梨野礫 さん プロフィール

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梨野礫さん: 「特別支援教育」備忘録
ハンドル名梨野礫 さん
ブログタイトル「特別支援教育」備忘録
ブログURLhttp://tokubetu565.blog.fc2.com/
サイト紹介文元教員の資料集です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供144回 / 365日(平均2.8回/週) - 参加 2012/03/07 21:52

梨野礫 さんのブログ記事

  • 《感情》の育て方
  •  「感情」の源は「快・不快」という生理的感覚である。胎児は母胎に護られて「快」の感覚を味わっている。(母胎が十分に護れない場合は「不快」を感じるかもしれないが・・・。)その快感は、出生時に妨げられる。産道内での圧迫に堪え、大気中に生まれ出る時には、肺呼吸を始めなければならない。気圧、気温、湿度など、周囲の環境は一変するので新生児は極めて「不安定」な状態に置かれる。その時の感覚は、ほとんど「不快」で [続きを読む]
  • 「学校教育」の《誤り》
  • 学校教育の「誤り」は、以下の2点に集約される。①児童・生徒の成績を評定すること、②卒業を認定し、いわゆる「学歴」を授与すること。①によって、児童・生徒は、当然のことながら、「優秀」「普通」「劣等」に分類され、それが「社会の評価」にまで敷衍される。「優秀」に分類された児童・生徒は、自尊心が満たされ、得意満面の様相だが、つねに「普通に落ちたくない」というストレスに苛まれる。「普通」の場合も同様に、「優 [続きを読む]
  • 「学力」とは何か・《ある私立中学校の入試問題》
  • ある私立中学校の入学試験(算数)に、「2時から3時の間で、長針と短針がぴったり重なる時刻は何時何分でしょうか」という問題が出された。はたして、この問題を何人(の大人)が解けるだろうか。この問題を解くためにどうすればよいか。実物の時計で確かめるのが手っ取り早いとは言え、いくら時計を眺めてみても、正確な答は得られまい。なぜなら、長針と短針がぴったり重なる時刻には、該当する目盛りが無いからである。つまり [続きを読む]
  • 参院予算委員会の「ベビーカー論議」
  •  テレビの「国会中継」(参院予算委員会)を観ていたら、以下のような「やりとり」があった。質問者御本人のホームページから、その内容を引用すると、〈予算委員会の質疑は何度立っても、緊張します。慣れません。NHK中継付であろうと、なかろうと独特の雰囲気があるのが予算委員会室です。今日は、太田国土交通大臣にも初めて質問させて頂きました。我が国の強みである防災技術の海外展開に当たり、官民連携の新しい体制を作っ [続きを読む]
  • 子どもを「自閉症」にするかもしれない《30の方法》
  •  「自閉症スペクトラム」の原因が「脳の機能的障害」であるか否かという問題にかかわりなく、生育上の環境、とりわけ育児法のあり方が、「自閉症状」(行動特徴)に多大な影響を及ぼしていることは明らかである。  20世紀初頭、アメリカの行動主義心理学の創始者・ジョン・ワトソンは、以下のような育児法を提唱した。〈無知な母親がいる。彼女たちはいつも子どもにキスを浴びせ、抱きかかえ、揺すり、体をなで、くすぐってい [続きを読む]
  • 今は昔、教員の「第一歩」
  • ふと、昔のことを思い出した。昭和43年(23歳時)のことである。当時、私は小学校助教諭の初任時代、4年生の担任であった。学年は3クラスで、私の担当は1組。学年主任の話。「手のかかる子、問題のある子はみんな自分のクラスに入れたから、1組は《つぶよりのクラス》、安心して指導に当たりなさい」。右も左もわからない初心者にとっては全く有難いことであったが、夏休みも終わり、2学期始業式の日、赤児を背負った母親 [続きを読む]
  • 田中文科大臣の《使命》
  •  野田新内閣の文部科学大臣に就任した田中眞紀子氏は、「歴史教育の中で、古代史は十分詳しく尽くしているが、近現代史の内容は相対的に薄い。私はずっと疑問に思ってきた。このような教育には問題があると考えている」との発言をした由、だが、その前に「やらなければならない」ことがある。それは(おそらく、彼女が誰よりも敬愛しているだろう)父・田中角栄氏の「ツケを払う」ことである。そのツケとは何か。言うまでもなく、 [続きを読む]
  • 母親の役割
  • 私事で恐縮ですが、私は母親の顔を「古ぼけた写真」でしか見たことがありません。母親は私の出産を終えると5か月後に他界しました。以後、父親・祖母に育てられましたが、二人とも「どのような母親であったか」を私に語ることはありませんでした。ですから、私は今だに「おふくろの味」を知りません。小学生の頃、「母の日」が一番「憂鬱」でした。「白いカーネーション」をつけなければならなかったからです。当時、クラスには父 [続きを読む]
  • 三人のお母さん
