鈴村智久 さん プロフィール

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鈴村智久さん: 鈴村智久の書評空間
ハンドル名鈴村智久 さん
ブログタイトル鈴村智久の書評空間
ブログURLhttp://borges.blog118.fc2.com/
サイト紹介文表象文化論、美学、芸術学の研究者鈴村智久です。
自由文表象文化論、美学、芸術学の研究者。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供180回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2011/12/20 23:05

鈴村智久 さんのブログ記事

  • 04/25のツイートまとめ
  • afterfinitude01 最近、再び『私たちの存在の墓で』という小さな小説集に気を留めて下さった方がおられたから、大阪の地元のカトリック教会の記憶がフラッシュバックしたのかもしれない。ちなみに、Y神父をモデルにした神父は『聖アントニウスの誘惑』所収の?Parergon?という小品にも登場させた気がする。 04-25 23:58 なぜ私の記憶の中で彼がJシスターと同じく非常に深く印象に刻まれているのかというと、それは彼が私に向け [続きを読む]
  • 04/24のツイートまとめ
  • afterfinitude01 ヴァールブルクのpathosformelの概念も、実質的にギリシア的、異教的な身振り言語がルネサンスのキリスト教美術において相続される「体内化」の運動を複数の例から暴き出している。ディオニュソスはアポロンと対立しているのではなく、交叉配列的に共存し、互いを代補する。 04-24 21:28 キリスト教を愛に満ちた調和として捉えることは本質的ではない。むしろ逆であり、パトチュカ/デリダが繰り返すように古代 [続きを読む]
  • 04/23のツイートまとめ
  • afterfinitude01 @rinlaku 神を真・善・美の極致として捉えることは、プラトンの教えの中でも最も大切なものの一つだと思います。すいれんさんが述べるように、美的なものに神との類似性(homoiōsis)を見出し、同時に美に内在する自己解体的なも… https://t.co/SB3dU6nVyE 04-23 11:08 RT @rinlaku: 美という段階を通過しなければ倫理に辿り着くことはない。そしてこの二つを経ていなければ、宗教と呼ばれる領域に開かれてい [続きを読む]
  • 04/22のツイートまとめ
  • afterfinitude01 『コールブルク写本』のアトラスには本当に胸がときめかされる。GDHが「感動的な明瞭さ」とやや高揚気味なのも頷ける、まさに「至高の残酷さ」(『ヴィーナスを開く』のボッティチェリ論の表現を緩用すれば)と聖性が生み出した怪物的図像――磔刑のキリストもこの図像の前では震撼するだろう。 04-22 20:44 表層的に捉えると、内臓の表面を覆う細密な凹凸、血管地図を天球図のディテールに対応するものとして解 [続きを読む]
  • 04/21のツイートまとめ
  • afterfinitude01 「静寂とは、たえず拝みつつ神の御前に立つことを意味する。イエスの想起が汝の呼吸と結びついているようにせよ」(ヨアンネス・クリマコス『天国の梯子』)――異なるのはもはや固有名だけで、実践面で重視されてくるものはヨーガと全く変わらない。 04-21 22:45 私がヨーガの達人に非常に深い敬意を抱くのは、彼らが「ノイズ」に満ちた環境下こそ「瞑想に相応しい」とみなせる点。高速の脇、パチンコ店やライ [続きを読む]
  • 04/20のツイートまとめ
  • afterfinitude01 蛇足だが、ヴァールブルクが「みじめな共感魔術の手段と化した」として半ば揶揄するアグリッパ・フォン・ネッテスハイムの主著の挿絵二枚――私はわりと好きだ。今の時代にも黄道十二宮の動きを健康状態と相関させる神秘主義者はいるが、ミクロ/マクロコスモスの照応は「魔術」の基本だろう。 04-20 22:28 記憶術の観点からも『ムネモシュネ・アトラス』は興味深い。テクストよりも「図像」で整理した方が鮮烈 [続きを読む]
  • 04/19のツイートまとめ
  • afterfinitude01 イエス時代に「奇跡」を行ったとされる人物を時系列順に。・BC50頃/円を描く人ホニ・AD30頃/イエス・AD40頃/テウダス・AD50〜60頃/ハニナ・ベン・ドサヨセフスや『ミシュナ』も言及。当時ユダヤ人が奇跡ないし魔術を行うことはけして珍しいことではなかった。 04-19 20:58 サンダースの歴史的イエス像は以下。・生年はBC4年前後・20代後半、ガリラヤで洗礼者ヨハネの活動を知り感化・洗礼を受けて劇的に変化 [続きを読む]
  • 04/17のツイートまとめ
  • afterfinitude01 ヘブライ語の「彼はある」(イヒイェ)が一文字を除いてヤハウェと一致し、語として酷似していたので、神の自己規定におけるI am who I am.を最初に「発案」した神学者は確実に実在したが、彼ないし彼女の名は後世に残されていないという『一神教の起源』の言及は非常に魅力的だ。 04-17 18:56 興味深いのは、ムハンマドが「遅れて登場したこと」を自認していた点。彼はイスラームこそがアブラハムに回帰した「 [続きを読む]
