高野敦志 さん プロフィール

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高野敦志さん: 「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ハンドル名高野敦志 さん
ブログタイトル「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
ブログURLhttp://takanoatsushi.seesaa.net/
サイト紹介文舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。
自由文ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。
http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供590回 / 365日(平均11.3回/週) - 参加 2012/05/18 21:19

高野敦志 さんのブログ記事

  • ぼくはネコなのだ(27)
  •  ぼくが柿の木と屋根の間を、行ったり来たりしていると、おなかがいっぱいのはずの兄貴まで一緒になって、屋根の上で飛び跳ねるのだった。体の重い兄貴がジャンプしたものだから、家の中はどれだけ騒がしかったことだろう。 裏口から髪の短いおじさんが出てきた。柿の木の下から見上げている。ぼくが柿の木に飛び移ると、兄貴も屋根の端から顔をのぞかせ見下ろしている。「ほんとに、こいつら中に入れろって言ってるよ」 おじさ [続きを読む]
  • 「カシーナ」と脳内芸術(pdf)
  •  ブレインマシーンの開発は、作家のウィリアム・バロウズが「ドリームマシン」を考案したことに始まりました。日本では1990年頃に発売された「メガブレイン」が一世を風靡しました。ここではMindPlace社の「カシーナ」を使用する際のヒントと、その文化的背景についてまとめました。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版です。パソコンに保存してからご覧下さい。 以下のリンクからダウンロードしてください。Kasina.pdf iTunes [続きを読む]
  • 桃太郎生まれず
  •  むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。その二人を密告した者がおりました。おじいさんは国司の林で薪を取った罪で、おばあさんは流れてきた桃を勝手に持ち帰った罪で検非違使に捕らえられ、ともに獄死してしまいました。押収された桃も、何者かが食べてしまいました。 その頃、都では人に化けた鬼が重税を課して、民を苦しめておりました [続きを読む]
  • 超短編集「夢現万華鏡」(ePub)
  •  星新一のショートショートよりも短いものは、300字小説だと言われます。古典に取材したもの、SF、寓話、シュールな夢幻の世界や、現実の場面を脚色したものなど、80篇余りを収録しました。無限に広がるイメージと戯れたり、何が暗示されているか謎解きをしましょう。 以下のリンクからダウンロードして下さい。kaleidoscope.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフ [続きを読む]
  • ぼくはネコなのだ(26)
  •  日が暮れた頃、裏口のドアが開いた。出てきた兄貴は眠そうな顔をしている。口に鼻を近づけたら、何やら肉のにおいもする。「中はすごいぞ。オレらのオンボロ小屋とは大違いさ。夜になったのに、昼間みたいに明るいし。暖かい風が出てくる箱まであるんだ。おやつもらって、箱の前に座っていたら、気持ちよくなって寝てしまったよ」 ぼくはうらやましかったが、裏口がまた開く気配はない。しかたなく、プラスチックのネコ小屋に入 [続きを読む]
  • 芥川龍之介論(pdf)
  •  芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。   akutagawaron.pdf iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入ります。大部分のパソコンにインストールされているAdobe Readerで読むことができます [続きを読む]
  • 『男はつらいよ フーテンの寅』第3作
  •  極道の寅次郎は、散々周りをひっかき回す。自分は幸せになれないけれども、人間にとって何が大切かは分かっていて、困っている男女がいると、仲を取り持つ役を買って出る。いわゆるトリックスターという存在で、沈滞した世間を混乱させることで、本来あるべき姿を思い出させてくれるのである。 今回、寅次郎に見合いの話が出る。ところが、相手の駒子という女は古くからの知り合いで、浮気した男への腹癒せのために、お見合いを [続きを読む]
