ぐちぐち さん プロフィール

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ぐちぐちさん: 立ち呑み日記
ハンドル名ぐちぐち さん
ブログタイトル立ち呑み日記
ブログURLhttp://tachinominikki.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文フランス・パリ在住二十年のオカーサンが実にどうでもいい日々のよしなしごとを語ります。
自由文二匹のワルガキとフランス人のオトーサンがおります。
日々のたのしみは、晩ごはんのしたくをしながら台所で立ち呑みする食前酒。今煮込んでいる湯気と、実にどうでもいい日々のよしなしごとがつまみです。これがまあ、いいつまみになるんですヨ。そのあたりのことを日々更新しておりますので、どうぞお気軽にご高覧くださいませ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供62回 / 365日(平均1.2回/週) - 参加 2012/02/13 23:42

ぐちぐち さんのブログ記事

  • 立ち呑み日記・政治デモ
  • 「メランションの政治デモに行く」と、14歳のムスメ。ただ今フランスは大統領選の選挙運動真っただ中です。大統領選は、1回目の選挙で上位2人が選出され、2回目で決選投票となります。投票資格があるのは18歳以上、中学坊主のムスメは当然ながら「おみそ」です。ムスメがテコ入れするメランション候補は左派、最低賃金引き上げ、同性婚の認知などを公約に掲げ、候補者中唯一の反原発派でもあります。ムスメの言うところによると、 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・海苔弁
  • 本棚の、向田邦子のエッセイ集になんとなーく手が伸びパラパラやっていたら、「海外旅行から帰ったらまず何食べる」というくだりがありました。おりしも日本から幼なじみが遊びに来て肩並べて街歩きなどたのしみ、「またねー」と手を振って帰っていったところ。彼女は、羽田国際空港に到着するや自宅直行ももどかしく空港内の和風レストランののれんをくぐり、鯛茶漬けをサラサラっといったそうです。いいナ。うらやましいナ。往年 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・マカオに着く
  • ここのところ12歳のムスコは夜パジャマに着替えながら「しりとり」するのが日課なんですが・・。「き」がまわってきた時の、待ってましたとばかりの欣喜雀々、自信満々、いかばかりか。「きんたま」男子、といいますか正確を期しますとバカ男子、わが身にそなわっているこの器官の通称を発声する時のぐひひひ・・という得意満面といったらないです。これで日本語の語彙が多少なりとも蓄積されるというのなら、マ、お品に関しては目 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・タンク型給湯器
  • ポタ・ポタ・ポタ・ポタ、と、バスルームの給湯タンクからもう、うんッざりするまでの水滴の音。八分音符を刻むごとく、素早くポタ・ポタ・ポタ・ポタ・・放置するとそのへんいちめん水浸し、のみならず階下に浸透して住宅保険を巻き込んだエラいことになりますから、盥(たらい)代わりにプラスチック製ゴミ箱をポタポタの下に置いてあります。うちの温水タンクのリズムが狂いました。フランスの多くの家庭で使われている給湯タン [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・新しい冷蔵庫
  • 冷蔵庫がついにダメになりました。と、いいますか、冷蔵庫がダメになってることに、ついに気づいた。ないしはむしろ、冷蔵庫がダメになってると実は気づいていたことに、ついに正面切って立ち向かった。冷えないなあ、とはずっと思ってたんですよ、それももう何年も前から。「冷蔵庫にシャンパンがキリッと冷えてるよ、シェリー」なんてセリフがテレビのホームドラマであったりすると、画面の向こうの夫婦をうらやんだりしていたん [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・絶滅した食べ方
  • 東海林さだお様の御著書『レバ刺しの丸かじり』新潮文庫のみかんが登場する章を読んでいて、(エエエエエー!)と、そりゃもう天と地がひっくり返るほど驚きました。みなさん、みかんってどうやって食べます?大作家は、カワをむいて三つぐらいに割り、「ブロックごとポイと口にほうりこむ」ワタシも在住四半世紀を越えたパリで、フランス語でいうところのクレマンチーヌやマンダリンという南仏やスペインやコルシカ島あたりの名産 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・太平燕
  • 太平燕(タイピーエン)って、熊本では知らない人のいないご当地グルメの春雨汁麺なんですってネ。ただ今、年末の一時帰国からパリに戻るJALの機内。到着間際の二度目のお食事にこれまでもモスバーガーや吉野屋の牛丼が出てヘーエと思ったことがありましたが、今回は太平燕(タイピーエン)でした。本場熊本の老舗・紅蘭亭のものだそうで、プレートにはくまもんのイラストが躍(おど)っています。大平燕(タイピーエン)は明治 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・極秘サンタ
