おもうつぼ さん プロフィール

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おもうつぼさん: ふるほんや
ハンドル名おもうつぼ さん
ブログタイトルふるほんや
ブログURLhttp://muisinjinn.blog.fc2.com
サイト紹介文仏教関係の本の紹介と日々雑感を書いております。禅、哲学、小説などの本も紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2012/03/24 14:07

おもうつぼ さんのブログ記事

  • 思う壺。無明についてあれこれ。
  • 思う壺。無明について 最近本が読めていないので、徒然思いなるまま書いてみたい。 「無明」はブッダが説いた十二支縁起の最初と最後に持ち出したものだが、どうしてブッダはこの無明を最初に置いたのだろうか? 「無明」を筆頭に「行」「識」「名色」「六処」「触」「受」「愛」「取」「有」「生」「老死」と続きそして無明は円環的に再び無明に戻っていく。無明は辞書的には、迷いや無知、悟りのない状態とされる。その点苦と [続きを読む]
  • 読書感想+思う壺。『<仏教3.0>を哲学する』藤田一照・永井均・山下良道
  • 読書感想+思う壺。『を哲学する』藤田一照・永井均・山下良道  新たな世界観への構築。坐禅、ヴィパッサナー以前に。 以前に藤田一照・山下良道共著の『アップデートする仏教』を読んで、その感想もアップしたが、本書は昨年上梓された、哲学者の永井氏を交えての鼎談をまとめたものである。既存の仏教やヴィパッサナーの短所長所を哲学的に、つまりつかず離れずの距離から今一度見つめなおして、新たな仏教の可能性を追おうと [続きを読む]
  • 盤珪前回の続き。心身二元論か心身縁起論か
  •  盤珪前回の続き。 心身二元論から心身縁起論へ  前回の続きになるけれど、『盤珪禅師語録』の下巻 二十四(P. 60〜61 )に身体の死と不生について面白い説法が記されている。やや長くなるが、引用しよう。 (拙ブログの現代語訳で申し訳ないですが)「さて、江戸のある儒者が私にお訊ねになったことがありました。皆さんお聞きください。よい例ですのでお話し致します。問われましたことは、こんなことです。その儒者は、不 [続きを読む]
  • 読書感想+思う壺。『アップデートする仏教』藤田一照  山下良道
  • 読書感想+思う壺。『アップデートする仏教』藤田一照  山下良道 今年最後のアップになります。ありがとうございました。よければまた来年もお立ち寄りください。  拙ブログは在家の、いわゆる、しがない一仏教オタクで、お寺で坐禅を一度も体験したこともなく、ただ家で坐禅まがいのことをしばらく続けたが、もう、いまでは坐禅や瞑想の類はいっさいしていない。当初は救いを求めて坐禅に縋りついて、いろいろ読み漁ったもの [続きを読む]
  • 読書感想 『自己創出する生命  個と普遍の物語』 中村桂子
  • 読書感想 『自己創出する生命  個と普遍の物語』 中村桂子  生命といのち再考あるいは一と多様性について                                                                                                                                                 前回中 [続きを読む]
  •  思うつぼ。  ベルクソン哲学再考。時間性と縁起、空など。
  • 思うつぼ。  ベルクソン哲学再考。時間性と縁起、空など。  先にドゥルーズの『ベルクソンの哲学』について触れてみたけれど、もうすこし述べてみたい。  重々無尽の縁起的関係性とは、関係と関係の関係、つまり自乗された関係性であるなら、生命とはそうした自乗された関係性ではないか? 関係だけでは静態しか示さないが、関係が関係する自乗性は動態を示す。すなわち前から述べてきた「動体なき動態」とは、この関係と関 [続きを読む]
  • 読書感想 『評説 インド仏教哲学史』山口瑞鳳 仏教的時間論
  • 読書感想 仏教哲学の時間論  『評説  インド仏教哲学史』山口瑞鳳     仏教哲学から論じられる時間に関する著書があまりなく、今回たまたま目に触れることができたのだが、読書感想として書いてみようかちょっと迷った。もちろん本書はタイトルからすれば時間論をテーマにしたものではないものの、内容は時間論といってもいいが、気になった点がどうしても看過できないように思われたので、少し述べておきたい。 いまま [続きを読む]
  • 読書感想 『「空」の構造』 立川武蔵著 空と法界縁起あるいは即非の論理
  • 読書感想 『「空」の構造』 立川武蔵著 空と法界縁起あるいは即非の論理 今回はちょっと難しいけど、我慢して読んでください。  「「迷いと悟り」は、「人と神」「俗なるものと聖なるもの」などと同様に、宗教に常に存在する「二つの極」である。これらの二極は相反するものであり、Aと非Aである。しかし同時に、二極間には交わりが可能であり、時として二極はまったく同一のものとなること、つまり俗なるものの「聖化」が可 [続きを読む]
  • 読書感想  読書感想 『西谷啓治著作集第十巻』 宗教とは何か
  • 読書感想 『西谷啓治著作集第十巻』 宗教とは何か 空についてあれこれ啄ばんでいると、この著書に出会った。西谷啓治氏は鈴木大拙博士と親交のあった、宗教哲学者である。西洋哲学から東洋哲学へのアプローチとして、今読んでも教えられるところ多であった。空思想が全編に展開されたものではないけれど、西洋哲学から仏教の空の本質に迫ろうとする試みなので、いわゆる空について書かれた研究書、学術書の退屈な概論ではない。 [続きを読む]
  • 思う壺。華厳的時間と一期一会  新年にあたって
  • 華厳的時間と一期一会  新年にあたって  正月の休みもなく、働いております。それはそれでありがたいことです。でもブログはアップでき、いわば忙中閑ありということですか。昨年は個人的にしんどかった一年ですが、今年はそのしんどさを乗り越えて安穏な一年であればと願います。みなさまもまた安穏な年でありますことをお祈りいたします。 一期一会と言う言葉は茶道から由来しているそうだ。また茶道から由来しているという [続きを読む]
  • 思う壺。思う壺。空と法界縁起。そして原節子さんを悼む。
  •  9月5日に原節子さん(享年95歳)が亡くなっていた。拙ブログにとって今年の大きいニュースのひとつだ。もちろん、年代が違うしファンでもないし、リアルタイムで何らかの形で関わったことなど何ひとつない。小津安二郎という監督がいなかったら、原節子という女優の存在すら知ることはなかっただろう。スクリーンという儚き影像のなかでしか原節子の関わりはないけれど、その影像の儚さと裏腹に不滅の永遠性が私のなかに消え [続きを読む]