河村 和希 さん プロフィール

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河村 和希さん: Polaris 毛糸のテディベア
ハンドル名河村 和希 さん
ブログタイトルPolaris 毛糸のテディベア
ブログURLhttp://polaris-bear.lolipop.jp/polaris/
サイト紹介文私は毛糸のテディベアを制作しています。主に我が家にやってきたベアと、彼らの物語をご紹介しています。
自由文ある日、おひさま色のレオニードがあらわれたことをきっかけに、我が家にはPolarisから毛糸のテディベアがやってくるようになりました。ベアたちはこの世界に慣れるまで我が家で暮らし、テディベアのおまつりで「運命のひと」にめぐり逢い、旅立っていきます。
私とシュンに任されたのは、彼らの思いを形にして送り出す、とっても幸せな仕事です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供56回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2012/05/15 11:40

河村 和希 さんのブログ記事

  • ご挨拶
  • 今日は、満月でした。 いつも お越し下さいまして、ありがとうございます。 昨日、7月8日の記事を持ちまして、5年余り続いた『ポラリスの物語』が終了いたしました。私とシュンは、もとの、暮らしていた世界に戻ってきました。 ある日、思いもよらない事件に巻き込まれたことで、私は、テディベアを編むことができなくなったのですが、幸いなことに、その直後から別の世界で 編み続けられるようになりました。 気持ちを [続きを読む]
  • 星と一緒に (P☆snapshots 195)
  • そしてぼくたちは、それぞれの 元の世界に戻りました。 この家、ぼくのもとの家には、窓の向こうに、大きな竹の林が広がっています。イチョウの木は、ありません。 竹くんが懐かしいと言っていたのは、この家のことなのだと、ぼくたちのために、’目印’を示してくれていたのだと気づきました。 サユもダイちゃんも、ヒロくんも、ここにはいません。この家のまわりには もともと、小さな子供は ぼくしかいなかったのです。 [続きを読む]
  • 元の世界へ (P☆snapshots 194)
  • それじゃ、 ぼく、行くね。竹くん、本当にありがとう。 お礼を言うのは ぼくのほうだ。今まで ありがとう、レオニード。 リリさんとユリちゃんにも、お伝えしてね。うん。『毛糸の家』のみんなに よろしく。 旅立ちにふさわしい、美しい空だ。良かった・・。 いつも 明るい太陽でいてくれた、レオニード。どうか、望む道を生きて欲しい。 きみのどんな選択も、ぼくは応援するよ。 もう大丈夫だね。 ・・ユリ。 思 [続きを読む]
  • 扉 4 (P☆snapshots 193)
  • きみは、『ぼくのため』と知ったとき どう感じたの?嫌な気持ちに、ならなかった・・? 嫌だと思ったことはないよ。 なぜなら、きみもレオも、ぼくに きみと寄り添って生きることを望んではいなくて、ただぼくがいることを 喜んでくれていたから。その気持ちがいつも 伝わっていたから。 良かった・・* ルーポ。 ぼくは、分かったよ。『役割』も、実は、複層的に存在する人生の一部分で、何を抱えるか、どう抱えるか、・・ [続きを読む]
  • 扉 3 (P☆snapshots 192)
  • 依存心を刺激しない 真摯で誠実な音楽。捉われずどこまでも入り込んでいける 深く豊かな世界観。 彼の作品は、ずっと変わらない・・。 『fullmoon』。あの家で見上げた 数々の満月。 七色のひとは、オレを 同じ’月’だと言った・・・。 オレを慕って どこにでもくっついてきた、無邪気で人なつこい テディベアのレオニード。 恐れを抱きながらも、孤独に向き合おうと もがき続けていた おまえには、既に充分に、力が備 [続きを読む]
  • async
  • asyncとは、非同期、同期しないこと、という意味だそうです。 今年の3月末に発売された、坂本龍一さんのアルバム『async』。ITの用語でもあり、シュンが喜んでいました^^* ちょうど、直前の4月19日(水)の『クローズアップ現代+』に坂本さんがご出演されていたことも、素敵な偶然で、「私の今年の誕生日プレゼントにしよう・・*」と勝手に嬉しく思っていました。 私が本当に必要としているのは、音楽や物語そのも [続きを読む]
  • 扉 2 (P☆snapshots 191)
  • ・・そうか。 ぼくは、 ずっと、「だいじょうぶ」って思っていたんだ。ずっと、’忘れていたかった’んだ。 ポラリスでの ぼくのこと・・。 もう、思い出せないくらい ずっとずっと前のこと、カズキが、きれいなおひさま色の毛糸で ぼくを作ってくれて、シュンが、柔らかく優しい色のクーピーで、ぼくの遊園地を描いてくれた。 ふたりは ぼくのことが大好きで、いつも ぼくを抱っこして、嬉しそうにぼくの話をしていた。 遊園 [続きを読む]
