s-nega さん プロフィール

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s-negaさん: Guidepost
ハンドル名s-nega さん
ブログタイトルGuidepost
ブログURLhttp://s-nega.mi-mu.pupu.jp/
サイト紹介文オリジナルBL小説です。主に高校生の恋愛(一部R-18)です。管理人は2人で文と絵、基本ハピエン。
自由文CP傾向はドS×ネガティブ天然・後輩×先輩中心に展開です。
どんな形であれ受け溺愛。
S/鬼畜/わんこ/ツンデレ/ネガティブ/天然/不憫/小悪魔/クール/男前/など
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供385回 / 365日(平均7.4回/週) - 参加 2012/05/08 04:47

s-nega さんのブログ記事

  • 月と太陽38
  • 別に日陽が鈍いと思っている訳ではない。ないが、それでも最近は日陽の家ばかり行っていることに気づかれるとは、那月はあえて考えていなかった。日陽ならそういうことをあまり気にしなさそうだと思っていたのだと思う。なので「俺ん家来るの多くなったよな?」と言われた時は少しドキリとした。実際に那月の家へは、日陽に自分のドロドロとしたものを打ち明けてから呼んでいない。深い意味はない、と言いたいところだが、なくはな [続きを読む]
  • 月と太陽37
  • 家へ行くなら今までは大抵、日陽が那月の家に行っていた。だが最近は那月が日陽の家へ来ることが多い。別に構わないので気にしていなかったがふとそれに気づいた。「俺ん家来るの多くなったよな?」「そうかな」那月はニコニコと首を傾げる。そうだよと言いかけて那月の表情が気になった。「……お前、またなんか隠してる?」「か、隠してない隠してない隠してない」「言い過ぎ。むしろ怪しいだろ」「怪しいといえばさ [続きを読む]
  • 月と太陽36
  • 好きな相手に対して自分を出せるというのは本当に嬉しいし楽だなと那月は思う。ひたすら独占欲ばかりなのにそれを隠さなくても怒られないし嫌われない。だから更に日陽が好きになる。自分の中で抱え込み悩んでいた時はやはり、求められるに足りない存在だと思っていたのかもしれない。那月はちゃんと努力してきた自分に自信がないつもりではないが、それでもどこかで「こんな自分」とでも思っていたのだろうか。それとも同性であり [続きを読む]
  • 月と太陽35
  • あの日以来、那月はまた明るくなった。またというか、本当に、というか。よく笑う。身近な者以外には相変わらず仮面とやらを被っているのか、以前と変わらず始終穏やかにニコニコとはしているが、日陽に関することに関しては自分を出してくるようになった。嬉しい時は本当に嬉しそうにするし、嫌だと思えば本当に嫌そうにする。日陽も「言え」と告げたし、辛そうにする那月は見たくないしで、今の那月になって良かったとは思う。思 [続きを読む]
  • 月と太陽34
  • 朝、那月はいつも日陽よりも早い。今日も早くに着いて、既に来ている他のクラスメイトと軽く話したりしながら自分の机でぼんやりしていた。すると「つっきー!」という間抜けな呼び名が聞こえてくる。それとともにいきなり抱きつかれた。智充だ。那月がなにか反応する前に、後から来た日陽が呆れた顔をしながら智充を引きはがす。「智充に全部話したよ」日陽は穏やかな笑みを浮かべながら那月を見てきた。本当に言ってくれたんだと [続きを読む]
  • 月と太陽33
