高野敦志 さん プロフィール

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高野敦志さん: 「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ハンドル名高野敦志 さん
ブログタイトル「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ブログURLhttp://takanoatsushi.seesaa.net/
サイト紹介文舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。
自由文ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供629回 / 365日(平均12.1回/週) - 参加 2012/05/18 21:19

高野敦志 さんのブログ記事

  • 首里城の幻影(3)
  •  一八七一年(明治四)の廃藩置県は、本土では大きな抵抗もなく行われた。大名は参勤交代で、一年おきに江戸で生活していたから、東京住まいになることへの拒絶反応も少なかったのだろう。 その年、琉球王国は琉球藩に、琉球国王は琉球藩王に格下げされたが、琉球王府はこれまでの慣例は維持されるものと考えていた。これは日本への併合を進める上での、過渡的な措置だったのだが。 一九七九(明治十二)の琉球処分をもって、琉 [続きを読む]
  • 「カシーナ」と脳内芸術(ePub)
  •  ブレインマシーンの開発は、作家のウィリアム・バロウズが「ドリームマシン」を考案したことに始まりました。日本では1990年頃に発売された「メガブレイン」が一世を風靡しました。ここではMindPlace社の「カシーナ」を使用する際のヒントと、その文化的背景についてまとめました。 以下のリンクからダウンロードしてください。Kasina.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→ [続きを読む]
  • ぼくはネコなのだ(50)
  •  こんな大きな建物の中に入るのは初めてだった。天井の明かりがついていないから、一列に続く廊下は昼でも薄暗い。兄貴は長い階段を上っていく。後を追って上ると、廊下に沿って同じような部屋がいくつも並んでいた。女の人の声が聞こえてくる。窓は開いているのだが、下からでは中は見えない。 ところが、一つの教室の後ろの戸が、少しだけ開いていた。止めようとしたんだけど、兄貴は部屋に入ってしまった。ぼくはこわくて、入 [続きを読む]
  • 「は」と「が」の使い分け(第3版)
  •  日本人が何気なく使っている「は」と「が」は、外国人の日本語学習者には、なかなか習得することが難しい。同様の区別がある韓国語の話者なら、すぐに理解してもらえるが、中国人や欧米人には、煩雑すぎてなかなか理解してもらえない。読んだり聞いたりする分には問題なくても、いざ表現する段になると、上級レベルの学生でも間違えてしまうことが多い。 古代の日本語では主題の「は」は、用いられていたが、主格の「が」の位置 [続きを読む]
  • 首里城の幻影(2)
  •  御庭から広場に通じる奉神門をくぐった。琉球王国の時代の朱塗りの正殿が、目の前に姿を現した。いかにも威厳を感じさせる姿は、かつてここが一つの国であったことを物語っている。一地方を支配する領主の城は、幕府への遠慮もあって外見は簡素なものだが、首里城は国王の居城であるから、権力をはばかることなく誇示している。 琉球士族の着物をまとった係員のほかは、御庭にはほとんど人影がない。南殿は展示室になっている。 [続きを読む]
  • 梶井基次郎の青春(pdf)
  •  伊豆で過ごした梶井基次郎の生と死への思い、宇野千代や三好達治との交友関係を、美しい伊豆の自然を背景に描いた小説「厚い掌」を、パソコンですぐに開けるpdf形式で配信します。以下のリンクを すると、すぐにpdfが開きますので、パソコンに保存してご覧下さい。atsuitenohira.pdf iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Media→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。 [続きを読む]
  • Kindle Paperwhiteとmobiファイル(2)
  •  問題は個人が作成したmobiファイルや、ePubから変換したmobiファイルである。Kindle Paperwhiteは、あくまでもAmazonで販売されている書籍を読むための端末であって、mobiファイルは基本的に表示するだけである。辞書の起動がうまくいかない。きちんと単語が選択されず、句や文が選択されてしまったりする。mobiファイルの場合には、単語の区切りを認識する機能が正常に働かないようてある。目に優しい電子インクだが、選択範囲 [続きを読む]
  • 『ビーバップとその周辺』(pdf)
