イワサキ さん プロフィール

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イワサキさん: 岩崎建築研究室・日誌
ハンドル名イワサキ さん
ブログタイトル岩崎建築研究室・日誌
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/iwasakiyasushi/
サイト紹介文京都下鴨の設計事務所。お茶のお稽古や、茶室や住宅の工事の様子、賀茂川の花や鳥などをご紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供248回 / 365日(平均4.8回/週) - 参加 2012/07/21 20:05

イワサキ さんのブログ記事

  • 銅板一文字葺き
  • 水辺の茶室。庇の銅板が葺かれました。銅板の一文字葺き。葺きたてピカピカ。一週間もすれば、落ち着いてきます、とのこと。昨日から作業にかかり、現在二日目のお昼前、あと一息。水切り部分は、現場打合せで寸法を決定したので、現場でカット。ロールバッタという道具で、折り曲げてゆく。大工さんは壁の下地。中柱の壁は薄いので、木摺り下地。裏から見たところ。二分板を縦横に張って。壁の塗り厚が三分なので、厚さ一寸の壁と [続きを読む]
  • 落天井
  • 水辺の茶室。落天井が取付けられました。落天井の天井高さは五尺六寸(1697)。天井裏の空洞が大きい。中柱は赤松皮付、壁留はコブシ、天井材は菰黒糸編です。糸を張って、黒糸編のズレを直す。真菰の上に杉板を並べ押える。縁側の下に散水用の蛇口を設置。あちこちから見て、使いやすく、なおかつ、見えない位置を探る。図面ではなかなか決定できない位置、寸法。現場でしか決められない寸法というものがある。電気屋さんがエアコ [続きを読む]
  • アーネスト?スタディ
  • 遠方からのお客様が来洛。茶室新築を計画中で、銘木、銘竹、庭石、茶室金物、建具などのお店をご案内。宿泊は俵屋さんだったので、少し館内を見学させていただきました。Hさん、有り難うございました!屋根裏の書斎、アーネスト?スタディ。歴史好きの方にとっては、アーネスト?サトウと言えば、幕末から明治初期に活躍したイギリスの外交官アーネスト?サトウ(1843-1929)が頭に浮かぶのでしょうか。サトウは佐藤ではなくSatow [続きを読む]
  • 庇と杉皮
  • 水辺の茶室。朝から、京都に来られたお客様を案内して、昼過ぎに現場に到着すると、庇がもう出来かけている。玄関から現場を見下ろす。骨組みの庇も美しい。ちょうど軒天の杉皮を張るところ。杉皮の裏はこんな感じ。タッカーで小舞に留めてゆく。昨日ひかりつけをしていた柱はもう据えられている。某テレビ番組で、年配の棟梁がひかりつけ作業をしていたが、名匠でも年齢的にああした作業は厳しかったのでは。腕の良い四十代の大工 [続きを読む]
  • ひかりつけと昭和ボルト
  • 水辺の茶室。今日は大工さんが柱のひかりつけ。現場に運び込まれた柱と根石。茶室の加工のほとんどは作業場で済ませますが、今回は根石が現場での様子を見てからの決定となったので、柱のひかりつけは現場での作業となりました。孔が開けられ、底面がカットされた根石。柱を建ててみる。石の表面のでこぼこを写し取る。口引(くちひき)という道具で、石の表面のかたちを柱に写し取ってゆく。余分な部分をノコで切り落とす。今回は [続きを読む]
  • 礎石と池の飛び石
  • 水辺の茶室。今日は造園屋さんが池の飛び石を現場に運び込んでくれます。現場に到着すると、礎石を運びこんでいるところ。造園屋さん二人、大工さん二人の四人掛かりで狭い通路を運んでいます。所定の位置まで、あと少し。私は見ているだけですが、思わず力が入ってしまう。無事所定の位置まで運び込まれた礎石。試しに大工さん二人だけで担ってみる。普段から身体を使って仕事をしている大工さんですが、いつも扱っているのは「木 [続きを読む]
  • 組立二日目
  • 水辺の茶室。組立二日目。朝現場に到着すると、床の間、給仕口まで出来てる!作業がしやすいように、畳下を裏返しにして仮に並べる。中から池を見る。作業場で見た仮組の茶室と、また違って見える。設計者は、あらかじめこの状況を、空気感を、光の様子を、風の流れを、想像しながら、設計をしなければならない。床が張られた。天井がぐっと近づく。主屋の廊下から窓を開けると、躙り口。躙り口から覗くと、正面に床の間。昼前には [続きを読む]
  • 組立開始