  • 五時間目の授業が終わる頃に二人は教室へ向かった。教室に戻る前に那月が「日陽が好きだよ」と改めて言ってくる。「なんだよ突然」実際突然だった為、顔が熱くなりつつも少し焦ったように日陽は答える。「何々? どうかしたのか?」そこへ智充が突然背後から羽交い絞めにしてきた。日陽は思わずつんのめる。「智充、いきなり……重い」「あ、わりぃ。目の前にいたから。つかお前ら五時間目サボっただろ。どうしたんだ [続きを読む]
  • 月と太陽32
  • 実際、ほんの少しだけ眠っていた。最近ずっと、あまり眠れなかった那月はその一瞬の眠りで生まれ変わったかのような気持ちになっていた。いつもなら睡眠不足のせいか、変に少し眠るとダルいし軽く頭痛を覚えることさえある。だが今はとてもすっきりしていた。心地よさすら感じる。日陽が自分を受け入れてくれた。醜くドロドロした気持ちも全部。中学生の頃以来、那月は心がとても軽くなった気がする。ずっと那月は不安だった。日陽 [続きを読む]
  • 月と太陽31
  • ひたすら那月が打ち明けた話に、日陽は思わずポカンとしながら聞いていた。那月が言った話がじんわりと浸透する。スラスラとではなく少々たどたどしささえありながら那月が言った、日陽を独占したいという気持ちも智充への嫉妬も、なにもかも――それらは裏を返せばとてつもない熱烈な愛告白、宣言じゃないのかと思った。日陽は思わず真っ赤になって言葉を失う。確かに度を越した愛情表現だとも思う。普通ならそれらを聞くと引いて [続きを読む]
  • 月と太陽30
  • 日陽を感じたくて堪らないが、嫌われたり別れたいと思われるくらいなら我慢する。きっと、多分、……出来る。笑って言った筈の那月を見て、だが日陽は困惑した顔をしてくる。上手く笑えなかったのだろうかと那月は心臓を震わせる。「那月、俺はお前の思っていることを聞きたいんだ。ちゃんと俺に言って欲しい。不安に思うことや嫌なこと、全部俺に話せ。なあ、じゃないとお互い辛くなるだろ?」なんとも言えない表情を [続きを読む]
  • 月と太陽29
  • 止めろと言ってもなにも言わず、止めようとしない那月を日陽はなんとか引き離した。今もだし最近の、こういう時の那月は以前の那月とは別人のようだ。熱に浮かされたような瞳を見て、日陽は目を背ける。また流されてしまうような気がして目を合わせられなかった。「やっていけない」「ぇ……?」「那月……俺は那月が好きだよ。でもな、これだけ言っても聞いてくれないなら、俺はもうお前とはやっていけな [続きを読む]
  • 月と太陽28
  • 日陽が那月をじっと見て、はっきりと言ってきた。もうやめよう、嫌だ、と。那月は戸惑う。もっともっと、と求めていればきっと安心感を得られると思った。きっとそうだ、と。だというのに安心感どころか、黒い感情は増すばかりのような気がする。そして夜、那月は眠れなくなった。何故なのか分からない。付き合ったばかりのころのほうがまだキラキラしていて満たされた気持ちにさえなっていた気がする。ひたすら日陽を求めているか [続きを読む]
  • 月と太陽25
  • 那月は一体どうしたんだろうか、と日陽は考えていた。どう考えてもどこかおかしい。普段は変わらないように見える。前と変わらず、ニコニコとしている。だけれども最近は昼休みになるたびに那月は日陽をさらう。そしてひたすら抱いてくる。抵抗しても離してくれない。もっと怒るべきなのだろうか。ただ、日陽も本当は嫌という訳ではないので怒れない。那月とするのは好きだ。好きだけれども学校は困る。それが嫌ではあるのだが、ど [続きを読む]
  • 月と太陽24
  • 日陽とたくさん体を繋げばきっと、という思いで那月は昼休み、学校だというのに日陽を強引に抱いた。抵抗されたし終わった後も日陽は怒っていた。だがすぐに許してくれたし優しかった。それに実際繋がっていると、あの黒い感情が湧くどころかひたすら夢中になって日陽を味わえ、とても満たされた気になった。ただそれはその時だけで、しばらくするとまたあの感情にとらわれる。夜、日陽のことを考えながらひたすら寝返りを打つこと [続きを読む]
