たくのみ さん プロフィール

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たくのみさん: たくのみ雑記帳
ハンドル名たくのみ さん
ブログタイトルたくのみ雑記帳
ブログURLhttp://takunomisosiru.blog.fc2.com/
サイト紹介文気になった本とドラマ、映画などの感想を書くブログです。
自由文軽めの本と映画のことを、ちまちまとつぶやきます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供73回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2012/04/08 22:25

たくのみ さんのブログ記事

  • シンゴジラ論(藤田 直哉)
  • 「ホイールローダーは瓦礫をどかせないし、アウトリガーを展開するには、あんなに寄せではダメです。」などという現場からの「シンゴジラ」への愛あるダメ出し。「1番作っちゃいけない作品だった」という辛辣な批判に対する集中放火の凄まじさ。「ネトウヨ思想にはパンチを食らわしている」、と言うシールズからの意見。さまざまな意見を分析する新しいゴジラ概論。ゴジラナショナリズム、ニュータイプの日本ロマン派という見方が [続きを読む]
  • 渥美清の肘突き―人生ほど素敵なショーはない(福田 陽一郎)
  • 演出家福田陽一郎さんが描く日本のテレビ界の、黎明期のエピソードの数々。渥美清もクレージーキャッツも売り出し中のお笑い芸人のような存在だった時代があった。そして日本のミュージカルを根付かせるための様々な事業にすすむ福田さん。私も『ショーガール』を楽しみに見ていたので、その舞台裏が面白かった。香具師の「タンカ売」のセリフを、飲み会で滔滔と演じた渥美清。その独演会のネタをもとに『男はつらいよ』は作られた [続きを読む]
  • 僕の音楽キャリア全部話します(松任谷正隆)
  • ユーミンの旦那、松任谷正隆さんのエッセイ。若いころ不思議だった謎が1つずつとけていく、まるでミステリーを読むような快感があった。『あの日に帰りたい』はTBSの、『家庭の秘密』という番組の主題歌として、書き換えられた作品。藤田敏八監督の「妹よ」の代役で急きょ映画音楽を担当したエピソード。絶対にヒットすると言う確信を持っていた『なごり雪』のアレンジ。『中央フリーウェイ』は先日亡くなった、あのかまやつひろし [続きを読む]
  • デモクラシーは仁義である
  • 改憲派が大手をふるう政界で踏み潰されている立憲主義。そして、軽くあつかわれてしまう民主主義の大原則。これを、「踏み外すちゃいけねぇ『仁義』」と読み替えてみたらどうだろう。という著者の視点がわかりやすい。なぜ民主主義が大切なのか、という事を、正面切って言っても、聞いてもらえない時代。いつもの切り口ではむつかしい。「あなたの批判はおおよそ正しい」という懐疑派の視点からのアプローチが大事。戦前回帰は嫌だ [続きを読む]
  • 文楽・ぶんがく (阿久 悠)
  • 「音」楽に対する「文」楽を提唱する。昭和を代表する作詞家のエッセイ集。「壮大な嘘を、色鮮やかに描いてみせる」そんな街、東京。「銀座とカルピスを、かけ合わせると初恋になる」という、喫茶店。名曲たちを生み出した、作詞家ならではの視点がまぶしい。「そろそろ作詞家も『学校=卒業』と言う分色を捨て、人生の中での『卒業の儀式』を見つけなければならない」「自由を欲するなら、まず(携帯)電話を手放せ」作詞家・阿久悠 [続きを読む]
  • ハリウッド黄金期の女優たち(逢坂剛・南伸坊ほか)
  • ディープな洋画が好きの三谷幸喜さんをゲストに、ハリウッドの「いにしえの女優たち」を紹介する「美人画報」。美人の基準ですら、時代によって相当変わっているということもよくわかる。清楚と言うよりは、主張の強そうなキャラクターぞろい。スチールより、もっと映画のワンシーンのような写真をみたかった気もする。誰とでも寝ていたらしいブリジット・バルドー、うつ病で死んだドロシー・ダンドリッジ。さらに、名前も知らなか [続きを読む]
