亭主の好きな赤烏帽子 さん プロフィール

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亭主の好きな赤烏帽子さん: 智笑ポエム
ハンドル名亭主の好きな赤烏帽子 さん
ブログタイトル智笑ポエム
ブログURLhttp://ameblo.jp/akaeboshi/
サイト紹介文「3.11」以降、思い立って詩を書き始めました。祈ることは忘れないためだ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供368回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2012/03/14 15:06

亭主の好きな赤烏帽子 さんのブログ記事

  • ★智笑ポエム「芽吹き」(歌つれ)
  • 土うなひ豆播くことの落花生/花落ちて若葉は畑へ駆け出しぬ/紫木蓮千手せんじゅのごとく賑わひて/どうぞさうしてください芝桜/芝桜足元のこと落ち着かぬ/ほう丹のけふはここまで膨らみぬ/わらわらと藤は花房未然なる/松の芽のそろそろ我を待ちゐたり/毎日の眼の驚きに松芽掻き/射干しゃがの花石灯籠の翳にあり/ものの芽のものの気立ちて今朝の雨/書割をたがふことなき初燕/深呼吸して古里に山笑ふ/弁当も三色そぼろ山笑ふ/筍を買 [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「忸怩たる」(痕跡)
  • 忸怩てふ漢字が書けない昼下がりはたと手をうつ書けない大人的には恥ずかしくて蛞蝓なめくじ的に内心にじくじくむき出しの標本のやうな背骨にじくじくが蛞蝓的にからまってうねうねと這って這った迹にはやはり白い恥ずかしさうな痕跡がしろくしろく恥ずかし気に光って 忸怩て云ふ漢字がかけますかぁーて先生に云われるまでもなく俯いて、俯いてしまいには泣き出しさうになるくらいに追い詰められてご飯も喉に通らないきっと [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「stray sheep」(在りし日の詩)
  • 在りし日の歌を春の風にのせてそを聞くのは鳥の囀りの所為せいか初燕がそれを甍いらか越しに連れて来る庭先を通って行く風よあゝ、なんと自由に振る舞ひそれだから一抹のうれしさと一緒にあの在りし日の詩どもを思い起こす 在りし日の詩はどこにまるで肯がえんぜない子供のやうにただ物珍しく出掛けてゆく神の指し示す通りにストレイシープまさに迷へる羊であった若草が行き先に絶え青ざめる岩稜に足を留めるしかも青い跳梁 [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「諧調」(美)
  • 眼で聞く音楽はもっと自由であるとあゝ、なんと云ふ真実を云ふのでせうか目で触れるものはすべて諧調でないものはない・・・・・・・・・ 過去は未来に対してもう一杯なんだからそれ以上は文句をつけないで欲しいみんな一生懸命だったのは間違いない美しくもあり、悲しくもあり、そして、笑へるほどのことだった 帽子をとるよそして挨拶する犬がどーするかと思へばワンと鳴くそんなこともあってわたしは過去に対して決 [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「菜の花が咲いたよ」(蝶々が畝を越えて)
  • なーのはなが咲いた蝶々が飛んで来たよなーの花を食べたよそれは青虫くんではなくぼくだよ 菜の花てば普通であるたとへば小松菜の菜の花はおおどかである春に先だっていそいそとやって来てよく見るとだから菜の花の黄は単純であるだけれどもこの単純さは清楚であるよく来たね、とでも云ふやうにその挨拶は平凡である挨拶のやうであるから当たり前のやうでもある佳く黄色にして出しゃばらないしかし、何千、何万と云ふ単位で [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「神代桜」(神代に事寄せて)
  • 神代かむしろに事寄せて武川むかわに登り来たれば、あゝ丘野辺にさくらさくら雲となり花片はなひらの咲き満ちて─── 神代桜に手拍子、足拍子神代の時代から手を打って足を鳴らして踏み習わして手は宙に描きかのやうにして神代の時から旅人にお百姓に神の幹から抜け出して花の精の旅人に早苗饗さなぶりの女めの子らに足拍子、手拍子そのやうに囃したて元気づけもっと産めよとてもっと成らせよと足踏み鳴らし手は空に躁さは [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「神代桜」(歌つれ)
