私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年4月号のご案内。4月号は、「ロシア・中央アジアのエネルギーをめぐる攻防」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで(と言いつつ、まだHPに当該号の情
ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け。
私のホームページ「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪」の簡易・ブログ版です。 より詳細な情報は、PC用のサイト(http://www.hattorimichitaka.com)でご覧ください。
『調査月報』4月号「特集◆ロシア・中央アジアのエネルギーをめぐる攻防」
私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年4月号のご案内。4月号は、「ロシア・中央アジアのエネルギーをめぐる攻防」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで(と言いつつ、まだHPに当該号の情
今回のロシア大統領選挙は、いつにも増して、市民がリーダーを自由に選択するノーマルな選挙からは程遠いものになった。それを象徴する一つの現象が、プーチン候補の選挙キャンペーン用の公式ウェブサイト「https://putin2024.ru」が一応あったのだが、それがあまりに無
先日、ロシア統計局から2022年の地域総生産の統計が発表された。地域総生産とは、国内総生産(GDP)を地域別にブレイクダウンしたものに他ならないが、ロシアの各統計指標の中でも最も発表が遅いのが地域総生産であり、今頃になってようやく2022年の数字が発表されたとい
先日来、当ブログではロシアの高速鉄道計画について何度か取り上げてきたけれど、こちらが車両生産の方針につき伝えている。D.マントゥロフ副首相(産業・商業相を兼務)が延べたところによると、シナラ・グループがメインの製造業者になるということである。より具体的
60年前のBillboard Hot 100(1964年3月15-21日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 チャートがビートルズによって席巻されていたこの頃、便乗ものというか、ビートルズを題材にした曲もチャートに登場するようにな
こちらに見るとおり、ロシア統計局が2月のインフレ率(消費者物価上昇率)を発表したので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。グラフはクリック・タップで拡大。 2月のロシア消費者物価は、前月比0.68%増、前年末比1.55%増、前年同月比7.69%増だった。1~
先日、「新幹線5路線の建設をぶち上げたプーチン」という話題をお届けしたが、その続報的な情報である。こちらの記事によると、このほどロシア鉄道のO.ベロジョーロフ社長が連邦議会の下院で発言し、高速鉄道の建設期間について述べた。ウクライナとロシアは情報戦をど
ロシアの主力の輸出石油ブランドであるウラル原油の価格推移を示したような便利なグラフがどこかにないかと思って探したのだが、決定版と言えるものは見当たらなかったので、自分で作ることにした。それが上図である。 こちらの記事によれば、2023年のウラルの年平均価
ブルームバーグのこちらの記事は、有料購読者でないと全文は読めないが、プーチンが大統領選での再選というみそぎを終えたあと、ロシアで大規模な増税が実施されるとの見通しを伝えている。中国開発学序説~非欧米社会における学知の形成と展開~posted with ヨメレバ汪
こちらのサイトに見るとおり、このほどM.ミシュスチン・ロシア首相が署名した一連の政府決定により、3つの新たな経済特区が設立されるとともに、2つの既存の経済特区の拡大が決まったということである。連邦政府の経済発展省が取り仕切るロシアの経済特区にはいくつか
ロシア財政の石油・ガス歳入に関するこちらの論考に興味深い表が出ていたので、上掲のとおり拝見することにする。国際石油価格と、ルーブルの対ドル為替レートにより、ロシア連邦財政の石油・ガス歳入がどう変動するかを示したものである。表の単位は兆ルーブル。ちなみ
こちらに見るとおり、ロシア財務省が2月までの連邦財政執行状況を発表したので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。グラフはクリック・タップで拡大。国境と人類~文明誕生以来の難問~posted with ヨメレバジェイムズ・クロフォード/東郷えりか 河出書房新社 2
60年前のBillboard Hot 100(1964年3月8-14日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 まだチャート上昇中だが、今週46位のSearchers - Needles And Pinsに何となく目が留まってしまったので、今週はこれを聴いてみる
以前も取り上げたことがあったが、シベリア鉄道とバイカル~アムール(BAM)鉄道を総称してВосточный полигонと呼ぶ。定訳があるのか分からないが、とりあえずここではロシア鉄道の東部管区と呼ぶことにしようか。それで、東方シフトを急ぐロシアは、そ
2012年から2024年に至る第3~4期のプーチン体制で、一時期かなり騒がれながら、結局実現しなかったのが、高速鉄道計画だった。最初はモスクワ~カザン線を建設すると言っていたのが、いつの間にかモスクワ~サンクトペテルブルグ線にすり替わり、他にも色んな構想が浮