  • 外の世界で 4 (P☆snapshots 190)
  • どうして、カイトのことを「怒っている」って気づいたことでルーポを作ったことを 思い出したのかというと・・ 初めて ‘怒った’から・・? そうかもしれない・・。 ぼく、それまではずっと、だれかに怒ったりなんかしないって 思っていた。なのに、ほんとは 怒っていたんだ。それって、ぼくが自分の「怒る」気持ちを 途中で止めていたって意味だよね・・。 じゃあ、もしかして、好きだなぁ、すてきだなぁって いっぱい思ったのに [続きを読む]
  • 外の世界で 3 (P☆snapshots 189)
  • ちゃんと、考えるんだ・・。 まず、ぼくがどうして ここにいるかというと、竹くんが 連れて来てくれたから。 そして、どうして 竹くんが連れてきてくれたのかというと、ルーポが戻ってきて、ぼくが ルーポを作ったことを思い出したから。 どうして、思い出したのかというと、ぼくの気持ちを 考えたとき に、本当は、カイトに怒っているってことに 気がついたから。 どうしてカイトのこと、怒っていたかっていうと、カイトが [続きを読む]
  • 扉 1 (P☆snapshots 188)
  • ・・わかった。 レオは ‘回路’を、ポラリスとこの毛糸の家をつなぐ道にすると同時に、ベアたちが『運命のひと』と出会うときのために ポラリスでの力を失わせる装置として、作ったんだ。 だから、回路を通らなかったぼくには、力が残ったんだ。 サルくんにシマトナくん、ガラスのカエルくんは、もともと ポラリスと関係ないひとたちだから、使う必要がなかった。 そして、オブリビオンのベアと同じタイミングでやってきた竹 [続きを読む]
  • 外の世界で 2 (P☆snapshots 187)
  • ぼく、レオニード。今日は、お昼寝のあと、竹くんとプリンのケーキを食べました。 起きたらね、ジャスミンのお花が1つ、咲いていてね、シュンのお家でも、いいにおいが来ていたのを 思い出したんだ・・*  「あまくて、いい におい〜*」 「ジャスミンが咲いたのだな。」 『ワインレッドのベア』より 昨日、リリさんが、ユリちゃんと一緒にカイトを探す旅に出発したの。最初に、シュンの’前の’お家を探すのだそうで [続きを読む]
  • 希望の緑 (P☆snapshots 186)
  • 希望の色をした イチョウの若葉・・。 きれいだなぁ。ぼくは、この緑を きちんと見たかったんだ・・・* コンちゃんとバブルが 大切なことを話してくれて、嬉しかったな。おかげで ずっと考えてきたことに、新しい気づきも もらった。 それは、だれもが、抱えきれないほどたくさんの愛情を持っていて、「愛したい」といつも願っているのだ、ということ。 そして、どうやって「違和感」を受け入れ、向き合うかについても、ひとによ [続きを読む]
  • 外の世界で 1 (P☆snapshots 185)
  • ぼく、レオニード。今、竹くんと一緒に、ユリちゃんのところにいます。 ここは、カイトが暮らしていたお家で、今は、カイトのお母さんのリリさんというひとと ユリちゃんが、ふたりで住んでいるんだよ。 お家は、空と同じくらい高いところにあるんだけれど、大きな窓の前にお庭があって、木があるんだよ。濃いピンクの、ブーゲンビレアというお花がずっと咲いていて、きれいなの。あと、カイトの好きなジャスミンも、もうすぐ咲 [続きを読む]
  • 2017年 春 4 (P☆snapshots 184)
  • あの家で暮らし始めて、半年ほどが経った頃だろうか。 毛糸のベアたちが日課の昼寝をしている間、シュンのPCを開いていたオレは、「ポラリス」のプログラム内に発生した異常に気が付いた。それはセキュリティ上のバグで、緊急性は高くないものの、いずれ『毛糸の家』の世界にも影響を及ぼし得ると推測されるものだった。 バグと関連するいくつかのコードを探し出して 徐々に書き換えていけば、シュンに知らせずに片付けられそ [続きを読む]
  • 2017年 春 3 (P☆snapshots 183)
  • 父が亡くなったという知らせを聞いた半月後、仕事で ある大学教授の研究について調べるために来ていた東京でシュンに出会った。以来、その表情や、非表示の「お母さんを助けて。」の一文が、ふとした瞬間に 繰り返し脳裏をよぎるようになった。 そして、その10日ほど後、3月の終わりに再び訪れた東京の大学の構内で 咲き始めの桜を眺めていた遅い昼休み、気付くと、オレは「毛糸の家」にいた。 どういうわけか、小さな白い毛 [続きを読む]
  • 2017年 春 2 (P☆snapshots 182)
  • 自分が立ち上げた会社を 未来に渡って支配し続けるために、父は、血の繋がった従順な子供を必要とした。 そのため、オレに対する教育熱は凄まじく、物心ついた頃には、英会話と基礎的な算数の学習を日課と定め、7歳で、会社の優秀なエンジニアたちを家庭教師につけ、12歳で、彼らに混じって実際的な開発作業をするよう命じたほどだった。 しかし、14歳でオレが警察に駆け込み、家を出たときには、逡巡なくオレを切り捨てた [続きを読む]
