鈴村智久 さん プロフィール

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鈴村智久さん: 鈴村智久の書評空間
ハンドル名鈴村智久 さん
ブログタイトル鈴村智久の書評空間
ブログURLhttp://borges.blog118.fc2.com/
サイト紹介文表象文化論、美学、芸術学の研究者鈴村智久です。
自由文表象文化論、美学、芸術学の研究者。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2011/12/20 23:05

鈴村智久 さんのブログ記事

  • 02/20のツイートまとめ
  • afterfinitude01 換言すれば、後期デリダは「教条的な信」を批判しているのであり、あらゆる宗教に内在すべき、異質で特異で受け入れがたい他者といかに衣食を共にするか、彼らの立場に立てるかという「反省的な信」に今日的な倫理の可能性を見出している。だからこそ、絶対的に場を持たない「コーラ」が再評価される。 02-20 21:57 デリダのメシアなきメシアニズムは、「来るべき復活の神」というキリスト教的パラダイムを引き [続きを読む]
  • 02/19のツイートまとめ
  • afterfinitude01 従来のカトリック的解釈では『天地』を一民話として軽視してきたが、ストラザーン以後は「土着化したキリスト教」を全体と相互補完的関係にある独立したテクストとして解釈していかねばならない。実際、聖霊の蝶への変容、イヴの犬への変身など興味深い「非人間」的主題がちりばめられているのだから。 02-19 18:45 『谷川健一全集11巻』収録「わたしの『天地始之事』」読了。谷川は本書の性格であるシンクレテ [続きを読む]
  • 02/16のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @lunar_shirayuki: 実は洗礼を受けようかなと思いはじめてきてるけど、洗礼名は聖カタリナから戴きたいな https://t.co/LKxHzZtgj0 02-16 20:42 内村鑑三の『ヨブ記講演』は1920年に東京丸の内で開催された講演を筆記したもので、その魅力はなんといっても生きた彼の声の衝迫にあると思う。不敬事件後の失職、自身の病、妻の病死、ジャーナリズムからの悪罵という失意と哀しみの中で、ヨブに自己同一化しつつ [続きを読む]
  • 02/07のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @dessinatrice001: 罪は、普通考えられるように、盗んだり、嘘言をついたりすることではなかった。罪とは人がもう一人の人間の人生の上を通過しながら、自分がそこに残した痕跡を忘れることだった。遠藤周作『沈黙』 02-07 20:28 胸を打たれるのは、『天地始之事』を今でも信じ、かくれキリシタンの信仰を守り続けている人々が長崎の生月、平戸、度島、大島、そして聖地としての中江ノ島に存続している事実。 [続きを読む]
  • 02/02のツイートまとめ
  • afterfinitude01 形式的棄教が容認されていたのに一般信徒から殉教者が続出した点について、主君に対する殉死(切腹)と同質の精神構造――つまり「武士道」との共通性が窺えるという山本博文の見解は非常に興味深い。彼らに配慮してあえて十字架刑にする事例もあったようだ。 02-02 20:31 ゴメスの論理を聖職者にも拡張してやれば、実はロドリゴはあれほど苦しまず、人命を失うことなく形式的棄教を採用して潜伏キリシタンとな [続きを読む]
  • 01/30のツイートまとめ
  • afterfinitude01 遠藤がなぜ殉教ではなく生にしがみつく人々に共感したかという点については、やはり終戦後、焦土の中から復興する日本の姿に重ねた部分も大きいのではないか。殉教への意志を審美化すれば容易に自爆的なテロルが正当化される。この点で『沈黙』は詩歌ではなく散文の伝統に属さねばならなかった。 01-30 00:12 [続きを読む]
  • 01/29のツイートまとめ
  • afterfinitude01 井上筑後守が与えた「キリストを踏むか愛する者が死ぬか」の二者択一において、現代ではむしろキリストの顔を踏むことの方が容易いことを考えると、逆に「愛する赤子の顔を踏む」ことによって成立する宗教がテロリズムに接近する危険性を、遠藤は予兆として描いたのかもしれない。 01-29 23:53 遠藤周作が「あとがき」で述べるように、ロドリゴの最後の信仰がプロテスタンティズムに接近しているという点も留意 [続きを読む]
  • 01/24のツイートまとめ
