hitomi さん プロフィール

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hitomiさん: 〜HITOMI'S ESSAY COLLECTION〜
ハンドル名hitomi さん
ブログタイトル〜HITOMI'S ESSAY COLLECTION〜
ブログURLhttp://hitomis-essay.asablo.jp/blog/
サイト紹介文30年キャリアのエッセイスト主婦が、自閉症児の子育てエッセイやエッセイの書き方のコツなど、連載中!
自由文2005年に『歌おうか、モト君。〜自閉症児とともに歩む子育てエッセイ〜』を出版。その息子は27歳になってもまだまだ成長中。エッセイもまだまだ続きます。
また、エッセイ講師は15年キャリア。エッセイだけでなく、その書き方のコツや、エッセイ教室なども紹介していきます。
エッセイを読みたい方にも、書いてみたい方にも、必見のブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供41回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2012/02/29 14:12

hitomi さんのブログ記事

  • 自閉症児の母として(45):50周年に感謝です
  • 先日、社会福祉法人「嬉泉(きせん)」の50周年のお祝いに招待されました。自閉症の長男が3歳の時からお世話になってきたところで、私の子育て人生を全面的に支えてくれたと言っても過言ではありません。今でも、30歳を過ぎた息子とともに、お世話になることもあります。この先もずっと、関わりを切らすことはないでしょう。転勤で静岡に住んでいるとき、2歳半の長男は自閉症と診断されました。当時、NHKの教育テレビで放映され [続きを読む]
  • 四度目がないように
  • 〈前回の続き〉やはり、大きな病院で受診してきた。この地に住むようになって30年、何かとお世話になっている病院。次男を出産したのもここ。長男が側弯症で入院し、手術を受けたのもここ。昨年、母に胃がんが見つかり、入院・手術を受けたのもここ。とはいえ、建て替わって、まるでホテルのようだった。ロビーでは、グランドピアノが自動演奏している。患者さんたちがソファのような椅子でくつろいでいる。最上階まで吹き抜け [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:二度あることは三度あった
  • 二度あることは三度ある……?いやいや、三度目の正直ともいうではないか。もし、もう一度同じような症状が起きたら、そのときこそ医者に行こうと思っている。三度目はないことを祈りつつ。……と書いて、7月29日の記事をしめくくっている。この夏、6月末、7月末と二度も、高熱を出したというお話。その三度目が、昨日、起きてしまった。前回はいずれも39度近い熱だったが、今回は38度止まり。とはいえ、さすがに不安になる [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:母を見舞って
  • 母が大たい骨を骨折して、人工股関節を入れる手術をしてから、ちょうど2ヵ月がたちました。入院中は、寝たきり状態のまま、リハビリもおざなり。病院からは、「本人にやる気がないので、元どおりになって自宅に戻れる見通しは立たない。施設を探してください」と宣告されました。冗談じゃない、このまま寝たきりにはさせられません。母の終の棲家は、わが家の4軒隣の、自分のマンションです。結局、つてを頼って、姉の地元の [続きを読む]
  • 自閉症児の母として(44):ちょっといい話
  • 今日は、精神科の主治医のところで、安定剤を処方してもらってきました。月に一度、4週間分の薬をお願いしています。そして、その処方箋はいつも、友人M子が務める近所の薬局に持っていきます。受付に処方箋を出してしばらく待っていると、「お薬ができました」と名前を呼んでくれたのは、ほかならぬM子でした。薬や代金の受け渡しをしながらも、小声でおしゃべりをしてしまいます。M子とは子どもたちが幼いころから家族ぐる [続きを読む]
  • 自閉症児の母として(43):グループホームを見学して
  • 息子は、昨年9月に30歳になりました。30代からは、親元を離れて生活することにチャレンジさせよう、と考えています。チャレンジ失敗となっても、いつでも帰って来られるわが家があるうちに。私たち夫婦は高齢者の仲間入りも近い。息子も、いつまでも子ども扱いのまま家庭で過ごしていては、いざというときに困るのは息子本人です。親亡きあとの暮らしを考えるのに、早すぎることはありません。グループホームで暮らすことを、この3 [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:これって、熱中症!?