  • 入植の古人忍びぬ眞原さねはらにソメイヨシノと甲斐駒ケ岳/お弁当を広げて花の武川かな/花の下夢見はビールの続きなり/放棄地や継ぐ人もなき野水仙/武川では花は李と桜かな/あれこれと花の下行く人の波/神知らぬ神代の桜咲きにけり/時を知り花散ることの明日かな/列を組むソフトクリームに桜/ポチの鼻濡れて花見る人見ごろ/神代桜かみよざくら土地の媼をうなも老ひにけり(齢を聞いたらば様と同じ90歳)/野に出れば何処も花の人の群 [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「雪解風」(歌つれ)
  • 雪解風ゆきげかぜ無聊ぶりょう慰む膝栗毛/雪解風真山の刈株かりばね踏み渡る/雪解風青き谷ゐを吹き上ぐる/ポンと出る木道一本雪解風/雪解風シラネアオイの中にあり/雪解風鬼面山を漸と見て/雪解風悪い仲間と缶ビール/雪解川舌噛む人も泡を噛む/雪解川釣り師は遠く背を向けて/谷川に雪解の川を置いてみる/月山の雪解をわたる芭蕉かな 「信濃道は今の墾道はりみち刈株かりばねに足踏ましむな沓はけわが背」(万葉集、防人の歌)& [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「四月の空に」(子供たちはみんな)
  • それではそれはなかったことにしやうではないか花は咲かなかったことにしやうではないかミツバチは来なかったことに蝶々は飛ばなかったことにしやうではないか反対者はいなかったことにしやうではないか歩行者はいなかったことに、みんな目を覚まし起きていたそこにミサイルが飛んで来た 王様はいなかったことにしやうではないか執事はどうしたまだ会議中ですいや会議なんかなかったことにしやうではないか まだ何も食 [続きを読む]
  • ★智笑国の形「共謀罪」(風通しよく)
  • 蓋し、法律とはつまり社会的インフラストラクションに似てゐる。或る種の建築や、道路などにも似ているのだ。どう云ふ風に自由に快適に場所を選び、往来することが出来るか。自由であればあるほど、イノベーションが生まれ、そして、生産性に資することが出来る。 湯沢の魚野河原は可哀さうだよ。葦も生えずに澱みも出来ない、虫も沸かずに、魚影も細る。 法律とは突き詰めれば、それが行き過ぎれば国民の可能性を撓め [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「花の雨」(歌つれ)
  • 鉛筆を置いて頬杖花の雨/花の雨枝伝い来る雨んだれ/男らをさみしがらせて夕桜/掃苔そうたいや桜の花の石の上/天井に花ある下に射干の花/好きだよときみには大き桜餅/ベンガラや甘茶をかけるお釈迦様/初蝶の今年の畝に身繕ひ/木蓮の花の音聞く明日かな/気が付けば君子闌に薄明り/雪柳先立つ人に何告げむ/俤やいついつまでも雪柳/松が枝に芽吹くをじっと見てゐたり/うかれ猫けふはどこまで行ったやら/入園式ちゃんとお返事できまし [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「旋風」(幣が飛んだ)
  • そうぉーと裏口から入るなんてこと止めなさいよユースケーなんて云ふのは表口でアータンとかウータンなんて裏口になった不思議な事だたしかに畑に下りるには裏口の方が近くて便利だ掘り抜きの井戸もあって野菜や泥のついた長靴も洗える だからある日そうぉーと裏口から入るなんてこと止めなさいよなんだか午後からいきなり八つの颪が吹きまくり家一個ぢゅうをガタピシ云わせている恐ろし気で係累の類が家ぢゅうを飛び跳ねて [続きを読む]
  • ★智笑国の形「共謀罪」
  • ■17,4/7朝日新聞■マルティン・ニーメラーの言葉に由来する詩ニーメラー=ドイツのルター派牧師であり反ナチ運動組織告白教会の指導者。1933年9月に反ナチ運動を開始し、1937年に強制収容所に収監されている。 1933,1ヒットラーは権力を掌握、1933,2「国会議事堂放火事件」を機に『ワイマール憲法48条=緊急事態条項』を発動される。共産主義者の犯行と断定、共産党の弾圧を経て、法の支配は事実上廃止されることになる。 [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「桜、さくら、さくら」(歌つれ)
