こしかめ さん プロフィール

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こしかめさん: えきちかのそうだん
ハンドル名こしかめ さん
ブログタイトルえきちかのそうだん
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/kameda_shihou/
サイト紹介文東武スカイツリー線新越谷駅近くの司法書士事務所です。悩みの駆け込み寺になりたいです。
自由文業務に悩みつつ、週末は趣味に没頭し,仕事のエネルギーを蓄えています。一司法書士の
悩み、愚かさを実感して下さい。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2012/08/24 10:38

こしかめ さんのブログ記事

  • 過払訴訟敗訴(4)
  • 本訴の主要な争点は,一つの基本契約内において,複数の取引を認定できるかということです。一つの契約内において複数の取引の存在を認めるとすれば,その取引とは,貸付けから完済までを指すものでしょうか?そうであれば,完済後貸付け空白期間がある場合,全て最高裁20.1.18判決の判断基準に則って判断すべきものなのでしょうか?最高裁が,消滅時効の起算点を取引の終了時からとしたのは,新たな借入金債務が見込まれる [続きを読む]
  • 過払訴訟敗訴(3)
  • 過払金返還請求を巡る解説書においては,契約の異同は,外形的なものでは無く実質的に判断すべきで,これは事実認定の部類に属するとしています。確かに貸金業者主導による契約書の書き換えが多い場合を想定すれば,契約書が複数あっても,これは,単に約定利率を変更するためであったり(貸金業法改正による出資法規制利率の変更を契機とするものも多々ある),約款の変更により,借主が契約書の更新を余儀なくされているような場 [続きを読む]
  • 過払訴訟敗訴(2)
  • 本訴の主たる争点は,一つの基本契約内の取引において,完済から次の借入までの空白期間がある場合,最高裁平成21年1月18日判決に言う6つの基準を適用すべきかという点です。私は,過払金充当合意は,契約に付随する合意であるから,一つの契約内においては空白期間の有無にかかわらず,過払金はその後に生じた貸付金に充当されると解釈していました。仮に,現状,基本契約の有無・個数にかかわらず前記判決の基準により判断 [続きを読む]
  • 過払訴訟敗訴(1)
  • S社との過払金返還請求訴訟の判決が届きました。結果は,請求棄却で納得できません。基本契約内が一つであるにもかかわらず,最高裁平成20年1月18日の1個の連続した取引であると評価すべき基準を採用したのです。この裁判官とは,考え方が違うようです。過払金を後に発生した債務(借入金)に充当できないとするのは,民法にそのような規定がないからです。充当には意思表示が必要だから,相殺または不当利息返還請求の意思 [続きを読む]
  • 弁護士からの手紙
  • 弁護士から手紙が来て,昨夜は心配で寝られなかったと相談がありました。手紙の差出人の弁護士は,相続財産管理人でした。民法255条に,「共有者の一人が,その持分を放棄したとき,又は死亡して相続人がないときは,その持分は他の共有者に帰属する。」とあります。今回の件は,相談者の兄弟が亡くなり彼は生涯独身で,法定相続人である兄弟全員が相続放棄をしたため相続人が無い状態になりました。そこで,前記民法の規定によれば, [続きを読む]
  • 自己破産後の役員就任
  • 以前自己破産申立書類を作成し,破産及び免責決定を受けた方から相談がありました。勤務していた会社が廃業するため,その事業及び従業員を引継ぎ,自身で新たな会社を起こす予定とのことです。そこで,売掛金が入金されるまでの運転資金を工面するため,借入が可能かということです。相談者は,免責決定から5年近く経ちます。信用情報機関のサイトでは,契約期間中および契約終了後5年以内の情報を開示するとありました。自己破 [続きを読む]
  • 遺言の必要性
  • 最近,相続する方のご子息からの相続登記の委任を受けることが多い気がします。これは,80才を超える寿命により,法定相続人である被相続人の子も60才を超える方が多く,中には体調が万全ではない方がいて,その方に代わりインターネット等を駆使できる40代前後の被相続人からみて孫世代の方が,相続手続の相談や依頼をすることが少なくないからだと思われます。さて,亡くなった方に子供がいない場合,特に戸籍の収集が大変 [続きを読む]
  • 消滅時効に注意