  • 14歳のムスメがムウッとした顔つきで学校から帰って来ました。ポイとやけっぱち気味にテーブルに投げ出したのを見れば、ムスメの名前が書かれて乱雑に折りたたまれたレポート用紙からはみだす、5フラン(約700円)紙幣。「プレゼントがこれだってサ」と、憤懣(ふんまん)やるかたないとはこのこと。いえね、クラスで「シークレットサンタ」をすることになったらしいんですね。「シークレットサンタ」はクリスマスのプレゼント交 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・駄セーター
  • ローソンのクリスマスキャンペーン景品があえてダサいデザインのセーターなり、という記事で、駄セーターなる言葉を知りました。なかなか穿(うがった)ネーミングではありませんか。駄セーターは、おもに英米(アングロ・サクソン)のクリスマスの風習(?)だそうです。クリスマスのプレゼント交換に、親族のおばあちゃんや伯母さんあたりから手編みのセーター、それも胸の前面に大きなトナカイの首だの真っ赤なサンタさんだのが [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・小松菜
  • 「コマツナ」と、いつも行くマルシェに最近出店始めた農家直営屋台をのぞきこんだら葉モノを指さして言うので、ヘーエとなりました。「小松菜?」と、おうむ返しに、とはいえフランス語風に唇を大きく動かして一文字ずつハッキリ発音するのではない純然たる日本語の、わが生まれ育った東京近郊風アクセントで聞いてみれば、「ウィ、コマツナ」小松菜なんて久しぶり。だいいちパリの街角で出合うなど、四半世紀住んでますが初めてで [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・取っ手と信頼
  • ガラガラドッシャーンッ、と、そりゃァもう耳をつんざく惨事でしたヨ。今出来上がったばかりで湯気モウモウの仔牛肉とジロール(香り茸)とじゃがいものクリームソテーをフライパンごとテーブルへ運ぼうとした矢先、あろうことか取り外しできる取っ手がゆるんで床いちめんにびっちゃりいっちゃった。ショックとはこのこと、しかも今宵はムスメのお誕生日の晩餐、ムスメのリクエストで仔牛肉とジロール(香り茸)というご馳走だった [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・ジム通い
  • スポーツジムに登録してマシンを使ったフィットネスを「やってみたい、やってみたい、やってみたい」と、14歳のムスメ。なかよし女子三人組でジム通いするつもりだから、ついては健康診断書が必要だからかりつけのお医者さんを「一刻も早く予約して」と、やたらエバって命令してきます。ちょっと待ったーッ、と、はやるムスメを戒(いまし)めましたね。「スポーツジムはタダではありませんよ」第一どこにあるのか、こういうことに [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・イチゴ盗っ人
  • 「美術でひッどい点数もらっちゃった」と、学校から泣きの涙で帰って来た14歳のムスメ。どれどれと見てみると、(ありゃマそりゃそうでしょうねえ・・)と、心底納得できるまでの幼稚園児の絵です。とんがり帽子の魔法使いが杖を振り上げ、その前に置かれている指輪から光線が十文字に長く伸びている・・トまあそんな感じの代物が描かれています。低評価は絵の巧拙というより、「授業で学習した絵画の技法があいまい」で、「絵の中 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・目玉焼き
  • 「オカーサン、パンちょうだい、パン」と、早お昼の食卓で身を乗り出さんばかりの、14歳のムスメ。ムスメの皿には、黄身だけになった目玉焼きがあります。白身をブロックくずしのように食べ進み、ほぼ生のままぷっくりした黄身をくずさないよう細心の注意を払ってさらに黄身下までナイフをそっとさしこみ丹念にこそいで食べた後の、黄色い盛り上がり。目玉焼きに目がないムスメは毎度こうやって大好物のクライマックスを迎えるんで [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・一風堂
  • アー美味しかったナー・・と、何度も思い返すまいことか。今年の春にラーメン「一風堂」がパリにもついに上陸し、店頭にのびる行列へ長らく横目をつかっていたんですが、このたび時分どきやや過ぎてふと通りがかった折に、ついに入店かなったんです。(一風堂って「すみれSeptember Love」?)と、ワタシなどすぐさま連想しちゃいますが、土屋昌巳とは無関係だそう。博多のラーメン屋さんで、ロンドンやニューヨークで大評判、とは [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・映画マラソン
  • お昼、映画館の出口前で14歳のムスメを待っていると、魔法学校の生徒風に身を包んだ少年少女が、一人また一人と黒いローブひるがえして弾丸のごとく飛び出して来ます。その感じはもう映画館でなく本物の魔法学校。急いでいるのは、ほんの1時間の昼休みにファストフードの行列を避けるためでありましょう。「飲食物持ち込み厳禁で、入り口の荷物検査で没収されるンだってよ」と、ムスメも梅干しオニギリのお弁当をあきらめたぐらい [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・輸入菓子