  • 整理する命を帙ちつに閉じ込める抽斗ひきだしを開け抽斗を閉め/ばーさんの納戸の辺りをうろうろす何度呼んでも変わらずになり/寒いから止せて云ふのに何度でもこのひつこさは皇国少女 /人知れず浪江の桜窓閉ざす/婚活やありたしコノハナサクヤヒメ/弱法師よろぼしと桜の精と踊りたし/淡墨うすずみと墨染で聞く桜かな/あのダムの石の傍ら桜かな/桜花幾春かけて馬場あき子/メディシンを少しください眼に桜/風流や桜の花を杯に [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「春の景」(ひろ子ちゃんてば)
  • (南アルプス市)ひろ子ちゃんてばひろちゃんで村一番のかけっこ上手でそのひろちゃんが台所ゴミを三角コーナーにてんこ盛りにしていそいそと歩いて来る家の裏口を出て蒲公英が咲き呆けてる放棄地になってゐる原を横切りあゝ、けふはいいお天気だなぁ道の袂の畑の隅の芥のボックスにぽんぽんと芥を捨ててゆく芥のポリボックスの中ではミミズが一斉に蠢き始める畑には貴陽の花叢が満開になってあゝ、いい気持だ (足立区)だれか [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「農へ」(歌つれ)
  • 野に放つばばは自由に草引きぬ/踏ん張って息みし花の李かな/ある家の雪柳こそ地の焔ほむら/じいさんのうつらと魂の抜け出でて富士の高嶺に今は安らふ/スーパーに影曳きにけり初燕/春愁や寡婦のTELのある朝餉/犬ふぐり足裏あうらの翳に眸め光らす/泣き腫らすオオイヌフグリ棄てられて/イヌフグリ青のルビーを惜し気なく/仏の座片寄合ひぬ耕作地/桃色に寡婦にはつらき受粉季節/境目で声交わし合ふ受粉季節/蒲公英の自由闊達ぽぽぽぽ [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「難破船」(追憶)
  • かうしておまへの日が遠のいて行く日々と共に色褪せて物事には順番があるといふからてっきりそれではまず I のことだらうと推察したらそしたらそれはYになっていたりしたそれにかうしておまへの日々がと云ってゐたらおまへさんたちの日々が増えていって地平のどこかにずらっと並んでいたなと思ったらそれらもアッと云ふ間に遠退いて行って壁の隙間に在ったり木の根方に佇んでゐたりするものだがあっけないことはあっけない [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「出て行ってくれ」(亜米利加、そんなもの知らん)
  • ■スカボロ礁 寝たふりをしてゐる間に出て行ってくれたらいいんだ俺か、俺の名はドゥテルテ忘れないでくれいつも母国の人たちにのみ命を捧げる用意がある あの呪文(parsley,sage,rosemary,thyme)あなたは行ったのですかscarbrough礁にお茶を積み込んだスカバーラ号だ今にしてセイレンが招き入れる魅せられたやうに船は多くの船員を乗せて海の底ゐへと沈んで行った古い時計のやうなものだそれが教えてくれるここは私たち [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「『ジュリー』という生き方」(沢田研二な生き方)
  • ジュリーと云ふ生き方それって素敵ぢゃないか帽子は矢張り斜めに被るんだらうか腰を前に出し卑猥に誘ふ時にT-O-K-I-O街が電飾に輝きだすいつだってバーボンの香りがする時が経ってけれんがなくなるほどにもういいぢゃないかジジイでもと相変わらず恰好いいなぁ 世間に向かって見得を切るフクシマを唄うんだ正直になって自分を投げだしてよれよれのジーンズに無精ひげをはやし憲法九条を歌うんだど派手な縞々の上着を着てもう [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「春は鼻濁音に乗って」(鞠躬如)
  • 春は鼻濁音に乗ってゆるゆるとそれは麹町界隈ではパイポパイポのパイプの烟ギャルソンが裾をちぢめて恭しくもモーツアルトには眼を泣きはらす寝たふりとか浮気なんか良くないですよと 公園でふらこゝを漕ぐ来る人を待ってゐる春は思い切って眠たいものですからただ眠たい自分を窓辺に持て余して閑を持て余す猫を探すのです春は鼻濁音に乗って蒼い蒼い猫だ ムっちゃんの乗ってた車ってベッコリと凹むでゐてでもムっちゃ [続きを読む]
  • ★智笑ポエム「陸奥に鬼しあらば」(猥れて嘲笑める)
  • 石碑を背負い続けるとしたらそれはつらいことだ男が結局鬼であるとしてもだ或る晩などは村全部を縄に引き連れて背負う歩いてゆくうちに村がばらばらとばらばらと背に零れ落ちて鬼は村人を倖せにすることは出来なかった 石碑だけが残った深く来歴が刻まれてゐる死んだ人の思ひみたいなものだそれが桜が咲くころになると急に艶めいて桜の花が朗々と揺れて映り黒い石碑はにわかに曇りまるで泣いてゐるやうに見える 糞尿も [続きを読む]