ハナムラ さん プロフィール

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ハナムラさん: レベルブック
ハンドル名ハナムラ さん
ブログタイトルレベルブック
ブログURLhttp://levelbook.seesaa.net/
サイト紹介文ひたすら小説
自由文事実は小説より奇に違いない。 だけど、その事実を相手に伝える時、 すでに小説が始まっている、と個人的には思ってる…
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2012/06/05 18:15

ハナムラ さんのブログ記事

  • #270 『イージー・サン』03
  • 僕は一瞬だけ怖気づいたけれど、一呼吸して、だって、セックスは、好きな人同士がするって聞いていたから、と彼女から視線を外しながら呟いた―本文は以下です↓イージー・サン03.pdfFacebookでは、人類史、というか、イージー・サンにまつわるコラムを連載しています。https://www.facebook.com/profile.php?id=100011461448239 [続きを読む]
  • #269 『イージー・サン』02
  • 何十億年前、水の中に相容れない油膜ができて、それが大海から区切られ、初めて生命が誕生したことを思えば、その一粒、いや一粒なんてものじゃない微細な、塵の何万分、何億分の一の、その一つから、僕らは分裂して出来たのだから、固体として分かれたことを、人間くらい大脳が発達すれば考えたりするだろう、ちゃんと、区切られてるって、そういう鼻歌だった―本文は以下です↓イージー・サン02.pdf [続きを読む]
  • #268 『イージー・サン』01
  • 人が、人として森から抜け出した日が、太古の記憶には間違いなくある。百万年とも三百万年前ともいわれている、気の遠くなる遥か過去に、確かに、その日はあった。ヒトは、不完全な体で、前足、つまり、いずれ手って呼ばれるものをそっと大地から離し、よろめきながら後ろ足だけで立ち上がった。樹上ではいつも木の葉にさえぎられていた陽射しに、おそらく、手をかざし、目を細めたんだろう。そこで人は、太陽と大地とどんな契りを [続きを読む]
  • #266 『セノイピープル people dreaming as senoi』24
  • 「戻ってきますか?」もう、真木の澄んだ声は、手を伸ばしても届かない、はるか頭上に聞こえていた。何度もリフレインしているみたいで、僕の反応をせかすようだ。僕は少しだけ不機嫌を装って、「ああ…、猫にね、餌もやらなきゃいけないから…」再び目を閉じた―本文は以下です↓セノイ24.pdf登場人物相関図 [続きを読む]
  • #263 『セノイピープル people dreaming as senoi』21
  • 「疲れただろう、少し眠るんだ」僕は彼女の細い肩をさすり続けた。誰に、言っているんだろうか、眠りたいのは、僕だろう。眠ってしまえば、全てのことが境界を失って、その曖昧なまどろみに身をゆだねられる。それが、この陋屋から抜け出せる、たった一つの希望だった。本文は以下です↓セノイ21.pdf登場人物相関図 [続きを読む]
  • #262 『セノイピープル people dreaming as senoi』20
  • 私は葡萄畑、―それはもう冬が近い頃で、ただ、枯れ木になったやつが、坂道を延々と伸びてるのをその子と眺めていたんです。明晰夢って言うんです。これは夢だって意識できるらしいんです。そうすると、何でも思いのままに叶うって、それで、聞いたんです。私は、これは夢の中だって、はっきりした意識で、彼女に、どうして死んだりしたのかって―本文は以下です↓セノイ20.pdf登場人物相関図 [続きを読む]
  • #261 『セノイピープル people dreaming as senoi』19
  • 「不思議でした。夢は不合理で、なんだか現実離れしたようなことばっかりなのに、書いてるうちに、変な気持ちになっていっちゃうんです」「変な気持ち?」「わかります?」僕はその問いに、わずかに考えて、「何となく、わかる」と答え、「多分、現実に、本当にあったことのように、思えちゃう、そんなところなんだろうか」と言った―本文は以下です↓セノイ19.pdf登場人物相関図 [続きを読む]
  • #256 『セノイピープル people dreaming as senoi』14
  • この家庭を築けたことを感謝している、そういう類のこと、口にしたかった。だけど僕はそこまでで口を閉ざした。目を軽く閉じると、あの深い色したオフィスの壁が浮かんで、そこを行き来する背の高い人影があった。確かあの男にも、二人の幼い子がいたはずだった―本文は以下です↓セノイ14.pdf人物の相関図 [続きを読む]
  • #255 『セノイピープル people dreaming as senoi』13
  • 「なんだろうね、夢は怖いものって思ったから、起きてることの方がすごい安らぎだったような、そんな印象がある」「起きてる方が、安らぐ…、」真木は噛んで含むように口にした。「また、目を閉じると、妹の手、そう、あったかくてさ、それが意識から遠のいていくみたいで、」そうして、僕は、眠い目をしばたたかせ、眠りに落ちることを拒んでいた―本文は以下です↓セノイ13.pdf人物の相関図 [続きを読む]
  • #254 『セノイピープル people dreaming as senoi』12
  • 「やっぱ港さん、なんでも上手くやり過ぎてますよ」「…」僕の心中に不快なものが淀みのように流れ始めていた。「聞いてて、怖いくらいです、完璧です。僕には、とても真似できない、そう思いました」その言葉、とても皮肉っぽいものだったに違いない。しかし口調は妙に穏やかで、何かを知悉しているようなトーンに響いた。本文は以下です↓セノイ12.pdf人物の相関図 [続きを読む]
  • #253 『セノイピープル people dreaming as senoi』11
  • 人には的確に言葉を伝える術なんてこれっぽっちもないのだ。それは言い手のエゴでしかない。言葉は、人に物を伝えるために産まれた。だけど数限りなく増産され、それぞれの人にそれぞれのニュアンスとして結びつく。そういうものだ。本文は以下です↓セノイ11.pdf人物の相関図 [続きを読む]
  • #250 『セノイピープル people dreaming as senoi』08
  • 「あんたには、わかんないでしょうね、組織でうまくやってく人だから」「な…」僕は言葉を返せなかった。「卑屈になってでも、頭下げなきゃなんないことがあるでしょ、そういうの、わかんないでしょ」そう言いながらすでに草壁は立ち上がっていた。本文は以下です↓セノイ08.pdf [続きを読む]
  • #247 『セノイピープル people dreaming as senoi』05
  • かみさんには、まだ言ってないんだ。また吸い始めちゃったこと。ばれたら、何言われるか僕が苦い顔して言うと、なぜか真木の眼が大きく見開かれ、あきらかな驚きの表情になった。どした?僕は、少し彼女の態度が大げさに見えて、思わず聞き返した。本文は以下です↓セノイ05.pdf [続きを読む]