  • 「オカーサン、あれ、食べてみたかったんだ!」と、アメリカ直輸入食料品店の前を通りがかったら、今あたかも店から出て来た青年の手元をこっそり指さす、14歳のムスメ。青年は、その生真面目そうな風貌とはやや相容れない感じの子供向けイラストつき箱菓子をひとつ、つかんでいます。フランスでは最近、お店で買ったものを提げるビニール袋をくれなくなりましたからね。アメリカのスーパーならどこにでもあるようなどおってことな [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・月のうさぎ
  • ウサギをロゼワインで煮込みながら、つらつら考えた。「月のうさぎ」という合唱曲、あったナ。合唱組曲「月と良寛」の中の一曲で、ワタシの中学高校生時代、学内コーラスコンクールというと、毎年どこかしらのクラスが歌っていたものです。今調べてみたら、「さっちゃん」「犬のおまわりさん」「おなかのへるうた」などを作曲した大中恩(おおなかめぐみ)の1960年の作品で、昭和40〜50年代によく歌われていたもよう。歌詞は有名 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・ニンニクつぶし
  • みなさんチの台所に、ニンニクつぶし器、あります?うちはあります。二代目です。この二代目がしかし、すこぶるよろしくない。二代目になってかれこれ十年以上にもなるんですが、使うたびに毎ッ度、(もうイヤッ)となるんですよねえ・・。ふゥんッ、と、全身全霊の力をこめなきゃならない。それはもう頭の血管がきれるかというほど。初代は、万事よろしかったんです。屋外マルシェの、台所用品専門屋台あたりで適当に買ったもので [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・ホモとヘテロ
  • 「オカーサン、ブラックコーヒーは『ホモ』だよね」と、理科の宿題というので教科書開いたなりでのんべんだらりとハナほじっている11歳のバカムスコ。単元は、フランス語で言うところの「『ホモ(ジェーヌ)』と『ヘテロ(ジェーヌ)』」だそう。ホモは「単一」、ヘテロは「単一でない」ことを表します。宿題の問いには、搾りたてオレンジジュース、ブラックコーヒー、泥水、牛乳、水道水など液体のイラストが9つ並び、それぞれホ [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・期待過大
  • 食通の親戚が晩ごはんに来ることになったので、後生大事と戸棚であたためてきた高級缶詰のマグロのトロ缶を、「開けちゃいましょう」ということになりました。このトロ缶、もとはと言えば食通の親戚の手土産です。ただ、持ってきたその日は食べるものが十二分にあって、何も缶詰を開けなくてもという状況でした。缶詰って、ワタシらがこどものころはアスパラガスだのソーセージだのカニ缶だの、ご馳走の気分大いに盛り上がったもの [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・ブルとモノ
  • あぢー・・と、9月も半ばだというのにパリはここのところとげとげしい太陽にあぶられる日が続き、海を、過ぎ去ったバカンスを、懐かしむまいことか。この夏は「ブルキニ」というイスラム教の女性向け水着で喧々諤々(けんけんごうごう)となりました。フランスでは公共の場に宗教色を打ち出さない、ということで、カンヌなどビーチの有名どころでブルキニをしめだした。ンなの大目に見たっていいじゃない世知辛いわねえ、とも思い [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・トマトを買いに
  • 朝も早き6時50分。パリは夏の気配未だ残るこの季節でもまだ薄暗く、森閑とした舗道を、近くの広場のマルシェ目指して足を速めます。なんでまたこんな早い時間に、と、歩いている当の本人(ワタシです)がアキレてます。トマト求めて早起きって、どうよ。ここのマルシェには農家直販の屋台が出るんですね。その野菜はどれもみな味が濃いんですが、なかでも露地ものトマトの素晴らしさといったら、一度食べたら(おねがい、もう一度 [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・ご朱印帳
  • ご朱印集めという、趣味といいますか信仰詣で、みなさまご存知ですか?江戸時代から盛んだったようですが、21世紀、ことに2010年から先大流行中なんだそうです。パワースポットの脚光とあいまったもよう。大きな文房具屋にはご朱印帳コーナーがちゃんとあるほどで、これを一冊買い求め、神社仏閣をめぐっては社務所で300円ほどのお布施をわたし、墨も鮮やかな達筆で有り難きお言葉を拝受する。「大人のスタンプラリーって感じかな [続きを読む]
  • 立ち呑み日記・次のバカンス
  • 夏のバカンスも幕を閉じ、いよいよ新学期です。一時帰省していた日本の実家の地区では8月24日あたりでもう学校が始まっているようでしたが。フランスは9月はじまりで学年が改まるので、朝の登校時間近くに窓を開けたら、不安と期待を背中にしょいこんだ新入生がさらにもっと不安と期待をしょいこんでる感じの親御さんと連れ立って学校に向かう姿を見かけましたヨ。うちも、去年は11歳のムスコが中学新入学でした(フランスの学制 [続きを読む]