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悲愁症トラベラー http://colonpan.blog.fc2.com/

感傷芸術中毒者による音楽&文学案内。メランコリーな傑作中心。イスラエルポップス強化中。

悲愁症とは、悲しくも美しい、メランコリックな旋律を聴いたり、読書による陶酔で桃源の彼方の幻想世界へとトリップしてしまう白日の体外離脱的疾患。より深く、さらに遠くの幻想世界旅行へ旅立つためのソースである感傷芸術、すなわち悲愁サウンドと幻想テイルズを求めて死ぬまで散財し続ける絶望的な中毒なのです。

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2011/12/23

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  • 久々の衝撃作! 映画『ドクター・ストレンジ』は創作意欲を刺激する

    マトリックス、アバター以来の映像革命事故で両腕が麻痺した天才外科医がカトマンズにある秘密教団で修行を積み、魔術の力で覚醒。世界の根幹を揺るがす闇の魔術と壮絶な闘いに挑む……。『インセプション』が子供だましになるほどの映像というから、これは3Dで観なければ意味が無いだろうと思い、久々に劇場へ足を運んだ。「何じゃこりゃ……」と思わず口走るほど自分の中ではアバター以来の衝撃を受けた作品だった。大いに創作意欲を...

  • RIKARD LASSENIUS / Troll

    ヘルシンキの作曲家による2011年コンセプト作。チルドレンミュージックの扱いになっているが、ややニューエイジ色のある神秘的で長閑で牧歌的なチルアウトサウンド。優しく語りかけるようなおっさんヴォーカル、フランスで活躍中のスウェーデン人女性シンガーソングライター、Irina Björklundの包み込むような優しさと清純なエロスを併せ持つ美しい歌声、幼女ヴォーカルまでフィーチャーし、あと一歩でラウンジに傾きそうなぎりぎ...

  • Alain Pierre & Steve Houben / Dolce Divertimento

    室内楽の要素を漂わせるメランコリックジャズ。ベルギーのサックス、フルート奏者のSteveとギタリストでマルチ奏者、作曲家のAlainが組んだ2011年リリースの傑作。アコギのつま弾きがアンソニー・フィリップスを彷彿させるがサウンドは現代音楽的。神秘と幻想の妖精神話世界に誘う11曲。90点。...

  • Lyrian / The Tongues of Men and Angels

    英国のプログレバント2012年2nd。70年代のバンドかと思ってしまうほどクラシカル。牧歌的でカンタベリー調のコミカルなヴォーカルがいかにも英国らしいが、こいつが出てくると急に興醒めする。インストだけなら100点の傑作と言っていいレベルなんだが、ヴォーカルのせいで60点。緩急の変化というわけではないが、1曲の中で突拍子もなく奇抜に変調する摩訶不思議な作風。最も近いのはWapassouで、全体的に静謐で古楽的な抒情とノス...

  • SKY / SKY

    セゴビアに師事したギタリストと元カーヴド・エアのキーボード奏者ほかセッションミュージシャンによって結成されたフュージョンバンドの79年作。メランコリックフュージョンといった作風。最も近いのがアランパーソンズだと思う。気怠いビート感などそのものと言って良い。21世紀の今聴くと地味。次作が全英1位を獲得するなど、今では考えられない音楽事情の中で生まれた繊細な宝石のようなサウンド。70点。...

  • Jonathan Wilson / Fanfare

    米国のシンガーソングライターによる2013年リリース5th。ジャンルはフォーク、サイケロック。1ではJelly Fish、ショーン・レノン等を彷彿させるドリーミーなポップかと思わせつつ、2では後半からブルージーなサイケプログレに変貌。アシッド臭漂う気怠いヘロヘロヴォーカルに好き嫌いが分かれそうだが、前半には聴き方によってはP-Funk勢を思わせるナンバーもあり、後半には初期レニー・クラヴィッツを彷彿させるナンバーが多い。...

  • Autunna Et Sa Rose / Sturm

    イタリアのネオクラシカル室内楽ユニット2001年作。プログレ聴きまくりの毎日でさえ、1曲目が始まった途端に「何だよこれは」と思わず声が漏れる奇っ怪なエクスペリメンタルでアヴァンギャルドな現代音楽調のデカダンサウンド。曲間に男性の不気味なセリフを挟みながら進行するメランコリックで耽美な独特の作風はDevil Dollそっくり。特に、重いピアノのループフレーズで妖し気な頽廃世界を構築してゆくあたりは丸パクリと言って...

  • Noiserv / One Hundred Miles from Thoughtlessness

    リスボンのポストロック一人ユニット2008年作1st。アコギとメロディカを使ったミニマルなトイチェンバー風サウンドからメロトロンを用いたクリムゾン風の古色蒼然としたメランコリーナンバーまで、素朴で殺伐とした歌声が前面に押し出されたネオフォーク風異色作。陰鬱根暗ヴォーカルの音量が大きすぎる点が難点だが、この声こそがプログレッシヴな哀愁を醸し出しているような気がする。陰気なオッサンじゃなくてハスキーウィスパ...

  • Stephen Randall / Naïve

    米国ボストンを拠点に活動するシンガー・ソング・ライター2014年作。知らなければ英国か北欧のアーティストにもきこえる。メランコリックな陰翳が胸を打つ、ELO、スーパートランプの影響を感じさせる懐かしいレトロ志向のソフトロック的サウンド。厚みのある美しいコーラスもELO、ポール・マッカートニーを彷彿とさせる。後半にはブライアン・メイばりのギターソロが炸裂するナンバーもある。シンプルで宅録感溢れる音作りはどこと...

  • Stamatis Spanoudakis / Je Veux Toujours Etre Avec Toi

    ギリシャを代表する映画音楽作曲家、スタマティス・スパヌダキスによる珍しくサントラではない2001年リリースのオリジナルアルバム。完全なるフランシス・レイ賛歌とも言える内容で、フランシス・レイの最高傑作であり全盛期(と勝手に位置づけている)『ライオンと呼ばれた男』に迫る傑作である。フランス語のエロティックで霊妙な女性ウィスパーヴォーカルナンバーおよびスキャットを4曲収録しているが、これまたレイの感傷的メ...

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