  • 前回の記事から、3週間以上もたってしまった。その最後を次のように結んでいる。「私は心身ともに疲れ果て、先週、とうとう高熱を出してダウンしました。……さて、今後どうなりますことやら。」この日は、渋谷で女子会の約束があった。朝から疲れていたので、少し仮眠を取る。起きてからも、まだだるい。栄養ドリンクを飲み、のんびりと家を出た。渋谷には早めに着いて、ヒカリエをぶらぶらし、美味しそうなお菓子を買い込 [続きを読む]
  • 800字エッセイ:「ひとつ屋根の下」
  • 先日、所属するエッセイストグループの勉強会で、エッセイの課題が出ました。テーマは「住」、字数は800字、というものです。そして書き上げた作品がこちらです。    ひとつ屋根の下今から20年ほど前まで、実家の両親は、木造2階建ての大きな家に老夫婦2人きりで暮らしていた。一時期は家族8人が住んだ家だ。父は病のせいで足も不自由になっていた。そんな折、わが家のマンションの一室が売りに出された。同じ1階の4軒隣で [続きを読む]
  • 映画『ローマ法王になる日まで』を観る
  • 半月ほど前に、映画『ローマ法王になる日まで』を観てきました。これは、宗教映画ではありません。現在のローマ法王フランシスコは、1970年代、アルゼンチンが軍事独裁政権下にあったとき、一人の青年神父として、政府の圧力を受けながらも、たえず貧しい民衆に寄り添って、勇気を持って権力と闘ってきました。彼の半生をできうるかぎり当時の事実に基づいて再現された物語です。政府に対する反勢力という疑いをかけられては、民 [続きを読む]
  • 自閉症児の母として(42):「桜の風」でショートステイ
  • 長男は、今年3月に初めて障害者支援施設「桜の風」に泊まりました。自立に向けての第一歩を踏み出したのです。その後は、順調に毎月1度、1泊2日のショートステイを続けています。この宿泊のため、息子は職場で、有給休暇の利用申請書を事前に書いて提出しているそうです。宿泊の前日には、自分から進んで持ち物の準備も始めます。持ち物すべてに名前を書き、リストにすべて記入するのは私の仕事。1泊2日のほとんどの時間、自 [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:UFOに遭遇!?
  • 何だかわかりますか。ピーマンのお化けではありません。そうです、UFOです。私の両手を組み合わせたよりも、少し大きいサイズの。先週、いつものウォーキングの途中で、遭遇したのです。これは彼らの秘密基地。道路沿いに、畑を背にしてたたずむコインロッカー式の野菜直売所です。その名も、「UFOズッキーニ」。野菜だったのです。そもそも、カボチャの仲間だそうで、白いのや黄色いのもありました。その日の朝、NHKテレビ [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:オリエンタルリリーが咲いて
  • 母の日に、息子たちがプレゼントしてくれた鉢植えのオリエンタルリリー。10日ほどして、ようやく咲きそろってきた。花は小ぶりだが、八重になっていて、思わず目を引く。ユリの中でも珍しい。私は、子どものときから、体が小さかった。背丈はいつも、クラスで前から3番目以内。チビと言われるのが嫌で、背の高い人がうらやましかった。そんな私を慰めるつもりか、母はよく、「山椒は小粒でピリリと辛い」と言った。だから何なの [続きを読む]
  • エッセイの書き方のコツ(31):「生まれる言葉、消える言葉」
  • 【お詫び】最近、またスパムのコメントが多くなりました。いずれも英文で、足のトラブルや靴の販売などに特化したサイトからのコメントです。世界規模でサイバー攻撃が起きている昨今、それに比べたら実害はないのですが、やはり気持ちのいいものではありません。ときどき、コメントをシャットアウトしたり、また受け付けたりして、スパムを回避していますが、さほどの効果はないようです。コメント欄が開かなくても、数日後には開 [続きを読む]
  • 映画『美女と野獣』を観る
  • 毎日青い空が広がり、花々が咲き乱れ、気持ち良いお天気に恵まれたゴールデンウィークですね。どのようにお過ごしでしょうか。わが家は息子たちが連日在宅。その父親はほぼ連日出勤。私は洗濯おばさん兼おさんどんおばさんとして明け暮れています。とは言いながらも、意外と面白いことにも出会って、ウフフ……と悦に入っています。まずは今日のことから。いつの間にかわが家には、大型連休には息子を連れて映画を観に行く、 [続きを読む]
  • ダイアリーエッセイ:再会
  • 去年の夏のこと、多摩川の花火大会を近所の高台で見物しようと、住宅街を歩いていたら、自宅から5分の所に新しいお店を見つけた。Café Lotus。夜だから明るい照明の店内がよく見える。カウンターの中で働くエプロン姿の男性に、見覚えがあった。いつか訪ねてみよう、と思った。それから半年が過ぎた。最近、ウォーキングを始めて、この店の前をよく通るようになった。通りすがりに見る彼は、いつもかいがいしく働いている。ほぼ [続きを読む]
  • 映画『ムーンライト』を観る
  • 先月、新聞の8ページ全面を使ったすごい広告がありました。(写真はそのうちの4ページ)。今月になって、その映画を観てきました。アカデミー賞の作品賞に輝いた『ムーンライト』です。アカデミー賞の白人偏重問題に対する「忖度」だとか、移民を排除しようとする現政権に対する抗議だとか、何かと話題の映画賞だったようですが。これは、黒人の主人公シャロンのゲイの物語です。いじめられてばかりの子ども時代から、大人にな [続きを読む]
  • 新しい春が来た!