これは、一般の皆様向けの情報発信というよりは、完全に個人的な調べものだ。当ブログでは先日、「ロシアが北極域の範囲にハンティ・マンシの2地区を追加」という話題をお届けした。それで、ハンティ・マンシ自治管区と言えばロシア随一の産油地域であるが、くだんの北
3日連続でこの話題になるが、先日のプーチン・ロシア大統領による年次教書演説で、個人的に注目したものに、住宅ローンの問題があった。ロシアではしばらく前から、政府の補助による低利住宅ローンが施行されていた。いくつかのプログラムがあり、その概要をまとめたの
先日、プーチン・ロシア大統領が行った年次教書演説では、2030年を期限とする政策目標の表明が目立った。2030年がキリの良い年というのもあるが、当然のことながら、今月の大統領選というセレモニーで再選という形をとれば、新たな6年の任期が終了するのが2030年なので
こちらに見るように、2月29日にプーチン・ロシア大統領が年次教書演説を行った際に、概要以下のように述べた。 ロシアは2023年に世界平均を上回る成長を遂げた。成長率で、EU主要国だけでなく、すべてのG7諸国をも上回った。過去10年間で築かれた基盤がものを言った。
こちらの記事が、ブルガリアのロシア原油輸入をめぐる動きを伝えているので、要旨をまとめておく。オホーツク核要塞posted with ヨメレバ小泉悠 朝日新聞出版 2024年02月 楽天ブックスAmazonKindle 2022年12月5日にEUが
60年前のBillboard Hot 100(1964年3月1-7日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 ビートルズを筆頭とするブリティッシュインベイジョンの時代に差し掛かりつつあったこの頃。地元アメリカ勢で気を吐いていたのが
こちらの統計月報に見るとおり、このほどロシアの2023年賃金統計の概況が明らかになった。以下、簡単に見ておくことにする。コメルサントのこちらの記事も参照。エストニア独立戦争史posted with ヨメレバ増永真悟 デザインエッグ株式会社 2024年02月 楽天ブックスAmaz
珍しくモルドバの話題。こちらの記事が2023年のモルドバの商品輸出入実績について伝えているので、それをチェックしておく。日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったかposted with ヨメレバ上阪欣史 日経BP 2024年01月 楽天ブックスAmazon
HP更新しました。マンスリーエッセイ「最近の私の音楽ライブ観賞モード」です。研究とは何の関係もない雑談ですが、よかったらご笑覧ください。ブログランキングに参加しています1日1回クリックをお願いしますさっぽろ歴史&地理さんぽ~エピソードと写真で振り返る札幌
以前から懸案であったEUによるロシア産ダイヤモンドの輸入禁止措置は、年末にまとまったEUの第12次制裁パッケージでようやく正式決定した。この状況にロシアはどのように対応していくのだろうか。こちらの記事が、ロシア財務省(貴石輸出分野を担当)の姿勢につき伝えて
こちらのサイト、こちらの記事によれば、2月26日付の大統領令により、ロシアの新たな軍管区制が制定されたということである。3月1日から施行される。それを示したのが上図。戦争とロジスティクスposted with ヨメレバ石津朋之 日経BP 日本経済新聞出版 2024年02月
ウクライナへの全面侵攻開始2周年と、ナヴァリヌイ死去が重なり、ここ2~3日でまた欧米日の対ロシア制裁がバタバタと追加発表された。色々ありすぎて、全容を把握できない。昨年後半くらいの時点で、「国際社会による対ロシア制裁措置をすべて合計すると、1万3,000件
2023年10月1日にロシアが導入した新たな輸出関税がある。これは、特定の品目を対象に、為替レートに応じて可変する輸出関税を課すというものである。この税のその後の動向につき、こちらの記事が伝えているので、以下要旨を整理しておく。国境と人類~文明誕生以来の難
『調査月報』3月号「特集◆ロシア・ウクライナをめぐる地政学と地経学」
私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年3月号が発行されたので、ご紹介。3月号は、「ロシア・ウクライナをめぐる地政学と地経学」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで。帝国~ロシア・
60年前のBillboard Hot 100(1964年2月23-29日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、42位にThe Beatles - My Bonnieというのが入っており、「あれ、ビートルズにそんな曲あったっけ?」と思ったのだが、確認し
キーウ国際社会学研究所が、ウクライナ国民の戦争に関する全国意識調査を1月に実施し、その結果を過去の数字と合わせて示したものを、こちらで発表した。重要なので紹介するわけだが、日本語化とグラフを作成するだけで疲労困憊してしまったので、解説やコメントなしで、
このほどロシアが占領を完了したドネツク州のアウジーウカには、有名なコークス化学工場がある。これまではR.アフメトフ氏率いる財閥SCM傘下であった。アウジーウカ・コークス化学工場はしばしば、欧州最大のコークス化学工場であると言われる。 ただ、私の認識によれ
本日開催するオンライン無料講演会「侵攻2年を経て変容するロシア・ウクライナ」の準備が大変で、ブログは簡単に済ませたい。講演準備のために、ロシアとウクライナの経済状況を比較する資料をいくつか作ったのだが、そのうちの一つをお目にかける。両国による商品輸出