  • 園芸家の1年(カレル・チャペック)
  • 親バカならぬ「園芸バカ」としてのユーモアあふれる園芸日記。「植物バカ」たちの愛すべき自虐ネタの数々。園芸家でもないけど、思わず吹き出してしまう。寒さと戦い、雑草と戦い、日照と暑さに戦い、子供のいたずらを嘆くチャペック。やさしさと博物学的な知識、ウィット溢れる文章とヘタウマなイラスト。ホッとしたいときに読むのいいかも。でもこの作品は、ナチスの影が忍び寄る「恐怖の時代」に書かれたもの。「ナチスの影」が [続きを読む]
  • 読書は1冊のノートにまとめなさい完全版(奥野宣之)
  • 選ぶ本のヒット率を上げる。マーキングして読む。記憶に残るように読書ノートを作る。それを読み返したりして、活用する。自分にとって大切なことを、一言で書く。「感想文」と言うと大変だけれど、この「一言でいいよ」「1番面白かった部分だけ」という発想。多読派、雑読派として、すごく共感します。読書は1冊のノートにまとめなさい完全版にほんブログ村 [続きを読む]
  • ゴジラ映画音楽ヒストリア1954〜2016(小林 淳)
  • 「豪速球のドラマツルギーを語り、暴れっぷりを、大きな構成のオーケストラが奏でる響きで真正面から語っている」『シンゴジラ』でも、効果的に使われていた伊福部『ゴジラ』ゴジラ一作目は戦後10年で作られたもの。だからこそ、戦争中の「軍楽隊の吹奏楽調をさけ、弦楽器を織り込まれた」そんな伊福部さんのポリシーが反映しているという。トクホのお茶のCMでもおなじみ「怪獣大戦争」のテーマ。「映画快感と劇的高揚を高める」 [続きを読む]
  • ジブリの仲間たち(鈴木敏夫)
  • 電通と博報堂を交互に使うというのは徳間社長のアイディア。糸井重里の起用、東宝、日テレ、さまざま会社とのタイアップの成功。「もののけ姫の半分」と言われてカチンと来たと語る鈴木敏夫。仕掛けが次々成功し「千と千尋」だから1000 + 1000で2000万人が見た大成功になった。CMに「カオナシ」を前面に打ち出して、冒険ではなく哲学を得るとして成功する。徹底的な宣伝戦の裏話がどれも楽しい。「1つのことに向かっていくのは大 [続きを読む]
  • 音楽家 村井邦彦の時代(松木 直也)
  • アルファレコードの代表。赤い鳥、ガロ、ハイファイセット、吉田美奈子、サーカス、YMO、ユーミン、ブレッド&バターやシーナ&ロケット…みんな村井さんが仕掛けたのだ。18歳のユーミンを担当させられて、「大変な人を引き受けてしまった」と困ったかまやつひろし。そして25歳の細野晴臣、22歳の松任谷正隆、林達郎、鈴木茂のキャラメルママが誕生。完璧に近い形で『ひこうきぐも』を作り上げていく。「魔女」として売り出された [続きを読む]
  • 藝人春秋(水道橋博士)
  • 本名が小野クンだった水道橋博士の芸人列伝。「自分以外役者はよぉ、全部上手に見えるんだよぉ」と慰める石倉三郎。「役者は待つのが仕事だ。でも俺たちのあと、撤収するスタッフがいることを忘れないよ。」という熱い一言。「私がロックフェラーセンタービルを売った男」の湯浅卓。「チャーリーズエンジェルを抑えていますから。」と言うビッグマウスに対し、「俺がロックフェラーセンターを買った男なのね」と言う苫米地英人。う [続きを読む]
  • ゲゲゲの鬼太郎謎全史(村上健司ほか)
  • 漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の変遷の歴史を徹底的に追求する本。ガロ版の鬼太郎。マガジンの鬼太郎は有名だけど、少年サンデー版、「田中ゲタ吉」と名乗った「週刊実話」版、妹がいる鬼太郎、ベトナム戦争を戦う鬼太郎何でもありなのだ。国盗り物語。世界の妖怪達と闘う世界篇。バリエーション豊かな鬼太郎ワールドが楽しめる。幽霊族の目玉オヤジの設定も、掟を破って結婚した母親、という設定も、「なりゆきで鬼太郎育てた」水木氏の [続きを読む]
  • ウオヅラコレクション(伊藤勝敏)
