Conrad さん プロフィール

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Conradさん: the Salon of Vertigo
ハンドル名Conrad さん
ブログタイトルthe Salon of Vertigo
ブログURLhttp://salonofvertigo.blogspot.jp/
サイト紹介文アートとか歌舞伎とか演劇とか徒然のもろもろを書いてます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供71回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2012/05/13 10:54

Conrad さんのブログ記事

  • 茶の湯展
  • 東京国立博物館で開催中の特別展『茶の湯』を観てまいりました。室町の東山御物や唐物趣味から近代の数寄者旧蔵品まで、“茶の湯”の歴史とその世界を、数々の名品・名椀とともに展観するという展覧会。“茶の湯”をテーマにしたここまで大規模な展覧会はトーハクでは実に37年ぶりなのだそうです。長次郎あり、利休あり、もちろん大名物もあり、織部の茶室まで再現されてるし、何といっても集めに集めた名碗の数々は、あれも来てる [続きを読む]
  • 茶碗の中の宇宙
  • 東京国立近代美術館で開催中の『茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術』を観てまいりました。(といっても既に1ヶ月以上前ですが…)初代長次郎から十五代吉左衞門まで、一子相伝で伝えられてきた“樂焼”の450年の歴史をたどる展覧会。京都に引き続いての待望の東京展です。まぁ“茶の湯”の嗜むというような生活を普段してませんので、茶碗は観る専門ですが、樂茶碗の名品が一堂に会する過去最大規模の展覧会とあって、ずっと楽 [続きを読む]
  • 絵巻マニア列伝
  • サントリー美術館で開催中の『絵巻マニア列伝』を観てまいりました。本展は、絵巻を年代順やテーマごとに並べるというのではなく、平安時代の後白河院から江戸時代の松平定信まで、絵巻マニアたちの“マニアぶり”を彼らが虜になった絵巻とともに紹介するという企画展。絵巻を集めたり、取り寄せたり、貸し借りしたりならただのオタクですが、気に入った絵巻を写したり、古い絵巻を修復したり、新作をプロデュースしたりとみんなか [続きを読む]
  • 奇想の絵師 岩佐又兵衛 山中常盤物語絵巻
  • 2月にリニューアルオープンした熱海のMOA美術館。基本設計とデザイン監修を現代美術家の杉本博司氏が手がけ、その仕上がりが期待以上ということで、美術ファンの間ではすっかり話題ですが、わたしも遅まきながら行ってまいりました。現在、リニューアルオープン記念第2弾として、岩佐又兵衛の「山中常盤物語絵巻」が全巻公開されています。ちょうど5年前の全巻公開『絢爛豪華 岩佐又兵衛絵巻』にも観に行っているのですが( [続きを読む]
  • 蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭
  • 京橋の加島美術で開催中の『蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭』展を観てまいりました。最近急にクローズアップされた渡辺省亭(わたなべ せいてい)。美術館で作品を観ることは時折ありますが、こうしてまとまった形で作品が紹介されるのは初めてだといいます。迎賓館赤坂離宮が通年一般公開されるようになってからでしょうか、「花鳥の間」の七宝焼の花鳥図(制作は濤川惣助)が素晴らしいという話をあちこちで聞くようになり、その [続きを読む]
  • 長崎版画と異国の面影
  • 板橋区立美術館で開催中の『長崎版画と異国の面影』を観てまいりました。18世紀中頃から幕末にかけて、長崎で主に土産物として人気だったという長崎版画と、長崎の絵師による肉筆の洋風画の展覧会です。鎖国の江戸時代に唯一外国との窓口になった長崎。長崎(和)とオランダ(蘭)と中国(華)のそれぞれのカラーが混ざり合った異国情緒あふれる文化を「和華蘭(わからん)文化」と呼ぶように、長崎では他のどこにもない独自の文化 [続きを読む]
  • 高麗仏画
  • 根津美術館で開催中の『高麗仏画展』を観てまいりました。昨年秋に京都の泉屋博古館で開催され大変評判の良かった展覧会の巡回です。三井記念美術館の『東山御物の美』や静嘉堂文庫美術館の『よみがえる仏の美』で「水月観音図」を観て深く感動して以来、個人的にここ数年とても気になっていた高麗仏画。その高麗仏画をまとめて観られるとあり、大変楽しみにしていました。高麗仏画とはその名のとおり、10世紀から14世紀にかけて朝 [続きを読む]
  • これぞ暁斎!