  • 月と太陽22
  • 少しずつ、少しずつなにかがまるで砂で出来た城が崩れていくかのように、だが砂時計のように静かにさらさらと流れ崩れている気がする。ただ、それは全くもって那月の中だけのことで、日陽は関係ない。たまに八つ当たりのように「気を使ってくれたらいいのに」などと思ったりもするが、自分勝手でしかない考えだと那月も分かっている。自分でも、何故こうも安心出来ないのか分からない。部活の休憩時間に那月はいつも練習では組むこ [続きを読む]
  • 月と太陽21
  • 一緒に食料品を買うのは思ってた以上に楽しいと日陽は思った。服を買いに行くのとは違う。それよりもっと日常的で内輪的なものだからだろうか。ただ、鶏肉と玉ねぎくらい、日陽の家だと多分いつだってあると思う。買い物から帰ってきて冷蔵庫を開けると、ほぼなにも入っていなかった。確かに卵はあったが、後は調味料と飲み物くらいしか目につかない。普段は一体なにを食べているのだろうと素朴な疑問が浮かぶ。夜、それなりの時間 [続きを読む]
  • 月と太陽20
  • 平日はどうしてもなかなかゆっくりと会う時間がない。那月もそれは仕方がないなとは思っている。お互い違う部活をやっている。それにどちらかというと那月がやっているテニス部のほうが活動に熱心というか拘束される時間が長い気がする。それを日陽に言うと「俺んとこも熱心は熱心だぞ」とまるで対抗心でも燃やしているかのように言われて少し可愛いなあと思ったりした。「ただ割と顧問が管理タイプのセンセーだからか、あまりぎゅ [続きを読む]
  • 月と太陽19
  • 午前中の休み時間、クラスメイトに話しかけられ何かを答え、そして笑い合っている那月を日陽はぼんやり見ていた。短い休み時間は昼休みよりも皆それぞれ好き勝手に過ごしている。女子は大抵ある程度のグループで集まっていることが多くて日陽としてはいつもほんのり謎だったりする。彼女が居た時に聞いてみたら「上司に誘われて行く飲み会みたいなものよ」と言われて余計分からなかった。「そもそも俺もお前も社会人じゃなくて学生 [続きを読む]
  • 月と太陽16
  • 一緒に休日を過ごした日はとても嬉しくて心穏やかで、満ち足りた気持ちになる。ずっと外にいて残念ながらくっついたりイチャイチャ出来なかったとしても、日陽の大切な一日を貰ったような気にもなってほんわかとする。那月はベッドに横になり、ふと目についた「ツキくん」を手に取った。いつみても微妙な顔をしている。そしてなんの生き物かいまいちよく分からない。地球外生命だと思いたいところだが、スペースちっくな話ではない [続きを読む]
  • 月と太陽15
  • 今まで付き合っている相手と出かける場合、日陽が基本的にはエスコートしていた。いや、エスコートと言えば大袈裟かもしれない。彼女の行きたいところがあればそこへ行くし、希望はなるべく聞いてきた。感覚的なものとでも言うのだろうか。付き合っているのでよそよそしい気の使い方はしないが、結構気を配っていたと思う。それが那月となるとその感覚が狂う。元々友だちだしお互い男だ。とはいえ別に悶々と悩むことでもないので率 [続きを読む]
  • 月と太陽14
  • まただ。那月はイライラとした気持ちをなるべく出さないようにしながら思っていた。部活の練習中、日陽が自転車置き場の辺りに居るのに気付いた。もしかして見に来てくれたのかなと嬉しくなったが、日陽の側に智充が居るのにも気付いて一気に気持ちが下がる。なんでいつもそばに居る訳とか、幼馴染で親友で部活も同じだからという答えが分かっていても思ってしまう。「日陽は俺だけのでいて欲しいのに」そんな風に思いつつも、それ [続きを読む]