  • 2017年 春 1 (P☆snapshots 181)
  • − ここでの生活も、そろそろ3ヶ月になる。  「ミーティングの招集だ、カイト。」 「・・了解。」 夜通しの作業に、早朝のミーティング。開発者の生活パターンは、どこも変わらないものらしい。   ・・・! 咲いたのか・・。 − オレは、成功者の父と若く美しい母のもとに、暴力で支配された裕福な家庭に、生まれた。 並外れて優秀な頭脳を持ち、一代で情報系の企業を立ち上げ、大きくした父は、自分の内に沸き上がる [続きを読む]
  • 光る風 3 (P☆snapshots 180)
  • この毛糸の家の世界ができて、ポラリスを飛び出してから、そろそろ 4年が経つんだね・・。ぼくにとっては、本当に長くて苦しい、不安定な時間だった。 ・・といっても、まだまだ全然安定していないことは、ぼくのこの話自体が コンちゃんに比べて全然まとまっていないとこからも、バレちゃってると思うんだけどさ。 しかし、ポラリスにいた頃のぼくだったら こんなこと、こんな・・弱音を吐くような話なんて、絶対にしなかった。さん [続きを読む]
  • 光る風 2 (P☆snapshots 179)
  • 「子供の’ふり’だったのか・・。 レオニードと同じ状況なんだと、ずっと思っていたよ。 それに、何かを変えてしまいそうで 聞けなかった・・。」 「聞けなかったよね、お互い。」 − 柔らかな光・・。 今日は、春の風が来ているんだね。 ぼくは、ポラリスで、コンちゃんの次に生まれたらしいんだけど、正確なことは よくは知らない。気づいたときにはもう、レオもコンちゃんもユリちゃんもいたと思うし、ポラリスは「星」だ [続きを読む]
  • 光る風 1 (P☆snapshots 178)
  • 知らなかったよ・・。 ぼくは、コンちゃんも、レオと同じように記憶を失くしていて、自分だけが、力も含めて残されてしまったんだと思っていた。 そしてその原因は、ここを作ってレオを誘い出した ぼくたち以外の誰か、カズキかカイトかシュンの行動にあると考えて、探っていたんだ。 原因がわかれば、目指す結末もある程度予想がついて、この世界にあらかじめ定められたプログラムを読み取れるはずだから、そこから、ぼくにでき [続きを読む]
  • 桜を待つ日々 4 (P☆snapshots 177)
  • .dk{font-size:11px; font-weight: normal;  } カイトさんは、何も言わなかった。ぼくは、何も聞けなかった。 レオニードは、全てを忘れたままだった。 (『P☆snapshots 29』より) ぼくは、自分が情けなくてたまらなかった。 ユリちゃんは、どうしているだろう、ぼくらがいっぺんにいなくなってしまって、どんなに大変な思いをしているだろう、友情を裏切られて、深く傷ついているんじゃないだろうか。 レオニードの変 [続きを読む]
  • 桜を待つ日々3 (P☆snapshots 176)
  • 「知らなかったよ・・。」 「私も。この記憶の一部が あとから直されたものだなんて考えられないな・・。 ただ、’2013年の春’のことは、 ブログで、シュンのプロフィールを『永遠の11歳』と書いた文章を なぜかずっと変えられなかったから、そうかも、とも思ったりして・・。 ’始まり’を記しておく必要が、あったってこと?」  「カイトさんのためにね。 戻ってくる直前にも、短い手紙が届いたでしょう。あれも’ [続きを読む]
  • 桜を待つ日々2 (P☆snapshots 175)
  • 2013年春のあの日。彼やバブルのようにポラリスの機能をコントロールする役割を持たないぼくは、レオニードを追ってポラリスを飛び出した瞬間、行き場を失った。 必死に動き回り、叩き続けてようやく見つかった隙間から入り込んだところが、「2012年の夏のおまつり」の直前だった。 この家が、普段は何重にも閉じられていて、ベアたちのおまつりの頃にだけ緩められると知ったのは、ずっと後になってからだった。 よ [続きを読む]
  • ピンクッションを作りました
  • 待ち針がたくさん刺せるような 大きなピンクッションが欲しくて、かぎ針編みで作ってみました。 テーマは「存在感&安定感」。すぐに探し出せて、転がらないピンクッションを目指しました^^。高さ約13cm、球の直径約10cmです。毛糸の色をグリーン(サボテン風)、ホワイト(アイスクリーム風)と迷いましたが待ち針が一番目立つ、あずき色にしました。同系色が落ち着いた雰囲気を出してくれて良かったです。 使用 [続きを読む]
  • 桜を待つ日々 1 (P☆snapshots 174)
  • レオニードが覚醒を始めたら話したいと、決めていたことがあるんだ。きみが来てくれたことで、そのときが来たんだと 分かった。 ありがとう、ルーポ。  うん・・・* ぼくは、レオニードの次に生まれたベアだ。レオニードが一人でさびしいだろうと、シュンが作ったんだ。当時、『PowerPoint』上でレオと遊園地の門の間に描かれて、少し窮屈だったのを 覚えている。 シュンは続けて、バブルとユリちゃんを作り、やがてぼくた [続きを読む]