おやじ さん プロフィール

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おやじさん: 家屋伝承
ハンドル名おやじ さん
ブログタイトル家屋伝承
ブログURLhttp://kaokudensyou.hatenablog.com/
サイト紹介文我が子たちに伝えておきたい、伝統構法の我が家のこと。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供193回 / 365日(平均3.7回/週) - 参加 2012/01/25 10:48

おやじ さんのブログ記事

  • 十字材回転
  •  計画は出来た。いざ実行。毎度ながらの木材回転入れ。素直に普通にガツンと柱等を入れたい所、そうは問屋が卸さん改修工事。あれやこれや考えた挙句、当該箇所の東西を分ける柱は上部をホゾ、下部は雇実とした。 上部を中心として回転差しの上、最後に下部を柱と雇実との楔止めとする。それらの為のホゾ穴を既存材に施す。また、土壁となる為、貫のホゾ穴を掘っておく。 綺麗な既存材に刃を入れる事に未だ抵抗があり慣んのよ [続きを読む]
  • 埃の設計
  •  ただ、この方向でずっと検討していたが、決定にはなかなか至らない。それは、どうやって作れば良いのか見えないから。 構造に寄与する木組み方となると精度が求められるはず。その自信が無い。さらに、この格子壁は通風させたくない遮断壁。となるとガラスを挟み込みたい。これによりさらに造作難易度が高まる。また、構造壁としての特性が不明。強さの指標は法律に明記されている。だが、剛構造か柔構造か分からない。  施工 [続きを読む]
  • お父さんの建築嗜好
  •  長々と書いたのは、まだ当該箇所の西半分の壁の事だけ。より時間を要して悩んでいたのは東半分の壁。 お父さんは日本建築が特段好きだったとかでは無い。現代日本建築はよいそうでは無い。どちらかと言えば近代西洋建築が好みなんだな。それを自覚する前で単一通貨ユーロがまだ無かった頃、西ヨーロッパを貧乏放浪一周建築旅をした事がある。 その中で、マルクを持って回った西ドイツは詰まらんかった。戦火で丸坊主にされ [続きを読む]
  • 木造軸組工法と木造壁式構造
  •  ターゲットは書院があった所。ここに壁を新たに設ける。 →  初期からある時期までの設計では、当該場所に何かしらの壁は設けるには違いないが、一部用途が違っていた。書院が無くなる事で、南側縁側の西奥が無為の場所となる。よって、書院西半分側は中庭植栽用具等の物入れにしようと計画してみていた。東半分側は単なる壁か、階段通路かと。 ただ、よくよく考えるとどうも腑に落ちない。 前出の計画で行くと、どうせ [続きを読む]
  • なってみないと解らない。
  •  修繕程度や一年程度の短期ならまだしも、長期の素人施主施工では継続力が課題になる。これはお父さんぐらいなのかもしれないが、予想外だったと思う事度々。まぁ、こんな事を事前に考えておけるぐらいの立派な大人じゃなかったわけで。せいぜい数ヶ月先の施工の為に、荒土を寝かしておく事ぐらいまでしか頭が回らない次第。 これって愚痴っぽく読めてしまっているのだろうか。そんなつもりは無い。想いだけで突っ走る、まして [続きを読む]
  • 長期施主施工は勧めない
  •  とここまで書いてようやく思い出した、もう一つの「き」。それは「動機」だわ。 ちょっとした修繕から大規模改修、新築工事や再生工事。建築物に手を入れたり新たに設ける事を考えた場合、一般的にはそれらを手掛ける本職に依頼する事を真っ先に思い浮かぶ。それで事が成すのであれば、残り四つの「き」がどうとかこうとかの話は起こらないわな。至極当然な事柄なのに何故か忘れてたわ。 施主施工に至る動機はお父さんが思う [続きを読む]
  • お金は必須、の思い込み?