これを言うと驚く人が多いが、ウクライナは今でも、ロシアの天然ガスを欧州市場向けにトランジット輸送する業務を続けている。2つあったルートのうちの1つは閉めてしまったが、もう1つはまだ生きており、それを利用した輸送はかろうじて続いている。 昨年11月に出た
Geelyブランドで知られる中国の吉利汽車は、ベラルーシのミンスク近郊に合弁工場「ベルジー」を建設し、ジーリーブランド車の現地生産を行っている。その2023年の活動実績がこちらで伝えられたので、整理しておく。現実主義の避戦論~戦争を回避する外交の力~posted wi
ちょっと用事があり、2023年の中国の商品貿易統計を眺めているところである。2023年に中国の貿易は不振に転じ、輸出入合計で5兆9,368億ドル(前年比5.0%減)、輸出が3兆3,800億ドル(4.6%減)、輸入が2兆5,568億ドル(5.5%減)だった。 それで、相手国別に増えた
こちらに見るとおり、ロシア統計局が先日、1月のロシアのインフレ率(消費者物価上昇率)を発表したので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。図はクリックまたはタップし拡大してご利用ください。 1月のロシアの消費者物価は、前月比0.86%増となった。うち、
日本国際問題研究所よりこのほど発行された『国際問題』2024年2月号が、「ウクライナ戦争とロシアのゆくえ」という特集号になっています。私はその中で、「軍事ケインズ主義はロシア経済を救うか」という論考を寄稿。期間限定だと思いますが、こちらのページから号全体
60年前のBillboard Hot 100(1964年2月16-22日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、今週20位で、最終的には12位まで上がるのが、「二人だけのデート」の邦題でお馴染み、Dusty Springfield - I Only Want To
「中欧班列」とは、中国と欧州の間を、カザフスタン・ロシア・ベラルーシ領等を経由して、コンテナ貨物列車で結ぶプロジェクトである。実は習近平が一帯一路政策を発表する前から始まっていたのだが、輸送量の順調な拡大ゆえ、一帯一路の代表的な成功例とされることが多
このほど、ロシア税関が2023年のロシアの貿易概況を発表した。しかし、「ないよりはマシ」という程度の、甚だ不充分なものである。現実化する宇宙戦~「宇宙小国」日本はどうする!?~posted with ヨメレバ樋口譲次 国書刊行会 2023年12月 楽天ブックスAmazon
オンライン講演会「侵攻2年を経て変容するロシアとウクライナ」
またまた告知で恐縮です。2月21日にオンライン講演会「侵攻2年を経て変容するロシアとウクライナ」を開催いたします。ロシアによる侵攻から2年という節目を捉えた企画であり、時節柄、同じような企画が乱立しているとは思いますが、今回の我々の講演会は戦争そのものと
私は以前はウクライナ港湾管理局発表の統計にもとづきウクライナの港湾取扱貨物量のデータを整理することを習慣として続けていた(誰も見向きもしないような仕事ではあったが)。ロシアとの戦争が始まって、ウクライナの港湾データはにわかに重要性を増す一方、ウクライ
先日、「見る影もなくなった日ロ貿易」というエントリーをお伝えしたが、函館税関が2023年の北海道の貿易概況を発表したので、日本全体と北海道の対露輸出入額を用いて、下のようなグラフを作成した。 これに見るとおり、もともと日本全体の対露輸出入に占める北海道の
明日から東京に出向き、2月13日(火)15:00~18:00には、北極域研究セミナー「シベリアとアラスカ―北極圏の好敵手同士の経済と社会―」を開催する。私はその中で、「北太平洋でしのぎを削るロシアとアラスカの漁業」という報告を行うことになっている。無料かつオンラ
60年前のBillboard Hot 100(1964年2月9-15日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、今週もビートルズの話題に触れざるを得まい。というのも、ちょうど60年前の1964年2月9日、4人は初めてエド・サリヴァン
こちらに見るとおり、このほどロシア統計局が、2023年のロシアGDPの速報値を発表した。これによれば、2023年の名目GDPは171兆410億ルーブルとなった。前年比、実質3.6%のプラス成長となった。エコノミック・ステイトクラフト 国家戦略と経済的手段posted with ヨメレ
ロシア連邦財政の月別歳入・歳出状況を示したこの図は、趣味で作り続けているけれど、昨日2024年1月の執行状況が発表されたので、早速更新してみた。なお、2022~2023年の月別データも若干改定されていることに気付いたので、その修正も行った。クリック・タップし拡大
ウクライナのGMKセンターというところは、同国の鉱山・冶金産業についての有益な情報源だが、比較的新しいこちらの記事が、ウクライナの製鉄所別の稼働状況というデータを掲載しており、興味深い。変容するインドネシアposted with ヨメレバ小川忠 めこん 2023年12月 楽
こちらの記事が、ロシアの貿易がいわゆる「友好国」に大きくシフトしている現状につき伝えているので、簡単にまとめておく。小麦の地政学~世界を動かす戦略物資~posted with ヨメレバセバスティアン・アビス/児玉しおり 原書房 2023年12月 楽天ブックスAmazon