  • 水辺の茶室。いよいよ今日から柱を建て、組立開始。九時過ぎに現場に行くと、もう躙り口廻りが組まれ始めていた。まるでプラモデルのように番号付けされたラワンランバーを順番に取り付てゆく。茶室の壁は小舞下地じゃないと、という方もいるかもしれないが、予算と工期のバランスを考え、ラワンランバーの上にラスボードを張ったものを下地としている。待庵も、もともとはお寺の一部に壁を立てて作った、かりそめの「囲い」。上塗 [続きを読む]
  • 置床と雛留
  • 芦屋の家に、以前から依頼されていた置き床を納めてきました。鉄筋コンクリート造の住宅の中に、リフォームをして八帖を作りましたが、間取りの制約から床の間を設けることができませんでした。一部の壁に織部板を入れ、織部床としていましたが、お茶のお稽古をする上で、やっぱり床の間が欲しいということで、置き床を製作しました。搬入された置き床。巾四尺二寸七分(1295)×奥行一尺八寸三分(554)×高さ三寸三分(100)。框 [続きを読む]
  • 土台据え
  • 水辺の茶室。大工さんの段取りが出来たということで、予定より早く、今日は土台据え。まずは現場に土台を搬入。アンカーボルトの位置を写し取って、孔を加工。ナットが出ないように座彫りも。加工が済んだら、いよいよ土台据え。継ぎ手を納めてゆく。一度仮組をしているので、作業もスムーズだ。この土台がきちんと正確な位置に設置されるか、きちんと直角がでているか、がとても重要。後々畳のかたちにも影響が出るので、まだ始ま [続きを読む]
  • 電気工事と躙り口の板
  • 水辺の茶室。今日は電気工事。現場ではブロック基礎の工事が終了している。アンカーボルトも設置された。一段低い部分もモルタルで仕上げられた。今日は電気屋さんに来ていただき、既存の照明器具の撤去など。出来上がりを確認して、準備を進める。基礎工事と設備工事が終了して準備完了。来週には、いよいよ建築工事が着工予定。大工さんが古い雨戸の板を持って来てくれて、躙り口の打合せ。杢目を見て、状態を見て、使用する板を [続きを読む]
  • 基礎工事と古材の板
  • 水辺の茶室。今日は基礎工事。大工さんと左官屋さんが打合せ中。墨出しした上にブロックが積まれます。糸が張られたところ。低い部分は相談の結果、ブロックを切断するよりモルタルを流し込んだ方がよい、ということになりました。今日一日で作業は終了予定。古材の板は建築主さんがご用意されたもの。今日は大工さんに濡れ縁の板を持ってきてもらい、色合いの確認。濡れ縁は桧板で、古色塗りの予定。塗料は「ニューわびすけ」。日 [続きを読む]
  • 竹の節と松風
  • お茶のお稽古、大工班。今日配布した禅語は「松無古今色 竹有上下節」。大工さんたちは常に材の元末を気にしながら仕事をしています。竹の蓋置が上下逆に使われることについて、どう思う?と聞いてみると、「水の流れですか」。根から吸い上げた水が道管を通って上に上がることに注目すれば、柄杓についた水が蓋置に伝わった時、自然と下に流れる、ということは、確かに理にかなっているかもしれない。よく見ると茶筅も、畳の上に [続きを読む]
  • 立礼点茶盤での茶事稽古
  • 着物を着てお茶のお稽古。今日は点茶盤を使って立礼の茶事の稽古。いろいろなタイプの茶事のお稽古をしてくださるのは、茶室を設計するものとして、大変有り難い。今日は正客をさせていただいた。まず懐石。今日は略式で、汁替えなどなしで。続いて炭点前。点茶盤での点前は位置の決定や所作などが難しく、慣れないと様になりにくそう。何か造作の工夫で別の形があるようにも思う。中立ちの後は、濃茶そして続き薄。薄茶の後、イチ [続きを読む]
  • 仮組と火灯口のライン
  • 水辺の茶室。午後は建築主さんと一緒に、仮組が進む大工さんの作業場へ。大工さんの作業場。今回は二階部分で仮組。一部下に延びる柱があるので、、、一部分、床に穴をあけて、柱を降ろしている!仮組が済んだら、また床を貼るそうです。一階部分で床を上げて仮組をするより、こうした方がやりやすいのだとか。空調がなくちょっと暑いのですが、中に入ると中柱が綺麗に納まっている!建築主さんにも喜んでいただき、ほっと一安心。 [続きを読む]
  • 仮組と火灯口のライン
  • 水辺の茶室。午後は建築主さんと一緒に仮組が進む大工さんの作業場へ。大工さんの作業場。二階部分で仮組。今回は一部下に延びる柱があるので、、、一部分、床に穴をあけて、柱を降ろしている。仮組が済んだら、また床を貼るそうです。一階部分で床を上げて仮組をするより、こうした方がやりやすいのだとか。空調がなくちょっと暑いのですが、中に入ると中柱が綺麗に納まっている。建築主さんも喜んでいただき、ほっと一安心。大工 [続きを読む]
