…柔らかさを表現する技術力が私に足りなくて、とりあえず大きくしてムニムニ感を出してみました。実際はここまでじゃないはず……いや何だろうこの言い訳くささ……。本編更新は明日か明後日になると思います。 [続きを読む]
  • 八 - h.
  • 「回り出した歯車を止められるかはわからない。やれるだけのことをやってみる」「うん」「幾つかの条件を四、五ほど満たせれば、流れは止まるはずだ」 エランは一拍挟んで、再び口を開いた。「どれかは、お前に手伝ってもらうことになるだろう。頼めるか」「……やってやろうじゃないのよ」 何をやらされるのかまだわからないのも要因だが、セリカは相変わらず「任せて」と言い切れない。(自信も何もあったもんじゃ [続きを読む]
  • 八 - g.
  • 「末子相続と言っても線引きは必要だ。ハティルが誕生してから六年、大公世子として即位式が行われ、世に披露されるはずだった前日に……予定よりも二週間早く、アダレムが産まれた」 視界の端に動きがあった。畳んで重ねられていた服――借り物のチュニック以外は使い回しだ――が減っていく。「迷うべきではなかった。あのままハティルを世子にするべきだった。だが父上は新たな『末子』の成長をしばらく見守りたい [続きを読む]
  • 八 - f.
  • 「恋愛感情というものへの不勉強さなら、私も同じだ。だが二度と会えなくなって平気かと問われると……つまらなくなりそうな、予感はする」 それがありのままの心だった。 惰性で公子人生を送って来たエランディーク・ユオンにとって、初めて見かけた時からこの女性は――「彩り」だ。地下牢の闇すら照らせるような、光。 表情豊かで、素直で。初めて知る力強い美しさである。 縁談が無くなったら手放せるのかと、 [続きを読む]
  • 八 - e.
  • (薔薇の香り……香油なんて持ってたか?) 石鹸を持っていたようにも見えなかったが、懐に収めていたのかもしれない。 背後から、カタカタと硬いものがぶつかり合う音――おそらく寒さに歯を鳴らしているのだろう――が聴こえた。声をかけていいのか逡巡した。衣擦れがするので、まだ着替え終わっていないのだろう。 待つしかなかった。セリカの育ちを思えば、不慣れな衣装をひとりで身に付けるのに時間がかかって [続きを読む]
  • 八 - d.
  •  川での行水。寒いだろうけれどもプライバシーは守られる。セリカも納得したようで、頷いている。「町の結界がありますから魔物の心配はないでしょうけど……治安は気がかりですね。夜にお一人で行かせられません」「ヤチマさん疲れてるでしょ、休んでていいのよ。防犯にはエランを連れて行くから大丈夫」「お前、それは、何を」 ――血縁関係の無い男女が連れ立って水浴びへ向かう? なんて非常識な提案をするのか [続きを読む]
  • 八 - c.
  • 「頭を下げるべきは私の方だ。急に押しかけて悪かった」「いいえ、嬉しゅうございます。よもやまたお会いできるとは……ええ、ご立派になられて。目元なんて、ますますお嬢さまに似ておいでです」 顔を上げたヤチマは、鼻をすすって泣いていた。 母に似てきたと言われるのはどこか複雑だが、微笑みを返しておいた。まだ壮年と呼べる女性の手を取り、立ち上がるのを手伝う。「仕事はどうだ、楽しんでいるか」「はい、 [続きを読む]
  • 八 - b.
  •  その単語を引き金に、改めて様々な思い出が蘇った。 一拍置いてエランは息を吐く。歩きながら話す、と言って足を踏み出した。「もう八年も前になるか。母が事故で亡くなって、私はヤチマを解放した。その後の生活に困らないようにと、安全な行き先を探し、十分な金を持たせた」 彼女は以前からエランの母親の生家の奴隷だった。同じく奴隷だった夫と死別してからは、母専属の奴隷になったという。 母がヤシュレ公国からヌンデ [続きを読む]
  • 没場面
  • 夜中三時くらいに魔物の気配で目が覚めたエラン。(女子はぐっすり)己が身構えるより早く、ゲズゥの大剣一振りであっさり吹き飛ばされる敵の大群を見る。その場の熱で「稽古つけてください」と頼み、快諾されるが、ボロ雑巾になるまでに約一時間。その後も涼しい顔で魔物を片手で倒すゲズゥを<地面から>見上げて、タバンヌスとどっちが強いかな、世の中って広いんだなぁと悟る公子。そのまま二時間くらい熟睡するの巻。本編と関 [続きを読む]
  • 八 - a.
  •  政権争いと無縁な人生であれば良かった――この期に及んで、ヌンディーク公国第五公子はそんな風に考える。 領民が健在で、治める土地が概ね平和であればそれで事足りた。俗世のしがらみから離れて、悠久の空の下、無限の大地をいつまでも駆けていたかった。 生き甲斐とは、そういった何気ない欲求の連なりであってもいいのではないかと思う。 そして周りに期待されないというのは空しいと同時に、気楽だった。母が他界してか [続きを読む]
  • 私は気付いた
  • 敢えて目元を隠すと、エロさが三割増しだということを(世迷言フルはこっちね:https://pbs.twimg.com/media/DFoYcNEUIAAbrUP.jpg:large年始の頃に途中まで塗ってたらしく、ちょっと手を加えてみました。最後にオーバーレイで張り付けたテクスチャ、もうちょっとうまいやりかたがあった気がする…。さあ、もっとこのお姫さまをかわいがるぞー。鉛筆書きに色をぶっかけるのも意外と悪くない気がしてきました。それよりきれい [続きを読む]
  • 私は気付いた
  • 敢えて目元を隠すと、エロさが三割増しだということを(世迷言フルはこっちね:https://pbs.twimg.com/media/DFoYcNEUIAAbrUP.jpg:large年始の頃に途中まで塗ってたらしく、ちょっと手を加えてみました。最後にオーバーレイで張り付けたテクスチャ、もうちょっとうまいやりかたがあった気がする…。さあ、もっとこのお姫さまをかわいがるぞー。鉛筆書きに色をぶっかけるのも意外と悪くない気がしてきました。それよりきれい [続きを読む]