ロシアではソ連時代以来の伝統で、軍需産業のことを「軍需産業コンプレクス(военно-промышленный комплекс=ВПК)」と呼んでいた。しかし、最近では「防衛産業コンプレクス(оборонно-промышленный комплекс
このほど発行された月刊『正論』2024年3月号で、「ウクライナ情勢と日本」という特集が組まれている。その中で私が、「プーチンの戦争支える異形のロシア経済」という論考を寄稿しているので、よかったら手に取っていただきたい。日本人が知らない台湾有事posted with
60年前のBillboard Hot 100(1964年2月2-8日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、ビートルズ・ブームが爆発しようとしていたこの頃、ローリング・ストーンズは米市場では若干遅れを取っていた。そのストー
こちらのページに見るとおり、ロシア統計局がこのほど、2023年のロシアの鉱工業生産実績を発表した。上のグラフでオレンジ色が、2020年の月平均値を100とし、その後の生産指数の推移を示している。ただ、ロシアの鉱工業生産は年末に急上昇し、年初にがくんと落ち込むのが
こちらの記事が、ロシアから周辺諸国への個人送金総額が、2013年に前年比12%落ち込んだと伝えられている。ただし、取り上げられているのはアルメニア、キルギス、ジョージア、カザフスタンの4国だけである。労働移民の分野で重要なウズベキスタン、タジキスタンは、対
こちらの記事によると、ロシアに対抗する米国は、2023年に武器輸出を大幅に拡大したということである。以下、主な内容をざっとまとめておく。経済安全保障の深層~課題克服の12の論点~posted with ヨメレバ玉井克哉/兼原信克 日経BP 日本経済新聞出版 2023年12月 楽
告知です。2月13日に東京において、北極域研究セミナー「シベリアとアラスカ ―北極圏の好敵手同士の経済と社会」を開催します。私はこの中で、ロシアとアラスカの漁業を比較する発表を行います。対面参加、オンライン参加、どちらも大歓迎ですので、ぜひHPをチェックの
2023年のロシアで社会を悩ませた卵騒動。これまでロシアは国産に加えて、主にEUとベラルーシから卵を輸入してきた。統計が不完全なので推測が混じるが、2023年に卵の不足が生じたのは、EUからの輸入に異変が生じたからではなかったのだろうか。その結果、ベラルーシ一国
HP更新しました。マンスリーエッセイ「マイ・ウクライナ10周年」です。よかったらご笑覧ください。ブログランキングに参加しています1日1回クリックをお願いします暴力とポピュリズムのアメリカ史posted with ヨメレバ中野博文 岩波書店 2024年01月 楽天ブックスAmazo
こちらに見るとおり(日本からは閲覧不能)、1月24日にロシア農業省で幹部会合が開催され、D.パトルシェフ大臣が2023年のロシア農業・漁業の成果を語ったということなので、抄訳しておく。還流する地下資金~犯罪・テロ・核開発マネーとの闘い~posted with ヨメレバ野
60年前のBillboard Hot 100(1964年1月26日-2月1日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、ついにビートルズの I Want to Hold Your Handが米チャート1位にまで駆け上がった、この週。ただ、同曲は先々週にすでに
先日の「2023年のロシア港湾貨物量、Q4の失速で平凡な伸びに」でお伝えしたとおり、2023年の暮れにかけて、ロシアの石炭輸出が落ち込みを見せたということである。ヨーロッパ史 拡大と統合の力学posted with ヨメレバ大月康弘 岩波書店 2024年01月 楽天ブックスAmazonK
昨年12月14日に開催したシンポジウム「『冬』に立ち向かうロシアと北海道のサッカー」の報告をYouTubeにアップし、アーカイブ視聴できるようにしましたので、ぜひご利用ください。まず上掲が、服部が行った「ロシア・サッカーの蹉跌 ー秋春制失敗とその他の苦悶」と題す
昨日、財務省貿易統計の12月分速報値が発表されたので、これにより2023年通年の日本と主要国の貿易額が明らかになった。しかし、日本の貿易統計は、国際的に見てまあまあ速いが、日本円という辺境通貨でしか貿易額を発表しないのが、困ったものである(後日、JETROが米ド
当ブログでは定期的に取り上げているが、こちらに見るとおり、ロシアの自然独占研究所(IPEM)が2023年第4四半期と通年のロシアの港湾貨物量を発表したので、その概要を見ておくことにする。貿易データが満足に発表されなくなったロシアゆえ、貨物量から物流の流れを捉
ロシアでは、極北に位置するエリアを「北極域」と指定し、それを対象とした政策を展開している。ただ、そのエリアは割とさじ加減で決まっており、累次拡大されている。上掲地図に見るとおり、一般に北極圏とされる北緯66度33分線(点線)より北に位置するからと言って、
こちらの記事によると、西側が凍結しているロシア資産2,870億ドルを没収する可能性があるが、ロシアはそれへの報復としてロシアにある外国資産2,880億ドルの没収に動くかもしれないということである。上の図は、左側が凍結されているロシア資産、右がロシアにある外国資
こちらのページに見るとおり、ロシア中央銀行が2023年第4四半期の国際収支の概要を速報値として発表し、これにより2023年全体の速報値も明らかになったので、ざっくりと拝見しておくことにする。上のグラフはサイトからそのまま拝借したもので、私が日本語の表に直した
私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年2月号が発行されたので、ご紹介。2月号は、「中央アジアでビジネス機会を切り拓く」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで。円の実力~為替変動と