  • 《Gateway Experience》私見(ePub)
  • 「体外離脱」を探究したロバート・モンローと、左右の脳を同期させるヘミシンクの技術、宗教的な変性意識が体験できる《Gateway Experience》、死後の世界を探索できる《Going Home》などについて、実践する場合に知っておくとよいことや、僕自身が体験した上での私見をまとめてみました。関心は持っているが、自身でやるかどうか迷っている場合などは、参考になるのではないかと思います。 以下のリンクから、ダウンロードできま [続きを読む]
  • 石垣島のイトマンジー(5)
  •  足にフィン、人工のひれをつけると、一気に泳ぎが楽になる。足を数回動かすだけで、滑るように進めるのだから。人間が魚になるには不可欠の物だ。また、ゴムで足を保護するという意味もある。 足の届かぬ深みに進んでいく。水中メガネに映ったのは、観賞魚のようにかわいい小魚、青白いルリスズメダイである。頭部が紫で尾の方がオレンジの小魚も目を引いた。ロイヤルドティーバックという名前だそうだ。黄色と黒の縦縞のクラカ [続きを読む]
  • みちのく・では 陸奥・出羽の旅 第2版(pdf)
  •  僕の青春時代から数年前に至るまでの全4回、東北を旅した紀行文です。東北は江戸時代までは、広大な地域が、陸奥・出羽の2国にしか分割されていませんでした。長らく日本人にとっては、最果ての地だったからです。 ここには、旅の先々で感じた思いやイメージがつづってあります。エキゾチックな感覚にとらわれるのは、僕だけではないでしょう。そこには寡黙ながらも、懐の深い自然があります。気軽に読めるものと思いますので [続きを読む]
  • ぼくはネコなのだ(25)
  •  毎晩冷えるようになったなと思っていたら、玄関先に新しいネコ小屋ができた。雨が吹っかけても大丈夫なように、プラスチックとかいうぬれない材料で作られている。体重の重たい兄貴が載っても、ダンボールみたいにへこまない。 しかも、夜になると中に湯たんぽを入れてくれた。これは本当にありがたかった。ぼくたちネコのふるさとは、遠い遠い南の国だから、北の国がふるさとのイヌとは大違いなんだ。これ以上寒くなったら、病 [続きを読む]
  • 『バベルの図書館』をめぐって(pdf)
  •  アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスが選んだ世界文学全集『バベルの図書館』について、自由な形で書いたエッセイを一冊にまとめました。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。元の作品を読んでいなければ分からないというわけでもないので、気軽に読み流していただければと思います。 以下のリンクからダウンロードし、保存してからお読み下さい。Babel.pdf iTunesからダウンロードする場合は、マイ [続きを読む]
  • ゲリー・ボーネルの『超入門 アカシックレコード』(3)
  •  そういえば、ロバート・モンローは体外離脱した後、「第二の体」からさらに離脱して、純粋な「魂」として宇宙空間を旅している。肉体から離脱した「第二の体」は「魂魄」で、肉体と同じ形をしたエネルギー体の「魄」も離脱の対象ということだろう。これなども、「魂」と「身体感覚意識」の結びつきによって個性が生成されている、というゲリー・ボーネル氏の主張と一致するものと考えられる。『超入門 アカシックレコード』の巻 [続きを読む]
  • アイヌモシリへの旅(pdf)
  •  北海道各地にあったユースホステルに泊まりながら、大自然に触れた心の旅をつづりました。成人して間もない大学生が、熟年に至るまでの全4回、30年間の変遷がたどれます。1980年代から90年代のユースホステルの様子や、当時の若者の姿も描きました。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。 以下のリンクからダウンロードしてからご覧下さい。ainu.pdf iTunesからダウンロードする場合は、マイミュージッ [続きを読む]
  • ゲリー・ボーネルの『超入門 アカシックレコード』(2)
  •  この本を読んでもっとも印象的だったのは、個人が「肉体」と「魂」、「身体感覚意識」の三つの要素で構成されているという点である。精神と肉体という二元論に慣れた現代人には、ちょっと理解しにくいだろう。仏教の場合も、この二元論の枠組みにはまっているように思われる。 一方、古代の中国人や日本人は、魂魄というものを想定していた。魂魄を和英辞典で見ると、soulと訳されている。これでは魂魄が理解できない。「陽」の [続きを読む]
  • 第5版『電子本(電子書籍)を作ろう!』(ePub)