  • 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の『ゴールドマン・コレクション これぞ暁斎!』を観てまいりました。本展は、世界屈指の暁斎コレクターとして知られるイギリスのイスラエル・ゴールドマン氏所蔵のコレクションで構成された展覧会。暁斎にハマった理由をゴールドマン氏は「暁斎は楽しいからですよ」と語っているそうで、展示されている作品もみんな楽しげな作品ばかり。出品作は173点。その内60点近くが初出展だといいま [続きを読む]
  • 日本画の教科書 東京編
  • 山種美術館で開催中の『日本画の教科書 東京編 −大観、春草から土牛、魁夷へ』を観てまいりました。前回展の『日本画の教科書 京都編』につづく“東京編”。“京都編”に行けなかったのが返す返すも残念なのですが、“東京編”も“山種コレクション名品選”と銘打つだけあり、錚々たる画家の優品が並びます。東京画壇の中心は東京美術学校であり、日本美術院であり、文展であり、院展であり、いわば日本画の近代化の中で重要な [続きを読む]
  • 加山又造展 生命の煌めき
  • 日本橋高島屋で開催中の『生誕90年 加山又造展〜生命の煌めき』を観てまいりました。今回の展覧会はわずか2週間だけと会期が短いのですが、久しぶりの回顧展とあって、仕事帰りに寄ってきました。加山又造単独の展覧会としては、おととし八王子市夢美術館で『加山又造 アトリエの記憶』がありましたが、都心部でまとまった形で作品が観られるのは2009年の国立新美術館の『加山又造展』以来ではないでしょうか。加山又造は、かれ [続きを読む]
  • 色紙「十二ヶ月図」の美世界展
  • 講談社野間記念館で開催中の『色紙「十二ヶ月図」の美の世界』を観てまいりました。ツイッターのタイムラインを見ていると、ご覧になられた方の評判もよく、何度も足を運ばれる人もいて、わたしも早く観に行かなければと思っていたのですが、場所的にちょっと不便なところということもあって、すっかり出遅れてしまいました。野間記念館は目白の椿山荘のとなり。永青文庫の近くにあります。わたしは昔、間違って講談社の本社(護国 [続きを読む]
  • ガラス絵 幻惑の200年史
  • 府中市美術館で開催中の『ガラス絵 幻惑の200年史』を観てまいりました。ガラス絵と聞いてもあまりピンと来なくて、最初はスルーしてたのですが、結構評判も良いようで、気付いたら会期も終盤、急いで府中に行ってきました。日曜日の16時ぐらいから閉館までいたのですが、割とお客さんも入っていました。“ガラス絵”は透明なガラス板の裏に絵を描き、表から鑑賞する絵画のこと。そのため通常の絵画とは描く順番も逆で、最初に描 [続きを読む]
  • オルセーのナビ派展
  • 三菱一号館美術館で開催中の『オルセーのナビ派展』のブロガー内覧会がありましたので参加してまいりました。本展は、印象派を中心にしたコレクションで知られるフランスのオルセー美術館の所蔵品約80点で構成された展覧会。ナビ派というと、ポスト印象派や象徴主義の展覧会で作品を目にすることはありますが、単独でここまでしっかり取り上げられるのって恐らく初めてではないでしょうか。三菱一号館美術館といえば、一昨年に『ヴ [続きを読む]
  • 並河靖之七宝展
  • 東京都庭園美術館で『並河靖之七宝展』を観てまいりました。最近は明治時代の工芸品の展覧会も多く、並河靖之の七宝作品を観る機会も増えましたが、私自身あまり工芸に明るくないので、詳しいことはよく分かってなかったりします。それでも東京国立博物館の『皇室の名宝』で並河靖之の「四季花鳥図花瓶」を観て衝撃を受けて以来、明治以降の工芸家の中では一番注目していて、京都の並河靖之七宝記念館にも観に行ったりほど。本展は [続きを読む]
  • ティツィアーノとヴェネツィア派展
  • 東京都美術館で開催中の『ティツィアーノとヴェネツィア派展』に行ってきました。昨年国立新美術館で開催された『ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』がすごく良かったので、今回の『ティツィアーノとヴェネツィア派展』も大変楽しみにしていました。ただ、これはあくまでも個人的な感想ですが、去年の『ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』ほどの感動は残念ながらありませんでした。メインのティツィアーノは大変素晴らしいの [続きを読む]
  • 春日大社 千年の至宝
  • 東京国立博物館・平成館で開催中の『春日大社 千年の至宝』を観てまいりました。昨年、20年に一度行われる“式年造替”があったばかりの春日大社。ちょうど去年の春、特別参拝に行ってきたのですが、宝物殿がまだ改修工事中で拝見できなかったので(昨年10月にリニューアルオープン)、今回の展覧会で春日大社の宝物を観られるのを楽しみにしていました。 とはいえ、春日大社ってどんな宝物を持っているのか。パッと思い浮かぶも [続きを読む]