年末のこちらのインタビュー記事で、ロシアのD.マントゥロフ副首相(産業・商業相を兼務)が、様々な産業分野について語っていた。以下では、私の研究分野の一つである肥料について語った箇所の要点をまとめておく。「海洋強国」中国と日・米・ASEAN~東シナ海・南シナ
60年前のBillboard Hot 100(1964年1月19-25日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、ビートルズが米チャートに殴り込みをかけようとしていたこの時期、Hot 100には多数のタムラ・モータウン系のヒット曲がチャ
ロシアの製油所では外国製設備の比率が高く、先進国による制裁は痛手である。このほどルクオイルの製油所が事故でストップし、同様の事態が他の製油所でも続く可能性がある。こちらの記事が伝えている。現代中国の産業振興策の推進力~中央政府・地方政府・国有企業の政
U.ブカチュークという記者が、こちらの記事で、2023年にウクライナの軍需産業が挙げた成果について論じている。同じ筆者によるより詳しい記事はこちらだが、有料版になる。モルドバ大使からの報告~国際交流分野を志す若者の皆さんへ~posted with ヨメレバ片山芳宏 ザ
こちらに見るように、ウクライナ鉄鋼業の業界サイトであるウクルメタルルフプロムに、2023年のウクライナ鉄鋼業の生産実績が掲載された。しかし、一見して、分かりづらいものである。古代教会スラヴ語入門ー選文集posted with ヨメレバ原求作 水声社 2023年11月 楽天ブ
ロシア鉄道がこちらのリリースで、同社による2023年のコンテナ輸送実績を発表した。なお、以下に出てくるTEUという単位は、20フィート標準コンテナ換算。 これによると、2023年にロシア鉄道は743万8,600TEUのコンテナを輸送し、これは前年比14.1%だった。ただし、これ
我が北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターではこのほど、「ウクライナ及び隣接地域研究ユニット(URU)」というものを立ち上げました。その取り組みの一環として、私が中心になり、講演シリーズ「危機を生きるウクライナと世界」というものを定期開催していくことに
Autostatのこちらのニュースが、2023年のロシア乗用車市場における新車販売動向につき伝えている。ソ連の歴史posted with ヨメレバシェイラ・フィッツパトリック/池田嘉郎/真壁広道 人文書院 2023年11月 楽天ブックスAmazon
こちらのページに見るとおり、ロシア統計局より2023年12月のインフレ率が発表され、それにより2023年通年の数字も明らかになったので、恒例によりグラフを更新してお届けする。 12月のロシアの消費者物価は、前月比0.73%増、前年同月比7.42%増だった。11月の前月比は
60年前のBillboard Hot 100(1964年1月12-18日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、ついにこの日がやってきた。米ビルボードHOT100に、ビートルズが初めてチャート入りしたのである。今週45位の I Want To H
こちらに見るとおり、昨日、ロシア財務省が2023年の連邦財政の執行実績に関し速報値を発表したので、恒例により上掲のとおりグラフにまとめてお目にかける。2022年までは確定値の実績、2023年は速報値の実績、2024~2026年は予算である。グローバル金融資本主義の危機~
こちらに見るとおり、世界銀行が最新の2024年1月版世界経済見通しを発表したので、私の関係国のGDPの表を上掲のとおり拝見しておく。2021~2022年が実績、2023年が見通し、2024~2025年が予測ということになる。なお、上図の右3列は、前回2023年6月の予測からの修正幅
こちらの記事の中で、ウクライナのK.オリンチャクという専門家が、2023年のウクライナ鉱業の5つのトレンドということを語っている。整理すると、以下のとおり。法制が刷新された海路での鉄鉱石輸出が可能になった他業種から鉱業への参入という現象が生じたウクライナで
これは年末に出た情報だが、こちらの記事によれば、ロシア統計局が2022年のロシアのGDPを上方修正したということである。ウクライナへの全面軍事侵攻の年となった2022年に、ロシア経済は2.1%下落したというのが、従来の発表値であった。しかし、今般の改訂により、2022
ロシアがウクライナへの空爆に利用しているイランのカミカゼドローン「シャヘド」は、当初はイランから完成品を輸入していたが、ロシアで現地生産に着手すると言われていた。最近個人的に情報を追えていなかったが、どうも現地生産は実際にかなり進捗しつつあるようであ
こちらのページに見るとおり、ウクライナ財務省が2023年の政府財政実績を発表したというので、そのデータを2022年までのそれと対比しながら、整理してみようと試みた。ところが、この作業に結構苦戦してしまった。女たちのベラルーシposted with ヨメレバアリス・ボータ
60年前のBillboard Hot 100(1964年1月5-11日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 来週、ビルボードのチャートに大事件が起きるのだが、それは来週のお楽しみとして、今週は22位と赤丸上昇中のDionne Warwick - An