  •  五つの「き」と書きながら四つしかない。一つ忘れたのよねぇ。忘れるぐらいだから大した話じゃないんだろうなぁ。もしかして、その忘れた「き」は「金銭」とか思っただろうか。 これは施主施工に必須かと言われればそりゃそうだ。材料買いにガソリン代はいるわ、電動工具を動かすには電気代がいるわ、左官するのには上水代だけでなく下水代まで取られるわ。何なら、お父さんのエネルギー源の握り飯にもお金がいる。ただ、本職 [続きを読む]
  • 五つの「き」
  •  唐突ながら語り事を書く。 施主施工二件目とカウントしながらも、一件目はこの家の施工の前では霞む程度の代物。そして二件目のこの家は未だ途中。そんな道半ばの素人施主施工者の頂点に立つには程遠い。そんな未熟なお父さんながら、施主施工に必要なものは何かと考えた。それは五つの「き」。 まず一つ目は「器用さ」。 誰が見ても本当の器用さじゃなくても良い。自分自身でそこそこレベルであっても思えるか、だ。自信と [続きを読む]
  • 足場資材が欲しい
  •  もういい加減に高所作業は嫌だ。お母さんならずとしても高所作業が続くとそう思う。今から考えると、足場材を幾つか購入していても良かったかもしれない。施工が進む程、使用箇所が減ってコストパフォーマンスが減っていく。どうしよう、現段階で真剣に検討してみようかなぁ。 と思う高所作業がまだ続く。美装作業の後半、塗装工程。清掃以上に面倒。 先に触れたが、基本的に既存塗装部は柿渋古色。さらに、昨今の配合色とは [続きを読む]
  • 他言無用
  •  梁束梁貫板材加工と平行して行っていたのが、当該施工場所の美装作業。要は清掃。 今までや今回の土壁削りの施工等で見事に砂埃が堆積。中塗仕上施工による中塗土が接する木部は、先行して綺麗にしておかないと後に非常に面倒になる。なので、そこそこ面倒な前作業をやっておく。脚立に跨り土壁削りをしていたお母さんが、引き続き雑巾等を持っての高所作業。 我らがお母さんは視力 [続きを読む]
  • 不安定施工
  •  板の加工工程の次は仕上工程へ。要は古色塗装。 まずはヤスリ掛け。いつもの120番からの240番の二回掛け。広い面は特に問題無い。ギリギリ見えるかという木端部は、ベルトサンダーではちと面倒。なので、何枚も重ねて木端部を広くして。 そう思いきやここで板加工精度の問題にぶつかる。重ねると全ての板巾寸が同一でない為、凸凹しているんだなぁ。そんな状態で重ねても、ヤスリが当たらない所が出てしまい却って面倒。よ [続きを読む]
  • 施工内容よりも注意事項なのだ
  •  板材が出来上がった。本職や一般的施主施工者は多分ここからスタートしている。キャリア試験に合格した官僚も一足飛びの階級でスタートするらしい。ノンキャリアのようにほぼ底辺からスタートするお父さん。人工を惜しんでお金を惜しまない本職や一般的施主施工者と比べ、2人工強の差を付けられている。しかしだ。官僚は事務次官になる為にはキャリアスタートが必須だが、施主施工ではノンキャリスタートでも事務次官になれる可 [続きを読む]
  • 社会の役割分担による専門化等の有難さ
  •  この年、農家の方から罠にかかった猪肉を分けてもらう機会があった。きょうこは覚えているかもしれないな。 猪は、我が家でスーパーで買うレベルの普通豚と違う。噛み進めると口に入れた最初に感じた調味料の味の向こうに、これが肉だと感じる味がやって来る。筋肉に脂肪が挟まりまくってるってそれはもう病気か何かじゃないのか、と思ってしまう霜降り牛肉の甘味を感じるか否かはさて置いての脂味。これとは別次元の全く違うこ [続きを読む]
  • 伝統構法長期自然材多用施主施工の特有スキル
  •  単なる家主と違って見れば見る程萎える長押。では残そう、と思うのは施主施工者として自然な心理だと思う。但し、どう残すかがまた検討課題となる。と言うのも長押裏が見える改修だからだ。 それは階段の存在。今までの2m未満の生活視線なら気にならなかった箇所が、縦動線の出現でそうはいかなくなる。長押の裏は大きく隙間がある。そこには、それはそれは埃等々が溜まっている。もしかして、ゴキがコンニチハしてくる映像が [続きを読む]
  • 立ち塞がる日本建築様式材
  •  梁束梁貫仕様に決定したとしても、全体的には間違いなく伝統的日本建築様式の破壊中な事には変わらない。破壊話の流れでもう一つしておこう。それは「長押」について。「ながおし」と書いて「なげし」と読む。木地のままで鴨居の上に付いている板材を指す。 これは一体何なんだ、と検索した事がある。元々は構造材だが後年は意匠材との事。鴨居上部位置に取り付ける事で鴨居材の見付高の低さを補う材。まぁ、平たく言うと、座 [続きを読む]
  • 梁束梁貫仕様の因数分解
