えんむ さん プロフィール

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えんむさん: エンムブック2
ハンドル名えんむ さん
ブログタイトルエンムブック2
ブログURLhttps://ameblo.jp/ennmubook2/
サイト紹介文晃と旬を軸にしたいエンムブックとは別口のスピンオフドラマ
自由文「震える天使」終わりました〜。
桐生晃の少年時代「晃と龍」はじめま〜す
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供309回 / 365日(平均5.9回/週) - 参加 2012/06/20 15:01

えんむ さんのブログ記事

  • 愛なんかないー391 当たり散らす
  •  突然 もう面倒になったと 言わんばかりに 放り出されたような 展開に呆然とした。 松坂がどんな顔をして 話していたのか、 声音だけなら 冷静沈着にしか 思えなかった。「酷いよ…。」 松坂にあれほど 求められて復縁してから うまくいっていたのが 嘘みたいにあっさり 終わりだ。 こんな話をするはず じゃなかった。 逢いたいのに 逢えないのは寂しいと 甘えるはずだった。 松坂とミナト、 両方の愛を得て [続きを読む]
  • 愛なんかないー390 そうじゃない!!!
  • 「俺が離婚したらお前は ミナトと別れるのか?」「………。」 これがバランスの本音。 お互いを脅迫 しあう状況で バランスを取る ようなものだとゆづるは 思った。 ゆづるが黙ってしまい、 松坂も少し黙った。 それから松坂が 話し出した。「難しいよな。 お前を愛するのは。 これが潮時 なのかもしれないな。」「なんでだよ?!!」「子供を持ってみて、 本当に可愛いと 感じている俺がいる。 親権を失うのが  [続きを読む]
  • 愛なんかないー389 嘘つき
  •  松坂の悪い癖だ。 いつまでも 大人になれず 傷つけられたら 傷つけ返さずに いられないのだ。 それでも…。 こんな男でも ゆづるは好きなのだ。 逢えないのは辛いのだ。  ゆづるの側が 大人になって 冷静に対応すればいいが、 そんなゆづるも 大人になれない。 ゆづるは二人の関係が 始まって随分時間が 経った事で松坂の 心変わりを疑った。「あんた俺に飽きたのか? 本当はもう冷めたから 別れたいって  [続きを読む]
  • 愛なんかないー388 傷つけずにいられない
  • 「ばーか、 ミナトは普通に 友達だから部屋を 貸してるって言えば 誰も疑われないんだよ。 あんたが 教えてくれただろう。 堂々としてればいいんだって。 あんたは本当は 後ろめたくて不安なんだな。 だからいつも 秘密が暴かれるんじゃ ないかって ビクビクしてるんだ。 小せえ男だ。」「じゃあお前がゲイだって 世間に公表してもいいのか? 人気が落ちればすぐ 干される世界なのに? 公表してみろよゆづる。」 [続きを読む]
  • 愛なんかないー387 お前も女を抱いてみろよ
  •  室内はゆづる一人っきり しかいないが、 怒鳴り声が 通りかかった人に 聞こえそうな勢いの ゆづるの言葉が 途切れるのを待って 松坂は応えた。「もちろん俺の愛人だよ。」「てめえ、 不倫とか愛人とか、 俺を都合のいい女扱いするな!」 ゆづるからすれば そもそもは松坂は 自分の恋人だったのに、 格下の 愛人扱いされるのは 屈辱的な気分なのだ。「じゃあ友達か? セックスフレンドで いいのか?」「本気で腹 [続きを読む]
  • 愛なんかないー386 愛?自己保身?
  •  自分でやっておいて 何が困惑だと、 ゆづるは松坂が 昔と全く変わって いない点に怒りを 抱いた。「はー? おかしいじゃないか?! なんでそんな計画を 当事者の俺にまで 言わないで 勝手に進めるんだよ?」 松坂はなだめようと 優しい声音で訴える。「全て俺たちの愛の為だ。 俺は結婚している。 あとはお前が女と 噂が流れれば問題ない。 なのに…。 お前ときたら 救いようがないくらい 女が大嫌いだからな [続きを読む]
  • 愛なんかないー385 逢いたいよ
  •  マスコミが ゆづるの周辺を 嗅ぎまわるので、 ゆづるは世間の興味が 落ち着くまでの間、 仕事が遅くなった時は あまり自宅に戻らず 事務所の用意した ホテルから仕事に 行くようにした。 松坂とは互いの スケジュールの都合で 事務所の一室で 電話で話した。 ゆづるだけしかいない 一室での電話だ。「ゆづる、大丈夫か?」 松坂の声が優しいので ほっとした。「ああ、松坂さん、 ごめん、俺…。 周りがうるさ [続きを読む]
  • 愛なんかないー384 ミナトの反応