Wedge ONLINEに、「『軍事ケインズ主義』進めるプーチン 2024年のロシア経済」と題する論考を寄稿しました。無料でお読みになれますので、ぜひご利用ください。ブログランキングに参加しています1日1回クリックをお願いします円の実力~為替変動と日本企業の通貨戦
ロシアによる軍事侵攻前の状況として、ウクライナの港湾の貨物量は、だいたい年間1億5,000万tくらいだった。それが、2022年2月のロシアによる全面侵攻後にウクライナにとっての海路は実質的に閉ざされ、一時は黒海穀物イニシアティブで農産物だけは輸送ができていたも
昨年暮れに出た情報で、やや古い話題になってしまったが、こちらが伝えている、マリウポリのイリチ記念冶金コンビナートが生産を再開したというニュースには、個人的に驚かされた。同じくマリウポリに所在するアゾフスターリ同様、戦争で破壊されて再生は不能と思ってい
ウクライナアグロビジネスクラブのこちらのサイトが、2023年のウクライナの農産物輸出の結果について伝えているので、以下要旨を整理しておく。戦史の余白~三十年戦争から第二次大戦まで~posted with ヨメレバ大木毅 作品社 2023年12月 楽天ブックスAmazon
新年明けましておめでとうございます。 2022年10月に北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターに移り、早1年余りが経過しました。慣れないことが多く、周りの皆さんにご迷惑をおかけしてばかりですが、なんとか適応していきたいと思います。都市・地域経済学への招
ホームページ更新しました。マンスリーエッセイ「年末の講演会で犯した痛恨ミス」ですよかったらご笑覧ください。それでは皆様良いお年を。ブログランキングに参加しています1日1回クリックをお願いしますパレスチナ戦争~入植者植民地主義と抵抗の百年史~posted with
60年前のBillboard Hot 100(1963年12月29日-1964年1月4日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、年をまたいだこの週のチャート。激動の1964年が幕を開けるわけだが、そんな週にトップを飾ったのは、意外にもどちらかとい
RIAノーヴォスチのこちらのサイトで、2023年のロシアの10大経済ニュースというものが掲載されている。国営通信だが、一応は否定的現象も取り上げている。なお、順番が順位を示すかどうかは明記されていないが、何となくそんな感じになっている気はする。以下、項目だけ整
こちらの記事によると、このほどロシアのA.シルアノフ蔵相がテレビ出演し、本年に1回限りの措置として発動された企業の超過利潤に対する課税の徴収が順調であることを強調した。ロシア 奪われた未来~ソ連崩壊後の四半世紀を生きる~posted with ヨメレバマーシャ・ゲ
こちらの記事によると、ロシアのIT人材が、深刻な人手不足により、非常に厳しく疲弊しているということなので、主な点を以下のとおりまとめておく。スロヴァキアを知るための64章posted with ヨメレバ長與進/神原ゆうこ 明石書店 2023年12月 楽天ブックスAmazon
こちらのサイトで伝えられているとおり、12月25日、ロシア主導のユーラシア経済連合および加盟5ヵ国は、イランとの自由貿易協定(FTA)に調印した。ソ連の歴史posted with ヨメレバシェイラ・フィッツパトリック/池田嘉郎/真壁広道 人文書院 2023年11月 楽天ブックス
調査月報1月号「特集◆グローバルサウスで存在感を増すロシア・NIS」
私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年1月号が発行されたので、ご紹介。1月号は、「グローバルサウスで存在感を増すロシア・NIS」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで。世界港湾史~世
ロシアから欧州方面に伸びる石油パイプライン「ドルージバ」は、上掲地図に見るとおり、ベラルーシ領で南支線と北支線に分かれる。なお、ベラルーシ領での輸送を管理しているのが、ゴメリトランスネフチ・ドルージバという会社である。こちらの記事が、ベラルーシ領の通
60年前のBillboard Hot 100(1963年12月22-28日)
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 1963年12月26日、米キャピトルレーベルが"I Want to Hold Your Hand" / "I Saw Her Standing There" をリリースし、これでビート
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私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年4月号のご案内。4月号は、「ロシア・中央アジアのエネルギーをめぐる攻防」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで(と言いつつ、まだHPに当該号の情
今回のロシア大統領選挙は、いつにも増して、市民がリーダーを自由に選択するノーマルな選挙からは程遠いものになった。それを象徴する一つの現象が、プーチン候補の選挙キャンペーン用の公式ウェブサイト「https://putin2024.ru」が一応あったのだが、それがあまりに無
先日、ロシア統計局から2022年の地域総生産の統計が発表された。地域総生産とは、国内総生産(GDP)を地域別にブレイクダウンしたものに他ならないが、ロシアの各統計指標の中でも最も発表が遅いのが地域総生産であり、今頃になってようやく2022年の数字が発表されたとい