  • 04/16のツイートまとめ
  • afterfinitude01 マイケル・ファスベンダーの『マクベス』で有名なO, full of scorpions is my mind, dear wife.[3.2]の場面は、表情で心の中に巣食う「蠍」のおぞましさ、禍々しさを見事に表出していて素晴らしかった。 04-16 16:59 キリスト教的な観点からも重大な意味を持つマクベスの告白。彼がどうしても言えなかったのは聖なる祈りの言葉――Listening their fear, I could not say ‘Amen’ ,When they did say ‘God b [続きを読む]
  • 04/14のツイートまとめ
  • afterfinitude01 @koidakedeyoshi ご返事ありがとうございます。実際、先日のシリアへのアメリカの応酬は、「血」への言及が100回を越える『マクベス』の世界を予兆ないし暗示させるような末恐ろしさがありましたね。 04-14 13:46 @shishinosenzi @koidakedeyoshi 仰るように当時のブリテンにおける「公私混同」の観念は現代とは異なることを前提にした上で、あえてカヴェルがリアの「愛の試し」をbody politicに接続させる文脈 [続きを読む]
  • 04/13のツイートまとめ
  • afterfinitude01 シェイクスピア劇の魅力の一つは、政体論のアレゴリーとして捉えられる構造にある。マクベスもリアも共に政治を私有化したことによって滅びる。 04-13 21:52 NTLで鑑賞した時は演技に夢中で気付かなかったが、カヴェルの解釈で更に深まったのはグロスターが目を奪われた謎。「妾腹の子エドマンド」を持つことで彼は誰より社会的な「目」を恐れていた、だからこそ彼自身の「目」が奪われる。そしてこの喪失によっ [続きを読む]
  • 04/12のツイートまとめ
  • afterfinitude01 イスラムの伝承によれば「神以外に目的を持たない篤信者たち」(mardān-e khodā)が地獄を通過する時、その火は消えているという。更に『コーラン』99章「地震」には、「ただ一粒の重みでも善をした者はそれを見る」とある。地上で悪徳に染まると、地獄の火が苛烈さを増すという戒め。 04-12 23:56 ホメイニーによれば、大ジハードに至るために必要な態度は「心の浄化」(tazkīye-ye nafs)であり、具体的に [続きを読む]
  • 04/11のツイートまとめ
  • afterfinitude01 大阪府立中央図書館。日本最大の公共図書館(190万冊)。「バベルの図書館」の著者J・L・ボルヘスが館長を務めたアルゼンチン国立図書館は200万冊(世界54位)。『現代思想』、『美学』、『西洋中世思想』等の最新号からバックナンバー… https://t.co/xsAn3zhUOw 04-11 20:06 和解ないし法的な処罰が成立しない場合、デリダが暗示させる「神的なもの」による「裁き」と「赦し」が、その不在を代補する、とは言 [続きを読む]
  • 03/28のツイートまとめ
  • afterfinitude01 @contractio これは非常に面白そうですね。ご紹介していただきどうもありがとうございます。 03-28 17:38 @contractio していたか、などについて深めていければと思っています。デリダとルーマンの関係についても関心が高まりました。また何かございましたらお気軽にご教唆願います。 03-28 17:12 @contractio なるほど、そうなんですね。私は今回、改めてルーマンはラディカルで魅力的だと再認識いたしました [続きを読む]
  • 03/27のツイートまとめ
  • afterfinitude01 @contractio @cavochat 『名を救う』ではécritureは事後的なもの、つまりポスト・スクリプトゥムのようなものと述べていますが、『グラマトロジー』では書記素以前に「音声」ないし棒で輪郭をなぞる「身振り」が起源の同一性を破砕させるとも述べています。 03-27 18:43 @contractio @cavochat 事後のみではない根拠は以下です。行為が事後的にのみ意味を持つ場合、解釈が行為の起源に策定されることになります [続きを読む]
  • 03/26のツイートまとめ
  • afterfinitude01 lassen,laisse,laisserは同じ意味を巡るのだが、ハイデガーはエックハルトに言及した『放下』の中でGelassenheitを「物が物として生起する」位相への接近として解釈する。肯定も否定もせず、大自然の草花も大都会のビル群も全て同じオブジェクトとして委ねられる。 03-26 20:01 続いて後期デリダの代表作『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』を読み始めたが、驚くべきことに前半の創世記論で、神はアダムを [続きを読む]