  •  ビーバップBebopとは、1940年代に起こったジャズのスタイルで、神業とも思える速さで原曲をアレンジし、即興演奏するジャズの一派です。チャーリー・パーカーをはじめとするミュージシャンのアルバムについて、恣意的な好みで選んだエッセイ集です。これを読んで好きなアルバムを、ぜひ見つけて下さい。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。 以下のリンクからダウンロードできます。Bebop.pdf iTunesから [続きを読む]
  • Kindle Paperwhiteとmobiファイル(1)
  •  Amazonのプレミア会員は、電子書籍端末を廉価で購入することができる。僕の場合は定価より4000円安く手に入った。その際に、Kindle PaperwhiteかKindle Fireにするか迷った。読書以外に、映画を見たり、音楽を聴いたりと、タブレットを多様に使いたい場合は、Kindle Fireが良いだろう。 ただ、多様な機能がついていると、ついそちらに気が向いてしまい、読書に集中できないという問題がある。迷った末に、Kindle Paperwhiteを選 [続きを読む]
  • ネルヴァル Nervalの「緑の怪物」(pdf)
  •  19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。今回はパソコンですぐに開 [続きを読む]
  • ぼくがダライラマ?(13)
  •  それからというもの、ぼくは以前の陽気さを失っていった。同じ年頃の小坊主たちが、チベット文字の書き方や、経文の唱え方を習ってる間、ぼんやり天井を見つめながら、怖い顔した忿怒尊が、悪い奴らをこらしめるさまを思い描いたり、ふるさとの草原に魂だけは戻って、走り回っているのを空想したりした。 小坊主たちの真似事をやってるうちは良かったが、どれだけ怠けていても、ぼくだけはしかられないことが分かると、小坊主た [続きを読む]
  • 小説「漁火」(pdf)
  •  佐渡を旅した青年が、夜の海に浮かぶ漁火を眺めながら夢想する物語です。舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞し、「青空文庫」にも収録されています。表紙と「青空文庫」に書いたあとがきも加えました。パソコンですぐに開けるpdfファイルなので、保存してからご覧下さい。特にfirefoxの場合、ブラウザのまま開かずに、pdfを保存してからにしてください。iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podca [続きを読む]
  • iOS版のKindleについて
  •  電子書籍のePubは汎用性があるが、AmazonのKindleでは、そのままの形では読み込めない。読み込むためには、Kindle Previewer(https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/A3IWA2TQYMZ5J6)でmobi形式に変換しておく必要がある。 では、Amazom用に作られたmobiファイルを、iPadやiPhoneなどのiOS版のKindleで読み込ませるとどうなるか。縦書きの電子書籍なのに、横書きになってしまい、ルビがきちんと表示されないなど、様々な [続きを読む]
  • 写真とエッセイ『大井川鐵道の旅』(ePub)
  •  静岡県の大井川鐵道は、蒸気機関車の走る本線と、ダム建設のために作られたトロッコ列車が走る井川線からなり、鉄道マニアには見逃すことができない路線です。特に井川線は、日本唯一のアプト式区間を持ち、奥大井湖上駅など、絶景の秘境駅がある野趣あふれた路線です。また、周辺の寸又峡はダイナミックな渓谷に、長い吊り橋がかかり、森林鉄道の廃線跡も残る秘湯のスポットです。「大井川鐵道と寸又峡」ほか3編の鉄道関連のエ [続きを読む]
  • 首里城の幻影(1)
  •  沖縄に王国が生まれたのはいつか。伝説では源頼朝の叔父である為朝が、保元の乱の後に琉球に渡り、初代の王舜天になったとされる。これなどは、源義経が蝦夷地を経て大陸に渡り、ジンギスカンになったというのと同じで、英雄の死を悼む幻想が生み出したものだろう。 歴史的には、沖縄本島に中山、山北、山南という小国家が生まれたが、十五世紀初頭、、中山の王尚巴志が本島の統一を果たした。版図は北は奄美群島から、西は与那 [続きを読む]
  • 『バタイユ Bataille 試論』(ePub)
  •  20世紀フランス文学の重要な作家・思想家のジョルジュ・バタイユ Georges Batailleを、文学と哲学の両面から紹介した「バタイユ試論」を、電子本のePubで配信します。バタイユは「私は哲学者ではない聖者だ。でなければ狂人だろう」と書き、サルトルから「新しい神秘家」として批判されながらも、フランス思想文学の作家として多くの著作を残しました。 本書はバタイユの短編『マダム・エドワルダ』の紹介に始まり、ニーチェや [続きを読む]
  • ふたたび沖縄へ(5)