先日来、当ブログではロシアの高速鉄道計画について何度か取り上げてきたけれど、こちらが車両生産の方針につき伝えている。D.マントゥロフ副首相(産業・商業相を兼務)が延べたところによると、シナラ・グループがメインの製造業者になるということである。より具体的
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 チャートがビートルズによって席巻されていたこの頃、便乗ものというか、ビートルズを題材にした曲もチャートに登場するようにな
こちらに見るとおり、ロシア統計局が2月のインフレ率(消費者物価上昇率)を発表したので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。グラフはクリック・タップで拡大。 2月のロシア消費者物価は、前月比0.68%増、前年末比1.55%増、前年同月比7.69%増だった。1~
先日、「新幹線5路線の建設をぶち上げたプーチン」という話題をお届けしたが、その続報的な情報である。こちらの記事によると、このほどロシア鉄道のO.ベロジョーロフ社長が連邦議会の下院で発言し、高速鉄道の建設期間について述べた。ウクライナとロシアは情報戦をど
ロシアの主力の輸出石油ブランドであるウラル原油の価格推移を示したような便利なグラフがどこかにないかと思って探したのだが、決定版と言えるものは見当たらなかったので、自分で作ることにした。それが上図である。 こちらの記事によれば、2023年のウラルの年平均価
ブルームバーグのこちらの記事は、有料購読者でないと全文は読めないが、プーチンが大統領選での再選というみそぎを終えたあと、ロシアで大規模な増税が実施されるとの見通しを伝えている。中国開発学序説~非欧米社会における学知の形成と展開~posted with ヨメレバ汪
こちらのサイトに見るとおり、このほどM.ミシュスチン・ロシア首相が署名した一連の政府決定により、3つの新たな経済特区が設立されるとともに、2つの既存の経済特区の拡大が決まったということである。連邦政府の経済発展省が取り仕切るロシアの経済特区にはいくつか
ロシア財政の石油・ガス歳入に関するこちらの論考に興味深い表が出ていたので、上掲のとおり拝見することにする。国際石油価格と、ルーブルの対ドル為替レートにより、ロシア連邦財政の石油・ガス歳入がどう変動するかを示したものである。表の単位は兆ルーブル。ちなみ
こちらに見るとおり、ロシア財務省が2月までの連邦財政執行状況を発表したので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。グラフはクリック・タップで拡大。国境と人類~文明誕生以来の難問~posted with ヨメレバジェイムズ・クロフォード/東郷えりか 河出書房新社 2
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 まだチャート上昇中だが、今週46位のSearchers - Needles And Pinsに何となく目が留まってしまったので、今週はこれを聴いてみる
以前も取り上げたことがあったが、シベリア鉄道とバイカル~アムール(BAM)鉄道を総称してВосточный полигонと呼ぶ。定訳があるのか分からないが、とりあえずここではロシア鉄道の東部管区と呼ぶことにしようか。それで、東方シフトを急ぐロシアは、そ
2012年から2024年に至る第3~4期のプーチン体制で、一時期かなり騒がれながら、結局実現しなかったのが、高速鉄道計画だった。最初はモスクワ~カザン線を建設すると言っていたのが、いつの間にかモスクワ~サンクトペテルブルグ線にすり替わり、他にも色んな構想が浮
これは、一般の皆様向けの情報発信というよりは、完全に個人的な調べものだ。当ブログでは先日、「ロシアが北極域の範囲にハンティ・マンシの2地区を追加」という話題をお届けした。それで、ハンティ・マンシ自治管区と言えばロシア随一の産油地域であるが、くだんの北
3日連続でこの話題になるが、先日のプーチン・ロシア大統領による年次教書演説で、個人的に注目したものに、住宅ローンの問題があった。ロシアではしばらく前から、政府の補助による低利住宅ローンが施行されていた。いくつかのプログラムがあり、その概要をまとめたの
先日、プーチン・ロシア大統領が行った年次教書演説では、2030年を期限とする政策目標の表明が目立った。2030年がキリの良い年というのもあるが、当然のことながら、今月の大統領選というセレモニーで再選という形をとれば、新たな6年の任期が終了するのが2030年なので
こちらに見るように、2月29日にプーチン・ロシア大統領が年次教書演説を行った際に、概要以下のように述べた。 ロシアは2023年に世界平均を上回る成長を遂げた。成長率で、EU主要国だけでなく、すべてのG7諸国をも上回った。過去10年間で築かれた基盤がものを言った。
こちらの記事が、ブルガリアのロシア原油輸入をめぐる動きを伝えているので、要旨をまとめておく。オホーツク核要塞posted with ヨメレバ小泉悠 朝日新聞出版 2024年02月 楽天ブックスAmazonKindle 2022年12月5日にEUが
当ブログでは紹介済みのとおり、先日Wedge ONLINEに、「経済制裁してもロシア人の生活に影響が少ないのはなぜ? 穀物生産国に見えて実は不安定なロシアの食料安全保障」と題する論考を寄稿した。幸い、PVも伸びているようだし、内容についても好意的な評価をいただいた
フランスのTechnip Energiesは、世界的な石油・ガスサービス会社である。こちらの記事によるとこのほど同社は、ロシアLNG事業からの撤退に伴い、2023年の売上が減収になると発表した。日ソ戦争史の研究posted with ヨメレバ日ソ戦争史研究会 勉誠出版 2023年02月楽天ブ