  • 岩佐又兵衛と源氏絵
  • 出光美術館で開催中の『岩佐又兵衛と源氏絵』を観てまいりました。出光美術館では過去に何度か源氏絵や物語絵をテーマにした展覧会をやっていて、そこで又兵衛も紹介されていましたが、今回は昨今注目度が上がっている又兵衛にスポットを当て、源氏絵の魅力に迫るという構成になっています。岩佐又兵衛というと奇想の絵師として取り上げられ、「山中常盤物語絵巻」に代表される絢爛豪華な古浄瑠璃絵巻群や洛中洛外図の最高傑作「洛 [続きを読む]
  • 日本におけるキュビスム − ピカソ・インパクト
  • 埼玉県立近代美術館で開催中の『日本におけるキュビスム − ピカソ・インパクト』を観てまいりました。去年の11月から始まっていて、Twitterなどを見てると結構評判が良くてずっと気になっていたのですが、年末は時間が取れず結局行けずじまい。年明け初日の1/4に早速伺ってきました。一部で展示替えがあり、後期展示が始まっています。本展は日本のキュビズムの流行と受容を捉えた展覧会で、会場は1910年代〜1920年代を中心に戦 [続きを読む]
  • 博物館に初もうで
  • 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、今年も博物館・美術館巡りは、毎年恒例トーハクの『博物館に初もうで』からスタート!去年の『博物館に初もうで』はちょっと出遅れてしまったので、今年は早めに行こうと思っていたのに、着いたら開館30分前。すでに長い行列ができていたのですが、チケットを買う人が分かれ、特別展『平安の秘仏』を観る人が分かれ、ミュージアムシアターの整理 [続きを読む]
  • 2016年 展覧会ベスト10
  • 今年も早いもので最後の一日となりました。先月あたりから今年一番良かった展覧会は何だった?と聞かれたり、『あなたが選ぶ展覧会2016』のプレ投票でベスト5を考えたりということもあって、<展覧会ベスト10>は頭の中で少しずつ整理してたんですけど、そう簡単にはまとまりません。いいものに優劣を付けるのはなかなか難しい…。ところで、拙ブログでは今年は71の展覧会を紹介することができました。今年は特に夏あたりから仕事 [続きを読む]
  • 京都で2つの伊藤若冲展
  • 今年の日本美術の一番の話題といえば、伊藤若冲。東京都美術館で開催された『若冲展』をはじめ、若冲の生誕300年を記念した展覧会が各地でいくつも開かれたり、関連書籍も相次いで刊行されたり、どれも予想以上の盛り上がりを見せました。この1年で一気にメジャー級の絵師として世間に浸透し人気者になった若冲。そんな若冲イヤーの最後を飾る2つの展覧会が京都で開かれていたので観に行ってきました。 まずは京都国立博物館で開 [続きを読む]
  • 小田野直武と秋田蘭画
  • サントリー美術館で開催中の『小田野直武と秋田蘭画』を観てまいりました。秋田蘭画は江戸絵画の展覧会でもときどき見ますし、あまり長く続かず絶えたということも知っていたのですが、それが7年という短い時間の中の出来事だったとは知りませんでした。本展では、秋田蘭画の中心人物である小田野直武と佐竹曙山、また秋田蘭画の理論的指導者だったという平賀源内を中心に、7年という短い時間を駆け抜けた彼らの足跡を丹念に追っ [続きを読む]
  • 浦上玉堂と春琴・秋琴
  • 千葉市美術館で開催中の『文人として生きる − 浦上玉堂と春琴・秋琴 父子の芸術』を観てまいりました。江戸時代を代表する文人画家・浦上玉堂とその子息、春琴と秋琴の父子3人にスポットを当てた展覧会です。浦上玉堂の作品はいろんなところで何度も拝見していますが、2人の息子となると滅多にお目にかかりません。春琴には以前から興味があったので、これはいい機会と思い早速行ってきました。出品数は約270点。前後期で一部 [続きを読む]
  • 色の博物誌 − 江戸の色材を視る・読む
  • 目黒区美術館で開催中の『色の博物誌 − 江戸の色材を視る・読む』を観てまいりました。先にご覧になられた方の評価もすこぶる良くて、気になったので覗いてみたのですが、これが面白い! 他の美術館に行く予定も忘れ、見込んでいた時間を大幅に超えて見入ってしまいました。 目黒区美術館では1992年から5回にかけて、『色の博物誌』という企画展を催していて、本展はその総仕上げともいうべき展覧会なんだそうです。 過去には「 [続きを読む]
  • 水野年方展
  • 原宿の太田記念美術館で開催中の『水野年方 芳年の後継者』を観てまいりました。水野年方は明治時代を代表する浮世絵師の一人。月岡芳年の弟子にして、美人画の名手として知られます。江戸時代の浮世絵に比べて、明治時代の浮世絵を観る機会というのがそもそも多くありませんが、月岡芳年や芳年の師・歌川国芳の展覧会の片隅で数作紹介される程度で、これまで水野年方の作品をしっかり観た覚えがありません。本展はその水野年方の [続きを読む]