  • 「ユカイ」な、いうより「奇ッ怪」な顔の魚たち。「魚だって歯が命」ブダイの出っ歯。「タイガースファン」ムスジコショウダイ。「気まぐれや」、トラスギ。「何見てんのよ」と怒るオハグロベラ。サブタイトルが、とにかく秀逸でした。ウオズラコレクションにほんブログ村 [続きを読む]
  • あかんやつら 東映京都撮影所血風録(春日太一)
  • 東映の京都撮影所をめぐる映画人達の血みどろの活躍。きれいごとだけではないダークな部分ふくめそこには『血風録』にふさわしい、歴史が隠されていた。特撮とアニメでしか東映を知らない私はびっくり。企画を通すのも「理屈抜きに」「面白い」が必須というポリシー。活気があり、文字通り「殺人的」だった当時の撮影現場。だが、次第にテレビに飲み込まれてくる映画産業。そんな中、松竹の『蒲田行進曲』を、東映京都が下請けする [続きを読む]
  • 叱られる力 聞く力 2(阿川 佐和子)
  • 「か・り・て・き・た・ね・こ」感傷的になるな、理由を話す、手短に、他人と比較しない、根に持たない、個別にしかる。カラッと、けろっと、さらっと、叱れ。どうしても感情的になってしまう、部下への対応。気難しい難しい父、阿川先生に落語ネタで応酬した阿川佐和子さん。さすがです。一人暮らしを始めた娘のアパート、やってきていきなり、嫌味とオナラでマーキング。うーん、この親子すごい。叱られる力 聞く力 2にほんブロ [続きを読む]
  • この歌この歌手(読売新聞文化部)
  • 歌謡曲の名曲の秘話を綴ったノンフィクション・ドキュメンタリー。「紅白」の季節だから、もう一度読みたい。元歌が「炭坑町のブルース」というアメリカの暗い歌だった「受験生ブルース」。ニーチェに傾倒していた友人の鎮魂の歌だった、はしだのりひこの「風」。ディレクターの反対を押しきって、どうしても歌いたいと粘った奥村チヨの「終着駅」。咲こうとする花を抑えに抑えていこうの方針で作られた、アイドル天地真理の「虹を [続きを読む]
  • インドと日本の最強コンビ(サンジーヴ・スィンハ)
  • 「孤独を感じられる日本人は幸せ。」インドから来た著者が感じる、日本とインドの共通点と違う点。「ジョブズのような人がいなくても、うまくやっていける日本はうらやましい。「20年で失われたなんて嘘」日本はどんどん住みやすくなり、便利に、楽になっている。今や世界中にインド系の人が住んでおり、世界の12カ国ではインド系の人が首相や大統領になっているという。世界一の人口と世界一のネットワークを持つインド。日本はや [続きを読む]
  • 誰も知らない世界のことわざ(エラ・フランシス・サンダース)
  • 世界中の諺を、各国のスペルで綴るとともに、それが日本語だとどんな意味なのか、どんなシチュエーションで使うのか、素敵なイラストとちょっとした使用例が、また面白い。「ロバにスポンジケーキ」ポルトガル。「あなたは私のオレンジの片割れ」スペイン。「エビサンドに乗って滑っていく」スウェーデン。「豚の背中に乗っている」アイルランド。「あそこで熊が踊っているよ」ドイツ。(意味は読んでのお楽しみ)いろんな表現があっ [続きを読む]
  • ほんの数行(和田 誠)
  • 何という魅力的なラインナップだろう。和田誠さんが自分の装幀した、膨大な本の中から厳選した100冊について書評を書くというエッセイ。もう絶版になっていたり、文庫化の時に表紙が変わっていたり、読めなくなっている本もたくさんある。「挨拶は大変だ」丸谷才一「裏表人生」色川武弘「街に顔があった頃」開高健・吉行淳之介。「すっかり丸くおなりになって」佐藤充彦「仕事場対談」7人のイラストレータ「はじめて話すけど」小森 [続きを読む]
  • 本の枕草子(井上ひさし)
  • 清少納言の方ではなく、「本が枕」というのがタイトルの由来。井上ひさしさんが週刊文春に書いた連載時事エッセイをまとめた本。ちょっと書き散らした感が溢れるかんじ、初出が昭和57年、時代を感じてしまいます。「本の十徳」の第一は「時間つぶし」。本好き、本マニアの井上さんの自虐的でアイロニカルなコメントが並ぶ。書き込みを見て、自分の売ってしまった三遊亭圓朝全集をまた買ってしまったことに気づいたときの驚き。無人 [続きを読む]