  •  マスコミが 連日特集を組み、 何度も共演してきた あの女優と 付き合っているかのような 与太話を放送するのは 不快でしかなかった。 しかしこの 熱愛スキャンダルの お陰で松坂と ゆづるの関係を ゲイの恋人と疑う記者も、 当の松坂が女優の 恋を助けていた という裏も取り、 このスキャンダルの 発信が自分の スクープなので 疑わなくなったった という良い点も あるのだが、 ゆづるにとっては ただただ [続きを読む]
  • 愛なんかないー383 やんわり潰す
  •  松坂と女優は 同じ事務所の為に  事実が伝わりやすく、 雑誌やテレビで騒いでも 事務所の対応は 落ち着いたものだ。 そもそも松坂の 所属する事務所社長は 看板俳優の裏を よく知っているし、 松坂からの説明でも 女優の一方的な 片思いという 事実を考慮し、 この熱愛報道が 何でもない事を 分かったうえで ゆづるの事務所社長と 松坂の事務所の社長が 協力して対応し、 ゆづると女優は「いい友人です」と [続きを読む]
  • 愛なんかないー382 最悪だ
  •  人気俳優と女優、 しかもドラマでも 何度も共演し、 恋人同士の役で 感動を呼んだ 二人だ。 まさに理想のカップルだ。 ドラマでの感動 そのまま本当の 恋に発展した 美男美女の 恋人同士に嫉妬よりも 祝福する声が 多かったが、 実際はただの 仲間でしかない二人。 むしろ理想の カップルに作りあげたい というように二人の 恋のエピソードを 実際の話の上に かなり盛った エピソードを報道して ワイドシ [続きを読む]
  • 愛なんかないー381 熱愛報道
  •  店は人気のない 路地裏にあり、 大きな通りにでるまでの 僅かな時間だった。 油断した二人は 素顔のまま 話していた挙句 暗がりでキスをした。 通りで若い男女が キスをしているのが 誰と誰かは 普通は気づかない。 しかしそれを 陰から狙って 撮影をしている男がいた。 雑誌記者だ。 ゆづるは自分が 狙われていたとは 知らずに店に 来たので完全に 不意打ちだ。 この記者は、 本当は別のスキャンダルを  [続きを読む]
  • 愛なんかないー380 キスで吐き気
  • 「はっきり言うね。 ずっと沢村君が好きでした。」 女優は可愛らしい顔で、 自分の一番魅力的な 表情を作ってそう言った。「ちょ…いや、…。」 考えてみればゆづるは 女子から きちんと告白 されたのが初めてだ。 正直吐きそうだった。 女優の事務所も 結構大手だし今 売れている。 つまりは上辺では 仲良くして おかないとマズイ相手だ。 言葉を選んでいると 女優が言う。「もしかして沢村君には 付き合ってる [続きを読む]
  • 愛なんかないー379 告白
  •  二人っきりでは 会話がもたない。 個室が臭い。 何しろ女のメイクの 匂いが大嫌いだ。 なんだか露出した 服でやってきた女優。 松坂を狙って たんじゃないかと ゆづるは想像した。 しつこく誘ってくるから 松坂はわざと ゆづると一緒の今夜 呼び出し、 さっさと帰ることで 嫌いだという 意思表示をしたかった のかもしれない。 だったら俺が 松坂さんはお前には 気持ちがないよと 言ってやろうかとか、 考 [続きを読む]
  • 愛なんかないー378 探り合い
  •  女優は唐突に、 耳に障る甲高い声で 松坂との関係を 探り出す。「本当に沢村君って 松坂さんと 仲がいいわよね。」 ゆづるは 反応をみようと言葉を 選ぶ。「まあね、 あの人の勝手で 連れまわされてるんだよ。」「嫌なら断ればいいでしょ?」 ぴしゃっと 切り込んできた。 女優の探りだと ゆづるは考える。「それは、 …嫌じゃないよ。」「本当は嫌いなの? 本当に仲良しなの?」 どうやら本当の 関係を探ると [続きを読む]
  • 愛なんかないー377 気まずい空気
  •  松坂が個室を 後にして残ったゆづると 女優は当然 二人っきりになった。 女優は松坂が 座っていた隣の席に座り、 店の人が女優の分の 食事を用意している間、 あれこれ どうでもいい話を しゃべっていた。 ゆづるは普段の良い人の 演技をし続け、 つまらない女優の話に 顔が引きつるのに 耐えた。 この女、 松坂さんと何か あったのか? なんで今日ここにきて、 松坂さんと入れ替わった? まさか、 何か俺 [続きを読む]
  • 愛なんかないー376 松坂の女なのか?!
  •  てっきり 男だと思っていた客は 長い髪、やせて ほっそりした姿、 短いスカートの女。「松坂さん遅くなって すみません。 沢村君、久しぶりね。」 キンキンした女の声、 その声と顔にゆづるは 衝撃を受けた。 本当によく知った顔。 ゆづるとは何度も 共演している女優だ! なんでこいつが? 女優を見て、 サッと松坂の顔を 見返した! まさかこの女、 松坂さんと関係したのか?!! 松坂はまたも俺を 裏切っ [続きを読む]
  • 愛なんかないー375 誰を呼んだ?!