  • 亡母宛にクレジット代金の請求書が届いたとの相談がありました。未払代金ですが,遅延損害金を含めると100万円を超えるほどの高額になっています。さて,2回目の請求には,和解提案として40万円の支払をもってその余を放棄するとありました。亡母の債務ですから,債務があることを知って3か月以内に相続放棄することが先ず考えられます。ところが,亡くなってから7年も経ちます。クレジットの契約書を見ると,購入時の3か [続きを読む]
  • 登記識別情報通知の紛失
  • 登記識別情報通知が無いとの電話がありました。1年位前の登記の物です。事務所で調べると,簡易書留で郵送したことが判明しました。本人からの受領書も返送されています。さて,自分の専門外のものについては,とかく認識が薄いことは私も例外ではありません。何度か苦い経験をしながらも対処は不十分と言えます。特にIT系に関わることについては,全体の理解ができていませんので,十年一日の状態です。顧客には,郵送の送付状 [続きを読む]
  • 後見と信託
  • 家族信託を検討している方に説明をする機会があり,成年後見・任意後見・家族信託の比較表を作成して説明を行いました。自分で比較表を作成してみると,その違いがよくわかるものです。さて,依頼者にとっての主要な関心事は,費用と効力発生までの期間ではないでしょうか?そうすると,後見制度の欠点が見えてきました。例えば,不動産賃貸管理を業としている方が認知症になり判断能力を喪失した場合,判断能力の喪失前に信託契約 [続きを読む]
  • 後見人の仕事の特徴
  • 後見人の仕事の特徴は,①終了まで期間が長い。②案件による個性が際立ち,パターン化されたものが少ない。③親族との関係性に神経を使う。④終了の際,相続争いに巻き込まれる可能性がある。ただし,この特徴は,法律職としての経験を積むために有益な場合も多くあります。①②は,仕事のバラエティに富むと考えれば,様々の経験ができることになります。③も良好な関係を築ければ,親族の生活に役立てていると実感できるでしょう [続きを読む]
  • 被後見人の死亡(3)
  • 預託物の受領者について全員の同意が得られない場合,後見人はどのように対処すべきでしょう?私は,同意を得られない相続人に対し,後見制度の趣旨や今後の手続きに加え,後見が終了したため預託物を相続人に速やかに返還する必要がある旨を記載した文書を郵送したり,場合により面談をして説明をします。これによっても,同意が得られない場合,もはや争いが顕在化したものとして,遺産分割調停の申立及び審判前の保全処分として [続きを読む]
  • 被後見人の死亡(2)
  • 後見終了後,預貯金通帳等の預り物を親族に返還する必要があります。死亡による後見終了は,被後見人に相続が発生します。相続人が単独の場合は関係ないのですが,相続人が複数存在する場合,返却物受領者選定の同意書を徴求した上で,指定された者に返却します。ところが,相続人間に争いがある場合,全員の同意書がもらえないことがあります。預貯金等は,死亡の届出をすることにより払戻しが不可能になる為,通帳等を誰に所持さ [続きを読む]
  • 被後見人の死亡(1)
  • 被後見人が死亡すると,後見は終了します。しかし,終了後の事務が幾つかあります。何事も終わりが肝心ですが,事案によっては一工夫しなくてはならない場合があります。最初に行うことは,裁判所及び金融機関への報告及び終了登記の申請です。 登記には,死亡の記載のある戸籍を添付し,同時に登記完了後の閉鎖事項証明書の申請書を同封します。金融機関に死亡を連絡すると口座は凍結され,入出金ができなくなります。 困るのは, [続きを読む]
  • 弁論終結
  • 本日は,P社との5回目の口頭弁論期日でした。地裁に限らず越谷の簡裁の事件は,一頃の事件数から激減しています。11時の指定時刻より15分程早めに法廷に入ったところ,前の時刻の最後の事件がほぼ終わりかけ,被告が同じことによりすぐ弁論が始まりました。今回の争点は,取引空白期間の存在により,分断計算を行うべきであるとする被告の主張に対し,基本契約は一つだから,過払金充当合意の存在により一連計算すべきだとす [続きを読む]
  • 知る幸せ 知らない幸せ
  • 司法書士の仕事をしていると,一般の人にとってはあまりなじみのない法律に関わる知識を知らなければならない日常を送ることになります。法律は,利害関係の調整を含め,人に公平・公正を求めるよう規定されています。ところが,人の行動は,感情により喚起され,変動し,時に不合理な面が多々あります。人の意思は,人生経験や他者との関係で形成されます。私は,ともすると,合理的な行動のみ正しいものと価値づけようとします。 [続きを読む]
  • 研修終了