  • 03/25のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @yomutokaku: 「信じる」の対義語は「疑う」である。辞書にはそう書いてある。受験勉強まではそれでよい。だが実人生は違う。疑う者は、心のどこかで信じることを望んでいることがある。「信じる」の対義語は「知る」だろう。本当の意味で信じるとは、知り得ない何かの前に立った… 03-25 17:05 RT @yomutokaku: 一杯のコーヒーをゆっくり飲む時間がない毎日もよくないのだろうが、一冊の詩集をなでるように [続きを読む]
  • 03/24のツイートまとめ
  • afterfinitude01 キリストの洗礼を画題にした絵の中で――というより、洗礼者聖ヨハネを描いたものの中で私が最も大切にしている作品。Andrea del Sarto《Life of John the Baptist: the Baptism of C… https://t.co/cSG5Zjeg6C 03-24 23:35 @junichi_abe ちなみに、私はランニングしている村上春樹がかなり好きです。彼は三島のような自己懲罰的な身体酷使ではなく、もっと垢抜けたトレーニングの手段と精神性を身に付けている [続きを読む]
  • 03/23のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @lunar_shirayuki: 少しずつ着実に歩み出しているから私達はきっと大丈夫 https://t.co/JUYP1nMGdp 03-23 19:58 ゼーバルトの文体の魅力のひとつは具体的な土地名、人名、記録写真を用いた他者伝という形式に求められる。自伝を回避することで他者についての科学的アプローチが可能になる一方で、客観的記述に作家固有のリリシズムを宿すことで特異な都市論的散文が成立する。「固有名」の代替不可能性。 03 [続きを読む]
  • 03/22のツイートまとめ
  • afterfinitude01 人間中心主義について考える時になぜか「仲間外れになった猫」とか、人間でも獣でもない「孤独な獣人」などの形象が思い浮かぶ。救済を占有化させる宗教的な暴力への抵抗、あるいはそれとは別の方向での救いを模索する上で、案外ヨーロッパ中世が生み出した「驚異の動物たち」の姿は有効かもしれない。 03-22 15:11 ホーリズムに還元されないものとして、動物や植物の個別具体性まで含めて共生の可能性に参入さ [続きを読む]
  • 03/21のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @201yos1: @201yos1 「これだけは読んでおきたいキリスト教書100選」のダウンロードは下記のサイトから可能です。https://t.co/Biwez4cnAf 03-21 21:08 RT @201yos1: 「これだけは読んでおきたいキリスト教書100選」は、初級者・中級者・上級者に分けておすすめのキリスト教書を紹介したとても便利な冊子です。ウェブ上でダウンロード可能です。良書が多数含まれているので、冊子を眺めるだけでも勉強になり [続きを読む]
  • 03/19のツイートまとめ
  • afterfinitude01 ジェノヴァのマンディリオンの何がとてつもなく怖いのかよく伝わるように、明暗調節して『キリストの顔』口絵に近付けてみた。この凄みは闇から浮かび上がるキリストの直視にこそある(信徒なら深夜に一人でもこの前で祈れなければならない)。 https://t.co/g8mnJ5l0FJ 03-19 06:54 @milky_lipstick 一瞬、ラファエル前派を思い出しました。セラフィタ=セラフィトゥスも昇天前にはこんな一面があったのかもし [続きを読む]
  • 03/18のツイートまとめ
  • afterfinitude01 兄ウィリアムが『宗教的経験の諸相』で引用する数々の心霊体験は、弟ジェイムズの『ねじの回転』や「エドマンド・オーム卿」、「友だちの友だち」などの心霊体験をベースにした作品群の壮大な脚註になっている。 03-18 13:11 心霊現象――とりわけ「目には見えないもの」を感じることに興味を持つ者はウィリアム・ジェイムズが豊富な例から述べたように宗教的である。神でなくとも幽霊は信じる者、幽霊は信じな [続きを読む]
  • 03/17のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @yamauchishiro: 表現者は「生きにくさ」という課題を背負っている。表現者が世界に住み着くためには、独自の表現する技法と世界と交流しあうための窓と、住み着いているという感じるための喜びを得なければならない。自分固有の生きるための「巣」を作ること。 03-17 01:24 RT @yamauchishiro: エックハルトは、神が内部に顕現するというイメージを重視する。内的湧出、これこそ神秘主義のイメージだ。そし [続きを読む]
  • 03/16のツイートまとめ
  • afterfinitude01 単なる物に洗礼を授けるべきかについては、霊が物質としての肉に降ったのである以上、物にも霊は容認されねばならない。次に物たちが十全に神の知解可能性を持つのであれば、彼らへの洗礼は認められる。来るべき人、異邦人とはまさにこのように人間とは構造的に異なる存在者を意味する。 03-16 21:08 動物や植物、あるいは物を人間の下位に置く者は聖書を字義的にしか読んでいない。彼らは人間ではなく「人間性 [続きを読む]