  • かつての私にも、春にはたくさんの人生の節目があった。卒業や入学、転勤など、自分自身のことばかりではなく、結婚後は夫や子どものことで、春はいつも忙しかった。それがなくなってきたのはいつごろからだろう。気がつくと、年度末の忙しさも、別れの切なさも、4月の新しさも、感じることが少なくなっていた。今年の春は、変化の春にしよう。新しくしよう。願いを込めてそう思った。1週間ほど前、胃カメラの検査を受けた。 [続きを読む]
  • 自閉症児の母として(41):セサミストリートの放映を!
  • セサミストリート。残念ながら、日本では放映されなくなってしまいましたが、子どもたちの小さい時は、よくテレビを見ていました。自閉症の長男は、とてもお気に入りでした。毎月テキストを買っていましたし、小学校に上がってからも、しばらくの間は、土曜の朝の放送を見終わってから登校することを大目に見てもらっていました。給食袋などや手提げバッグなど、キャラクターの生地でたくさん作ったものです。今度、セサミストリ [続きを読む]
  • 自閉症児の母として(40):「桜の風」で宿泊体験
  • 昨年9月15日に、障害者支援施設「桜の風」を見学した記事を書きました。あれから、その施設利用の登録手続きを済ませ、申し込みをして、体験入所の日取りを待ち続けて、ようやく実現の運びとなりました。半年もかかったのです。まだまだ、施設の数が少ないのでしょう。自立の第一歩として、たった一人で宿泊体験……とはいっても、支援員の方が何かあれば対応してくれます。これまで息子は、家族と旅行に出かけても、それほど問 [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として⑥ 最終回
  • 付き合い始めたと思ったら、二人で海外旅行。家族の顔合わせも、入籍さえも済まないうちに、一緒に住み始める。平成生まれの結婚は、なんとまあ順不同なことだろう。結納も釣書も言葉さえ知らず、「仲人って何をするの?」と聞いてくる。昭和の常識は通用しないのである。それでも、なんとか結婚式を挙げて披露宴を行うところまでこぎつけた。花嫁の母親としては、できるかぎり抜かりなく準備をしてきたつもりだった。子どもた [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として⑤
  • 「花束もお手紙もやめてね。泣かせの演出は必要ないから」娘には、準備の段階からそう言い渡してあった。今まで出席した親戚の披露宴でも、テレビで見るよその人の映像でさえも、感動して泣いてしまう私だ。まして、自分がその立場になったら、爆泣き必至であろうから。あれほど釘をさしておいたのに、やはりご多分に漏れず、披露宴の最後に、娘から大きな花束を手渡されてしまった。うれしくないはずはないのだが……。さらに、 [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として④
  • 披露宴には80名ほどのお客さまが集った。乾杯と同時にカーテンが開くと、部屋中の窓に港の景色が広がる。ため息と歓声が上がった。ケーキカット、そしてファーストバイト。お色直しのため退場のときに、娘はサプライズの計画があった。私は前夜にその話を聞いて、恥ずかしがるのではと、ちょっと心配になったのだが……。退場のエスコート役に、壇上から父方の祖母の名を呼んだのである。宴の席の最高齢だ。姑は突然の指名に驚き [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として③
  • まだ、プロのカメラマンが撮影した写真やビデオは届いていない。新婦の母は、とにかく忙しく、当日、カメラ代わりにiPad miniを持参して、ちょこちょこと写してはいたが、ろくな写真が撮れるはずもなかった。前回、2月2日にアップした挙式の写真は、逆光で撮ったものを補正したせいで、新婦のドレスが赤みがかって見えるが、もちろん本物は純白のサテンだ。(何人かの方から、「このドレス何色?」との質問を受けてしまいました [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として②
  • 初めてこしらえたリングピロー。娘のために、娘の小さいころからのことを想いだしながら、ちくちくと縫い、仕上げていった。昨年12月23日の「花嫁の母の“べっぴん?」で、写真とともにつづっている。当日の結婚式では、介添えの女性が、うやうやしく捧げ持ってきた。二人は、それぞれ相手のイニシャルに留めてあるリボンをほどき、指輪を手に取り、相手が差し出す薬指にはめる。緊張してこちこちになっている新郎の指には、なぜ [続きを読む]
  • フォトエッセイ:花嫁の母として①
  • 前日は雪のちらつく曇天だったのに、翌朝目覚めると、抜けるような空に日の光が満ちていた。横浜の馬車道駅から地上に出れば、みなとみらい地区は、真っ青な空と海と、踊るような風。すべてが祝福してくれているようで、私も心が浮き立つ。私が人の十倍泣き虫なのを知っている親しい友人からは、「絶対泣いたらダメ。新婦の母は意外と注目されているのだから、泣いてメイクが落ちたりしないように。気持ちを強く持っていれば、 [続きを読む]