mtsukasa さん プロフィール

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mtsukasaさん: Kato's Lab日誌
ハンドル名mtsukasa さん
ブログタイトルKato's Lab日誌
ブログURLhttp://katolab.blog.fc2.com/
サイト紹介文 加藤司(東洋大学)のブログ。心理学者の日々の研究を、好き勝手に記載した。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供237回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2012/06/17 13:26

mtsukasa さんのブログ記事

  • 残念な学生が実験実習のデータを狂わせる
  •  このブログの記事で書いた「学生の実験実習のデータは正確か?」の続き。 是非はともかく、多くの大学では、実験実習をいくつかの班に分けて実施している(と思う)。班によって、一生懸命取り組む班もあれば、適当に実験をする班もある。まあ、どこの大学も同じ。そこで、以下のような仮説を検証してみることにした。●仮説:一生懸命実験実習に取り組んだ班のデータほど、真のデータに近似している。●方法○サンプル 東洋大 [続きを読む]
  • 良い判断、編集委員長
  •  Retraction Watchによれば、Scientific Reports誌に掲載された論文(Pastrello, C., et al., 2016)に、研究計画上の問題があることが指摘された(研究の内容に関しては、僕はよくわからないし、どこに不備があるのかもわからないけれど)。この指摘を受けて、Scientific Reports誌は、著者に対して、再度、研究をし直したうえで、同様の結果が得られなければ論文を撤回するという選択肢を与えた。 この論文にアクセスすると、 [続きを読む]
  • 真面目な学生専用のエレベータを
  •  先のブログ「真面目な学生たちに無償の奨学金を」と同じ理由で、真面目な学生専用のエレベータを作ってほしい(現実には無理だけれど)。 エレベータは、講義と講義の間の時間帯はとても混んでいて、なかなか動かない(どこの大学も同じだと思う)。講義に遅刻しようがどうでもいい学生たちは、エレベータから降りるときも、乗るときも、スマホを操作しながら、たっぷり時間をかける。とても急いでいるようには思えない。3階か [続きを読む]
  • 真面目な学生たちに無償の奨学金を
  •  心底思う。 大学は、真面目に講義を受けている学生たちに、無償で奨学金を授与すべし。 そんな運動をしようかなぁ。とそう思う。 誤解しないでほしいのは、真面目な学生とは、講義を熱心に聞いている学生のことであり、成績のいい学生のことではない。 講義を破壊する学生たちを相手に講義をする気力を与えてくれるのが、熱心に講義を聞く学生だからだ。研究成果を出している大学教員にとって(似非研究者は違うけれど)、研 [続きを読む]
  • 真面目な学生を救う
  •  10年以上も、真面目な学生のために、考えられるあらゆることをやって来たが、何ひとつ、うまくいかなかった。本当に行いたい講義をすることはできず(もちろん講義の科目ではない、講義のレベルや質のこと)、実験実習ではもっとやるべきことがたくさんあるのに、それすらできない。真面目な学生には、心の底から、謝罪しなければならない。  真面目な学生とは、成績のいい学生のことででもないし、大学のレクレーション活動に [続きを読む]
  • 研究者になるために
  •  研究者になるためにはどうしたらいいのだろうか?  ここで言う研究者とは、大学教員のことではない。研究成果を上げている人物のことである。 一般的には、優れた研究者になるために、優れた研究者の真似をしたがるのだが、この方法は必ずしもうまくいくとは限らない。優れた研究者たちが語ることは、個人的な経験にすぎず、その優れた研究者は、そのような方法でうまくいったかもしれないけれど、凡人がその方法でうまくいく [続きを読む]
  • APAよ。何てことをするんだ
  •  Retraction Watchによれば、American Psychological Association(APA)は、フェブサイトにAPAの論文を張り付ける行為をやめるように通達を出した。すでに12,460名の個人、ResearchgateやAcademia、大学を含む349のアカデミック機関に通達しているらしい。僕のところには連絡が来ないので、詳細は分からないけれど。でも、「APA、そんなに権威的になりたいのか、日本心理学会と一緒じゃないか」と言いたくなる。 APAのこうした [続きを読む]