  •  ある土曜日、電車の中の風景。ベビーカーから弾けるように抜けだして、辺りを歩き回ろうとする一歳の女児、「危ないからダメ」と抱き止めようとするお母さんの手を振りほどいて、逃げ回る。とうとう捕まってベビーカーに収容されたが、今度は大声をあげて泣き叫ぶ。もう一人のお母さんがその様子を見て、女児をあやし始めた。「グーチョキパーで何作ろう、右手はグーで、左手はチョキで・・・」、女児はたちまち笑い出してお母さ [続きを読む]
  • 「指差し行動」の意味
  • 生後1年ほどになると、乳児は「マンマ」「ブーブ」などと片言を話すようになるが、同時に(人差し指1本で)「指を差す」行動が現れる。この行動は、「人間」特有の行動であり、他の動物には見られない。そしてまた、その行動は、「指差し確認」とか「人から後指を差されないように」とか「指示する」とか、言われるように、「特別な意味」を含んでいるのである。その意味とは、「今、私はこれ(それ、あれ)を見ている」というこ [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・指を動かす遊びをしましょう
  • 【2歳頃から3歳頃まで】  人間が他の動物に比べて決定的に異なることは「安定して二本足で歩ける」ことだといわれていますが、そのことによって人間は両手(前足)を自由に使いこなすことができるようになりました。火を使ったり、物(道具)を作ったり、絵や記号を描いたりすることができるのも、この手を自由に動かすことができるからです。その手の中でも、とりわけ十本の指を器用に動かせるということが、「つまむ」「はじ [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・お子さんと遊びましょう・Ⅳ
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 お子さんと遊ぶということは、「お子さんを遊ばせる」ことではありません。お子さんのために家事の仕事をしないで「お子さんを見守っている」ことでもありません。文字通り、お子さんと「一緒に何かをする」ことなのです。その時、お母さんはもうお母さんではなくなってしまうことが必要です。つまり、お母さんとしての役割は捨て、お子さんと同じレベル、同じ気持ちで遊ぶのです。 お子さんと公園に行 [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・「指しゃぶり」の意味
  • 【2歳頃から3歳頃まで】                             お子さんが「指しゃぶり」をするのは何故だと思いますか。それはひとことで言うと「さびしい」からです。心が満たされていないからです。「そんなはずはない。私は十分にかわいがっているつもりだし、ほしがるものはたいてい与えているはずなのに」と、お母さんは思うかもしれません。そうなのです。たしかにそうなのです。しかし、それでもお [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・「抱っこ」「添い寝」はいつまで
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 結論から申しますと、「抱っこ」や「添い寝」は、お子さんが「もういい」というまで続けるべきです。「抱っこ」や「添い寝」をやめる時期は、お母さんではなくお子さんが決めることなのです。 「そんなことをしたら、いつまでたってもやめられない」とお母さんは思うかもしれません。それでいいのです。お子さんがいつまでも「そうしてくれ」とせがむ以上、それをしてあげないよりは、してあげる方がお [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・「おもらし」について
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 お子さんが「おもらし」をしてしまいました。そんな時、お母さんはどんなことを感じますか。また、どんなことを考えますか。「ああ、もうイヤになっちゃう。また洗濯物がふえちゃった。いつになったら教えるようになるのかしら」と溜息がでるかもしれません。「となりの○○チャンは、もうずーっと前に教えるようになったのに」と恥ずかしくなるかもしれません。「やっぱり、ことばがはっきり話せないか [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・「ゴロゴロ」「ウロウロ」行動の意味
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 お子さんがたいへん静かにしているので、ふと気がつくと部屋の隅やテーブルの下などでゴロゴロと寝そべっていたりすることはありませんか。どう考えても眠いはずはないのに、ゴロゴロと寝そべりたがることはありませんか。あるいは、意味もなく部屋の中をウロウロ歩き回ったりしていることはありませんか。 こうした行動は、お母さんにとってはそれほど迷惑なことではなく、むしろ世話がやけないのでつ [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・「むずかり」や「反抗」