  • afterfinitude01 昭和41年刊行の単行本版『沈黙』(新潮社)を極美本で入手。カバーは1595年に描かれた日本古地図(オルテリウステイセラ作)。 https://t.co/vronaEVpGH 01-24 08:01 RT @lunar_shirayuki: 正確には、踏絵はどうにか踏めたものの十字架に唾を吐けなかったために殉教していったモキチ 01-24 07:41 RT @lunar_shirayuki: 『沈黙−サイレンス−』、神と信仰を問う傑作だったが、日本の俳優陣が素晴らしかった。踏 [続きを読む]
  • 01/18のツイートまとめ
  • afterfinitude01 ルオーの風景画はモロー影響下の初期とその後では一線を画しているのだが、私が彼に惹かれるのはアカデミックな描写法も身に付けた上であえて輪郭を抽象化し始めた点。本当は限りなくリアリスティックに描けるはずが、あえて習得した技能を崩して、… https://t.co/hDagVey1md 01-18 22:03 最近、改めて自分のクリスチャンネームである「洗礼者聖ヨハネ」のことを考える。メダイ、絵も含めて彼関連のものは自然 [続きを読む]
  • 01/17のツイートまとめ
  • afterfinitude01 「呪いの民家」見取り図。この地図は私の体験に基づいて感覚的に作成したものなので実際の空間構成とは異なる。ボルノウの『人間と空間』の概念を緩用すればder erle Raum(体験されている空間)の視覚化であり、いわば「意識」が捉… https://t.co/cevi6sXPx8 01-17 23:38 RT @lunar_shirayuki: 台場怪奇学校、思ってたより怖かったDeath https://t.co/AApvnh8Rrz 01-17 23:23 あの有名な指名手配犯の張り紙 [続きを読む]
  • 01/14のツイートまとめ
  • afterfinitude01 気にかけた展覧会のポスター?・スケーエン展・ミュシャ展・森栄二、森京子展・クインテットⅢ今年も春先から百花繚乱。 https://t.co/6VpY1ryVXI 01-14 20:58 気にかけた展覧会のポスター?・粟津則雄コレクション展・内村皓一展・新井卓展・ルソー、フジタ、アジェのパリ展 https://t.co/x9LHSY6ZUE 01-14 20:44 ポール・スプーナーの場合、当時のイギリス社会に対する風刺の効いた作品が多い。個人の鑑賞を [続きを読む]
  • 01/11のツイートまとめ
  • afterfinitude01 存在するのは世界を認識する主体それぞれの解釈に基づいた「色眼鏡」(『神話・狂気・哄笑』でガブリエルが引用する有名なクライストの書簡のメタファーを借りれば)であって、各主体の感覚なのだということ。前掲論文はキェルケゴールの思想と新実在論がかなり近い地点にいることにも言及していた。 01-11 23:28 「世界は存在しない」をガブリエルの論旨に照らして言えば、「世界全体を認識することの不可能性 [続きを読む]
  • 01/09のツイートまとめ
  • afterfinitude01 WWⅠ以前、戦争が起きる前の不安に満ちた時代状況にいかに現代が類似しつつあるかという問題については昨今、それなりの数の識者が声を揃えて言及しているだけに気掛かりだ。この文脈で予見者として漱石やトーマス・マンの読み返しをする動きもある。プルーストもこの観点で再読が可能だろう。 01-09 20:58 高村峰生「〈忘れられた人々〉が思い出されるとき」ではトランプ政権誕生を1930年代に予言していたノー [続きを読む]
  • 01/04のツイートまとめ
  • afterfinitude01 ちなみにお正月期間も変わらず『判断力批判』。第一部第一章の美論だけで既にこの付箋数。細かく見ると実はこの美論の中に「自然美」、「絵画(パレルゴン)論」、「音楽の美」だけでなく「美の飽和」による「グロテスク」への反転、「小鳥の歌声の… https://t.co/yWAuG9YknH 01-04 21:46 帰りに青山ブックセンターでマックス・テグマーク『数学的な宇宙』などをチェック。宇宙を数学的実在として捉える見方は [続きを読む]
  • 01/03のツイートまとめ
  • afterfinitude01 渡邉さんの前掲論文から敷衍すると、セールの準−客体はドゥルーズの離接的綜合やそれを応用したVdCの記号論的食人、メイヤスーの相関的循環を析出する思弁的展開ともリンクしてくる。アピチャッポンの一連の芸術は哲学や人類学のコンテクストからひとつの概念素として捉えられるだろう。 01-03 20:56 RT @diesuke_w: 12月21日発売の『アピチャッポン・ウィーラセタクン ─光と記憶のアーティスト』(フィルムア [続きを読む]
  • 01/02のツイートまとめ