  • また、レジェクとメールが……
  •  先日、投稿した論文が、査読に回されることなく、レジェクトされた。 例のごとく、投稿された論文は、この雑誌の範疇ではありません。ということ。なぜ、範疇ではないのかに関して、少し具体的に書かれていた。雑誌の出版目的をよく読んで、投稿せねば。それでも、難しいだよなぁ。雑誌の目的に適合した論文を投稿するのは…… なぜなら、僕の場合(多分研究者の多く)は、掲載される可能性の高い雑誌ではなくて、掲載してほし [続きを読む]
  • 同意書を得ていないために大学を退職
  •  ヒトを対象にした研究をする上で、同意書を取ることは絶対条件。同意書の内容を十分に理解することのできない被験者に対しては、保護者や代理人の同意書が必要。そんなことは当たり前なので、わざわざブログで書く必要もないことだけれど。 福島大学の人間発達文化学類の教官が、インタビューした内容を無断で大学紀要に掲載し、退職することになった。  これからは、日本でも、同意書を取らず、論文を書けば懲戒免職すらあり [続きを読む]
  • ギフトオーサーが学会から永久追放
  •  研究に関与していないにもかかわらず、共著者として名前を連ね、不当に業績を増やしていた(いわゆるギフトオーサー)斎藤氏が、日本麻酔科学学会を永久追放になった。正確には、斎藤氏のいくつかの論文に関してねつ造・改ざんがあったことなど(疑惑論文数は40篇)によって、日本麻酔科学学会(2017)が斎藤氏の再入会を認めない声明を出した(斎藤氏はすでに日本麻酔科学学会を自主退会しているため)。 Retraction Watchでは [続きを読む]
  • 本の執筆依頼
  •  ある有名な出版社(格式の高い)から、ストレスに関する本の執筆依頼が送られてきた。正確に言えば、明確に日程を決めたものではなくて、私の専門であるコーピングに関して医学分野での専門書を執筆してほしいというものであった。「当該の出版社の編集担当者になった」という文面もあるので、もしかしたら、単なる挨拶なのかもしれないが・・・ まだ、返事もしていないが。どうしたものか・・・ 普段なら、すぐに返事をしてい [続きを読む]
  • 心理学実験法
  •  頼む。心理学実験法で、寝るな。少人数教室の演習で、寝るな! いや、堂々と寝るなぁ。せめて、控えめに寝ろ。話を聞いているふりくらいはしろ! スマホ触るな。 講義のルールさえ守れないのに、どうして研究倫理が学べるんだ。 最初は怒り。すぐに、やる気が奪われ、講義の終盤には悲しい気分になる。研究室に戻るころには、毎日がいやになる。大学、辞めたい。そう思うようになる。どうしても、真面目な学生には、きちんと [続きを読む]
  • 学生の実験実習のデータは正確か?
  •  僕は何年間もの間、自分で行った実験(あるいは僕が雇った実験者による実験)データと学生が実験実習で行ったデータを比較している。そもそも、両者には、条件面で大きな違いがある。僕の場合は自分自身の実験室(マンションと呼んでいる)で実施するのに対して、学生たちは主に大学内の施設(それはもはや実験室ではない)。僕は刺激の提示や被験者の反応はパソコンで制御・記録しているのに対して、学生たちは手動。 こうした [続きを読む]
  • The Lancet誌が・・・・・・
  •  The Lancet誌の姉妹版として、The Lancet Psychiatry誌が創刊されたと思っていたら、いつの間にか、The Lancet Global Health誌、The Lancet Public Helath誌、The Lancet Child and Adolescent Health誌、The Lancet Neurology誌など、次々と関連雑誌を創刊していた。 The Lancet誌は、僕の研究から遠いので、この雑誌への関心が低かったので、気が付くのにかなりの時間を要した。驚き。 Natureをはじめ、知名度のある雑誌を [続きを読む]
  • 体調不良
  •  少し前に、体調が不良だという記事を書いた。そうすると、「加藤先生、がんばって」「加藤先生、かっこいい」「加藤先生、すてき」などなど、5万2,658通の励ましのメールをいただいた。ありがとうございます。 [続きを読む]
  • すばらしいエディターの判断