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 このごろのお子さんの様子を見てみると、以前に比べてどうも素直でなくなってきたというようなことが気になりませんか。靴下をはかせようとすると、前はおとなしくはかせてもらっていたのに、このごろは自分ではくと言って聞かない。「じゃあ自分でやってごらん」と言うと、うまくはけないでかんしゃくを起こす。あるいは、「新聞もってきて」などと言うと、以前は喜んで持ってきてくれたのに、このごろ [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅳ・お子さんの「行動」を観察しましょう
  • 【2歳頃から3歳頃まで】 お子さんは2歳になりました。「わが子は耳のきこえが悪い」という思いは、いっときもお母さんの心からはなれず、毎日が「心配」と「あせり」の連続であるかもしれません。とりわけ2歳ともなると、他の子どもはずいぶんとしっかりしてきて「何でもできる」ように思われ、わが子の「未熟さ」がきわだって感じられることでしょう。 しかし、冷静に考えてみてください。お子さんが他の子どもと比べて異な [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・お母さんの「話しかけ」
  • 【1歳頃から2歳頃まで】                              ことばは、生まれつき人間にそなわっているものではありません。だから、子どもはおとなのことばを「学ぶ」ことによって初めて身につけることができるのです。お父さんやお母さんの「話しことば」をお手本として聞きながら、それをマネすることによって身につけていくことになります。通常は、いつのまにか知らず知らずのうちにおしゃべり [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・お子さんに「お手伝い」をしてもらいましょう
  • 【1歳頃から2歳頃まで】 このころのお子さんは、おとなのすることを何でもまねします。「まね」は、お子さんの成長・発達にとって必要不可欠であることは、すでに述べました。そこで、今度はその「まね」を単なる「まね」に終わらせないで、ひとつの「仕事」へと高めていくことを考えてみてはいかがでしょう。 「物を運ぶこと」「戸を開けたり閉めたりすること」「物を並べること」などは、もう立派にできるはずです。お子さん [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・ことばがはっきりしません
  • 【1歳頃から2歳頃まで】 どんな子どもでも、ことばを話しはじめたその時から誰にでもわかるようにはっきり話すということはありません。はじめは、ただ声を出すだけであり、その声が次第にことばらしくなっていくのです。耳が普通にきこえる子どもでも、私たちおとなと全く同じように話せるようになるためには5年間かかるといわれています。その間に、ことばを聞き分ける力、口の中のいろいろな器官を使ってことばの音を作る力 [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・絵本を見せましょう
  • 【1歳頃から2歳頃まで】 お母さんが絵本を読んであげようと思って、お子さんをひざの上にのせ、最初のページを読みはじめました。ところがどうしたことでしょう。お子さんはまだそのページを読み終わらないうちに、次のページをめくろうとするのです。「何だかこの子は絵本を見るよりめくる方がおもしろいみたい」、なんてがっかりしてしまったことはありませんか。 お子さんに絵本を与えようとする時に、注意しなければならな [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・お子さんと遊びましょう・Ⅲ
  • 【1歳頃から2歳頃まで】 お子さんにとって一番大切なことは、「音に対して敏感になる」「音に対して気持ちを集中させる」ということです。しかし、お子さんの前でいろいろな音を出してみたところで、「敏感になったか」「気持ちを集中させているか」どうかはわかりません。「よく聞いてごらん」と言ってもても、「聞く」ということがどうすることかわからなければ意味がなくなります。そこで、「音が聞こえたら何かをする」とい [続きを読む]
  • 乳幼児の育て方・Ⅲ・「指さし」をしますか?
  • 【1歳頃から2歳頃まで】 「あんよ」ができるようになると、お子さんは自由にあたりを動き回ることができるようになり、いろいろな事物に対する興味・関心は、今までとは比べものにならないほど増大します。もう、思ったところへ行くことができ、さわりたいものを思う存分いじることができるのです。「いたずら」の量は倍増し、お母さんにとっては、ちょっとでも目を離せない時期がやってきました。 それにつれて、今までおもし [続きを読む]