ロシアのウクライナへの全面軍事侵攻開始を受け、コカ・コーラがロシア市場からの撤退を表明してから、1年が経った。だが、こちらの記事によると、ロシアのコーラ飲料市場で、コカ・コーラは依然、14.1%のシェアがあるということである。«Продажи.рф»の調査
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 1963年3月22日、ビートルズがファーストアルバム「Please Please Me」(正確にはそのモノラル盤)を発表するという、世界のポップ
開戦後、ロシアが貿易統計を発表しなくなり、個人的に断片的な情報をかき集めてロシアの貿易動向を推計するという作業を続けている。先日は、シンポジウムにおいて、“Analyzing Russia’s Foreign Trade Performance with No Russian Official Statistics Available”な
ワグネルの創始者として有名なYe.プリゴジン氏、個人的にはこれまで大した知識もなかったのだけれど、先日出演したテレビ番組で訊かれることになったので、自分なりに調べてみた。なお、プリゴジン氏、1961年6月1日生まれの61歳という、実に覚えやすい生年月日であるこ
当ブログでは、しばらく前まで、欧州ビジネス協会の発表にもとづき、ロシアの乗用車市場における月ごとの販売状況を定番でお伝えしていた。2022年12月までの集計はこちら。 しかし、欧州ビジネス協会の発表は、各メーカーが同協会に申告した数字を集計していたらしいの
それにしても、ロシア人というのは本当に「経済フォーラム」が好きな人種だと思う。ロシア国内で開かれる経済フォーラムの中では、以下のものが8大経済フォーラムと呼ばれている。ペテルブルグ国際経済フォーラム東方経済フォーラムクラスノヤルスク経済フォーラムロシ
このほど、Wedge ONLINEに、「経済制裁してもロシア人の生活に影響が少ないのはなぜ? 穀物生産国に見えて実は不安定なロシアの食料安全保障」と題する論考を寄稿した。かなり力を入れて書いたものなので、ぜひご一読いただければ幸いです。戦争の地政学posted with ヨ
アップルはロシアから撤退したが、ロシア市場からiPhoneが完全に消えてなくなったわけではない。こちらの記事が、最近のロシアiPhone事情につき伝えている。シベリア森林の民族誌~漁撈牧畜複合論~posted with ヨメレバ大石侑香 昭和堂 2023年02月 楽天ブックスAmazon
昨年の夏くらいだったか、メディアで「ロシア国民のプーチン支持、軍事作戦支持は揺るがないのか?」という質問を受けた際に、私は、ロシア国民は自分に身近な生活の問題で判断するので、年金の未払いや公務員賃金の遅配などが起きれば雰囲気が一変するだろうというよう
昨日、ロシア統計局より、2月のインフレ率(消費者物価上昇率)が発表されたので、恒例により図を更新してお目にかける。東北アジアの自然と文化 2 (東北アジア学術読本 9)posted with ヨメレバ東北大学東北アジア研究センター 東北大学出版会 2023年01月 楽天ブック
ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。 さて、チャート的にはこのあともうちょっと上がるのだが、今週37位に位置していたのが、Johnny Cymbalの有名曲、Mr. Bass Manだっ
先日、「ロシア市場からの外国タイヤメーカー撤退の動き」と題するエントリーの中で、ロシアに進出した外資系タイヤメーカーの中で、独系コンチネンタルは、8月に操業を再開して現在に至るということをお伝えした。しかし、今般伝えられたこちらの記事によると、やはり
こちらの記事によると、ロシアのA.ノヴァク副首相がLNG生産発展に関する政府幹部および業界関係者の会合を主宰し、LNG生産拡大の目標を掲げたということである。検証ウクライナ侵攻10の焦点~現地取材400日で見えた~posted with ヨメレバ朝日新聞取材班 朝日新聞出版 2
ロシアのシンクタンク「発展センター」というところが発表しているロシア経済に関するコンセンサス予測は、個人的に以前はよく取り上げていたのだが、ウクライナ侵攻開始後、情報が更新されなくなったりして、しばらくご無沙汰だった。今般HPをチェックしてみたら、2023
相変わらず、さえわたる作図技術! というわけで、こちらのサイトに見るとおり、ロシア財務省から、2月のロシア連邦予算の執行状況が発表されたので、最近定番で作っているグラフを、上掲のとおり更新してみた。拡大表示してご利用ください。デンジャー・ゾーン 迫る
ロシアの石油輸出に関しては、ウラル原油の輸出動向やその価格が注目されることが多いが、太平洋パイプラインでアジア市場に運ばれるESPOは、ウラルとは異なる動きを示している。こちらの記事がそのあたりを論じているので、以下要旨をまとめておく。NATO(北大西洋条約
こちらの記事が、一連の欧日メーカーが脱退したあと、ロシアのドライバーが選べるタイヤの選択肢にはどんなものが残るかということをまとめている。以下、骨子を整理しておく。シベリア抑留者の想い出~満州での軍隊生活そしてシベリア抑留での強制労働~posted with ヨ
ベラルーシにおける中国ブランド車Geelyの生産は、ルカシェンコが自らの夢と語った国民車プロジェクトだった。ベラルーシ国内市場は小さいので、ロシアにどれだけ輸出できるかが鍵になる事業でもある。その生産を担うベルジー社の2022年の生産動向がこちらの記事に出てい