  •  琉球村には長居してしまった。時計を見ると、すでに午後三時半を回っている。大河ドラマ『琉球の風』のテーマパークに行ってみることにした。一九九三年の前半に放映されたこのドラマは、江戸時代の初期、薩摩藩の侵攻により、幕藩体制に組み込まれつつあった琉球王国を描いている。首里城の再建に合わせて制作されたと言える。 大河ドラマの屋外スタジオとして建てられた施設は、撮影後はテーマパークとして公開された。ブーム [続きを読む]
  • 「と」「ば」「たら」「なら」の違い
  •  人間は似ていることを区別するのが苦手である。フランス語を勉強していた頃、フランス語の単語を思い出そうとすると英語の単語が浮かび、英語でしゃべろうとすると、フランス語の単語が邪魔をした。 同じようなことは、中国人の日本語学習者が、日本語で文章を書いているときにも起きる。中国語の簡体字が混入してしまうのである。また、中国語で話しているのに、日本語の漢語が混じってしまい、国の友人に怪訝な顔をされたとい [続きを読む]
  • ぼくはネコなのだ(49)
  •  酔いがさめた頃、兄貴がぼくに尋ねた、どうしておまえだけ、人間の言葉が分かるんだと。そんなこと言われても分からない。誰か教えてくれないかというので、人間には学校というものがあると答えておいた。「ネコの学校はどこにある?」「そんなもの、あるのかな。うちは母ちゃんが行方知らずだし、父ちゃんは誰だか分からないし、ママチチはあの世に逝っちゃったし」 それからというものの、おばあさんが大学に行きたがるように [続きを読む]
  • ふたたび沖縄へ(4)
  •  園内を見て歩くと、目に入る物すべてが記憶からよみがえった。五年前とほとんど変わっていない。水牛に臼を引かせて、黒砂糖を作っている。ハブとマングースの闘いもやっている。滋養強壮に効くというハブ粉も売っていた。試しになめてみたが、死んだトカゲの味といった感じで、このままじゃちょっと無理だ。毒のない大蛇をお客の首にかけている。いくら蛇革で金運が上がると言われても、生きていて動くのはちょっとごめんだ。  [続きを読む]
  • 写真とエッセイ「立山黒部アルペンルートの旅」(pdf)
  •  本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の画像を、多数収録しました。 ただし、pdfに加工する過程で、画像がかなり圧縮されています。高解像度の写真をご覧になりたい場合は、ePub版をiPadやiPhoneのiBooks(https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8)でご覧下さい。 pdf版をダウンロードするには、以下のリン [続きを読む]
  • 男はつらいよ 寅次郎恋歌(第8作)
  •  今まで何回見たことだろう。このシリーズの中で「寅次郎恋歌」を見たのは、これで五回以上になる。日本語の教材にシナリオの一部が載っていて、読解の後に学生と見たものである。借りてきたDVDでは、日本語の字幕も表示できるので、江戸弁の早口でも、上級レベルの外国人学生なら理解できた。ユーモアとペーソスは、世界共通の感覚である。 今回は妹さくらの夫、博の母が危篤になる。葬儀の場面に現れた寅次郎は、妻に先立た [続きを読む]
  • 青海の白い雲(pdf)
  •  チベット旅行記『懐かしのチベット』の続篇です。2000年(平成12)の夏に、チベット人が居住する青海省から甘粛省にかけて旅した記録です。今回は日本人は僕一人で、中国人のガイドと運転手の三人で行動しました。『青海の白い雲』と名づけることとし、エッセイ「チベット人との語らい」を加えました。パソコンですぐに開けるpdf版を公開します。保存してからご覧下さい。 以下のリンクからダウンロードして下さいQinghai.pdf  [続きを読む]
  • Kindle Paperwhiteでパーソナル・ドキュメントを読む
  •  Kindle Paperwhiteの場合、ワードやpdf、html、txtや各種の画像、およびkindle形式の電子書籍のファイルが表示できる。もちろん、自作の電子書籍も読むことが可能である。ただし、ePubの場合には、事前にKindle Previewer(https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/A3IWA2TQYMZ5J6)でmobi形式に変換しておく必要がある、 自作の電子書籍を作るには、あらかじめ表紙を加工しておき、一太郎に作品を流し込んだら、簡単なリン [続きを読む]
  • 懐かしのチベット(pdf)
  •  チベットの自然と文化に触れた心の旅を、紀行文の形でまとめました。古代チベット王の霊廟や宮殿、ヤルツァンポ川の流れ、チベット仏教の寺院、神秘の湖、ポタラ宮とダライラマの離宮などを巡りました。付録として西安の大雁塔、楊貴妃で有名な華清池、始皇帝陵についても触れました。  今回はパソコンでもすぐに開けるpdf版を公開します。以下のリンクからダウンロードして下さい。Tibet.pdf iTunesからダウンロードする場合 [続きを読む]