  • afterfinitude01 RT @alippit: デリダと雨 http://t.co/o7EztiUD1q 01-02 23:35 RT @alippit: "It had been a wonderful eveni
    ng and what I needed now to give it the perfect ending was a bit of the old Ludwig van." https:/… 01-02 23:33 丸善で
    買った発売して間もないアピチャッポンの批評集(フィルムアート社)。文化人類学や映画批評
    からのアプローチなど、かなり濃い論稿が一冊に集結しているだけでなく [続きを読む]
  • 01/01のツイートまとめ
  • afterfinitude01 私はカトリックなのである程度アピチャッポンの根差すタイ文化を相対化して眺めている(それがまた心地いい)のだが、敬虔な仏教徒の方やヨガや心理療法に関わる方が観たら、急に涙が溢れるような作品だと思う。所々、類を見ないほど傑出して神秘的な場面がちりばめられている。悟っている気がする。 01-01 22:45 考えたことの一つだが、『光りの墓』で王女の姉妹が現れる場面を観ていて、おそらくガブリエルも [続きを読む]
  • 12/25のツイートまとめ
  • afterfinitude01 手頃な別荘としてまず連想するのはワタリウムで実際に梯子を上って中を体感した磯崎新の《トリーハウス》。実現するならもう少し大きい方が良いが、森に囲まれた読書空間には素朴に親密さを寄せてしまう。 12-25 22:01 私自身は、個人の私秘性が曖昧化してしまうシェアハウス的な空間に対しては否定的。松浦寿輝が描いた三島由紀夫の「終の住処」(『不可能』)のように極端に孤絶された塔でもなく、適度に近隣 [続きを読む]
  • 12/24のツイートまとめ
  • afterfinitude01 来年からは、心機一転、こころをクリアにして色々なものから刺激を受けて新しい何かに繋げたい。幸い、年末年始と既に素晴らしいイベントに溢れていて、スケジュール上全て行けるかどうかわからないという状況。 12-24 11:44 先ほどAmazonアカウントのレポートをチェックすると、発売後すぐに購入して下さった方が何人かおられたようで少し安堵した。 12-24 11:37 私の中では、2016年はメイヤスーの年だった。 [続きを読む]
  • 12/22のツイートまとめ
  • afterfinitude01 【お知らせ】2作品の最終調整が終了したので、3連休のあいだにはAmazonに並ぶ予定です。 12-22 20:42 AWの森に包まれた神秘的な映像世界は、エドゥアルド・コーン『森は考える』やティモシー・モートンといった、新しい人類学や思弁的実在論界隈の思潮とも連動していて、いま最も注目すべき芸術家の一人。タイの文化に根付く輪廻、中島敦とも通底する動物への変容、自然との共生など、テーマは奥深い。 12-22 2 [続きを読む]
  • 12/20のツイートまとめ
  • afterfinitude01 失礼、略記はAWですね。 12-20 22:14 RT @alippit: http://t.co/cAtDSuGyPh 12-20 20:48 APの《灰》については、リピット水田先生がM・ブロータース展での寄稿で呼称していたmoving image artという概念が妥当するだろう。映像の主体の「不確定性」というテーマは今回の亡霊性にも通底する。(私のレビューは以下) https://t.co/VEdYKU8Owo 12-20 20:41 篠原雅武のティモシー・モートン論『複雑性のエコロ [続きを読む]
  • 12/17のツイートまとめ
  • afterfinitude01 青年期の九鬼周造は岩下壮一と交友があり、カトリックの洗礼を受けたものの、後に距離を置くようになったという履歴にも彼の人間性が感じられて興味深い。 12-17 14:07 檜垣論文の註釈には、初期ドゥルーズにはカント(新カント派)との共通性があるという指摘もあった。『いきの構造』が日本的な「美学」の書であるとすれば、今読んでいる熊野訳『判断力批判』(素晴らしく読み易い)とも接点があるだろう。 1 [続きを読む]
  • 12/16のツイートまとめ
  • afterfinitude01 『人形の文化誌』を紐解くと、古今東西の様々な「人形小説」(ピュグマリオン神話以外で代表的なのは『ゴーレム』)が挙げられていますが、そもそも「なぜ動くようになったか」という根本的な問いは捨象されたケースが多いです。今回の『人形』はSRの観点からそれに応えることを企図しています。 12-16 21:05 SRが提起した「非人間的なもの」(動物、植物、モノの次元)にいかにアクセスするかという重要な問題 [続きを読む]