  •  勝手に誰かを 呼ぶなんて許せない! 何も聞かされて いないのにもゆづるは 腹を立てた。 小声だが怒気を 含んだ言い方で 責める。「もう一人って、 なんで他人を呼ぶんだよ?! あんたが自分の 都合ばかり優先するなら 俺はもう会わない!」 もちろん本気ではない。 すねただけだ。 もうずっと 会えてなくて、 逢いたくて逢いたくて やっと逢えた今日なのに! せっかく二人きりに なれたのに、ふざけるな!! [続きを読む]
  • 愛なんかないー374 今日泊まれるよ
  • 一緒に暮らして いる時でもお互いの 時間が合わなかった二人。 逢えない時間 ずっと松坂を想うせいか ゆづるは昔より松坂に 素直に甘えられるようになった。 今日は 食事の約束をしてる。 仕事もそわそわ しながらゆづるは 都心中心だが 繁華街から少し奥に 入った高級な店に 急いだ。 ゆづるも二十歳を 過ぎてすぐに 車の免許を取ったが、 いつも酒を飲むから 結局タクシーだ。 渋滞の時間も もったいない [続きを読む]
  • 愛なんかないー373 松坂の妻への対抗心
  •  帰りが遅くなっても ダイニングテーブルに 並んだ手料理を食べると 疲れがとれる。「美味いよミナト。 お前才能あるよ。」 にこにこしながら ミナトは褒められて はにかんだ。 その顔を見ると 幸せだとゆづるは 心の底から感じた。 母親に強要された 枕営業ををやめて、 自分の実力だけで 役者として売れて、 こうして家庭を得られる。 こんなに幸せに なれるなんて夢を 見ているみたいだ。 ゆづるはそう感じ [続きを読む]
  • 愛なんかないー372 嘘のしあわせ
  •  何を考えているのか、 相変わらずというか、 いつものようにミナトは 反応が鈍かったが、 その後旅行雑誌を 買い漁っていたので ゆづるはミナトが 喜んでいるんだろうと 感じた。 いつ時間が空いても 間に合うように パスポートもミナトに 取らせておいた。  でも結局ゆづるはミナトと 外国に行くのではなく スケジュールの開いた 貴重な時間を松坂との 時間に当ててしまった。 そうした浮気を 申し訳なく思 [続きを読む]
  • 愛なんかないー371 冬馬を忘れよう…
  •  ごめんミナト。 でもお前も愛してるんだ。 絶対に手放さない! ミナトの笑顔に癒され、 抱きしめて、 嵐のように抱かれた 松坂の肉体を想い 冬馬を想う。 もう一つ、 松坂との復縁で 別の効果が起きた。 もう冬馬と重ねて 比べるのはやめよう。 ミナトはミナト…。 心の中で二人を愛して ミナトを裏切るなんて、 …ミナトがかわいそうだ。 俺の運命はミナトとの 人生なんだから。 ごめんな冬馬。 でもお前は [続きを読む]
  • 愛なんかないー370 心のバランス
  •  キスをしながら ミナトの服を脱がして 身体を撫でて愛撫する。 ゆづるはあくまで ミナトの前では 男でいたがった。 ミナトが彼女なのだ。 いずれ妻にするのだ。 そう思うと 妻を持つ松坂と 確かにバランスがとれる 気がする。 ゆづるはミナトを 愛撫しながら 松坂の言葉の意味を 理解した。 ×ナルセックスを 繰り返して快感を 受けた身体の感覚は 変わったはずでも、 心は? ミナトが婚約者をまだ 愛して [続きを読む]
  • 愛なんかないー369 飼い殺し
  •  40分くらいでやめたが、 ほんの少しの時間、 ミナトと一緒に 役を演じるのはなんだか 新鮮だった。 松坂とは違う感覚。 ミナトに与え過ぎず、 しかしたまには ゆづるの力で仕事を 与えることで、 じんわりとミナトを 飼い殺しに しているゆづる。 売れてしまうと色々 面倒だが、 希望を見せることで ゆづるから 離れられないように 巧妙に計算している。 それでも二人の間には 愛があるとゆづるは 思って [続きを読む]
  • 愛なんかないー368 ミナトも好きだ
  •  真っ赤な顔で、 小声でもにょもにょ言う ミナトは凄く 可愛かった。 思わずゆづるは 笑顔を浮かべて、 さっきまで殴ってやると 怒り狂った感情が 鎮まると、 逆にゆづるのほうも 恥ずかしくなった。「いや、 ちゃんと感情を 表現できてたよ。 今度、何か役がないか、 ドラマの監督に 話してみるよ。」「え?ホントに?」「ああ。でも 大した役じゃないかも しれないけど。」「いいよ! なんでもいいよ。 俺も [続きを読む]
  • 愛なんかないー367 ミナトと元彼女?!
  •  普段のミナトは 小さい声で意見も はっきり言わないのに 大きな声で誰かに 愛を告白している。 電話か? 別れさせた婚約者に 電話しているのか? カーっと、 頭に血が上って、 やはりミナトが好きだと ゆづるは怒りと嫉妬の 黒い感情に 焼かれながら再確認し、 急いで声のする リビングに駆け行った。「ミナト!!」 と声を荒げたが、 ミナトはリビングで 一人ゆづるのドラマの 台本を持って、 演技の練習を [続きを読む]