  • 14日(火),世間がバレンタインデーで浮き浮きしている日,講師として研修を実施しました。テーマは,過払金返還請求訴訟について。 最高裁の判例解説紹介を中心に,これを当職が関わった事例に当てはめて講義しました。過払金訴訟は,貸金業法改正により現在過払金が発生する取引は行われていないこともあり,改正前の取引に係わる過払金の返還を求めるものなので、事件数は激減しているようです。時流に即したテーマではない [続きを読む]
  • 今年の仕事の傾向(3)
  • 今後日本は,超高齢化社会に突入していくことは明らかです。遺言・相続・後見等高齢者に関わる仕事が増えていくことが予想されます。そして,インターネット等の利用により情報の取得が容易になったとはいえ,サービス業においては専門化がさらに進み,多様性が増していくように思います。その中で私が手掛けていきたいと思う業務は,相続による資産承継及び高齢者の財産管理業務です。資産承継業務については,現在の親族関係の希 [続きを読む]
  • 今年の仕事の傾向(2)
  • 今回研修の資料の作成するため,過払金返還請求訴訟に係わる最高裁判例をピックアップしていったら,軽く20件を超えてしまいました。訴訟の場合,事例(生の事実)は全て異なるもので,ある程度の類型化は可能なのですが,一つの判例が全てに当てはまるわけではありません。ですから,判例の読み方としては,あくまでも判断の対象となる部分を詳細に区分けし,判断されていないことを自己に都合のよいように解釈しないようにする [続きを読む]
  • 今年の仕事の傾向(1)
  • 平成29年も早明けて10日以上経ちました。昨年から繰り越した残務も処理の目処がたち,かといって未だ本年の本格的な仕事が入るわけでもないので,講師を引き受けた所属する支部の研修の資料造りに着手しました。過払金訴訟についてなのですが,主たる内容は充当問題です。実は,現在上告中の案件があります。恐らく最初で最後かもしれない上告の案件なので,最高裁判例の紹介を中心に債権法を中心とした民法の解釈について,一 [続きを読む]
  • 限定承認(4)
  • 先買権行使により財産管理人の口座に入金された額から,優先弁済権者である担保権者と滞納税金の支払を行いました。残りが一般債権者に対する配当金になります。他には,車や動産を換価するのも競売によることになります。ただ,私が就任したときには既に売却済みでした。競売によらない方法なので,事後承諾してもらうしかありません。幸い債権者からの異議はありませんでした。その他には,被相続人の過払金返還請求権がありまし [続きを読む]
  • 限定承認(3)
  • 実務上最も困ったことは,先買権行使の資金とするローンの借入が容易でなかったことでした。 限定承認をしますと,自宅はいったん法定相続分による相続登記を行います。しかしながら,自宅の所有権は,債権者に対する債務の弁済の引き当てとなる不動産のため,勝手に売却することはできず,原則競売による方法になります。 但し,相続人のみ不動産鑑定士による鑑定額以上の金額で買い取ることができます。この場合,買受人を除く法 [続きを読む]
  • 限定承認(2)
  • 限定承認の申立は,毎年全国で1000件を超えることはないようです。理由として,法律には素人と思われる相続人の中から相続財産管理人が選ばれ,その者がみなし資産譲渡の規定に係わる準確定申告や債権者に対する配当手続等の法律・税務の複雑な手続きを行う必要があり,手続終了まで時間と費用がかかるためだと思われます。事務に関し,税理士に準確定申告を依頼した際の税理士報酬は,共益費として相続財産から支払う事ができ [続きを読む]
  • 限定承認(1)
  • 所属する書士会からの要請で,ある方の限定承認手続を承継して引き受けることになりました。限定承認とは,被相続人の財産の範囲内で同人の債務を返済するというもので,財産の方が多ければ残った財産を受け取ることができる反面,債務の方が多くてもその全てを返済することは要せず,債務の額に応じて按分した額を相続財産で返済すれば済むというものです。この方法は,例えば自宅等の不動産を相続したいけど,債務もありその債務 [続きを読む]
  • 何のための本人確認書類?(2)
  • 委任者自身の本人確認書類の提出を求める目的が,委任した事実の確認だとすれば,成年後見人のように法律の規定による代理(法定代理といいます)の場合は,本人確認書類の提出は不要なはずです。法定代理の場合に提出する本人確認書類は,本人の実在性(本人固有の情報)の確認の為にのみ必要になります。ですから,契約時や契約内容の変更時には必要でも,契約解除の場合は不要なはずです。契約解除の目的は,主に契約に係わる費 [続きを読む]