  • 『電子本を作ろう!』(ePub)の第5版を公開します。ジャストシステムの「一太郎2016」に関する新情報を含んだ増補版です。ePubやmobi、およびpdf形式で作るノウハウを解説します。電子書籍の形式について説明した後、文章を書いていく上での注意点、ファイルの作成方法、公開の仕方などを順に述べていきます。 第五版においては、「一太郎2016」で追加された機能のほか、ePubの固定レイアウトとPDFの違い、ePubの脚注の問題、「 [続きを読む]
  • 小説「海に帰る日」(ePub)
  •  日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をePub形式の電子書籍で提供します。ほのぼのした世界を描きましたので、ぜひご覧になってください。  以下のリンクからダウンロードして下さい。uminikaeruhi.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュー [続きを読む]
  • 高野敦志童話集(pdf)
  •  僕が幼児から成人するまでの思い出を元にした、「黄色いニワトリ 赤いニワトリ」「子どもの作り方」「インコのピーちゃん」の三篇を、パソコンですぐに開けるpdfでアップロードします。ごく短い作品ですので、気軽に読めると思います。ぜひ、ご覧になってください。ちなみに、表紙の写真は幼い頃の自分です。 なお、携帯端末でご覧になる場合は、ePub版が適しています。 以下のリンクからダウンロードして下さい。douwashu.pd [続きを読む]
  • 「は」と「が」の使い分け(第3版)
  •  日本人が何気なく使っている「は」と「が」は、外国人の日本語学習者には、なかなか習得することが難しい。同様の区別がある韓国語の話者なら、すぐに理解してもらえるが、中国人や欧米人には、煩雑すぎてなかなか理解してもらえない。読んだり聞いたりする分には問題なくても、いざ表現する段になると、上級レベルの学生でも間違えてしまうことが多い。 古代の日本語では主題の「は」は、用いられていたが、主格の「が」の位置 [続きを読む]
  • 石垣島のイトマンジー(4)
  •  実は昨夜、洗濯をして干しておいたのだが、漁をやっている青年が取り込んでくれていた。こういう家庭的なところが、ユースホステルの良さなのだ。束の間の友情だと分かっていても。 ペアレントの奥さんが用意してくれた弁当を食べた。雨が上がったところで、若いおじさんと一緒に、また海岸に出かけていった。潮はすっかり引いていた。魚のいっぱいいるイトマンジー(糸満地)という小島に行くことになった。かつてはこの島で、 [続きを読む]
  • 高野敦志編『高野邦夫詩撰』(pdf)
  •  高野邦夫は昭和3(1928)年、現在の川崎市幸区に生まれました。太平洋戦争末期に予科練に入隊。戦場に送られる前に終戦を迎えました。戦後は国語の教員を務めるかたわら、詩を書き続けました。日本詩人クラブや俳人協会の会員でした。平成9(1997)年、敗血症で亡くなりました。享年68歳でした。生前刊行された父の詩集、および遺稿から選び出した詩篇を『高野邦夫詩撰』としてまとめました。今回はパソコンでも簡単に開けるpdf版を [続きを読む]
  • 石垣島のイトマンジー(3)
  •  沖にある珊瑚礁は、天然の防波堤となっているらしい。ここからはまだ見えないが。真下の海水はほとんど動いていない。「潮が引くと見えてくるよ」 おじさんが言った。彼方から波の砕ける音がする。珊瑚礁が隠れている辺りから。その先には少し黒い雲が見える。目を凝らすと、細い糸のような物が下がっている。「あそこは雨が降っているんだよ。本土じゃどこで雨が降ってるかなんて分からないだろ」 たしかに、これほど視界が開 [続きを読む]
  • 詩と人生「蝶と猫」(pdf)
  •  日本詩人クラブ、俳人協会の会員だった父、高野邦夫が、生前に行った詩と人生に関する講演を文字起こししたものです。軍国少年として予科練に志願し、終戦を境に価値観の崩壊を体験したこと、教員生活や闘病生活を通して、詩とは何か、いかにすれば詩が生み出されるかについて語っています。講演のほかに、若い頃の写真や略年譜、自身の青春について述べた肉声も収録されています。 今回はパソコンですぐに開けるpdfを公開しま [続きを読む]
  • 自動消去装置
  • 「では、財務省のコンピューターは、一定期間が過ぎると文書が消去されてしまうというのですね。あなた、国民をばかにしていませんか。パソコンのデータは、ゴミ箱に捨ててしまっても、単に上書きして見えないようにしているだけで、ハードディスクそのものを初期化しない限り、データは復元されるんですよ」「本当です(^。^;) 一定期間経つと自動的に……」「では、保存すべきデータが消えてしまったら、どうなさるんですか」「本 [続きを読む]