  •  あの有名な雑誌New England Journal of Medicine誌で面白いエディトリアルノートが出された(僕はこの情報をRetraction Watchによって知った)。 エディトリアルノートは、40年以上前に出版されたわずか1パラグラフ(101 words)のcorrespondence(Porter, 1980)に関するもの。この論文では、“the development of addiction is rare in medical patients with no history of addiction”(Porter, 1980)と結論付けていて、その [続きを読む]
  • 尊敬される教員
  •  学生に人気のある大学教員と、学生から尊敬される大学教員は全く違う。実際に尊敬のできる大学教員に出会うことのできた学生あるいは元学生なら、この話はよくわかるはず。 学生に人気のある教員は容姿が端麗であったり(服のセンスなども含む)、テレビなどのメディアに露出したり、講義に笑いを持ち込んだり、単位を簡単に出してくれたり、いつもニコニコしていたり、学生からの要望は何でも聞き入れたり(テストはどこから出 [続きを読む]
  • pixiv論文
  •  数日前、○○大学の研究者と思われる人たちが執筆した論文(?)が、ネット上で話題にあがっている、と情報を数少ない研究者の友達からメールで聞いた。この論文、pixivというSNSに掲載され、その内容が村上春樹の作品に対するネガティブなものだとして、議論を読んでいる。どうやら、この論文、「人工○○学会○○大会」で発表された、「ドメイン○○意味が○○単語に○○猥褻な表現の○○」という論文らしい(この情報も事実か [続きを読む]
  • セルインメイ
  •  ブログでも書いた例の下痢の後、体調が望ましくない状態が長期間続いている。研究もままならない。やる気が出ない。 まさに、加藤司株は、セルインメイ状態。 それでも、それでも、実験は続けるし、論文は書けなくてもパソコンの前で、書きかけの論文を眺める。体調が悪くとも、やる気が起こらなくとも、それでも逃げてはならない。 しかし、残念な者は、「生産性が上がらないなら、やっても無駄だから、気晴らしでもすればい [続きを読む]
  • 私語禁止理由を説明する効果
  •  5年ほど前からだろうか、私語など講義で行ってはいけない行為について、「なぜ、そのような行為をしてはならないのか、学生たちはその理由がわからないから、繰り返し、そうした行為をするのではないだろうか」、と思うようになった。 そこで、ここ数年間、バカバカしいとは思いながらも、「なぜ、私語はダメなのか、スマホをいじるのはダメなのか」などなど、講義や実習で行ってはならない行為について、その理由を説明する試 [続きを読む]
  • 一番前に座る学生はまじめか?
  •  一番前に座る学生が、真面目な学生だったのは一昔前(言うまでもないが、ここで言う真面目な学生とは、成績がいい学生という意味ではない。講義を真面目に聞く学生のこと)。 今は、一番前に座っている学生であっても、平気で熟睡したり、スマホを操作したり……。そんな行為をしても、何が悪いのだ、といわんばかりで、堂々としたものだ。大学教員のやる気を心底削いでくれる。 実はまじめな学生は、前段、中段、後段と分ける [続きを読む]
  • Advances in Methods and Practices in Psychological Science創刊される
  •  2018年に、APSからAdvances in Methods and Practices in Psychological Science誌が創刊される。雑誌名から推測される通り、methodに関する雑誌。 APSといえば、Psychological Science in the Public Interest誌の方向性が少し違う気がするけれど、発行雑誌のすべてが極めて注目度の高い雑誌ばかりなので、この雑誌にもいい論文が掲載されるのだろうなぁと思う。エディターはDaniel J. Simons年間4号発行予定出版社はSAGEこの [続きを読む]
  • Hayesのサイトで引用される
  •  以下の僕の論文が、Hayes氏のサイト「Steven C. Hayes, PhD」で引用された。 なんじゃそりゃ? そんなの意味があるの? どうせ書くなら、論文で引用されたことを書け。そのような意見があるだろうけれど、もう、論文で引用されるのは当たり前として、変わった引用のされ方をこのブログでは書くことにしている。 Hayes氏は、Acceptance and Commitment TherapyのHayes氏。睡眠障害とAcceptance and Commitment Therapyとの関 [続きを読む]