  •  では、梁束梁貫仕様にすれば良いではないか、とはならない。それはそれでゾッとする。出るか出ないか分からないヒビと、確実に施工負担増大する仕様変更。なかなか決断に至らない。こういう時は思考の因数分解。 梁束梁貫仕様にしない場合。要は、小壁が大きな壁になる仕様。 大きな壁は、面を出すのが比較的難しいというのが感想。小さい面よりも大きい方が一気に塗られるが、それでも小さい方が確実に楽だった。他の壁の事 [続きを読む]
  • ゾッとする話
  •  さて、話を戻そうか。竿縁天井解体後の小壁施工についてだな。想定よりも長い工期になっている事にも絡むので、寒さや加齢以外の本筋の話をしておこう。 まずは当初計画。当該箇所の施工について、設計段階から繊維面を撤去した後にそのまま中塗土仕上としていた。 →  一方でこの間ずっと、そしてちょっと気にしていたのはその他の居室の同壁の意匠との兼ね合い。 小壁は一大面ではなく、縦材と横材により区切られて小 [続きを読む]
  • 遺産樹についての遺言
  •  ドングリから育てたこのシラカシ。もしかしたらアカカシかもしれないが、多分シラカシ。最樹高のものはとうとうお父さんの身長程になった。なので多分、この手記にてこのシラカシの事を書くのはこれが最後になるのではないか。という事でこの機会に遺言しておく。 スギやヒノキのように大体真っすぐ育って行かないと思われるカシ等の広葉樹。これを伐倒する際は保全活動団体においては「特殊伐倒」とされて、お父さんが呼ばれ [続きを読む]
  • 北側傾斜地地盤強化の為の追肥施工
  •  もう一つの合間の「施工」は、北側傾斜地のシラカシについて。植栽について「施工」と書くのはおかしいと思うかもしれない。しかし、お父さんにとっては植栽を楽しんでいるわけでは無い。将来の薪材を作っているのはオマケ要素。主目的は北側傾斜地地盤強化という、コンクリ杭打設や地盤強化薬剤注入等とは違う方法というだけの、認識は「施工」レベル。 そうは言って [続きを読む]
  • 現場保守管理
  •  中塗土による仕上げの左官も施主施工。そう決定したものの、予想よりも遥かに長い工期を要している。 着工前で逃亡社長がまだ逃亡していなかった頃。おじいちゃん建築士は、着工は日が長くなってからが良いと言っていた。その方が施工者の一日作業時間が長いから得だ、と。片やお父さんは、冬季に始めてはどうかと。暑がりお父さんは冬季の方が作業効率が良いからだ。しかし、蓋を開けてみると年々冬季施工の効率が落ちている。 [続きを読む]
  • 単独施主施工へ邁進
  •  漆喰採用理由話は残念ながらまだもう一つある。施主施工向け建材と見たからであり、お父さんにとっては結構重要だ。 「当社は施主施工を応援」とか謳って実の所、漆喰を施主に塗らせるだけの施工業者が複数ある事に触れた事がある。これは逆に言うと、ズブの素人でもそこそこ塗られるのが漆喰とも読める。実際は、素人なりに頑張って塗って付く荒を立派な模様だとしたりするようだが、それら含めて漆喰が人気っぽい理由の一つで [続きを読む]
  • 初めて思い浮かんだ漆喰の実用性
  •  漆喰の歴史的お墨付き建材として地位説明に乗じて気管に絡んだ唾を吐く内容になってしまったが、採用理由をちゃんと書いていなかったな。 まず見た目。古色柱梁に囲まれた白い壁。コントラスト。これ。個人の好みの問題だ。繊維仕上げにしなかったのは同じく好みの問題もある。これにもどうとか難癖付ける人間がいるがアホちゃうか。おっと、まだ吐き足りなかったようだ。 ただ、もっと正確に言うと色付壁から逃げた。無難さ [続きを読む]
  • 吐かれた唾を吐き返す
  •  手間と費用。リビングダイニングの壁仕上材を施工面と予算面から選んだが、ついでに他の居室も含めてその他の面についても説明しておこう。 土壁中塗仕上げの梁上小壁は、元々は繊維壁を含めると、リビングダイニング以外には大玄関と奥玄関と南側の縁側、それに一階トイレにある。これを温存するとなると、その下部の壁も同仕上げとする方針。それ以外の、元々漆喰仕上壁と二階の壁全ては漆喰仕上げ予定だ。 漆喰仕上げを [続きを読む]
  • 改修工事ならでは問題
  •  さて、お母さんが砂埃まみれになって行っている作業は何かと言うと、土壁剥がし。土壁解体ではなく剥がし。中塗土だけを取り除いているのだ。お父さんも同様の作業経験がある事を踏まえて頼んだ。いつもの如く、単純だが時間を要する作業だからだ。しかし、想定を遥かに上回る施工期間を要した。人工数にすると恐らく6人工弱程だろうか。 単純数字で書いてもそこそこあるが、お母さんの施工時間は前述通り一日1人工では無いの [続きを読む]
  • 平成28年のお母さん
  •  一番変化していないお父さん自身は除くとして、二番目に変化していない一番身近な家族のお母さん。 と言っても、お母さんそのものは変化していないが、お母さんの廻りは大きく変化して行っている。日本の産業界において最後の楽園と思われていたお母さんが働く業種。それも今は昔で、国の政策の影響をもろに受け末端のお母さんその煽りは相当なもので厳しいらしい。会社は人減らしに躍起、能力が低いと見なされた人への肩たた [続きを読む]