  • 配管工事
  • 水辺の茶室。今日は朝から配管工事。基礎工事の前に、水屋の給排水と、庭用の散水の配管工事。前の事務所の頃からお世話になっている水道屋さん。ちょっとした工事だけですが、それでも信頼の出来る業者さんにお願いしたい。若い大工さんも現場に来てくれて、大工工事との取り合いも確認。 [続きを読む]
  • 墨出し
  • 水辺の茶室。今日は墨出し。朝から大工さん三人で墨を出してゆく。ボルト締めされた根石と柱。昼前には作業終了。貫板が設置され、位置が決定された。貫板は両面テープ留め。鉄筋コンクリート住宅の一部に茶室が埋め込まれる。貫板の下端がブロック基礎の天端。つづいて地墨をうってゆく。墨糸をはじいたところ。ブロックの位置が描かれた。ブロックを積むのはいつもの左官屋さん。彼らが作業をしやすいように、間違えないように、 [続きを読む]
  • 石搬入
  • 水辺の茶室。いよいよ今日から現場での工事が始まります。最初は石の搬入。茶室を作ってからでは、池に大きな石が入れられないので、まず大きな石を搬入します。使用許可を取って、クレーンを使って搬入。庇を支える柱のうち一本は、この礎石の上に載る予定。建築主さんが持ってられた礎石。いい風合い。吊るされた大きな沓脱石。こちらも建築主さんが持ってられたもの。敷地内に降ろされたら、三つ又を組んで移動させてゆきます。 [続きを読む]
  • 夏休みの家族旅行
  • 毎年恒例の家族旅行。今年は奥琵琶湖へ。レンタカーを借りて京都を出発。犬と一緒の初めての旅行。車に慣れないので、最初の目的地を近江神宮と近場に設定しましたが、直前でやっぱり吐いてしまった。近江神宮は、最近家族で映画「ちはやぶる」を見たところなので、聖地巡礼です。小一と中一の兄弟は、一緒にいるとすぐに追いかけっこ。湖西を北上して今津で、バーベキューの買い物。お店に入れないので、湖岸を散歩中。宿泊は奥琵 [続きを読む]
  • ラコリーナ近江八幡
  • たねやのラコリーナ近江八幡を駆け足で見学。メインショップ「草屋根」2015年竣工。設計は建築史家の藤森照信氏。軒先が低く、歩いている人の顔が隠れる。銅製の樋。散水しているのか、常に水が滴っている。天井まで塗り廻し。内部天井。星のように石が埋め込まれている。床は大理石。草屋根を通り抜けるとこの景色。右手に見えるのはたねや本社「銅屋根」。カステラショップ「栗百本」。栗の木は、藤森先生自ら山に入って、一本一 [続きを読む]
  • 長浜安藤家
  • 長浜の北国街道、安藤家を見学。安藤家は室町時代から長浜に移り住み、賤ヶ岳の合戦(1583)で秀吉に協力し、長浜の自治を委ねる「十人衆」で選ばれ、江戸期には十人衆の中から三年寄に選ばれ、長浜の発展に尽力した名家。玄関の大きな板石。弁柄格子は二本子持。腕木、桁、垂木、天井板。すべて弁柄塗り。戸袋のホゾ。水鉢。座敷。松の唐紙。引手は色紙重。欄間の透かし彫り。襖の唐紙。主座敷の縁側。北大路魯山人による看板。大 [続きを読む]
  • 五山の送り火
  • 五山の送り火。例年近くの賀茂川で見ますが、今年は家内が演奏会なので、子供達を家内の実家に預けてその演奏会場へ。丸太町のバス停から見た大文字。準備する人々が見える。手前は天理教の瓦屋根と柳の木。演奏会場は、この建物の最上階の小さなコンサートホール。演目はベートーベンの弦楽四重奏曲第4番と、スクリーンミュージックやオリジナル曲など。石州流のYさんも奈良から聴きに来てくださった。有り難うございます。演奏会 [続きを読む]
  • 朝茶事と煙管
  • 奈良の茶室の建築主さんから朝茶事にお招きいただきました。奈良の茶室は、私が独立して最初に手掛けた茶室。その後、いくつもの茶室を一緒にすることになる大工さんとの最初の茶室の仕事、建築主さんは茶室に並々ならぬ思いを持った方、ということで、これまでの仕事の中でも特に印象に残っています。これまでに水屋のお手伝いをさせていただいたことはあったのですが、お客としてお招きいただくのは初めて!茶室の設計依頼のメー [続きを読む]
  • 面巾と中柱廻り
  • 加工が進む二帖台目の茶室。今日は大工さんの作業場を訪れて、午前中いっぱいかけて、詳細な寸法を確認してゆく。まずは床柱の面巾。床柱は神代杉の角柱、三寸二分角。これにいくつの面をつけるか、目の前で鉋をかけて面を付けてくれる。まずは一分、一分半、二分とすこしずつ面巾を広げてゆく。面をつけないとこんな感じですが、面巾二分を付けたところはこんな感じ。面にも杢目が出て印象が随分と変わる。落とし掛けとの取り合い [続きを読む]